平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ハロウィンナイトには、私立恵比寿中学の「オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~」を聴きたい!

2015年10月31日 | アイドル
 ハロウィンであります。
 というわけで、本日はお化けの曲を聴きたい。
 マイケル・ジャクソンの「スリラー」なんかはうってつけ。
 昨夜のミュージックステーションでは、ハロウィンをテーマにして、AKB48やゴールデンボンバー、きゃり~ぱみゅぱみゅさんたちが歌ってた。

 でも、ハロウィンに僕が聴きたいのは、この曲。

 私立恵比寿中学 「オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~」

 お化けに怖がる女の子たちが、最後は開き直って、お化けと戦う歌だ。

 テーマは、現代女子のたくましさ!

 当初、彼女たちは、十字架や数珠やにんにくなどで戦うが、全然、通用しない。
 ここで諦めて悪霊の餌食になってしまうかと思いきや、「だめだこりゃ」と、いかりや長助のように開き直って、「舐めるな!」と戦い出す。
 挙げ句の果てに、
 アーメン そーめん ひやそーめん!
 あーぶら かたぶら びばのんのん! と言葉遊びまで始める。

 作詞・作曲・編曲は、ヒャダインこと前山田健一。
 この人のセンス、好きですわ。
 曲全体が遊びであふれている。

 というわけで、私立恵比寿中学 「オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~」をお聴き下さい。
 MVの4:40あたりからエビ中のメンバーがキョンシーダンスを始めるのですが、僕はここが好き。
 メンバーの頭についているお札に何が書かれているかも注目。
 <頭上注意>とか<日本人形>とか(笑)、エビ中ファミリーにしかわからないネタなんですけど……。

 ハロウィンナイトにぜひ聴きたいこの一曲!!

 私立恵比寿中学「オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~」MV(YouTube)

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あさが来た 第29回~あさと再会した時の、はつのせりふがすごい!

2015年10月30日 | 大河ドラマ・時代劇

「あかん、加野屋の若旦那様ともあろうお方のお着物が、あないな縫い目ではあきまへんな」

 はつ(宮あおい)があさ(波瑠)に再会した時のせりふだ。
 上手いですね。
「こないな姿、見せたくなかった」でも「放っておいてほしい」でもない。
 もし、これらのせりふを言っていたら、はつが普通の、安っぽい女性になってしまう。
 だから、正解は冒頭のせりふ。
 ボロは着ていても、はつは常にあさに注意する、尊敬すべきお姉ちゃんでなければならないのだ。
 そして、凛として美しい。
 これであさにも、はつが今の境遇にへこたれていないこともわかる。
 実に上手いせりふだと思います。

 この着物の縫い目の件は、話を発展させることにも使われていた。
 前半は、新次郎(玉木宏)の浮気疑惑。
 あさは、見事な着物の縫い目が自分が縫ったものでないことに気がついて、「どこぞのおなごはんに縫うてもろたものだす?」と問いただし、三味線の師匠の美和(野々すみ花)との関係を疑う。
 そこで、後半。
 何と縫ったのは、はつだったのだ。
 そして、あさは、新次郎が縫い物の仕事をしばしば持って来て、はつの家の家計を助けていたことを知る。
 <浮気疑惑の夫>から<姉のことを気遣っていた新次郎>へ。
 見事なストーリー・テリングです。

 その他、あさとはつの会話で、はつの姑・菊(萬田久子)がすっかり元気をなくしてしまったこと、あさが京都の実家の両親に、はつの無事を伝える手紙を書くことも描かれた。
 石炭で走る鉄の車の当時の人の驚きや、びっくりぽんなカッパ→ビッグなカンパニー(笑)の話も!
 実に密度の高い15分です。

 脚本、かくあるべし。
 何の工夫もなく、ダラダラとストーリーを進行させる今の大河ドラマの脚本家は見習ってほしい。

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相棒14 「死に神」~疑問点が多くてスッキリしない。「相棒」もそろそろネタ切れか?

2015年10月29日 | 推理・サスペンスドラマ
 プロットが破綻してますね。
 いろいろイジり過ぎて、メチャクチャになってしまった感じ。

 まず、雨宮一馬(葛山信吾)が中村隼(近藤公園)に復讐しようと思うことがおかしい。
 確かに中村は妹を自殺に追いやった原因ではあるが、それは間接的なものであり、復讐するなら自殺の直接的な原因に向ける方が自然。
 第二に、雨宮が考えたとおりに中村が行動するか、という問題。
 中村はたまたま尾崎美由紀(中島亜梨沙)の遺体を雨宮の別荘に運んだが、別の行動をとるかもしれない。
 第三に、どうして雨宮が、尾崎美由紀が中村の工場で服毒自殺をすることを知ったのか、という問題。
 ITに詳しいので、中村と尾崎のやりとりのメールを見たのだろうか?
 第四に、尾崎美由紀の握っていたハイドロビーンズになぜ中村が気づかなかったのか、という問題。
 普通、自分の工場が犯行現場だったら、それを示す証拠物が遺体に付いていないかチェックするはず。
 第五に、中村が翌朝、わざわざ雨宮一馬の別荘に行くか、という問題。
 これで中村は右京さんに怪しまれることになるのだが、放火魔が放火現場を見にいくような心理か?

 というわけで、今回は疑問点が多くて、どうもスッキリしない。
 第1話の幽霊話も、手足を押さえつけ加工した声を聞かせて死者のメッセージと錯覚させるという無理矢理なトリックだったが、『相棒』もそろそろネタ切れだろうか?

 面白かったのは、冠城亘(反町隆史)。
 遺体の前で右京さんは手を合わせるのに、冠城は十字を切ってた!←クリスチャン?(笑)
 芹沢(山中崇史)には足をかけて倒そうとする。←反町さんのアドリブ?(笑)
 米沢さん(六角精児)は前回、自分をダマした冠城が嫌いみたい。冠城を無視して右京さんに報告する(笑)
 右京さんの〝相棒〟なら対応するが、〝お客さん〟〝同居人〟には対応しないというスタンスか?
 プロットが破綻している以上、ディティルで楽しむしかない。

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あしたのジョーと1970年代論~ホセ・メンドーサ戦でジョーは日の丸を背負って闘った

2015年10月28日 | 1970年代を考える
 70年代前半、大学生たちの間で言われていた言葉は、
「右手に朝日ジャーナル、左手に少年マガジン」
 その頃、少年マガジンは学生たちが共感するシンボル的雑誌だったんですよね。

 そんなマガジンの中でも熱狂的に支持されたのが「あしたのジョー」~原作・高森朝雄(梶原一騎)、画・ちばてつや。

 日航機「よど号」をハイジャックした赤軍派の田宮高麿は言った。
「最後に確認しよう。我々はあしたのジョーである」
 劇団・天井桟敷の寺山修司は、主人公・矢吹ジョーとの激闘の末、命を落とした力石徹の葬儀を講談社の講堂でおこなった。

 この時代の「あしたのジョー」とは何だったのだろう?
 寺山修司は、力石徹について次のように語っている。
「力石はスーパーマンでも同時代の英雄でもなく、要するにスラム街のゲリラだった矢吹丈の仮想的、幻想の体制権力だったのである」
 力石は体制権力。
 面白いとらえ方だ。
 確かに力石は、その背後に白木葉子・白木財閥がいて、体制権力側の人間だったと言える。
 そんな力石を叩きつぶすために闘うジョーは反権力・反体制。
 おそらくジョーが学生運動家たちの共感を得た理由は、このような所にあるのだろう。
 矢吹丈は闘いの象徴だったのだ。

 しかし、そんなジョーも時代の流れの中で、次第に牙を抜かれていく。
 橋の下にあった丹下段平ジムは立派な建物になり、ジョーは飢えや闘争心を忘れていく。
 世の中が落ちついていき、ジョーも大人になり、闘う意味をなくしていくのだ。
 この間、ジョーは東洋バンタム級チャンピオンの金竜飛や野生児ハリマオと闘うが、当初、彼らに圧倒され、こんなやつらには到底、勝てないと考えてしまう。
 金竜飛やハリマオは、ジョーがなくしてしまった<飢え>や<闘争心>そのものだからだ。
 そして、世界チャンピオン、ホセ・メンドーサ戦。
 ジョーは日の丸を背負い、警察の楽隊に国家を演奏させて、闘う。
 これこそが、ジョーが体制権力に飲み込まれた象徴的なシーンだ。
 かつて社会に牙をむいていた、ドヤ街、少年院出身の矢吹丈はもはやいない。

 矢吹丈の物語は、そのまま70年代の物語である。
 闘争の時代は終わり、小市民の生活へ。
 ホセ・メンドーサ戦の前、乾物屋の紀子はジョーに青春を楽しんで小市民の生活を送ればいい、と訴えるが、ジョーはそれを受け入れない。
 名セリフである「真っ白な灰」の話をして、メンドーサ戦に臨んでいく。
 小市民になれない、ジョーに唯一、残された道は、くすぶっている闘争心を最後に燃やして、真っ白な灰になることだった。

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沖縄基地問題~やりたい放題の安倍自民党! 法律の拡大解釈、地方行政無視!

2015年10月27日 | 事件・出来事
 安倍内閣のやりたい放題がとまらない。

★先日、翁長沖縄県知事がおこなった辺野古埋め立て承認停止。
 これを「行政不服審査法」によって無効にしたのだ。

 しかし、この「行政不服審査法」。
 国民が行政に対して不服を申し立てる法律で、国が行使できるものではない。
 これを安倍内閣は、国も国民である、と、自分の都合のいいように拡大解釈。

 おまけに、この件を審査するのは、国土交通省。
 防衛省の案件を国土交通省が審査する?
 あり得ない。
 防衛省も国土交通省も同じ政府内の仲間ではないか?
 仲間うちで審査するのなら、どんなことだって通ってしまう。

 前泊博盛・沖縄国際大教授は次のように語っている。
「本来は国民が異議申し立てをするために作られた制度なのに、安倍政権は考えられないような悪用、乱用をしている。今の日本は法治国家ではなく、解釈も放置するし、憲法も放置するし、民意も放置する“放置”国家です。このままいけば民主主義は崩壊していく」

★こんなこともあった。
 辺野古基地建設のために、政府が地域振興費を、名護市を通さず、辺野古・豊原・久志の3地区に直接、渡すというのだ。
 この辺野古・豊原・久志の3地区、どういうものかと言うと、行政機関でも何でもなく、われわれで言う<町内会>のようなものらしい。
 おおっ、国が町内会に資金を渡すのか!
 すごいねえ、うちの町内会にもお金下さいよ!
 なぜ、政府がこのようなことをするかというと、名護市の稲嶺市長は辺野古基地建設に断固反対で、カネになびかないから、辺野古・豊原・久志の3地区の人たちを札束で釣ろうというわけ。

 このことについて名護市の稲嶺市長は次のように語っている。
「地方自治への介入だ。市長が反対しているから市を通さずに交付金を支出するのは分断工作だ」
 確かに。
 これでは地方自治制度が壊れてしまう。
 そもそも国から支給される地方予算って、県や市町村を通して届くものでしょう?
 なぜなら、それらには住民の選挙によって選ばれた首長がいて議員がいるから。
 それがいきなり町内会って……。
 渡ったお金が町内会の飲み食いに使われても誰もチェックできないよね?
 そして、そのお金って、もとを正せば、われわれの税金。

 安倍自民党って、憲法無視、法律無視で何でもありだね。

 臨時国会のことで言えば、野党が憲法53条を使って、臨時国会召集を決めたのに、まだおこなわないと言っている。
 おおっ、自民党様は憲法より上なのか!
 立憲主義もクソもあったものじゃない。

 日本が安倍自民党による独裁国家になる日は近い。
 一応、民主主義の体裁はとっているが、実質、憲法や法律は無力化しているという状態。
 そんな社会にしていいのだろうか?

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花燃ゆ 第43回「萩の乱に誓う」~死んでいく前原のせりふがないのは脚本家の怠慢だ!

2015年10月26日 | 大河ドラマ・時代劇
 この作品、明るさや躍動感がないんですよね。
 涙、涙、涙……、出て来るのは不幸な人ばかり。
 日曜日の夜にこれを見せられるのは、きついわ……。

 たとえば、朝ドラの『あさが来た』。
 同じ幕末を描いていても、明るい。
 視聴者は激動の時代をたくましく生きていく人たちを見たいのだ。

 萩の乱を経た美和(井上真央)のリアクションも……。
「もう誰も死なんでほしいのに。どうして大事な人ばっかりが……」
 普通の人がするリアクションで、主人公としては物足りない。
 主人公なら、どうしてこのようなことが起きたのか、考える人物になってほしい。
 やっぱり問題なのは、明治新政府の強権政治でしょう。
 美和の生涯は、ずっとこうした強権政治に苦しめられて来た。
 ある時は幕府、ある時は長州藩、そして今回は明治政府……。
 いい加減、自分や大切な人を不幸にしている元凶について考えてほしい。
「世話ぁない」とスルーしてしまったり、泣いて嘆くばかりでは、時代や運命に翻弄されているだけの人。
 ここに視聴者は何も共感しない。
 どうせ次回では、萩の乱の悲劇など、すっかり忘れて描かれるんだろうし。

 木戸孝允(東山紀之)も言い訳してたなぁ。
「政府の土台は今こそ揺るぎのないもんにせにゃならんのです。でなければ、この国は新しい国家として生まれ変わることができん。こうするのが一番なんです」
 まあ、国家の側としては、こうせざるを得ないのはわかるんですよ。
 自分の権力の基盤を揺るがすものは、弾圧し、排除する。
 これが国家というものの正体。

 安倍首相は、この木戸の言葉に涙を流してうなずいてるだろうな。
「そうそう、ボクのやってることは正しいんだ。新しい国家をつくるためには憲法も法律も無視していいんだ」
「ボクを非難するマスコミは政府の土台を揺るがすものだからつぶしてしまおう。下着ドロボー大臣のことも揉み消してしまおう」

 でも、権力側の木戸や安倍首相はいいとして、民衆の側に立つと決心した楫取素彦(大沢たかお)はどうなのか?
 何と木戸に理解を示し、フォロー。
「誰かが背負わなきゃならん役目なんじゃ。わかってる」
 もともと楫取は物分かりのいい人なんだけど、ぬるいよな~。
 これだったら、権力者のあらゆる非道が正当化される。
 たったひと言、「誰かが背負わなきゃならん役目なんじゃ。わかってる」と言えばいい。

 それと、死んでいく前原(佐藤隆太)のせりふ、なかったですね。
 ここで前原が何を言うかがドラマなのに。
 ナレーションで終わり。
 まあ、斬首までの前原の心情がていねいに描かれていれば、せりふなしでもいいんですよ。
 無言の芝居で心情が伝わってくれば、ドラマとしてこんなに素晴らしいことはない。
 でも、残念ながら伝わって来なかった。
 無念なのか、仕方がないなのか、満足なのか、後悔なのか、自分の人生や松陰や松下村塾の仲間たちのことをどう考えたのか……。

 まとめます。

美和「もう誰も死なんでほしいのに。どうして大事な人ばっかりが……」
楫取「誰かが背負わなきゃならん役目なんじゃ。わかってる」
前原 せりふなし。

 誰でも書けるせりふ。
 前原に関しては逃げ。
 脚本家さん、仕事をして下さい。

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掟上今日子の備忘録 第3話~わたしの毎日はちょっとの謎とお金があればいい

2015年10月25日 | 推理・サスペンスドラマ
「同じものを見たとしても、見る人によって、まるで違うものとして見えている」

 これ、そのとおりですよね。
 同じドラマを見ていてもブロガーさんによって、見え方が全然違っている。
 ああ、こういう見方があるのか、と感心させられる。
 安倍首相のやってることを見て、僕はメチャクチャだなぁと思うけれど、そうでない人もいる。

 今日子(新垣結衣)の服の違いも、ファッションに興味のある人は気づくけれど、厄介(岡田将生)や男たちには気づかない。
 それは美術館に展示されている絵も同じ。
 厄介と額縁匠の和久井(山田明郷)、今日子の見ているものは全然、違う。

 人間の現実認識など、この程度のものなんですね。
 知識やこだわりや立場や思想などによって、理解の仕方がそれぞれ違っている。
 これでは争いやケンカが起こるわけだ。
 自分はまったく理解されてない、と孤独を感じるわけだ。

 それは、今日子に対する厄介の理解も同じ。
「わたしの毎日はちょっとの謎とお金があればいい」
 と語る今日子に対し、厄介は言う。
「それって寂しくないですか?」
 厄介は今日子を<寂しい存在>として見ている。
 これに対して、今日子は少し沈黙した後、こう返す。
「あなたの目にわたしがどう映っているか存じませんが、それはあなたの主観に過ぎません。見ているようで見ていないのかも」
 今日子は理解されることを拒否しているようだ。
 自分の心の中に踏み込んでほしくないと思っている。
 まあ、それはそうですよね。
 眠れば、それまでの記憶をなくしてしまう今日子の苦しみなど、そうでない人間にわかるわけがない。
 今日子にしてみれば、他人を完全に理解することなど可能だし、中途半端な理解や同情など、まっぴら御免というわけだ。

 今回のエピソードは、人間の現実認識という点で、事件と今日子のことがリンクしていて上手いと思いました。
 現実認識能力という点では、厄介より今日子の方があるようだから、厄介が今日子のことを理解するのは無理なのかなぁ。
 でも、厄介は誰よりも今日子のことを理解しようとしている。
 これからも、どんなに拒絶されても、無器用に理解しようとしていくのだろう。

 さて、今週のガッキー。
 今回は着せ替え人形でした!
 ある時は美術館職員、ある時は美術誌記者、またある時は画家……。
 探偵だから変装をするわけですね。
 その間、スカートやトップスを替えているわけですから、今日子は結構、衣装持ちのようです。

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資生堂のCM「メーク女子高生のヒミツ」に驚いた!~もっとザワザワ、ドキドキしよう!

2015年10月24日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 資生堂のCM 『High School Girl? メーク女子高生のヒミツ』
 いろいろなHigh School Girlが出て来るんですけど、僕はこの子が可愛いと思いました。

 

 しかし、このCMには、実はあるヒミツが隠されています。
 みなさんは気づかれますでしょうか?
 以下、ネタバレになりますので、ヒミツを見つけることに挑戦したい方は、まずは以下の映像をご覧下さい。

 High School Girl? メーク女子高生のヒミツ(YouTube)


















 で、ネタ晴らしです。
 な、な、なんと!
 彼女らは男の子だったのです!!
 彼らは美しく、可愛らしい!
 ま、まずい! このままだと禁断の世界に行ってしまいそう。
 ネットでは、この映像を見て、キモいと反応する人も多いようだ。
 日本男児にあるまじき行為ってやつ。
 でも、そういう人って、頭が堅いなぁって思う。

 男性器のある、男の娘AV女優・大島薫さんは、著書『ボクらしく。』(マイウェイ出版)の中で、こんなことを語っている。
「ボクはもともと、アニメや漫画の男の娘が好きでした(中略)やはりこのジャンルの醍醐味は、可愛い顔におちんちんが付いているというギャップですよね」
「女装男子・男の娘・ニューハーフにしても、結局のところみんな「女の子のような可愛い顔に、でっかいおちんちん」が見たいのです」

 この感覚、何となくわかります。
 当たり前って、つまらない。
 今までに見たこともないものを見るから、びっくりする。

 一方、男の娘AV女優・大島薫が求められる理由は、驚きや衝撃だけではないようだ。
 このことについては、この記事の参照元である
『チンポのあるAV女優・大橋薫が語る男根AVの魅力』(リテラ)
 をお読みいただきたいが、書かれていることは確かになるほど!
 いわゆるミラー効果ってやつ。

 人間の心って本当に不思議で面白いですね。
 逆に男は男らしく、女は女らしくなどといった常識に縛られるのってつまらない。
 もっと自由にいろいろな生を生きてみたい。

 とりあえず、大橋薫さん出演の作品を見て、驚き、ザワザワし、自分の心の奥底を掘り起こしてみたいと思います。

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大森靖子「マジックミラー」に号泣してしまった!~ブサイクでボロボロのLIFEをかき集めろ!

2015年10月23日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 生きづらい人の歌である。
 社会と折り合いがつけられず、それこそ呼吸の仕方もわからないような。

 そんな生きづらい人が、溢れるばかりのエネルギーと感情を持っていたらどうなるか?
 外に向かう人は、生きづらくさせている社会に戦いを挑むだろう。
 内に向かう人は、リスカ、自傷、自殺といった自分の破壊に向かう。

 大森靖子は、生きづらさと溢れるエネルギーを歌に昇華させた。
 哀しみ、自暴自棄、狂い、絶望、怒り、怨念……。
 彼女は自殺する代わりに、それを歌にした。
 だから、同じ生きづらさを抱えている人には、彼女の歌は力や癒しになる。

 大森靖子は、ハロプロ好きで、道重さゆみさの熱狂的なファンらしい。
 アイドル。
 ピンク色の夢の世界に住む住人だ。
 道重さゆみはまさにその象徴。
 しかし、大森靖子はそこの住人になれない。道重さゆみにもなれない。
 それを知った時から、人の哀しみは始まる。

 生きることもそうだ。
 子供の頃、世界は美しいものだと思っていた。
 多くの歌や映画は夢と希望を歌い、表現する。
 生きることは光輝いて素晴らしい!
 ところが、実際は……。
 自分の思い描いていた人生など砕け散り、無惨な破片があるだけ。

 大森靖子の『マジックミラー』はそんな思いを表現した歌だ。
 ピンクの世界に生きられない彼女は、問いかけ、愚痴を言い、怒り、のたうちまわる。
 しかし、曲のサビ部分では……。
 ここで涙がドッと溢れて来る。
 僕のように折り合いをつけて、テキトーに生きている人間でも泣けてくる。

 まずは聴いてみて下さい。

 大森靖子『マジックミラー』(YouTube)

 
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相棒14 「或る相棒の死」~冠城君は最近、眼鏡をかけています

2015年10月22日 | 推理・サスペンスドラマ

「警察という組織がよくわかりました」
 裏金をつくり、自分たちを守るために隠蔽をおこなう警察に対する冠城亘(反町隆史)の皮肉である。
 しかし、警察はそんな人間ばかりでない。
 右京(水谷豊)、伊丹(川原和久)、芹沢(山中崇史)、大河内(神保悟志)……。
 社会正義のために戦う人間はまだいる。
「お前らのような警察官が大嫌いなんだよ!」
 これは伊丹のせりふだが、表現の仕方の違いはあれ、みんな不正を憎む刑事魂を持っている。
 そんな刑事魂に共感する人物がまたひとり。
 冠城亘だ。
 法務省の官僚で、警察官ではないが、彼も右京たちと同じ心を持っている。
 これで冠城の相棒は確定!

 個人と組織というテーマも描かれた。
 個人では善良であっても、組織の一員になると、人は腐敗に染まっていくんですよね。
 人間とは弱いもの。
 どんなに正論であっても、異を唱えれば排除されるのが組織だし、やがてその悪が当たり前で、自分に利益を与える心地よいものになっていく。

 冠城は右京さんの活用の仕方が上手いですね(笑)
 土やカバンなどを使って、右京が捜査するように仕向ける。
 自分には暗号やパスワードが解けないと判断すると、右京に任せる。
 一方、警察の不正に対して右京がどのような反応をするかも見定めようとしている。
 実にクレバーです。
 右京を自分の手のひらの上で転がしている感じ。
 右京さんもそんな冠城の意図を見抜いているのですが、敢えてそれに乗っている。
 実に面白い相棒関係です。

 最後はこの冒頭のやりとり。
「最近、お客さん(冠城)に変わった所はありませんか?」
 と、大河内に問われて、右京さん、いはく
「冠城君は最近、眼鏡をかけています」(笑)
 これも伏線であったとは!

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