グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

再任用拒否国賠訴訟法廷、本日です!

2019-02-20 07:18:49 | 「君が代」裁判
梅原です。

再任用拒否 国賠訴訟 第5回の法廷が明日開かれます。

2月20日10時~  

大阪地裁・809号法廷

終了後、弁護士会館1107・1108号室で報告集会を行います。 

今回は関大の高作正博先生に意見書を書いて頂き、それに沿って「意向確認」が違憲・違法であることを追究する準備書面を提出しています。

職務命令そのものが違憲でないとしても、「意向確認」は慣例上の儀礼的所作ではなく、直接的に思想良心の自由を制約しているからです。

お時間の都合のつく方は朝早い時間ですが、傍聴頂けたらと思います。直前のご案内で申し訳ありません。
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井前弘幸さん:「君が代」不起立戒告処分取消共同訴訟控訴人、再任用合格を勝ち取る!!!

2019-02-17 06:45:40 | 当該から
グループZAZAの一員で、現在、「君が代」不起立戒告処分撤回共同訴訟の原告(現在は控訴審でたたかっていますので、控訴人ということになります)のひとり井前弘幸さんからの嬉しい報告です!!

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井前弘幸です。

今、校長から呼び出しがあり、再任用審査の結果ということで通知を受けました。

再任用「合」です。ひとまずホッとしています。これまでの皆様の闘いの成果です。

ありがとうございます。

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やりました!!(って、当たり前といえば当たり前ですなんですが、、)

昨年の奥野康孝さんに引き続き運動の勝利ともいえます。

なにしろ、「君が代」条例のもと、大阪府教育委員会は、「君が代」被処分者に限り、わけのわからぬ

「意向確認書」なるもので思想転向を迫り、それがうまくいかないとなると、挙句の果てには、再任用

「不合格」という形で、「君が代」に抗する教員を現場から排除してきたわけですから!

私たちの裁判や府教委交渉によって、ついには、再任用不合格という権力で排除するわけにはいかないと

わかったのでしょう。

私たちはこれからも運動を続けていきます!

みなさん、応援どうもありがとうございました!
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鵜飼哲さん「21世紀の天皇制とその批判の論理」を聴いて:田中直子

2019-02-12 17:48:02 | 大阪ネット
昨日の2011・2・11集会のメインスピーカー鵜飼哲さんによる「21世紀の天皇制とその批判の論理」の一端をご紹介します。

大阪ネット事務局の田中直子さんがフェイスブックに投稿されていたものを、ご本人の了承のもと転載させていただきます。

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昨日の<2・11「戦争する国」も「神の国」もゴメンだ!>集会での鵜飼哲さんの講演、素晴らしい内容でした。

最初に、2001年9月12日英国ロンドンでのコンサートで、ニューヨークのビル爆破による犠牲者を追悼するため起立をと求められた際、「パレスチナ人は毎日殺されているのに誰も哀悼をしない。なぜ、このように人を分け隔てるのか」という思いから自分は起立しなかったというお話を聞いた時から、がーんと心を揺さぶられました。昔、日米野球を息子と観戦に行った時、「日の丸」には起立しなくても、「星条旗」には起立した自分と引き比べて、その透徹した思考と行動に心から敬服しました。

そこから先のお話は、「オリンピックにきちんと反対しないと、この国では天皇制に反対できない」という基本に貫かれたものでした。

そもそも、1896年初めてのオリンピックがアテネで開かれた時、ギリシャは君主制だったが、王族は外国から来た人たちだったところ、オリンピック開催によって、国民と一体化したということ。

1964年開催の東京オリンピックは天皇ヒロヒトの国際社会への復帰の場となり、1966年建国記念の日制定へと繋がったこと。

そして、2020年の東京オリンピックは新天皇の国際社会へのお披露目となり、もう一つの即位式の意味を持つこと。

2020年は、2018年の明治150年、2019年の天皇代替わりを経て、絵に描いたような「民族の祭典」となるであろうという指摘に、ああ、NHKの大河ドラマ「韋駄天」を面白がって観ている場合じゃないと思い知りました。

開高健1964年の著作「ずばり東京」にはオリンピック開催のための工事で合計303人の死者が出た(そのうち、東海道新幹線工事によるものが211人)ことが書かれているが、それはオリンピックが始まる前に労働災害関係者から聞き取ったもの。始まってからでは、聞き出せなかっただろう。ところが今や、2020年東京オリンピックに関する情報統制はすでに酷く、「工事による死者の正確な数字がいつか知られることはあるのか?」という最後の指摘に、自分が今生きている時代の危うさを知りました。ほんまに、ぼーっと生きてる場合じゃない!

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大阪市教育長「卒業式…における国旗掲揚・国歌斉唱」通知に対して 児童・生徒の権利尊重をした「指導」への転換に踏み出そう!

2019-02-09 12:08:57 | 当該から
大阪市教育委員会は、これまでの市民交渉で話し合ってきたことを「検討する」と述べていたにもかかわらず、昨年とまったく同じ内容の通知を学校に出しました。

以下、ZAZAのメンバーで中学教員松田幹雄さんからの報告です。


2019.2.8大阪市教育長「卒業式…における国旗掲揚・国歌斉唱」通知に対して
児童・生徒の権利尊重をした「指導」への転換に踏み出そう!
2019年2月9日 D-TaC
(Democracy for Teachers and Children~「君が代」処分撤回!松田さんとともに)

■2019年2月8日、大阪市教委は、今年度の卒業式と来年度の入学式に向けて、教職員に対して「君が代」起立・斉唱職務命令を出すことを学校長に指示する教育長通知を出しました。私たちD-TaCは、市教委への要請・協議を通じて、特に、児童・生徒に対する「君が代」指導の内容・あり方にかかわる私たちに対する市教委回答の内容を教育長通知に盛り込むことを要求してきました。しかしながら、今回の教育長通知は、昨年の通知とまったく変わらないものでした。私たちとの要請・協議の経過を無視した居直りと言えます。強く抗議するとともに、学校及び教職員のみなさまには、「君が代」の扱いについての歴史的経過と児童・生徒の権利尊重の観点に立って、教育の情理を踏まえた指導に踏み出すようお願いするものです。(2019.2.8教育長通知は画像で。)

■2012年2月、橋下・維新市政の下で、教職員に「君が代」起立・斉唱を義務づける大阪市国旗国歌条例制定が強行されて以降、大阪市教委は、卒業式・入学式に向けた教育長通知を出して、「①ピアノまたは吹奏楽による伴奏で児童・生徒にしっかり国歌斉唱をさせる指導の徹底、②自ら起立して国歌を斉唱することが教育効果を高めることになることの教員への周知、③教職員への起立・斉唱職務命令の発出」を学校長に指示してきました。「君が代」の歴史に目をふさぎ、歌詞の意味も教えないまま、強制によって式出席者全員が起立・斉唱する場面を演出して、子どもたちに「国は崇高なもので、従うべきもの」という意識を刷り込むことを目的とした憲法違反の通知です。私たちD-TaCは、国旗国歌条例廃止、教育長通知撤回を求めるとともに、特に、児童・生徒に対する「君が代」指導の内容・あり方にかかわって要請を継続し、児童・生徒の権利尊重を訴えてきました。
今年度の卒業式に向けては、昨年10月29日付で、以下4点の要請を行いました。
【要請事項】
1.卒業式に向けた12月校長会での指示文書と1月(2月)教育長通知に、「(『君が代』起立・斉唱に関わって)教育活動の一部または全部に参加できない意思を示す児童・生徒がいた場合」の対応について明記すること。
2.卒業式に向けた12月校長会指示と1月(2月)教育長通知に、「(子どもの権利条約の規定をふまえ)『君が代』斉唱に関わる正確で十分な情報を提供し、考え、態度を決める主体は児童・生徒であるという立場でていねいな指導を行うべき」との市教委の立場を示すこと。また、「指導内容についての権限は学校(学校長)にある」こと明示すること。
3.「君が代」指導にかかわって、「君が代」の扱い・意味の変遷についての研修等、教職員を援助する手立てをとること
4.教職員に「君が代」起立斉唱を強制する国旗国歌条例と職員基本条例は、式場全員の起立斉唱を「演出」することで、児童・生徒に、国への畏敬の念・国には従うべきものという一方的な観念を刷り込み、「教育の荒廃」をもたらしていることを直視し、市長に対して廃止の意見具申を行うこと。

■これに対して、大阪市教委から11月27日付で回答があり、その回答をめぐって、本年1月7日付で協議にあたっての質問書を提出して、1月17日に協議を行いました。
大阪市教委ホームページへの議事録アップはもう少し後になりますが、要請書と回答は以下からみることができます。
http://www.city.osaka.lg.jp/templates/dantaikyogi/kyoiku/0000456975.html

私たちの要請事項1と2に対する大阪市教委の回答は同一文書で以下の通りでした。
「学習指導要領の『特別活動』においては、『入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとする』と示されております。教育委員会といたしましては、入学式や卒業式につきましては、学習指導要領に則って取り組む教育活動の1つと捉えております。さらに、学習指導要領の趣旨を踏まえ、教育活動の一部、または全部に参加できない意思を示す児童生徒がいた場合、その思いを尊重するとともに、指導にあたっては、児童・生徒の実態をふまえながら、参加のあり方について、当該児童生徒の気持ちに寄り添った丁寧な対応を心がけることが大切であると考え、今後も適切な指導に努めてまいります。」

■この内容は、私たちD-TaCに対しては、2年半以上前から市教委が回答していることでした。私たちは、市民団体に対して回答している市教委の立場を学校に対しては一切知らせていないことを問題にし、学校現場にきちんと知らせることを要求してきました。1月17日の協議では、昨年4月の全市校長会での卒・入学式にかかわる指導部長指示が一部変わったことについて、その意味について問い、本年度卒業式に向けた教育長通知に反映させることを求めました。

【質問】12月校長会では、卒業式に向けた指示文書は出していないということですので、4月全市校長会での指導部長訓示の内容が、市教委の各学校に対する現在の指示事項と考えられます。その中にある「各校園では、学習指導要領に則り、[追加]児童生徒の気持ちに寄り添いながら、国旗と国歌の意義を理解させるとともに、国歌を歌えるように指導し、それらを尊重する態度の育成に努めていただいております。」の意味を説明してください。
【回答】前回の回答と重なるが、「学習指導要領の特別活動において、入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国旗掲揚並びに国歌斉唱につきましては、学習指導要領に則って取り組む教育活動の1つと捉えております。さらに、学習指導要領の趣旨を踏まえ、教育活動の一部、または全部に参加できない意思を示す児童生徒がいた場合、その思いを尊重するとともに、指導にあたっては、児童・生徒の実態をふまえながら、参加のあり方について、当該児童生徒の気持ちに寄り添った丁寧な対応を心がけることが大切であると考えている」ということで説明させてもらう。

私たちは、「4月全市校長会指導部長訓示の文書の表現は、先の説明と反対の意味となっている。卒業式に向けた教育長通知の指示①(国歌斉唱教育にかかわる項)の最後に、『なお』という文言を加え、続いて『教育活動の一部、または全部に参加できない意思を示す児童生徒がいた場合』の対応を加えること」を要求しました。出席した市教委担当者は「検討する」と答えて協議を終えていました。

■教育活動の論理や交渉経過からすると加えるのが当然の文言を加えず、市民団体に回答した市教委の立場を学校現場に知らせない判断をしたことは、大阪市教育委員会が吉村・維新の政治支配のもとにおかれ、「君が代」強制による「調教」「洗脳」教育を少しでも崩したくないという意思を有していることを示しています。

1月17日の協議では、市教委回答の中で以下のことも明らかになっています。
●学習指導要領には、国旗国歌一般ではない「日の丸」「君が代」についての説明はない。
●「(「君が代」の)由来などを知ることは大切なことだと考えている」
●「(「君が代」指導について)教職員を援助する手立てについては現在実施していない」
●「要請事項2については、各学校の実態に応じ、学習指導要領の趣旨と内容に則って行うのであれば問題ないと考えている」
1.17協議の市教委冒頭回答については、以下
https://democracyforteachers.wordpress.com/2019/01/25/
https://democracyforteachers.files.wordpress.com/2019/01/20190117boutoukaitou.pdf

■以上を踏まえて、学校及び教職員のみなさまには、再度、「君が代」の扱いについての歴史的経過と児童・生徒の権利尊重の観点に立って、教育の情理を踏まえた指導に踏み出すようお願いいたします。
<実践にあたっての資料>
資料:卒業式・入学式の国旗・国歌について
https://democracyforteachers.files.wordpress.com/2015/08/handout01.pdf
吉村大阪市長あて「児童・生徒の『君が代』学習・指導にかかわる公開質問書」
https://democracyforteachers.wordpress.com/2019/01/19/
※なお、現在の音楽教科書に載っている国歌「君が代」の説明(画像)は、控えめに言っても不正確、もっとはっきり言えば嘘です。「君が代」を「我が国」とする解釈は、1999年国旗国歌法成立過程で、「君」は天皇を指すことを前提に、現憲法の下での解釈としての政府見解です。1999年以降の政府解釈としてきちんと説明すべきです。





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2・11「戦争する国」も「神の国」もゴメンだ!

2019-02-09 06:50:25 | 集会案内
今年も恒例の2・11集会を開催します!

メインスピーカーは、東京よりお迎えいたします鵜飼哲さん。講演タイトルは「21世紀の天皇制とその批判の論理」、天皇代替わりの本年にこそお聞きしたいお話です。

また、ミニライブとして、「五つの赤い風船」の元メンバーである長野たかしさんと森川あやこさんのデュオをお楽しみいただけます。

◆ 2019年2月11日(月・休)午後1時開会 12時半開場

◆ 大淀コミュニティセンター

◆ 資料代 ¥700

※ 集会後、午後4時半よりデモスタート:梅田まで

主催:「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク

どうか、みなさま、ふるってご参加くださいますよう切にお願いいたします。




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