超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・菖蒲湯

2024-05-05 00:03:09 | 自作俳句
紙兜作る新聞目を通す
空高く祖父の自慢の鯉のぼり
うつ向きて何故か気になる春日傘

晴天やここ数日の目かり時
欲もなくたださえずりて空に消え
蜂の巣に滴る様な甘い蜜

バス停を少し歩けば藤の宿
菖蒲湯につい眠り込み半時間
一日の疲れを忘れ一番茶

照坊主願いを掛ける遠出前
留守番で菓子を齧りて暮れかねる
庭先の蕾咲きたり薔薇の花

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