Santissima Annunziata教会と同名の広場。
聖母マリアにまつわるお祭りが行われるので、
私もよく足を運ぶ広場。
この広場の中央には
トスカーナ大公フェルディナンド一世(Ferdinando I)の
どでかい騎馬像がドゥオーモの方を向いて置かれています。
シニョーリア広場にある
父であるコジモ一世の騎馬像に似せて作った
といわれるものでジャンボローニャ(Giambologna)の作品。
この騎馬像の土台の後部分には
密集するハチのブロンズレリーフが。
中央にひときわ大きな「女王蜂」。
そしてそれを取り囲むように無数の働き蜂。
これはフェルディナンド一世の
治世を表現したものといわれていて
もちろん君臨する女王蜂がトスカーナ大公。
蜂蜜のように甘い平和な治世を表すともいわれます。
この円周状に密集するハチは
どこかに印をつけて数えていかないと
目がチカチカしてきて
なかなかその正確な数を数えることができません。
当時はその数えにくいという特徴から
なかなか言うことをきかず駄々をこねる子供を
このハチのレリーフの前に連れて行き
「このハチが何匹いるのか数えられたら
望みを叶えてあげる」と言ったのだとか。
きっと子供は数えられずに
さらに大泣きしただろうと想像され…。
まぁ画面上でならゆっくり数えることもできるでしょう。
さてハチは全部で何匹いるでしょう?