土曜ドラマ「フェイクニュース」。
ネット世界の言論をテーマにしていて面白かった。
たとえば、右派・左派のまとめサイト。
これらは実は同じ広告代理店によって運営されている。
その目的はPV(ページ・ビュー)を稼ぐこと。
右と左の言論を煽ることによって金儲けをしている。
その代理店はネット上のステマや世論操作もおこなっていて、フェイクニュースも平気で垂れ流す。
その代理店の主張はこうだ。
「本当のことなんかどうでもいい。
人は自分の見たいことしか見ないし、信じたいことしか信じない。
ウソでも彼らが信じたいものを記事にすればいいんだ」
その末端の主婦もアフィリエイトの小遣い稼ぎで、事件を煽るウソの記事をブログに書く。
かくしてウソはどんどん拡散していく。
なるほどね~。
僕もこうした代理店に踊らされてるのかもしれないな。
ネトウヨさんも多分そうだろう。
そんな中、東日本新聞社のネットメディア「イーストポスト」の記者・東雲樹(北川景子)は真実を求めて動きまわる。
PVを稼げればいいという方針の「イーストポスト」の編集長・宇佐美寛治(新井浩文)には食い下がって、こう主張する。
「ウソがまかり通る社会を娘さんに残したいんですか!?
社会の崩壊を娘さんに見せたいんですか!?」
外国人実習生の受け入れをしている会社が中抜きをして政治家にカネを渡している、という描写もあった。
これって、ネットで実際に話題になってるよね。
会社の実名はフェイクニュースの拡散に繋がるかもしれないから書かないけど、政府の諮問会議などで活躍している某経済学者が経営している会社。
新聞社の描写もあった。
新聞社は慣例主義で、当たり障りのない記事しか書かない。
そんな新聞社の姿勢に東日本新聞社の社会部記者・西剛(永山絢斗)は激怒して叫ぶ。
「こんなことをやってるから誰も新聞を読まなくなるんだよ!」
確かにそのとおり。
このドラマのクライマックスは結構、皮肉たっぷりだ。
外国人実習生の受け入れを〝難民173万人受け入れ〟と勘違いしたネット民が右と左で争い、暴動が起きるのだ。
右派は「難民受け入れ反対!」
左派は「カネをばらまくだけが外交じゃない。難民を受け入れろ!」
彼らは根も葉もない勘違いのデマで争い、殴り合っている。
脚本は「逃げ恥」などを書かれた野木亜紀子さん。
今作は野木さんのオリジナルなんだけど、野木さんって社会派だね。
フェイクニュースが乱れ飛ぶネット社会。
何がウソで真実かを見極めるのは大変だけど、せりふにもあった次のことを常に意識していきたい。
「人は自分の見たいことしか見ないし、信じたいことしか信じない」
あとは今回の事件の発端をつくった猿滑昇太(光石研)の言葉。
「皆さん、熱くならずに! まずは深呼吸しましょう!」
ネット世界の言論をテーマにしていて面白かった。
たとえば、右派・左派のまとめサイト。
これらは実は同じ広告代理店によって運営されている。
その目的はPV(ページ・ビュー)を稼ぐこと。
右と左の言論を煽ることによって金儲けをしている。
その代理店はネット上のステマや世論操作もおこなっていて、フェイクニュースも平気で垂れ流す。
その代理店の主張はこうだ。
「本当のことなんかどうでもいい。
人は自分の見たいことしか見ないし、信じたいことしか信じない。
ウソでも彼らが信じたいものを記事にすればいいんだ」
その末端の主婦もアフィリエイトの小遣い稼ぎで、事件を煽るウソの記事をブログに書く。
かくしてウソはどんどん拡散していく。
なるほどね~。
僕もこうした代理店に踊らされてるのかもしれないな。
ネトウヨさんも多分そうだろう。
そんな中、東日本新聞社のネットメディア「イーストポスト」の記者・東雲樹(北川景子)は真実を求めて動きまわる。
PVを稼げればいいという方針の「イーストポスト」の編集長・宇佐美寛治(新井浩文)には食い下がって、こう主張する。
「ウソがまかり通る社会を娘さんに残したいんですか!?
社会の崩壊を娘さんに見せたいんですか!?」
外国人実習生の受け入れをしている会社が中抜きをして政治家にカネを渡している、という描写もあった。
これって、ネットで実際に話題になってるよね。
会社の実名はフェイクニュースの拡散に繋がるかもしれないから書かないけど、政府の諮問会議などで活躍している某経済学者が経営している会社。
新聞社の描写もあった。
新聞社は慣例主義で、当たり障りのない記事しか書かない。
そんな新聞社の姿勢に東日本新聞社の社会部記者・西剛(永山絢斗)は激怒して叫ぶ。
「こんなことをやってるから誰も新聞を読まなくなるんだよ!」
確かにそのとおり。
このドラマのクライマックスは結構、皮肉たっぷりだ。
外国人実習生の受け入れを〝難民173万人受け入れ〟と勘違いしたネット民が右と左で争い、暴動が起きるのだ。
右派は「難民受け入れ反対!」
左派は「カネをばらまくだけが外交じゃない。難民を受け入れろ!」
彼らは根も葉もない勘違いのデマで争い、殴り合っている。
脚本は「逃げ恥」などを書かれた野木亜紀子さん。
今作は野木さんのオリジナルなんだけど、野木さんって社会派だね。
フェイクニュースが乱れ飛ぶネット社会。
何がウソで真実かを見極めるのは大変だけど、せりふにもあった次のことを常に意識していきたい。
「人は自分の見たいことしか見ないし、信じたいことしか信じない」
あとは今回の事件の発端をつくった猿滑昇太(光石研)の言葉。
「皆さん、熱くならずに! まずは深呼吸しましょう!」