不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

I botti di Capodanno subiscono i danni

2011-12-30 23:50:00 | 日記・エッセイ・コラム

クリスマスは厳粛に(?)過ごすイタリア。
ミサに行くときもひっそりしていて、
その雰囲気はとても好きなのですが、
打って変わって大晦日は大騒ぎ。
花火&爆竹の爆音が心臓に悪いし、
年越しを街中でしようと思うと、
思わぬところで
シャンパンやスプマンテを振りかけられて
びっくりするわ、酒臭くなるわで大変。
そんな楽しみ方もイタリアっぽいとは思うけれど。

この爆竹&花火の爆音で犠牲になるのは
人間よりもペットたち。
爆音でびびっちゃって可哀相なことに。
毎年12月31日の夜に
命を落とす動物(ペット、家畜などなど)は
5000匹といわれています。
このうちワンコ500匹、ニャンコ500匹。
そして命を落とさないまでも
驚いて逃走する動物が数千匹くらいいるらしいです。

ラジオを聴いていると、
フィレンツェ市をはじめイタリア各地で
動物の権利を尊重しようという流れのようで
今年は花火&爆竹を控えめに!と呼びかけています。

まだ家族と過ごしているペットは
救われるかもしれないけれど
保健所に収監されているワンコや
保護コロニーで暮らすニャンコたちには
辛い一夜になるよね。

礼儀の問題です。
年越しには自分の快楽だけでなく、
小さな命のこともちゃんと考えましょう。

ところでフィレンツェは
捨て犬を保護する施設を改装したようです。
Canile Rifugio Parco degli Animali
Viuzzo del Pantanino, Ugnano
月・金 9:30-11:30
火・木 9:30-11:30,15:00-17:00
土   予約制
水・日 休館

来年こそは
こういう施設にいるワンコにも何かしてあげたい!
そして日本で被災した動物たちのためにも
何か私にできることを探さなくては。