フィレンツェではペルケ・ノ(Perche' No)あたりで
緑茶ジェラートが食べられます。
ローマではChocolatで。
ヴァチカンから程近い小さなジェラートやさんは
奥様が日本の方なのだそうです。
京都の宇治から仕入れるお茶を使った緑茶フレーバーは
色からしても「濃い」！
食べてみると
口の中にさわやかな苦味が広がる
正真正銘のお茶の味。
この緑茶を知り合いからお勧めされたので
ヴァチカン辺りまで
ふらふらとジェラート食べに行ったのですが
緑茶とあわせるフレーバーは
なにがいいかなぁとひとしきり悩みました。
いつもだったらマスカルポーネとか
ヨーグルトとかクリームを合わせたいのですが
目に付いちゃったフレーバーが…。
「わさび」
WASABIと手書きで書かれたほんのりグリーンのジェラート。
私はわさびが嫌い。
鼻につんとくるのが堪えられないから食べられない。
でもジェラートなら甘いんだろうかと思って油断。
「緑茶とわさびで」
それを聞いたお兄さんはにっこりと笑って
カップにたっぷりもってくれた上に
「生クリーム乗せとく？」ときいてきた。
いつもならジェラートだけで楽しみたいのですが
なんとなく「わさび」に不安があったので
迷わず生クリームものせてもらうことに。
ジェラートが見えなくなるほど乗せてもらった生クリーム。
その下の緑茶の緑が目にまぶしい。
怖かったので、わさび味から食べ始めて、大ショック。
まじでからい！これはやばい。
鼻にツンツンくる。
これは本気でやばいと思って
まず「わさび味」だけ食べてしまうことに。
（嫌いなものから食べる癖がある…）
生クリームと一緒に何とか飲み込んで平らげたあとに
お口直し（？）に緑茶味に突入。
お兄さんが気を利かせて
たっぷりのせてくれた生クリームに救われました。
あれがなかったら「わさび味」は食べ切れなかったな・・・。
緑茶風味はその見た目が醸し出しているように
濃厚な渋みのある味で
今まで食べたどの緑茶味より美味しい！
これはお勧め（わさびもお勧めだけど）。
この2フレーバー、
グリーンのハーモニーで見た目はとても美しいのよね。
Gelateria Chocolat
Via Leone IV, 95
ヴァチカン美術館の入り口からも歩いて10分程度のところ。
観光の合間の休憩にどうぞ。
イタリアで和風フレーバーもおつなものでしょ？