Trofeo Marzoccoが一体なんなのかは
あまり深く考えないことにして(笑)、
私の大好きな旗振り隊のエキシビションが
いっぱい見られるだろうということで
友人からの海行きの誘いを断って
フィレンツェに居残って鑑賞。
今年はSbandieratori degli Uffiziの創設35周年。
そのお祝いもあって、フィレンツェの旗振り隊は
招待側であり、コンクールには参加しません。
Trofeo Marzoccoに参加した旗振り隊は3都市。
Aquila(アクイラ)、San Marino(サン・マリノ)、
Bologna(ボローニャ)。
この3都市がそれぞれ小グループ、大グループで演技。
小グループは旗振る人数が少なめ楽隊は演技に不参加、
大グループは旗降る人総出の上、フル楽隊付。
ちゃんと審査員席も作られたシニョーリア広場。
ここは普段から風がおきやすい地形ですが
開催日当日は朝から相当強い風で
私は家をでるときから旗振りは大変だろうなぁと
他人事ながら心配していたのでした。
実際審査員席も風対策のため
開催直前にテープであちこち止めていたり
審査員席上方の国旗、市旗、EU旗は
かなりの勢いではためいています。
このフィレンツェで旗を振り慣れている
フィレンツェ公式旗振り隊である
Sbandieratori degli Uffiziの人たちは
ここの風の様子も知っているので
こんな風の中でも十分力を発揮していましたが
他の都市の旗振り隊は悪戦苦闘。
フィレンツェ、アクイラ、ボローニャ、サンマリノと
順番に入場してきて開会式。
左端に見える羽根つきの後姿は
Sbandieratori degli Uffiziの創設者であり
現在もトップの座にあるGigiおじさん。
開会式は彼の号令で始まり、
閉会式は彼の号令で締めくくり。
開会式のときに私の目の前にいたサンマリノのお姉ちゃん。
ちょっと下顎出てますけど、とてもきれいでした。
サンマリノは装束にとてもお金がかかっていました。
さすがお金持ちの独立国家。
エキシビションの皮切りはコンクール不参加のフィレンツェ。
いつ見ても凛々しくてステキ。
演技自体はいつもと同じ定番演技ですが
安心してみていられるのです。
動画はこちら。
小グループのエキシビション
アクイラ
サン・マリノ
ボローニャ
大グループのエキシビション
アクイラ
サン・マリノ
ボローニャは写真撮り忘れたようです。
厳正な審査の結果、
小グループでは
1位アクイラ、2位サンマリノ、3位ボローニャ
大グループは
1位サンマリノ、2位アクイラ、3位ボローニャ
楽隊部門では
1位アクイラ、2位サンマリノ、3位ボローニャ
ということで総合優勝はアクイラ。
途中、35年の功績を称えて
Sbandieratori degli Uffiziの創設者である
Pierluigi Vitaliも表彰されました。
この装束着ていなかったら
ただのおじいさんかもしれないけれど
この恰好しているとCapitanoって感じです。
勝者を称えるInnoに合わせて最後に
Sbandieratori degli uffiziのエキシビションで締めくくり。
いっぱい旗振り見られて大満足。
いつも見慣れたフィレンツェのものが私は好きだけれど
今回他の都市のエキシビション見て
それぞれ個性があるものだと思いました。
フィレンツェ以外には女性の姿があるのも新鮮。
フィレンツェは公式に男性しか入隊できないのです。
サンマリノはしなやかな優雅な演技、
アクイラはどちらかというと闘争的、
ボローニャはダンスの要素が多いなぁという感じ。