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子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会が2022年度使用府立高等学校の教科書採択についての要望・質問書を提出しました。

2021-06-05 19:19:00 | 教科書
子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会のIさんからのお知らせです。

この間、高校教科書採択に関して、「従軍慰安婦」「強制連行」「強制労働」などの記述について政府・文科省、日本維新の会などによる政治圧力が強まっています。教育委員会においても、学校選定に圧力をかけてくる可能性があります。私たちは、大阪府教委に対して、以下の要望書と質問書を提出しました。

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2021年5月26日
大阪府教育庁 教育長 橋本正司様

子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会

2022年度使用府立高等学校の教科書採択についての要望・質問書

 新型コロナウィルスが再度蔓延している中で、児童生徒の教育に力を尽くしておられることに心から敬意を表します。
 さて、貴教育庁は、5月11日の教育委員会議において、2022年度使用高等学校教科書採択「要領」及び「選定の手引き」を決定しました。私たちは、公正・公平な手続
きに基づき、高等学校現場の選定を尊重した採択をおこなわれますよう、強く要望します。

要望内容

1.貴教育庁による「検定教科書の調査」をやめてください。
 貴教育庁は、文科省が検討合格させた教科書について、「検定教科書の調査」を行うとしています。「調査結果」を過去の例からみると、「課題のある教科書」を示し、「学校が選定しても採択しない教科書」「教育委員会が作成する補完教材を使用することを条件として採択する教科書」「採択に影響を及ぼさないが、発行者および文部科学省に指摘する事項を含む教科書」に分けて、教科書名を明らかにするものです。「採択要領」の中では、校長に対して「大阪府教育委員会が通知した調査研究結果を踏まえ」ることを求めています。これは、事実上、教育庁があらかじめ採択しない教科書を指定し、現場がその教科書を選定しないよう強い圧力をかけるものです。

 しかも、「採択要領」や「選定の手引き」には、「検定教科書の調査」を行う組織の内容、メンバー、調査基準などが、全く示されていません。極めて不透明で、恣意的な「検定教科書の調査」となり、公正・公平の観点から強い疑念が生じます。

 貴教育庁による「検定教科書の調査」は、文科省の検定にプラスした「二重検定」にあたるものであり、「検定教科書の調査」の中止を求めます。

2.府立学校各校の「教科書の選定」を尊重して採択を行ってください。
 教科書の採択にあたっては、昨年度と同様、教育委員会議のオープンな場で、現場の「選定」を尊重した採択を行ってください。 


質問内容

 貴教育庁の「検定教科書の調査」は、学校現場や府民から見て秘密裏に行われており、恣意的な調査である疑念を払しょくすることができません。以下の質問に早急に回答してください。

(1)「調査」を行う組織の位置づけ、組織をつくることができる根拠法令を明らかにしてください。

(2)「調査」を行う調査メンバーの名前と立場、外部の調査メンバーの有無を明らかにしてください。また、その選任基準を示してください。

(3)調査メンバーが、「利害関係者」でないことを明らかにする「誓約書」をとっているかどうかを教えてください。とっているとしたら「誓約書」の内容を明らかにしてください。

(3)「調査研究の観点」と、その観点を審議し決定した経緯のわかる文書を示してください。

(4)「調査」を行う組織の会議日時、会議への配布資料、議事録を公開してください。

以上
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2021ZAZA連続講座①:藤原辰史さん講演会のお知らせ

2021-06-05 06:55:40 | 教科書

2021【グループZAZA・連続講座】第1回講座のご案内

藤原辰史(フジハラタツシ)さん講演会

ユーラシア東部諸島中立地帯の構想

    ―食を根拠にした生態自治について

第1回:沖縄・香港・台湾の連帯について――呉叡人から考える

7月4日(日)午後2時〜

国労会館3階大会議室

◆参加費 ¥500

◆zoomによるオンライン配信あり(最後をご覧ください。定員70名)

 中国は、急速な軍備によって、台湾の軍事的な制圧時に米国との戦争に勝てることを目指している。そんな中、この境地の住人が考えるべきことは、いかに米国を援助して中国を倒すかでも、中国的な監視社会と同一化することでもない。そのはざまにある海洋文化の支配・被支配の歴史を学び直し、小さな地域の小さな文化の縁を結んでいくこと。「黒潮」の流れにアジア独自の思想を見出した呉叡人の『台湾、あるいは孤立無援の島の思想』をテキストに、軍事とは異なる中立の政治の源を探る。

全体の趣旨:

 米国と中国という新旧覇権国はざまで、軍事的かつ経済的脅威に日々さらされている地域の、そしてその地域だからこそ生成する思考様式について考える。これらの地域の政治家の多くが考える軍事力の増強という解決ではなく、あるいは、米国や中国との同盟の強化でもない。帝国の脅威に晒されてきた境界領域の諸国が、陰惨な歴史と地球の破局に怯える現代世界と向き合ったうえで、脱資本主義的な生態自治を目指す先駆的指針を、歴史研究の立場から探る。

 

※ 講演会のZOOMオンライン配信のご案内

今回、私たちは、初のオンライン配信を企画しました。初めてのことゆえ不手際もあるかもしれませんが、コロナ圧下においてもできるだけ多くの方々に藤原辰史さんの講演を聞いていただきたく、精一杯準備して行いますので、どうぞふるってお申し込みください。

希望される方は、627()までに、下記担当者あてにメールでご連絡下さい。その際、

①お名前、

ZOOM参加への案内の送信を希望するメールアドレス(パソコンまたはスマホ)、

③ハンドルネーム等で入室の際はそのお名前をお知らせ下さい。

定員は70です。

ご連絡頂いた方には、参加費振込みの方法と参加URLをお知らせ致します。

オンライン参加申込先:imae@shore.ocn.ne.jp (井前)







 

 

 

 

 

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