先日のエントリーに対するコメントに
「追伸・・・つい先日、イタリア人にできないこと。と言うテーマで、
手を動かしながらしゃべる。って書いたのですが」といただきました。
このコメントで言っているのは
イタリア人は喋っていると仕事が先に進まないってことです。
確かにその通り。
イタリア人は基本的に複数のことを一度にやることが苦手。
日本人は器用なので、一度に複数のことをして
合理的に且つ有意義に時間を使ったりしますが
イタリア人はとにかく無駄が多いのが特徴。
繊細な仕事をさせれば右に出るものはいない職人でも
一つのことにじっくり取り組むのが基本。
それはそれでとてもよいことだし、イタリアらしいと思いますが。
イタリア人は喋るときには当然のように
大げさな身振り手振りがついてきます。
このジェスチャーで分かり合えることもあるし
彼らにとっては言葉と同じくらいに
重要な意味合いを持つものらしい。
なので喋っているときに手は動くのですが
それが実務的な作業に繋がらないので
喋っていると仕事が進まないのです(爆)。
イタリア人とジェスチャーというテーマでは有名な小噺も。
窃盗で逮捕されたイタリア人が
尋問の際に自分の罪を告白せず黙秘を続けたのはなぜか。
後手に手錠をかけられていて
両手が自由にならなかったので思うように喋れなかったから。
色んなバージョンがありますが、まぁそういうことです。
友人たちと過ごしていても
時間を忘れるほど話し込んでいたりして
喋ることに集中しすぎだよと思うこともしばしばですけどねぇ。