48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

パンチをよけて柔道技でしとめるには(総合格闘技)

2016年12月30日 23時15分43秒 | 空手
12月27日 k先生の総合格闘技講座

年末に蒲郡市民体育センターの柔道場を借りました。会員の皆様には告知はしたのですが、師走の忙しい時期なので、たぶん来られる方は少ないと思います・・・実際行ってみたら少なかった(笑)。何と出席者は私と強引につき合わせた息子と、k先生の3人だけであった。
そりゃあそうだわな。企業はまだ年末年始の休みに入ってないし、小売りやサービス業なんてかき入れ時ですから。うちの会社も小売業ですが、堂々と定時で帰ってる私は窓際族。
逆に人数が少なかったので、k先生の「総合格闘技講座」をマンツーマンで受講できました。贅沢な授業です。

総合格闘技ってどんな練習メニューなのかわかりませんので、とりあえずは私の普段の柔道のメニューで始めていただきました(←もちろん柔道着です)。
柔軟から受け身、そして打ち込みを交代で60回ほど。この時点で汗が。打ち込みの半分は、今練習をしております体落としでしたが、やはり左右の足の重心が甘くて軸足に残ってます。これはエア打ち込みで強制していきましょう・・・と自分で自分に言い聞かせておりました。
うちの息子は帰省した時に、私の空手の練習に時々付き合わせておりますが、柔道は3年ぶりなので、
「お父さん、僕もう全然忘れてる!」
と言いながら打ち込み。

その後は寝技乱取りを各4ラウンドずつ行いました。私とk先生とのスパーは、
「下から攻めるk先生、逃げる私(笑)」
「三角狙いのk先生、腕ひしぎ狙いの私」
と言いつつ腕ひしぎ全然決まらんかった。私の動作が荒いので、要所要所で逃げられまくっております。
立ち技の乱取りも行いましたが、k先生がお怪我をされておられるので、実際に投げ込みをすることなく、組んで入って崩す所までのマススパーに近い形式で行いました。
これは私も有り難かったです。というのは、相変わらず右ひざ裏の大腿二頭筋が痛くて、あまり無理出来んのです。一週間後に21キロを走るハーフマラソンを控えてるので、悪化させるわけにはいきません。

この後はk先生が実際に行ってる寝技の練習方法を教えていただきました。いわゆる「寝技の打ち込み」というやつです。名前を聞いた事はあるのですが、寝技の打ち込みは実際ほとんど練習ではした事がありません。
「うーん、僕の習ってるのは柔術の練習方法が入ってますから」
という事でしたが、
「相手の足首を持って足をひねって体を入れ替える打ち込み」(名前忘れた)
「下から三角締めをする時の打ち込み」
等々を教えていただきました。特に三角締めの打ち込みは、家で畳が二畳分あれば、一人でもできるそうです。

さて大慌てで総合の寝技組み技練習にお付き合いさせていただいたのですが、後半は「打撃から組むまで」の練習です。

練習の最初は打撃のフォームの復習。ワンツーでシャドウ。ワンツーから前蹴りのシャドーを行い、その次の段階でジャブ・ストレートに対するスウェー・ヘッドスリップの練習です。
私の場合のスウェーは、相手のジャブ・ストレートを顔を後ろに下げるのですが、下げてからすぐに打てる態勢ではありません。避ける事で精いっぱい・相手にカウンターを打つ余裕なんて全然ありません。
「ヘッドスリップも、すぐに攻撃のできる体勢で。視線が外れると攻撃できないですよ」
いかん、避けるの精一杯で、そこまで余裕がない。時々視線が外れるのだ、顔面有りではこれは致命傷です。
k先生に実際の効率の良い基本練習方法を教えていただいた。以下はそのやり方です。
・・・・・・
2人で片側が左ジャブを打つ、それをパーリング。
もう一度左ジャブ、それを右にヘッドスリップ(視線を外さず)。
もう一度左ジャブ、それを逆の左方へヘッドスリップ。
4発目は右ストレート、それを左へヘッドスリップしながらカウンターのパンチを入れる。
・・・・・・
片側が攻め手、片側が受け手に徹して、これでワンセット。これを10回なり20回なり交互に練習。
なるほどなあ。私がやっていた単発のディフェンスの練習より、いろんなものが取り混ぜられているから、効率がいいのか。
最後の4発目のストレートをヘッドスリップで左に躱した後は、普通の場合はカウンターの右を入れるのですが、そこをちょっと工夫してみました。
以下は後日家で息子相手に実験してみた結果ですので、まだ不完全ですが写真分解で。
上の写真のように、相手の右ストレートをヘッドスリップでかわす。
そのまま右手で相手の首に絡ませ抱きついて・・・
抱きつき大外刈り。私が柔道で高校生にやってる技です(笑)。大外なので中学生の白帯にはやばいのでやってません。結構成功率が高いです。
と「右ストレートをヘッドスリップしての抱きつき大外刈り」は、土曜日の空手の稽古で、「約束組手+打ち込み」でやってみようと思います。果たして上手くいくかどうか(笑)。

その後は、最近気が付いた私の欠点で、
「相手のパンチを避けて接近した時に、相手を掴みに行こうとして顔面が空いた所を、カウンターや連続のショートパンチを貰ってしまう」
という欠点。文章ではわかりにくいと思いますが(笑)、k先生や大道塾の「そらみち」様は、見事に細かい所まで喝破されております。
そらみち様には再度詳しいコメントをいただいておりますが、
「遠距離は左前のオーソで、組むときに右前にしてるように見受けられました。私も同じです。違ってたらすみません」
いえいえ、全くその通りです!まるで見ていたかのようなコメントでびっくりしてしまいました。文章やアドバイスから察するに、コーチとしての技量が非常にお高い方だと思いました。
そらみち様のアドバイスは、
「ブロッキングなどパンチの防御のフェーズと、柔道組みを行う接近戦の防御のフェーズと、その間の時間を短くすること」
というものでした。なるほどと思い、
私の場合、「オーバーハング(空手の回し打ちぐらいの遅さ)で奥襟を取りに行く」というのが欠点なので、
「速くするにはどうしたらいいのかな」
という事で、相手の右ストレートの場合はヘッドスリップした後に、奥襟にこだわらずに、右ストレートの要領で抱きついて大外刈りという事を考えてみました。まだ考えただけなのでまだ試しておりませんが(笑)。
そらみち様が再コメントでアドバイスしていただいてます・・・
「左手で相手の右脇を掴んで、右の大砲を打てなくする」
については、この原稿のアップに間に合わなかったので、時間差ですが直接コメント欄に書かせていただきます。私が間違った理解の仕方や勘違いをしてましたら、遠慮なくご指摘ください。上級者の方の親切なアドバイスは、本当にありがたいです。

k先生の「打撃をかいくぐって相手を掴んで崩す」方法を、コメントで教えていただいてましたが、それを実際に試していただきました。
左右両方でいけるのですが、私の場合左ジャブを打たれた時で想定してみます。
相手の左ジャブを、ヘッドスリップでかわします。ここまでは同じ。
左のカウンターを放つ要領で、左手で相手の左襟を掴む。
相手を引き付けて、右で襟を掴み直す。
サイドに回って・・・。この状態では相手はパンチを打てない+体勢を崩されてます。
膝蹴りを入れる。
もしくは投げる・・・体落とし・・・は無理だ。片手では投げられん(笑)。
力の強い人や柔道の上手い人ならば、「片手(釣り手)体落とし」が出来るかもしれませんが、下手くそな私では無理。きちんと引手も組んで崩さないといけません。
うちの柔道場では、J先生が以前やられてるのを見た事がありますが、J先生位のパワーが無いと無理ですね。
ここは無理せず左ひざ蹴りを入れるのが成功率高いです。

その他首相撲+膝の練習など、接近戦で組んだ際の基本練習をk先生に教えていただきました。時間の余裕があればもっと細かく記録したいのですが・・・2日間にわたって書いてる途中で、どんどん記憶が薄れてしまってるのは、年のせいかー!
という年末最後の総合の練習でした。そらみち様・k先生、ありがとうございます。
「相手の打撃(パンチ)が出せないように、掴む(組む)」事が重要です。そらみち様・k先生に共通する技術です。なるほどなあ。
ようやく糸口が見えてきました。
「打撃をかいくぐって組み技」の、ほんの一部のさわりに触れただけですが、とても
面白いですね。

技術的な内容は以上ですが、上で使った写真は、12月の28~30日に嫌がる息子相手に撮影したものです。
「今度ラーメン奢るから手伝え!」
とエサで釣った(笑)。
撮っては見て修正し、
「ああいかん!手の位置が見えん!」
「うーん角度が・・・」
「うわっ!ピントがぼけた」
と唸りながら撮影してたオヤジを見て、息子が一言。
「世間のお父さんは、五十を過ぎてこんな事しないよ。うちのお父さんはつくづく変わってると思う」
私もそう思う。

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コメント (10)
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