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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

東京から大阪へ 君が代「不起立」は受け継がれる

2012-10-15 22:28:28 | 当該から

※2012年入学式において、東京でただ一人の君が代「不起立」被処分者田中聡史さんは、橋下徹市長を同じ年だそうです。田中さんの原点には京都の中学で受けた同和教育があると聞きました。私も大阪で教員となってかかわることになった同和教育からずいぶんいろんなことを学んだような気がしています。

 

田中聡史さんと出会って(T)

教育はだれのためのものなのだろうか?その原点に立ち返り、考えなければならないと思っている。いつの時代もそうであろうが、権力を持つものは自らに都合よく教育を「作り」たがる。それが権力をより膨らませ、持続する術であるからであろう。

大阪は橋下徹氏が府知事となってからまるでジェットコースターかなにかに乗っているようにとてつもないスピードで実体の伴わないイメージとしての改革が嵐のように起こっている。しかし、実際に起こっているのは改革ではなく支配である。

昨年、6月いわゆる君が代起立斉唱強制条例が成立した。そのすぐ後、「河原井さん根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」総会に参加する機会を得た。大阪の状況を報告しながら、そこで初めて私は田中聡史さんと出会った。正直に言えば、橋下徹と同じ年だという田中さんが、2011年度入学式で君が代斉唱時ただ一人不起立を行使したという事実は驚きであった。総会で話を聞きながら彼の教員としての誠実さが十二分に伝わってきた。しかし、それでもなお私は納得がいかなかった。親の世代が戦争を体験してきた私らの世代とは違う「若い」彼が、なぜそこまでして?という疑問があったのだ。二次会の場で、私は疑問を彼にぶつけると、彼は淡々とした表情で、京都の中学時代に受けた同和教育の影響があると答えてくれた。その頃、私はすでに大阪で教員をし、同和教育にかかわっていた。

今回、私は入学式を君が代斉唱不起立で臨んだ。そこに至った理由は一言では言えない。しかし、同和教育を通して生徒に話してきたこと、そのことは大きい。差別があったら、おかしなことがあったら、それをそのままにせず変えていこうとしなければ差別はなくならないと。田中さんを思い、そしてこれまでに出会った生徒を思い出した。それらは私に勇気をくれた。

いくらなんでもそれはあかんやろ。それを許せば学校で子どもに教えることなんてできへん、教育なんてできへんやん―全教職員に職務命令を発出し、何が何でも「君が代」斉唱時に起立させるというやり方に対する抗議の意味での「不起立」に迷いはなかった。

今後、大阪の闘いは続いていくだろう。かつて根津さんや河原井さんたち東京の闘いが大阪の私たちに希望を与えてくれたように、それがどこかで希望になると信じている。教育はだれのもの?この原点に立ち返り、ともに考えていきたい。そして闘うことのすばらしさを満喫しつつ次の世代にバトンタッチしていきたい。


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