不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Supplemento per chi ha le gambe lunghe

2010-03-08 20:28:22 | 日記・エッセイ・コラム

航空会社の経営がどこも厳しいのはよぉくわかります。
だからって何でもかんでも
有料にして良いってもんでもないと思うんですよね。

ローコストなら仕方ないと諦めもするんですけど、
通常の料金、正規エコノミーとはいわないまでも
たとえそれが格安でもそれなりの金額払っている場合には
サービス受ける権利もあるんじゃないかって
気もするんですけどねぇ。
しかも機内への液体持込の規制が厳しくなっているのに
機内のドリンク有料にするってそれはないでしょと思ったりもします。

今回は「足長い人の超過料金」。
コンチネンタル航空ですが
3月17日から非常口前とか壁の前、
もしくは通路側の座席を希望する
「足を伸ばしたい人」には
特別超過料金を課すと発表してました。

大目に見て
非常口前とか壁の前とか
本当に特殊な場所を希望している人は
超過料金取るならまぁ良いとしましょう。
しかし普通に通路側に座るのに超過料金ってどうなの?
じゃぁ、敢えて真ん中に座る人は割引して!!
と言いたくもなりませんか?

足はそんなに長くなくても
トイレに行くという利便性だけで
通路側を希望する場合はどうなの?
長距離線の場合にはそういう人結構いるでしょ。
トイレに行くのに隣の人を煩わせたくないから
通路側が良いという人。

私ははっきり行ってどこでもいいんです、シート。
自分が小型サイズなので、
今まで機内のシートのピッチが狭いと思ったことないし(笑)。
私みたいに通路側に座っても足も伸ばさず、
どちらかと言うと
座席の上で体育座りして小さくなっている場合は
安くしてくれるんでしょうか?

本当に意味がわからないのですよ、
この「足伸ばしたい人のための超過料金」の。

そういう特殊な超過料金取りたいなら
まず機材の仕様を変えてからにしようよ。
一部のピッチを広くして本当にガタイのよい方には
そのシートを用意するので追加料金発生。
それなら納得します。
通路側に座るだけで超過料金取られるのは納得できない。

ずっと前から思っているのですが、
なんとなく身体的な問題を理由に
航空運賃を決めるのは人道的によくないのかと思って
これまで内輪でしか言ってませんでしたけど、
この「足長い人のための超過料金」が許されるなら
重量制が認められてもいいよね。

機内受諾荷物の規制をかけるなら
搭乗者本人の体重にも規制をかけてみたら?
足の長さで超過料金取るのが人道的に許されるなら
一定の体重超えていたら超過料金取りますっていうのだって
認められてもよさそうなんだけど?
それはなんとなく反発くらいそうだから
どこの航空会社も提案しないの?

変なの。

一人100キロ。
搭乗者の重量と荷物で100キロ超えたら
超えた分だけ超過料金徴収。
体重50キロの人なら荷物は50キロまで無料。
体重80キロの人は20キロまで。
体重100キロの人は荷物分は超過料金。
すっきりしているジャン、足の長い人の超過料金より。
でもボツなんだろうなぁ、こういうのは。