2022.11.28「君が代」調教NO!松田処分取消裁判、大阪地裁第5民事部横田昌紀・長谷川武久・岩﨑雄亮裁判官は、「君が代」不起立戒告処分を訴えに対して「請求棄却」の判決を出しました。
原告の松田幹雄さんからの報告です。
判決言い渡しには法廷に入りきれない人に駆けつけていただき、報告集会も含めて50人の方に来ていただきました。
国際法や子どもたちの教育にかかわる権利侵害等についての新たな反版は何もない、見るべきもののない判決でしたが、毎日新聞大阪版で報道してもらいました。
判決内容と控訴審に向けて考えていること(手がかり)については、今後、また報告します。
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「君が代」調教NO!松田処分取消裁判/大阪地裁が不当判決/国際法活用し直ちに控訴へ
「主文、原告の請求を棄却する」―言うが早いか、裁判長は扉の奥へ。「なんだ、これは」「理由を述べろ」と支援者であふれた傍聴席から怒りの声が飛ぶ。
大阪地裁は11月28日、2015年卒業式での「君が代」不起立不斉唱を理由とした戒告処分取り消しを求めた元大阪市立教員松田幹雄さんの訴えを退ける不当判決を言い渡した。子どもの人権を正面に据え、大阪市国旗国歌条例の違法性を問う初の裁判にもかかわらず、最高裁や他の判決文を〝つまみ食い〟しただけの「見るべきところのない判決」(谷次郎弁護士)だ。
原告の松田さんは「子どもの人権侵害に手は貸せない。手がかりは切り開いた。国際法も使い控訴審を闘う」と、ただちに控訴する決意を意気高く表明した。維新市政の教育支配を断罪する闘いが続く。
(次号週刊MDS原稿)