超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

マキャベリ早わかり

2020-04-09 17:45:58 | 無題
今日は月寒川を渡ってセイコーマートでお茶してきた。
今日は短縮版マキャベリの「君主論」を読む。
マキャベリはフィレンツェの外交を担う役人だった。
マキャベリは群雄割拠のイタリアの乱世で、
政治指導者の行動や言動を観察してきた。
その君主たちの中で飛び抜けて才能を発揮したのはチェザーレ・ボルジアだった。
チェザーレは志半ばで病に倒れたが、彼を元にマキャベリは
「君主論」を書いた。
チェザーレは敵にも味方にも恐れられる利点を知っていた。
恐れられるが、恨まれない。この両立が肝心。
恨まれないためには部下の物を奪わないなど最低限の節度が必要。
国を守るには農民を中心とした自国軍を作るべきである。
君主は優秀な部下を持つべきだ。自分で決断できるか
優れた部下の助言を聞けば政治はできる。
君主は群集に軽蔑されてはいけない。
決断が必要な時は状況を見て有利な方を選ぶべきだ。
乱世の君主は必ずしも徳政を必要としない。
庶民の見晴らせない視野を持って、時流をつかみ、
あらゆる手を使って目標を達成する君主にこそ
幸運の女神は微笑む。余り気持ちのいい君主論ではないが、
強いリーダーシップを持つ乱世の君主の処世術を正直に
書いているとは言える。(後味は良くない)

乱世では慕われるより恐れられわが道を行く君主が制す
コメント
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