不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Fierucola del Pane

2010-09-10 19:55:37 | 日記・エッセイ・コラム

リフィコローナのお祭り前後の週末に
サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会広場に立つ
パン市。
別にパンだけ売っているわけではなく
周辺で取れる農作物や加工品、
各種職人さんの作品などが
かなりのんびり気分で売られています。
商売っ気ほとんどなし・・・。

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やる気のない屋台たち。
でも売っているものは有機だったり、無農薬だったり
かなり魅力的なものが詰まってます。

今回は陶器の屋台で楽焼のお香立てを買い
エコ洗剤屋さんで洗剤いらずのくるみを買いました。
なんてことはない胡桃なんだけど、
4-5個をネットに入れて洗濯機に入れると
洗剤を使わなくてもきれいになるという触れ込みで
ずっと前から探していたのです。
2-3回は繰り返し使えるって言ってました。
もちろんトマトやチョコレート、油汚れなどの
汚れのひどいモノは落ちないみたいだけど
普通の生活していてさほど汚れていないシャツなんかは
この胡桃で十分だっていう噂。
10粒くらい入ってて1,5ユーロだったし。
近いうちに試してみよう。

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ここにElisirというリキュールがありました。
バジリコのお酒だって言ってたけど
私は味見もできないのでどんなものか不明。
残っていた一本を友人が買っていきました。
友人曰く、さっぱりしない酒だそうですが・・・。

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いつものようにお供についてきたレイラ。
あちこちで可愛がられ
撫で撫でされたり、誘拐されそうになったり(笑)。
屋台のお姉さんに誘拐されそうになったときは
必死の形相で私の腕に戻ってきて
可愛いなぁと思う一方
そんなに甘えん坊でどうするよとちょっと心配になったり。
私とビリーが離れ離れになれなかったのと同じように
レイラもまた同じようにいつも一緒。
ビリーのときよりさらにひどくなっている気もする。

この私にカンガルー状態のレイラが
熱いまなざしを送っている向こうには何があるのかというと。

ロバの親子。
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今年のパン市の一番のヒットだと思う。
あ、でも売り物ではありません。
子供たちのためにふれあい広場ができていて
ニワトリとロバが出張してきてました、田舎から。
ロバってとろんとしたあまぁい眼をしているよねぇ。

レイラはほえもせず、随分長いこと見入ってたけど
ロバほとんど動かず(笑)。
レイラが彼らを生き物だと認識できたのかは不明。