平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

「響け!ユーフォニアム3」~久美子ってムチムチしてるよな。色気を表現できる京都アニメーションの作画力!

2024年06月09日 | コミック・アニメ・特撮
 久美子(CV黒沢ともよ)と麗奈(CV安済知佳)がついに決裂!
 佳境に向かって盛り上がって来た『響け! ユーフォニアム3』。
 本当に見応えのあるアニメーション作品だ。

 真由(戸松遥)に悪気はない。
 むしろ自分の存在が吹奏楽部にどのような影響を及ぼすかを理解していて一歩引いている。
 久美子に何度も警告している。
 まあ、こんな洞察ができる真由には過去に何らかのトラウマがあるんだろうけど。
 ネットで真由のことを『天然マウント少女』と表現している方がいたが、なるほど!
 真由は静かなる時限爆弾。
 それが先週の第9回で炸裂した。

 さて、このようなギスギスの中でコンテストを迎えたら、北宇治吹奏楽部はどのような演奏を
 するのだろう?
 音楽の完成度は高い。
 でも楽しくない。
 今のままではコンテスト落選だ。
 今のギスギスはどのように昇華され、結果としてどのような音楽が奏でられるのか?
 ………………………………………………………

 それにしても京都アニメーションの作画ってすごいな。
 何がすごいかと言えば、ものすごくエロいのだ。

 高校三年生の久美子はムチムチしている。
 久美子は足は短いし、等身もどちらかと言うとご立派とは言えないし、すごくリアル。
 高校一年の時から久美子を見ている当方としては、久美子のムチムチに目を見張ってしまう。
 高校一年の久美子はまだ子供だった。
 これに加えて、今回の青春ドラマと声優・黒沢ともよさんの芝居で、むせ返るような色気が
 滲み出ている。

 それは葉月(CV朝井彩加)や 緑輝(豊田萌絵)にも言えて、
 特に緑輝、すっかり大人になったねえ。以前はアホ毛の天然キャラだったのに。

 その他、 奏(CV雨宮天)はしっかり高校二年生の感じだし、
 アイスを差し入れに来た 優子先輩(CV山岡ゆり)と夏紀先輩(CV藤村鼓乃美)は
 しっかり大学生の感じになっている。

 おそるべし! 京都アニメーションの作画!
 世の中には、すごい作画の作品はたくさんあるが、この滲み出る色気はなかなか出せない。
 宮崎駿作品もそうだ。
 キャラのムンムン、ムチムチ感はさすがの宮崎駿さんも描けていない。

『響け!ユーフォニアム3』は、日曜日夕方5時・Eテレにて放送中 ←何とEテレ!


※関連動画
 今からでも楽しめる!「響け!ユーフォニアム」(京アニチャンネル・YouTube)
 
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『十角館の殺人』『屍人莊の殺人』~やはり「館もの」のミステリー作品は面白い!

2024年06月07日 | 邦画
 日本のミステリー作品を2本見た。
 いずれも『館(やかた)もの』だ。館に人が集められ殺人事件が起こる。
 一応「ネタバレなし」でレビューを書いてみる。

『十角館の殺人』
 綾辻行人・原作 Huluでドラマ化。

 この作品、『絶対に映像化できない作品』なのだ。
 小説だから成り立つ話なのだ。
 でも今回映像化されて僕はダマされてしまった。
 ええっ、そんな~!?
 ぜんぜん気づかなかった~!

 この作品を見ていると、人間の認識能力がいかにいい加減なものかがよくわかる。
 思い込みが認識を大きく歪めることがよくわかる。

 トリックは実にシンプルだ。
 さまざまな作品で擦られていて手垢のついたものだと言っていい。
 ただミスリードがいろいろ仕掛けられていて、それが真相を覆い隠している。
 ミスリードを取り除いていけば、真実はくっきり浮かび上がる。
 …………………………………………………………

『屍人莊の殺人』
 今村昌弘・原作 2019年映画化。

 ゾンビが凶器になるミステリーである。
 ついに『ゾンビが凶器』になるミステリーが来たか!
 斬新だねえ。画期的だねえ。
 まあ、ミステリーの古典には『毒蛇』や『オランウータン』が凶器になる作品があるが。

 個人的には、最初の殺人と最後の殺人のトリックがすごいと思った。
 これらは『ゾンビが凶器』でなければ実現不可能。
 ふむふむ、なるほど。
 最後のトリックは犯人がどうしてゾンビの特性を知り得たか、という疑問が残るが……。

 この作品の魅力は、剣崎比留子役の浜辺美波さんだろう。
『賭ケグルイ』『シン仮面ライダー』など浜辺美波さんはやはり2.5次元俳優。
 特異な衣裳を着たエキセントリックな変人役がよく似合う。
 その集大成が今回の比留子役だ。
・推理の時、白眼を剥いて頭をグリグリする。
・チッ! と舌打ちする。
・推理を披露する時、相撲の雲竜型をする。
・「協力してくれたらキスさせてあげる」と言う。←こんなこと言われたら、絶対協力するだろう!

 浜辺美波さんと神木隆之介さんは三度目の共演。
『屍人莊の殺人』(2019)
『らんまん』(2023・朝ドラ)
『ゴジラ-1.0』(2023)
 公私ともに仲がいいらしいし、もうお前らつき合っちゃえよ!←by『葬送のフリーレン』

 いい感じのコメディ&ミステリーになっています。
 原作は既読で、その地の文に若干のユーモアを感じたが、
 映画版では、監督が木村ひさしさんなのでコメディ要素が強くなっている。


※予告編はこちら
 映画『屍人莊の殺人』予告編(YouTube)

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「虎に翼」~今、僕たちが享受している権利は、過去のさまざまな人の思いの果てに生まれたものなのだ

2024年06月05日 | その他ドラマ
 憲法について考えさせられるドラマだ。
 戦前の「大日本帝国憲法」下、女性の権利は少なかった。
 女性は男性に従うものだった。
 男性だって無理をしていた。
 男は家の大黒柱にならなくてはならない。
 弟・直明(三山凌輝)はこのことに囚われていた。
 家の大黒柱の男たちは「国家」という家も支えなければならず、赤紙で戦争に行かされた。

 そんな世が終わり発布された「日本国憲法」。
 寅子(伊藤沙莉)は新憲法を読んで心をふるわせる。
 第十四条
『すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、
 政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない』

 まだまだ不十分だが、現在僕たちが当たり前のように享受している権利は、
 戦前、戦中の人たちのさまざまな思いの果てに生まれたものなのだ。
 よねさん(土居志央梨)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、崔香淑(ハ・ヨンス)──
 彼女たちは自らの権利を求めて闘い、学び、最後には挫折した。
 彼女たちのことを思うと、今享受している権利がかけがえのないものだと実感する。

 だから僕たち大人はこれを守って、後の世代に残さなければならない、と思う。
 ………………………………………………………

 さて寅子。
 現在は「民法」作成のために動いている。
 かつての「はて?」は影を潜め、「すん」状態だが、いずれ自分を取り戻すだろう。

 課題は、ラディカル(終審的)な改革なのか? ゆっくりとした(保守的な)改革なのか?
 アメリカは戦前の家族制度をラディカルに壊そうとしている。
 寅子の考えもそれに近いようだ。
 だが、それに不安を覚えている花江(森田望智)のような存在もいる。
 ここで立ち止まって花江に目を向けられるようになった寅子は少し大人になった?
 上手い作劇だと思う。
 果たして寅子はどのような結論を出すのか?

『夫婦別姓』『LGBTの婚姻』『共同親権』など、民法的なテーマは現在の重要な問題である。
 そこに横たわる、リベラルと保守の対立。
 確かに急激な改革は社会に混乱をもたらす。
 だが、一方でこの制約で苦しんでいる人もいる。
 『虎に翼』はこのテーマをどのように扱うのか?

 いずれにしても
 現在の「民法」が、寅子たちのような人々の熟考と葛藤の末につくられたことがわかる。
 僕たちの現在がこうした先人たちの知恵と努力の結果、うまれたものだとわかる。

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「光る君へ」 第22回「越前の出会い」~謝謝、再見──異文化にふれて、まひろの心は宋の国へ!

2024年06月03日 | 大河ドラマ・時代劇
 地面に名前を書く男! 為時パパに針をブッ刺す男! 実は日本語を話せる男!
 周明(松下洸平)登場!

 今回は前フリ回なので、あまり語ることがないが、
 直秀(毎熊克哉)に続くオリジナルキャラの登場だ。
 まひろ(吉高由里子)とどのようなドラマを展開するのか楽しみだが、
 越前でのまひろと為時(岸谷五朗)を助ける存在になりそうだ。

 周明が地面に名前を書いたのは道長(柄本佑)との出会いを思わせる。
 海で出会ったのは、直秀と語り合った夢を想起させる。

 越前で宋人の文化に触れるまひろ。
 ヒツジの肉、針、宋の言葉──いい表情するな~。
 好奇心のかたまりという感じで、表情を見ているだけで楽しくなる。
 文化を受け入れることにためらいもない。
「謝謝」「再見」もマスターした。
 まひろの心はすでに海を越えて宋の国に行っていることだろう。

 ちなみに、劇中の台詞にもあったが、宋は戦闘的な国ではなかったらしい。
 経済的に豊かで、金などの騎馬民族が攻めて来てもお金を渡して和平を結んだ。
 科挙などの制度を採用し、印刷術など文化的にも豊かだった。
 周辺国に対しては朝貢を求めず、海外との商いは民間に任せた。
 今作の朱仁聡(浩歌)も、そんな民間商人のひとりなのだろう。
 ……………………………………………………

 さてドラマに話を戻すと、今回、前フリされたのは──
・周明とは何者なのか?
・朱仁聡の目的は何なのか?
・越前国府の源光雅(玉置孝匡)と宋人との確執
・為時と光雅の確執
 朝廷では──
・定子(高畑充希)が帝の子を身ごもったこと
 定子の懐妊で朝廷の勢力図は変わり始める?

 為時は立派だった。
「そなたはわたしを愚弄するつもりか?」
 と賄賂を渡して来た源光雅を一括!
 おそらく光雅は越前で私腹を肥やしていたのだろう。
 だから為時も仲間にして、お目こぼしをしてもらおうとした。
 ちなみにXの受け売りだが、平清盛の父・忠盛は越前守となって財産を貯え、後の平氏政権の礎を
 築いたらしい。

 道長は胃の痛い日々。
・太宰府から戻って来た伊周(三浦翔平)
・定子の懐妊
・越前での通詞殺人の裁き→判断を間違えると国と国との争いごとになる。
 道長は明子(瀧内公美)にダメダメな左大臣だと愚痴をこぼす。
 そんな弱気な道長を明子は励まして、
「いつか明子なしには生きられると言わせてみせます」
 と言って押し倒す。
 倫子(黒木華)といい、道長、よく押し倒されるよな~。笑
 自分をダメだと思っている道長はまだ大丈夫だろう。


※参考動画
 【宋王朝】実はこんなに進んでいた! (YouTube)

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政治資金規正法改正~第2自民党の「日本維新の会」が賛成して成立か?

2024年06月02日 | 事件・出来事
 政治資金規制法の自民党改正案。
 公明党、日本維新の会が賛成して成立しそうだ。

 改正内容は結局骨抜き。
・連座制→「確認書」って何だよ? 素直に連座制でいいじゃないか。
・企業団体献金→そのまま。これをなくすために税金を原資にする「政党交付金」って作ったのに?
・政策活動費→10年後に領収書・明細を公開。
       何で10年後なんだ?
       やましいことに使っていないなら即公開でいいだろう?
       すでに抜け道は指摘されていて「政党→政治団体→政治家」の資金の流れだと、
       公開しなくていいらしい。
・パーティ券購入者の公開5万円超→一応評価するが、自民党はあの手この手で、法の抜け道を
                 作っていくだろう。
 ………………………………………………………

 さて維新。
 結局、最後に自民党を助けた。
 維新は「是々非々」「否定ばかりではなく、少しずつでも改革を前進させる」と
 しばしば主張するが、これ、詭弁だから。
 上の規制法改正が示すように、結局何も変わらない。何も解決しない。
 先日、維新の馬場代表は「自民党と連立政権を組んでもいい」みたいな発言をしたが、
 要するに維新は「第2自民党」。

 つーか、維新って自民党の別働隊だろう?
 野党のふりをして自民党を支える集団。
 裏で両者は手を握っている。
 自民党、維新という良いシステムを作ったな。

 かくして自民党の腐敗政治は今後も続く。
 日本は失われた40年、50年になっていく。


※追記
 さて、ここからは深読み。

 なぜ岸田首相は維新案をのんだのか?
 法案を成立させるためなら公明党の賛成だけで十分なのに。
 自民党と公明党だけで採決したら、国民の反発が大きいので、
 野党の維新も賛成しているという体にしたかったのか?
「いざとなったら維新と組むぞ」という公明党へのメッセージだったのか?
 でも公明党の組織票は自民党にとって重要なはず。

 一方、「パーティ券公開・5万円超」は岸田首相の独断だったらしい。
 これで麻生太郎氏、茂木敏充氏は怒っているとか。
 結果、9月の総裁選で再選が危ぶまれるので
 岸田首相は国会終了後に「解散総選挙」をおこなう?
 仮に自民党が過半数割れをしても、「公明党」「維新の会」と連立を組めば
 政権を維持できる?
 足りなければ「国民民主党」も加える?

 だとすると、すごいな、岸田文雄。
 自分が首相であり続けるために、自民党の仲間の議席を減らしても構わないと
 考えているのか?

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改憲して「緊急事態条項」を入れる?~バカに全権を委ねることになるが、それでいいのか?

2024年05月31日 | 事件・出来事
 国会の憲法審査会でおこなわれている改憲論議。
 何でも国会が終わる6月末までに改憲の条文を作ろうとしているらしい。
 改憲に難色をしめしている立憲民主党を外して論議をすすめるという話も。

 共同通信の報道に拠れば、
『自民党は30日、憲法改正条文案の起草作業を行う場として、6月4日の衆院憲法審査会の幹事懇談会開催を立憲民主党に提案した。立民が応じない場合、与党や日本維新の会など改憲勢力の5党派だけで条文化に着手する方針にも言及。6月23日の今国会の会期末まで1カ月を切る中、憲法審で続く膠着状態の打開を模索する。参院側では与党を含め議論の充実を求める意見が根強く、改憲の動きがどこまで進むのかは見通せない。』

 何で、こんなに急ぐのかね?
 能登の震災復興とか経済対策とか、エネルギーを注ぐべきことは他にあるだろう。
 今後、衆議院選挙がおこなわれれば自民党が議席を減らすことがほぼ確定しているから、
 議席のあるうちに発議しておこうというわけか?
 そんなこと、お前らの事情だろう!
 つーか、裏金・脱税の輩に憲法をいじる権利があるのか?
 …………………………………………………………

 どこを改憲するかというと『緊急事態条項』らしい。
 まだ改憲の条文が出ていないので詳細はわからないのだが、
 一般的には『緊急事態で政府の権限を集中させること』と言われている。

 これは実に怖ろしい。
 何しろ岸田文雄氏のような人物が全権を掌握するのだから。
 つまり××にわれわれの未来を委ねることになる。
(※××は好きな言葉を入れてください。たとえばバカとかアホとか)

『緊急事態』で思い出すのは「コロナ」や「東日本大震災」。
 でも、両者とも『緊急事態条項』がなくても何とか乗り切った。
 非難の要請があれば非難したし、家で自粛と言われれば自粛した。
 暴動も起きなかった。
 それなのに緊急事態を設定する必要があるのか?

 憲法審査会の動画を時折見るが、
 彼らが問題にしているのは──
『緊急事態時に衆議院の任期が来たら困るので任期を自動延長する』
 というものらしい。
 何か些末。
 そんなこと法律で対応できないのかね?
 参議院ではこれに対応するシステムがあるそうじゃないか。

 実に不毛な議論である。
『改憲』という勲章がほしいから、やっているように思える。

 繰り返すが、バカに全権を委ねる気はない。

 東日本大震災の時、総理大臣だった菅直人は「海水注入」をおこなった。
 自民党政権だったら、東京電力の意向を聞いて「海水注入」を行なわず、
 原発が大爆発して、東日本は人が住めなくなったかもしれない。


※追記
 緊急事態で選挙ができなくて国会機能が停止することはない。
 憲法憲法第54条第2項で「参議院の緊急集会」というシステムがある。
 それに参議院は「半数改選制」なので、国会で議員が不在になることはない。
 つまり改憲議員が主張する緊急事態条項は必要ない。

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大阪・吉村知事がまたインチキ!~万博参加希望校のアンケートでゴマかした

2024年05月29日 | 事件・出来事
 大阪の吉村知事がまたインチキ。
 いはく
『児童生徒の万博招待事業ですが、現時点で1280校から回答あり、
 75%に相当する950校もの学校から参加希望がありました。
 残り25%も未定・検討中です』

 おおっ、すげえ! と思ったが、実態は──
・参加希望 950校
・未定・検討中 330校
・未回答 620校

 未回答分620校をを省いている!笑
 おまけにアンケートには『参加しない』という選択肢がない!笑

 危ねえ、危ねえ、あやうくダマされる所だったぜ。
 こういう詭弁・インチキをやる所がいかにも維新だよな。
 ゴマかしても問題は何も解決しないのに。
 問題は、真っ正面から向き合うことで解決するのに。
 ……………………………………………………………………………………

 以下、吉村洋文氏の『口ばかりの政策』を列挙していこう。

・コロナ対策で「大阪ワクチン」を作ります。
・コロナに「イソジン」が効きます。
・医療従事者のために「雨合羽」を寄付して下さい。
・大阪の公立校は「9月入学」にします。
・大阪の公立校は「学校での公用語を英語」にします。
・万博では「空飛ぶ車」が飛びまわります。
・大阪に「F1」を呼びます。
・「0歳児に投票権」を!

 これは日本維新の会の政策だが、
・道州制
・ベーシックインカム
 というのもあったな。

 口ばかりでぜんぜん地に足がついていない。
 あらゆるものを壊そうとするが、壊した後の混乱やマイナスを考えていない。
 わが街に維新が来てほしくない理由はこれである。

『身を切る改革』というけどさ、カットされるのは行政サービスで住民は苦しむだけ。
 わが街に維新が来てほしくない理由はこれである。

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「光る君へ」第21回「旅立ち」~「越前の地で生まれ変わりたいと思っておりまする」「いつの日もいつの日もそなたのことを」

2024年05月27日 | 大河ドラマ・時代劇
 道長(柄本佑)は多くを語らない。
 伊周(三浦翔平)、定子(高畑充希)の哀しい出来事に対しても弁明しようとせず、
 自分が引き受けようとしている。

 まひろ(吉高由里子)はそれを見抜く。
「お顔を見てわかりました。あなたはそういう人ではない」
 こう言われて道長は堰を切ったように話し始める。
「俺の無力のせいで誰も彼もが不幸になった」
「おまえと交わした約束は何ひとつかなえておらぬ」
「どこに向かっていけばよいのか、それも見えぬ」

 道長はずっと迷い、苦しんでいたんですね。
 伊周や定子のことに対して、ただ流されるだけだった自分の無力を感じていた。
 疫病の対応や減税など、民のためにいろいろやっているのに
「約束は何ひとつかなえておらぬ」と自分を厳しく客観視できる人物でもある。

 自分を厳しく客観視できること──政治家に必須の能力だと思う。
 これを忘れると、権力に飲み込まれ、傲慢になり万能感に囚われる。

「約束は何ひとつかなえておらぬ」と10年前の約束を覚えていたことにまひろは感激したことだろう。
 自分の迷いや弱さを包み隠さず話してくれた道長に対して、まひろも本音を語った。
「この10年、あなたをあきらめたことを後悔しながら生きてきました」
「妾でいいと願っていたのに、おのれの心に従っていなかったことを悔やんでおりました」

 自分の心の中を素直に語ることができるふたり。
 しかし、ふたりは別々の道を歩まねばならない。
 特にまひろは10年前に交わした約束を何もかなえていない。
「今度こそ越前の地で生まれ変わりたいと思っておりまする」
 まひろは、自分を見つめるために越前に旅立っていった。

 強い絆で結ばれたまひろと道長。
 絆で結ばれた関係は他にも。

 清少納言(ファーストサマーウィカ)と定子だ。
「命あるかぎり、わたしは中宮様のおそばを離れません!」
「なりませぬ! お腹の子のために中宮様は生きねばなりませぬ!」
「何をすればいい? 中宮様を元気にするには?」

 清少納言は定子を慰めるために『枕草子』を書き始める。
 それは楽しかった頃の中宮での記憶。
 雅で優美な世界。
 これで定子は慰められたことだろう。
「楽しかった過去」と「優美な世界」はしばし現実を忘れさせてくれる。
 いずれは「昔はあんなことがありましたね」と定子と清少納言が語り合う日が来るかもしれない。
 …………………………………………………………………

 人間関係は他にも。

 まひろと清少納言。
「史記が敷物だから枕詞を書いたらいかがですか」
「帝が司馬遷の史記だからききょう様は春夏秋冬の四季とか」
 言葉遊びで心を通わせるふたり。
 第三者にはこれのどこが面白いのかわからない……。笑

 まひろと宣孝様(佐々木蔵之介)。
「下品に興味を持たぬ者などおらぬ」笑
「国司になれば懐を肥やせる」笑
 俗な宣孝を叱り、ツッコミを入れるまひろ。
 叱られて宣孝は嬉しそう。笑
 宣孝みたいな「俗」な存在って必要ですよね。
 これが人間。おそらく、まひろの文学を強くする。

 伊周と母・貴子(板谷由夏)。
「亡き父に誓ったのだ。わたしはわが家を守ると」
 こう自分を責める伊周に貴子は、そんなことは考えなくていいと諭す。
 貴子と離された伊周は子供のように泣き叫ぶ。
 伊周はまだ「子供」だったのかもしれない。
 まだ成熟していない子供だったのに無理矢理地位を与えられ、家を守ることを強いられた。
 ここに伊周の悲劇があったのかもしれない。

 道長と実資(秋山竜次)。
 めでたく左大臣と中納言に出世した。
 私心のない道長。
 法や前例や慣習を重視する実直な実資。
 名コンビだ。
 道長はいろいろ迷う政治家だから、実資のように「判断の物差し」を与えてくれる存在は
 有り難いのだろう。

 いろいろな人間関係が描かれている今作。
 やはりドラマは「人間関係」なんだ、とつくづく思う。
 それは大河ドラマなら尚更。
 そして、まひろは宋人・周明(松下洸平)と新たな関係を築いていく。


※追記
 前回、呪詛は詮子(吉田羊)の自作自演で、倫子(黒木華)がリークしたと推理したが、
 倫子がリークした、は間違いだった。
 倫子は内々に留めておこうとしたが、詮子がリークしていた。
 すべては詮子の仕業。

※追記
 オウムの声は『葬送のフリーレン』のフリーレン、『SPY×FAMILY』のアーニャ役の種崎敦美さん。
 今回は「你好(ニーハオ)」のひとこと言だけ。

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立憲民主党はどうして悪手ばかりを打つのか?~今、消費税減税を公約にすれば政権を取れるのに……

2024年05月26日 | 事件・出来事
 自民党が減速している中、立憲民主党はどうして悪手ばかりを打つのか?

 立民「政治資金パーティをなくします!」
 国民「いいぞ! かなり踏み込んだ改革案だ」
 立民「でも法案が通るまで、わたしたちは政治資金パーティをします」
 国民「はあ? 何言ってるの?」
 立民「……批判が多いのでパーティは中止します」
 国民「ふらふらしてるな。まあ、中止を決断したのはいいことだ」
 立民「政治改革論議が一段落したらパーティをするかもしれません」
 国民「結局、パーティをするのかよ!」

・企業献金~献金の有無で政策が歪められたり利益誘導がなされる可能性あり。
・政治資金パーティなどのカネ集め~カネ集めに一生懸命になって政治に専心できなくなる。
 これらを是正するために作られたのが、税金で賄う『政党交付金』制度。
 なのに政治家はこれでは足りないと言う。
 政治にお金がかかるのなら、かからないように制度改正しろ!
 チラシの作成? そのための郵送費?
 今どき、そんな古くさいことをやってるからお金がかかるんだ。
 …………………………………………………………………

 こんな立憲の悪手もある。

 枝野幸男「消費税を減税したら財政がパンクします」
 国民「今の物価高の中、消費税減税が一番ありがたいんだけど」
 国民「取ってバラまくより減税してくれ」
 国民「防衛費は簡単に倍にできるのに?」
 国民「マイナンバーカードとか万博とか、いろいろムダがあるだろう」
 国民「消費税が上がった分、法人税が下がってるんですけど」
 国民「消費税減税すれば国民がお金を使って税収がアップするのでは?」

 枝野氏は減税分を国債で賄うから、財政がパンクすると言っているのだが、
 やりくりすれば、幾ばくかの消費税減税分は可能ではないのか?
 たとえば食品の消費税の税収は5兆円だそうだが、5兆円くらいはひねり出せそう。

 もうひとつの懸念として立民の議員は、
「消費税減税で人々がお金を使い、インフレが加速する」と言っているのだが、
 それは『デマンドプル(需要が物価を上げる)型』の良いインフレだ。
 結果として企業の業績が良くなり、給料も上がる。
 一方、現在は『コストプッシュ(原材料費が上がって物価も上がる)型』の悪いインフレだ。

 立憲民主党の皆さん、今、
「消費税を下げます」
「食品の消費税をゼロにします」
 ただし、「インフレが加速したら消費税をふたたび上げます」
 を公約にすれば
 政権取れるんだけどな~

 それをやらない、お勉強インテリ集団の立憲民主党。
 ただ立憲の中には、原口一博さんとか、減税派の議員さんもいる。
 大いに話し合ってほしい。

 これ以上、政治に絶望させないでくれ。


※追記
 れいわ新選組の経済政策は大胆すぎて、
 英国のトラス政権のようになる可能性はあるが、耳を傾ける価値はある。
 れいわと組んで、中庸的な消費税減税をやってほしい。
 つーか、れいわは本気でこの国の国民のことを考えてるぞ。
 僕はこの点で支持している。

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「東京リベンジャーズ」~クソな人生から熱い人生へ! これが俺の人生のリベンジだ!

2024年05月24日 | 邦画
 実写版『東京リベンジャーズ』を観た。

 内容はタイムリープ×ヤンキーもの!
 現在を変えるために主人公が過去に戻って奮闘するというタイムリープものの王道と
 ヤンキーものを掛け合わせた作品だ。

 主人公・花垣 武道 (北村匠海)はカノジョの橘 日向 (今田美桜)を救うため、
 過去に戻ってヤンキー同士の抗争の中で奮闘する。

 物語が進むにつれて、武道の奮闘する目的が拡大していく所が面白い。
 当初の目的は、日向を救うためだったが、
 それが親友の千堂 敦(磯村勇斗)のため、
 「東京卍會」の副総長、通称ドラケンこと龍宮寺 堅(山田裕貴)を救うためと拡大していくのだ。
 その過程で武道はどんどん強くなっていく。
 人は背負うものが多くなればなるほど強くなれるのだ。
 この物語のダイナミズム!

 武道の戦いは自分のためでもある。
「俺の人生クソだって!」
 現在の武道は逃げてばかりだった自分を責めている。
 戦わずに逃げた結果、現在の人生は底辺の卑屈なものになっている。
 武道はそれを変えるために過去に戻る。
「こんな俺だってよ、譲れねえものがあるんだよ!」
「これは俺の人生のリベンジだ!」
 卑屈でない自分
 困難から逃げない自分
 ケンカが弱くても立ち向かう自分
 そんな自分を取り戻すために武道は過去に戻る。

 そんな奮闘の過程で、武道は心から信頼できる仲間を得る。
・前述のドラケンこと龍宮寺堅
・ダチの千堂敦
・「東京卍會」総長で通称マイキーこと佐野 万次郎(吉沢亮)

 彼らは弱くてもツッパって戦う武道を認めてくれる。
「タケミっち、お前、これから俺のダチ」
「お前。カッコいいよ」
「ケンカが強いヤツはクソほどいるけどな。
 譲れねえもののためにはどんなヤツにも楯突ける。そんなヤツはなかなかいねえ」

 これ、ヤンキーものの王道なんですよね。
 こうやって熱い絆で結ばれた仲間ができていく所が心地いい。
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 というわけで、1980年代に衰退したヤンキーものが復活した。

「ヤンキーなんてダサい」
「もっとお洒落にスマートに生きようぜ」
「やっぱ二次元。オタク万歳」
「ひきこもり。ニート」
「失われた30年。俺の人生お先真っ暗」

 こんな40年の時を経て、ヤンキーが自己主張を始めたのは何なのだろう?
 武道がタイムリープして、ヤンキーの熱い自分を見出したというのも象徴的だ。 

 ヤンキーの価値観とは何か?
 万次郎の言葉を借りれば、
「ひとりひとりがみんなのために命をはれる生き様」
「肩肘張ってケンカして自分の尻は自分で拭く生き様」

 僕はナンパなのでヤンキーは苦手なんだけど、感じるものはある。
 こういう価値観・生き様が見直される時代が来たのかもしれない。


※追記
 何という豪華なキャスト!
・北村匠海
・杉野遥亮
・吉沢亮
・山田裕貴
・永山絢斗
・高杉真宙
・眞栄田郷敦
・鈴木伸之
・磯村勇斗
・高良健吾
・村上虹郎
・間宮祥太朗
 今やドラマに欠かせない主役級の若手俳優ばかり。
 日向役は今田美桜さんがやっているのだが、最初は気づかなかった。

※追記
 宮藤官九郎さんの『不適切にもほどがある!』は『東リベ』に対するアンサー作品なのだろう。

コメント (2)
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