立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

高麗神社・・・渡来人の痕跡

2007年02月23日 | Zenblog
 常願寺川の河口近くに「高麗神社」という小さな社があります。高麗(918~1392)はかつて朝鮮半島で栄えた国の名です。日本では「こうらい」とも「こま」とも呼びました。韓国では「コリョ」と呼んでいます。「高麗」ではなくて古代唐に滅ぼされた「高句麗(~668)」のことかも知れません。
 この社そのものの来歴はあまり定かではありませんが、その名前から朝鮮半島なり大陸からの渡来人と関係が深いことは十分想像され、日本海を渡り富山湾に入って上陸した人たちへのイメージがかき立てられます。
 富山県は妙な地図を発行しています。日本海を真ん中に置き南北を逆にした地図です。この地図を見ていると、日本海という大きな交通路を介して、北陸や山陰が大陸・朝鮮半島の文物を受け入れる表玄関であったことが実感できます。
 そういうことを指し示すような痕跡に出会って、「拉致」問題は別にして、ちょっとうれしくなりました。
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3 コメント

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Unknown (まほ)
2007-02-23 18:40:44
その変な地図を一度見てみたいです。
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びっくり! (yoshiko)
2012-02-15 19:55:51
常願寺川の河口にも高麗神社があるんですね。
こちら、埼玉にも高麗神社があります。

そして、私は立山町生まれです。
ほんとに驚きました。
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立山町もしばしば (zen)
2012-02-15 23:08:55
 見て頂いてありがとうございます。立山町もこのブログの守備範囲です。しばしば立山町にもおじゃましますので、また見に来てください。
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