立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

素っ気ない駅 ・・・ JRよ、どこへ行く?

2007年04月01日 | Zenblog
 これは北陸線の水橋駅です。その外観は、実に素っ気ないというか、ぶっきらぼうな駅です。少し昔JRが国鉄と言われていた頃、地方線の小駅はどこもみなこのような駅でした。いや、地方線の駅には陸橋がなくホームから一旦線路に下りて線路を横切り向かいのホームに上がるようになっている駅が多かったです。地方線では大きな駅にしか陸橋はありませんでしたね。駅員さんはそんなに愛想良くなく、しかし時間の正確さや安全への執着、つまり「確実さ」へのこだわりはかなりのものだったと思います。今から思えば、これも職人というか、まさに「鉄道員」だったのですね。
 最近出来る駅は、地方の小駅でも小ジャレてチャラチャラして駅だか何だか分からないようだったり・・・、色目を使いすぎています。私にとってはキショク悪いだけです。それに反して、このぶっきらぼうさ、素っ気なさはかえって好感がもてます。色気たっぷりの悪趣味よりも、飾り気のないこのぶっきらぼうさの方を、私は取りたいです。
 民営化されて、あまりにも利益第一で媚びを売ることに走った結果起こったのが、あのJR福知山線脱線事故だったと思っています。107人が亡くなり、555人が負傷しました。利益のために見かけの良さを追求し、命と引き替えにするのはやめてほしい。

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4 コメント

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道の駅にも良く行きます (杉氏)
2007-04-01 13:18:00
 国鉄の民営化は、労働組合の解体や社会党の分裂解消がその背景の狙いにあったと思います。国労に入って闘っていた組合員は民営化の下に解雇された。あとは締め付けられ、合理化され、利益至上主義に突っ走っていった。そんな中で、起こるべくして起こったのが福知山線脱線事件(単なる事故ではなく)だと思う。
 今でも、国労が72時間ストをしていたとき、テレビ討論会があり、国労の富塚委員長と閣僚から海部英樹が対決していたことを思い出す。
 その議論を聞いていて、残念ながら勝負あったと思った。海部は国民を味方にするべくやさしい言葉でストの不当性を訴えた。一方の富塚は難しい組合用語で労働者の権利を主張した。
 大学闘争がなくなり、労働運動も沈静化した。民主、自主の教育基本法は改悪され、平和憲法も風前の灯である。
 やんぬるかな。
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道の駅のことかと思ったら (zen)
2007-04-01 14:02:33
 確かに、国民をばっさりやるとき、それをやる人たちは必ずと言って良いほど猫なで声を出しますね。見事なほどにソフトです。そこそこ若くてハンサムで、当たりはソフトで、しかしときには情熱を感じさせて・・・。演出すれば、国民だますのなんか・・・。大手の広告代理店がついて、だましにかかってくるものには注意しましょう。
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東武野田線南桜井駅 (Jing Shang)
2007-04-01 14:29:34
小生が乗り降りする駅は、東武鉄道野田線南桜井駅です。1981年に移り住んだ時は、単線(今も)、片側だけのホームが二つ、陸橋は無し、乗客は線路に枕木を挟んだ通路を歩いていました。平屋の駅舎が小生の住居側だけにあり、朝は、駅舎の入口から改札を突っ切るとそのままホームでした。入場時は改札無しで、出るときだけ検札がありました。昔小生が通った近江鉄道の駅もそうでしたので(東武はそれより大分大きいですが)、この駅に、小生は親近感を持ちました。それが今は、この駅も橋上駅となり、道路とすぐ隣のホームへも、一旦上に上がって、改札後また階段をおりなければなりません。地名も郡、町から市に変わりました。土地は、バブルの時に買値の5倍まで上がりましたが、今は買値の5%増し程度にまで下がっています。
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土地バブルから地域間格差へ (zen)
2007-04-02 08:31:20
 私が富山へ来たとき買った土地の値段が、今は何割安になっていることでしょう。もうかなり目減りしていることは確かです。富山はまだまだ地価が下げ止まっているとはいえません。地域間格差は広がるばかりですね。
 もう、しかし金(価格)でのみ、ものの価値を判断するのはばかげているという気もしています。
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