いよいよ来週の日曜日6/3が近づいてきました。ぜひともご参加ください。ZAZAの山田肇さんよりのご案内です。
2018年【グループZAZA・連続講座】
『メディアの現場から―歴史をふり返り、今を考える』 の第2回目が近づいてきました。第1回めに続いて、第2回めも朝日新聞・下地毅記者の講演です。
◆6月3日(日)2時~
◆エル大阪・視聴覚室
◆演題「報道の縦軸と横軸」
下地毅記者は『元海軍兵・瀧本邦慶の95年』を朝日新聞に2017年4月26日から6月29日まで47回にわたって連載されました。その記事をもとに、2月『96歳 元海軍兵の「遺言」』という本を出版されました。
『96歳 元海軍兵の「遺言」』の本の「あとがき」に、下地毅記者は次のように書かれています。
・・・「『なにをしたのか』をかえりみない社会は『なにをしているのか』も『なにをしようとしているのか』も見うしなう」と。この文に共感します。
「社会」を「教育」に置きかえれば、そのまま、「君が代」不起立した私の思いにつながります。
「日の丸」「君が代」の下、天皇制教育を率先垂範して推し進めた戦前・戦中の教師(と文部省)は、教え子を侵略戦争の戦場に送り出し無惨な死に至らしめました。
このことを省みるならば、また、「なにをしているのか」も「なにをしようとしているのか」も見失わないためには、職務命令を出されても、「君が代」で起立斉唱することはできず、座らざるをえなかったのです。
また、下地毅記者は、この「あとがき」で現状の朝日新聞を痛烈に批判されています。
・・・「いまの『朝日新聞』からは(戦争につながる)『芽』を見つけだす能力が失われた」。
「はてしなく現状に心身をすり寄せる。大勢に同化・同調し、適応・適合し、順応・順守し、応化・即応し、千代に八千代に服従する」と。自らが属する朝日新聞のこの批判の中に、私は権力に抗して真実を伝えるメディアの役割を貫こうとする下地記者の気概と信念を感じます。また、ここに朝日新聞の希望を感じます。
下地記者の講演から教育とメディアのもっている歴史的役割を知り、今、何をすべきかを考えたいと思います。都合がつきましたら、ぜひ、ご参加下さい。
【第3回】【第4回】の2018年【グループZAZA・連続講座】もご予定下さい。
【第3回】【第4回】は、朝日新聞・中村尚徳記者の講演です。
中村尚徳記者は『反骨の記録』を朝日新聞夕刊に
2016年4月19日から6月24日まで42回にわたって連載されました。中江兆民、与謝野晶子、幸徳秋水、大石誠之助、宮武外骨、黒島伝治ら侵略戦争に反対した闘いを知らせ復権するものでした。『反骨』の闘いの歴史から学び、安倍政権の憲法改悪・再びの戦争に対してNOをつきつける闘いの道を考えたいと思います。
【第3回】9月9日(日)2時~ エル大阪・606号室 演題は、「なぜ『反骨』を書くのか、その今日的意義を考える
【第4回】10月8日(月)2時~ エル大阪・南734号室演題は、「『反骨の記録』から考える憲法問題―改憲に抗うために」
2018年【グループZAZA・連続講座】
『メディアの現場から―歴史をふり返り、今を考える』 の第2回目が近づいてきました。第1回めに続いて、第2回めも朝日新聞・下地毅記者の講演です。
◆6月3日(日)2時~
◆エル大阪・視聴覚室
◆演題「報道の縦軸と横軸」
下地毅記者は『元海軍兵・瀧本邦慶の95年』を朝日新聞に2017年4月26日から6月29日まで47回にわたって連載されました。その記事をもとに、2月『96歳 元海軍兵の「遺言」』という本を出版されました。
『96歳 元海軍兵の「遺言」』の本の「あとがき」に、下地毅記者は次のように書かれています。
・・・「『なにをしたのか』をかえりみない社会は『なにをしているのか』も『なにをしようとしているのか』も見うしなう」と。この文に共感します。
「社会」を「教育」に置きかえれば、そのまま、「君が代」不起立した私の思いにつながります。
「日の丸」「君が代」の下、天皇制教育を率先垂範して推し進めた戦前・戦中の教師(と文部省)は、教え子を侵略戦争の戦場に送り出し無惨な死に至らしめました。
このことを省みるならば、また、「なにをしているのか」も「なにをしようとしているのか」も見失わないためには、職務命令を出されても、「君が代」で起立斉唱することはできず、座らざるをえなかったのです。
また、下地毅記者は、この「あとがき」で現状の朝日新聞を痛烈に批判されています。
・・・「いまの『朝日新聞』からは(戦争につながる)『芽』を見つけだす能力が失われた」。
「はてしなく現状に心身をすり寄せる。大勢に同化・同調し、適応・適合し、順応・順守し、応化・即応し、千代に八千代に服従する」と。自らが属する朝日新聞のこの批判の中に、私は権力に抗して真実を伝えるメディアの役割を貫こうとする下地記者の気概と信念を感じます。また、ここに朝日新聞の希望を感じます。
下地記者の講演から教育とメディアのもっている歴史的役割を知り、今、何をすべきかを考えたいと思います。都合がつきましたら、ぜひ、ご参加下さい。
【第3回】【第4回】の2018年【グループZAZA・連続講座】もご予定下さい。
【第3回】【第4回】は、朝日新聞・中村尚徳記者の講演です。
中村尚徳記者は『反骨の記録』を朝日新聞夕刊に
2016年4月19日から6月24日まで42回にわたって連載されました。中江兆民、与謝野晶子、幸徳秋水、大石誠之助、宮武外骨、黒島伝治ら侵略戦争に反対した闘いを知らせ復権するものでした。『反骨』の闘いの歴史から学び、安倍政権の憲法改悪・再びの戦争に対してNOをつきつける闘いの道を考えたいと思います。
【第3回】9月9日(日)2時~ エル大阪・606号室 演題は、「なぜ『反骨』を書くのか、その今日的意義を考える
【第4回】10月8日(月)2時~ エル大阪・南734号室演題は、「『反骨の記録』から考える憲法問題―改憲に抗うために」