不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

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2011-12-28 18:07:42 | Tweet Log



Santo Stefano protomartire

2011-12-27 22:22:27 | アート・文化
12月26日はイタリアでは祝日です。
別にクリスマス休暇を長くするためではありません。
12月26日は聖ステファノの日。
キリスト教初の殉教者という位置づけから
救世主イエスの生まれた25日の翌日が
聖ステファノの日とされています。

聖ステファノ(Santo Stefano)は最初の殉教者、
つまりキリストへの信仰心を理由に
初めて命を落としたもの(protomartire)として
カトリック教会、正教会では
特に重要な聖人の一人です。
ギリシャ系ユダヤ教の家庭に生まれた彼は
もちろんユダヤ教徒でしたが、
使徒によって最初の7人の助祭の一人に選ばれ
キリスト使徒を手助けをし、
特に未亡人への食料配布などを行っていたようです。

36年に投石の刑にかけられ殉教していますが、
まだ改心前のサウロ(後の聖パオロ)が
その聖ステファノの殉教の場に居合わせたと伝えられています。

学識の高い人物であり
度々ユダヤ最高議会で演説を行っていましたが、
まだキリストの教えに納得していない人々が多く、
彼が、天が開き神の栄光が現れると発言すると
街の外に連行して処刑したのです。

イエスの処刑を許可したユダヤ総督ピラト(Pilato)が
権力を握る前のパレスティナ周辺は
大サンヒドリンというユダヤ最高議会が支配しており
彼らが彼の地の処刑方法としてよく用いたのは投石刑だったのです。
従って、宗教画に描かれるときには
助祭服を着て頭に石ころをつけた状態で描かれていることが多く
比較的見分けるのが容易な聖人の一人です。

先にも延べたとおり
12月26日が聖ステファノの日になりますが、
1960年までは8月3日を聖ステファノの日として祝う習慣も残っていました。
それは415年にある祭司が聖人の遺体が葬られた場所を夢に見て
エルサレムの近くで聖人のモノとされる遺体が見つかったのですが、
それが8月3日だったからです。
もちろんこの際に見つかったものが
聖人の遺体であるという確証はなかったのですが
コンスタンティノープル、そしてローマへと運ばれて行き、
世界各地に「聖ステファノの聖遺物」が現在も保管されています。

Lapidazione_di_s_stefano
Giulio Romano
Lapidazione di Santo Stefano
赤いダルマチカを来た若者が聖ステファノ。
皆さんかなりの形相ででかい石を投げようとしていますが、
左端に石を持たぬ男性が描かれています。
マントを足下に敷かれて描かれるこの人物こそ
後の聖パオロとなる改心前のサウロです。
そして、ステファノの発言とおり、
天の雲を分けて父なる神とイエスが姿を現しています。

「頭に石」の図からの連想に過ぎないと思うのですが、
偏頭痛がひどい時は聖ステファノにお参りする習慣もあります。


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2011-12-27 18:07:42 | Tweet Log



Seguendo la traccia di K2

2011-12-26 16:50:23 | 旅行記
まだやってますよ、2011年秋・日本滞在旅行記(笑)。

10月28日、
吉川晃司同志の皆様と
吉川さんの足跡をたどる銀座残り香ツアーを
やってきたわけです。
すっごく楽しかった。

銀座でいつも迷子になる私は
集合場所の前を通り過ぎて行って
携帯で連絡してなんとか合流。

まず最初に伺ったのは「中華そば共楽」。
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吉川さんが食べたという中華そばをいただいてきました。
懐かしいラーメンだった。
吉川さんが取材のときに座っていたテーブルで
ちゃんと同志ですわっていただいてきました。
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おじさまたちが静かにお食事してました。
こういう雰囲気もいいよね、銀座。
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三原小路を抜けて先へ。
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銀座には滅多に行かないので、
知らないところばかりなんですが、
稲荷大明神が残っていたりするのですね。
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目指すは食後のコーヒー。
到着したら準備中でした。
Dscn0210
コーヒー専門店。
日常的にコーヒーを飲まない私は
こんな機会がなければきっといかない。
吉川さんが紹介してくれなければ一生足を踏み入れなかったよね。
小さなお店だけれど、スタッフが多くて
皆さんコーヒーにかける情熱がこの上ないというのが
一挙手一投足に滲み出てました。
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Cafe' De L'Ambre。
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苦みがなく酸味が少しあるコーヒーをといって
お願いして選んでもらった一杯。
本当にリクエスト通りの
コーヒー嫌いな私が美味しいと思って飲める一杯でした。
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ここもちゃんと、吉川さんが取材で座った角の席ね。
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大野屋さんで手ぬぐい買って更に先へ。
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中村活字。
Dscn0224
吉川さんが立ち寄って、
次回事務所の名刺作る時は是非ここでと言っていた
銀座に残る活版印刷の活字屋さん。
ここのおじさまがとてもお話し好きな好い方で
すっかり吉川晃司談義に花が咲きました(笑)。
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吉川さんが作るなら、私も作るよってことで
長年懸案だった名刺制作を依頼することにしました。
フィレンツェで色々探していたんだけど、
これという印刷屋さんが見つからなかったので
自分の名刺を作らずに放置してきてたのですが、
絶好のチャンス到来!
すっごく素敵に仕上げてもらったんです。
配ってしまうのがもったいないくらい(笑)。
Dscn0221
我々が訪れたのは10月28日。
その約1ヶ月後に別の吉川晃司同志が訪れて
中村さんとお話をした際に
ちゃんと私が名刺を作ったことも覚えていてくれて
更に、フィレンツェでのイベントが成功したかどうかも
気にかけてくださっていたそうです。
本当に心根の素敵なおじさまです。

更にもう一件。
和菓子の「柏屋」。
豆大福買ってきましたよ。
Dscn0229
おじさんとおばさんが取材時の写真も持ち出して
嬉しそうに話してくれるのが
ファンとしても本当に嬉しい限りでした。

もう一件お目当ての骨董屋さんは
生憎休業日。
ということで
あとは同志とともに引き続き銀座ぶらぶら。

この残り香ツアーの元になったのはこちら。
Hot-Dog PRESS世代のための GENTLEMAN’S STYLE BOOK 新・銀座の流儀 (講談社MOOK)Hot-Dog PRESS世代のための GENTLEMAN’S STYLE BOOK 新・銀座の流儀 (講談社MOOK)
価格:¥ 880(税込)
発売日:2011-09-30

男性誌ですが、女性が読んでもかなり楽しめる一冊。
吉川晃司ファンでなくても楽しめる一冊(笑)。

今回伺ったお店はどこも
我々のような多少ミーハーな客が
普段足を運ぶような場所ではないにも関わらず
吉川さんの銀座の流儀をみて来ましたと告げると
本当に嬉しそうに歓迎してくれて
吉川晃司という人柄と
そして彼が選んだ各店の本当の価値と良さをしみじみ実感。
想いを共有する同志たちといい銀座歩きができました。

吉川晃司ネタですからついでにこれも。
彼が3月11日以降、
これまでの物差しをすべて捨てて掲げた日本一心について
色々感じるところがあるので。
Edge of Heartのブログ


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2011-12-24 18:07:41 | Tweet Log