平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

今週の一枚「韓鶴子殿の35人」~統一教会の政界汚染が凄まじい!

2022年07月31日 | 事件・出来事
 統一教会の政界汚染が凄まじい。
 というわけで今週の1枚はこれ。

 

『鎌倉殿の13人』ならぬ『韓鶴子殿の35人』!

 なお、これは二週間くらい前のデータで古く、現在は101人+アルファ。
 愛知県など地方自治体にも波及。

 金額は3万円などと少ないが、帳簿に載らない裏金として渡す手もある。
 あるいは政治資金報告書に記載しなければならない献金額は3万円以上だから信者100人が1万円ずつ配れば100万円になる。

 そんな中、笑ってしまうのが、防衛大臣(岸信夫)、国家公安委員長(二之湯智)が統一教会に関わっていたことだ。
 国の安全保障や治安を担うトップだぞ。
 大丈夫なのか、この国?
 僕が中国やロシアと戦争やっても負ける、と言っているのはこういう所。
 何しろ防衛・治安を担うトップがお花畑なのだから。
 特に国家公安委員長は反社会的組織・団体に関する情報が一番集まるし、知っていなくてはならない役職。
 知らなかったでは済まされない。

 そして、この問題、自民党はモリカケサクラのように風化させようとしているようだが、それはまずいだろう。
 何しろ韓国のカルト宗教に国が乗っ取られるんだぞ。
 学校法人(モリカケ)や下関の有権者(サクラ)の問題とは重大さが違う。

 そして日頃、愛国を唱えている右派ほど、この問題に怒らなくてはいけないのに、なぜか沈黙あるいは擁護。
 彼らも『韓鶴子殿の35人』のひとりなのかもしれない。

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安倍氏と統一教会の関係で、ネトウヨさんのアイデンティ崩壊!?~安倍氏は統一教会の天敵だった、という珍説も!

2022年07月29日 | 事件・出来事
 安倍晋三氏信者のネトウヨさん。
 おそらくアイデンティティ崩壊状態だろう。

 何しろ信じていた安倍晋三氏が彼らの憎悪していた韓国のカルト宗教とズブズブだったのだから。
 しかもこのカルト宗教、
 韓国をアダム国、日本をエヴァ国と設定して、日本は韓国に奉仕すべきだと教える宗教。
 彼らは『日本は韓国に奉仕すべきだ』という宗教を間接的に応援していたことになる。
 アイデンティティが崩壊してもおかしくない。

 山上徹也が安倍支持のネトウヨだったことは彼のツイッターの内容で明らかになっている。
 山上容疑者としては、信じていた存在に裏切られたという感じだろう。
 その心情はもっと複雑だろうが、端的に言えば愛が憎に変わった。

 さて安倍晋三氏信者のネトウヨさん、こんな状況下でどんな心のケアをしたのだろう?

 ひとつは、安倍晋三氏と統一教会はズブズブでないという反論。
 政治家は様々な団体とつき合わなくてはならないから、統一教会もそのひとつだった、という主張。
 でもなあ、統一教会とは祖父の岸信介の代からのつき合いだからな~。
 統一教会の関連団体・国際勝共連合(UPF)で
「韓鶴子総裁と皆様に敬意を表します」と言っちゃったしな~。
 そして、次から次へと出て来る自民党と統一教会の関係。
 選挙では役立っていたようだし、winwinの関係だったことは確かだろう。
 それに統一教会は日本を「サタン」と評する宗教だぞ。
 日本会議や神社本庁とは大きく違う。

 ふたつめの心のケアの方法は、統一教会のどこが悪いんだ? という反論。
 公明党は創価学会とズブズブだし、
 あるいはホストに入れ込んで借金を重ねる女性と同じではないか? という主張。
 まあ、ホストクラブは宗教ではないし、過剰なぼったくりをやれば法で裁かれるんだけどね。
 創価学会のことはよくわからないが、過剰なお布施の強要はしていないだろう。
 もし公明党と創価学会の関係が政教分離に抵触するというのなら大いに議論すればいい。

 そしてみっつめ。これが最近の流行。
 安倍晋三氏は統一教会の天敵だったというトンデモ主張。
 その根拠が、安倍政権になってから統一教会の検挙件数が大きく減ったというグラフだが、
 大きく減ったのは2009年~2012年の民主党政権なんだよね。
 あるいは、
 検挙件数が減ったことを、警察が政治的圧力で検挙を控えたからなどとも解釈できる。
 グラフって、さまざまに読み解けるんですよね。
 少なくとも「統一教会の天敵」はあり得ない。

 というわけで、現在は激しい情報戦の時代だ。
 デマ、ウソ、珍説が飛び交い、事実が簡単にねじ曲げられる。
 まあ、これは発信する僕自身も注意しなくてはならないことなんだけど……。

 あとはネトウヨさんの対処方法が楽になったな。
 絡まれたら「あなたは信者さんですか?」「最近、壺売れてますか?」と返せばいい。

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安倍晋三銃撃事件で、三島由紀夫を語る~暗殺がなかったら政治家はいくらでも不真面目、ウソつきになれる

2022年07月27日 | 事件・出来事
 作家・三島由紀夫はこんなことを言っていたらしい。

「私は民主主義と暗殺はつきもので、共産主義と粛清はつきものだと思っております。
 共産主義の粛清のほうが数が多いだけ、始末が悪い。
 たとえば暗殺が全然なかったら、政治家はどんなに不真面目になるか、殺される心配がなかったら、いくらでも嘘がつける」


 これを紹介すると「お前は暗殺を助長するのか?」と批判が来そうだが、
 これが人間社会の実相である。
 コンプライアンスとか不謹慎といったものが流布されて、社会がヤワになっただけ。
 平和が続き、飼い慣らされて、皆がお花畑になっただけ。
 これがむき出しの現実である。
 三島が現在こんな発言をしたらメチャクチャ叩かれていただろう。

 三行目なんかはまさに安倍晋三氏に当てはまりそう。
『たとえば暗殺が全然なかったら、政治家はどんなに不真面目になるか、殺される心配がなかったら、いくらでも嘘がつける』
 何しろ公文書改ざん、データ偽造・隠滅、国会でのウソ、官僚の口封じ・忖度で長期政権を保って来た人物だから。
 政商・竹中平蔵氏も「どんなに嫌われたって、この国では自分に危害が及ぶことがないから大丈夫」みたいな発言をしていた。

 山上徹也を生んだのは統一教会だが、警察や検察の責任も大きい。
 警察や検察がしっかり機能していれば、あんなことは起こらなかったかもしれない。
 …………………………………

 話を三島由紀夫に戻すと『三島由起夫VS全共闘50年目の真実』というドキュメンタリー映画がある。

 三島は天皇を頂点とした日本という国家に身を委ねることを説き、
 全共闘は国家や家族や因習から解放された個人の確立を主張した。
 いわゆる右と左、水と油である。

 こんな水と油の三島由起夫と全共闘が唯一、合意した点がある。
 それは『反米』。
『反米』という点で右と左は一致した。

 そして、これを現在に当てはめると『反統一教会』ではないか?
 報道で知るかぎりだが、統一教会の政界への浸透は根深いようだし、信者の被害も大きい。
 これに右も左も関係ない。

 ちなみにどなたかが言っていたが、
 オウム真理教は政治権力と敵対し、統一教会は政治権力を取り込むことを一義としていた。
 なるほど、的確な指摘だ。
 オウムの戦略は失敗したが、統一教会の戦略は山上事件が起きるまでは上手くいっていた。

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鎌倉殿の13人 第28回「名刀の主」~影の部分を担ってきた梶原景時。その後を託される義時

2022年07月25日 | 大河ドラマ・時代劇
 梶原景時(中村獅童)と義時(小栗旬)は表裏一体の関係だった。
 鎌倉において、景時が矢面に立って悪者になり、義時が「まあまあ」と調整する役まわりだった。
 組織には、嫌われ者になる人、厳しいことをいう人、厳しい判断をする人が必要なんですね。

 結城朝光(高橋侃)の件は、景時、強引すぎたかな?
 亡き頼朝(大泉洋)を慕う朝光の言葉尻をとらえ謀反にした。
 景時にしてみれば、どんな小さな謀反の芽も見逃さず摘んでしまおうと考えたのだろう。
 それが他の謀反を企む者への見せしめにもなる。
 だが強引すぎた。
 まさか実衣(宮澤エマ)が動くとは思わなかった。
 
 傲慢でもあった。
 本人も認めていたが、景時は御家人も頼家(金子大地)も操れると考えていた。
 しかし御家人たちの憎しみは爆発し、頼家も景時をそんなに重要な存在と考えていなかった。

 強烈なプライドの持ち主でもあった。
 後鳥羽上皇((尾上松也))の所へ行くと言った時、景時は頼家が「待ってくれ。考え直せ」と言ってくれるのを待っていたのかもしれない。
 自分が担っている重責を頼家が理解しているのか試してみたのかもしれない。
 そして景時のプライドは流人として生きるよりは武士として華々しく死ぬことを選んだ。
 なまくらではではなく名刀で終わりたかった。

 そして最後の義時への言葉。
 景時は義時に以下のことを確認した。
「すべては板東武者のため。源氏はお飾りに過ぎぬ」
 義時がそれを認めると「ならばおのれの道を進め」。
 景時は義時に後を託したんですね。
 それはおそらく茨の道。
 謀略、粛清、暗殺──今まで景時が担っていたことを義時が引き受けなくてはならない。
 もはやきれいなままではいられない。
 そのための置き土産が善児(梶原善)。
 義時は景時の思いを引き継いだ。

 大河ドラマの主人公が謀略、粛清、暗殺をおこなうのか。
 確かに『麒麟が来る』の明智光秀などは、清廉潔白すぎて物足りなかった。
 これが女性主人公になると尚更。
「いくさは嫌です」「いくさのない世をつくるのだ」は使い古されてもはや響かなくなっている。


※追記
 頼家は情のない人物として描かれた。
 頼朝の次女・三幡(東あさ美)が亡くなった時は悲しむことなく、「入内」のことを気にしていた。
 安達景盛(新名基浩)の妻ゆうをめぐって、忠臣・安達盛長(野添義弘)を斬ろうとした。
 自分の意に沿わぬ者は切り捨てる。
 これはいけない。
 おまけに安達親子を斬れば御家人達から大きな反発が起きるという政治的配慮も欠けている。
 人間性に欠けた愚かな人物が権力を持ってはいけないんですね。
 そう言えば、今の政治家も二代目・三代目ばかりだが……。

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今週の一枚~安倍晋三氏銃撃事件、統一教会問題、すべてはここから始まった

2022年07月24日 | その他
 日曜日は「今週の一枚」として気になった画像をUPしていきます。
 今週はすでにいろいろな所で紹介されているこの一枚。
 すべてはここから始まった。

 

 統一教会の関連団体・国際勝共連合(UPF)で安倍晋三氏がメッセージ。

 韓鶴子というのは統一教会の実質トップ。
 山上容疑者が狙おうとしていた人物だ。

 安倍晋三氏、カルト宗教での賞賛メッセージはダメだろう。

 なお、統一教会は選挙の際の自民党の重要な票田。
 ボランティアなどの選挙協力も。

 夫婦別姓反対、同性婚反対、家族主義など統一教会の価値観は自民党のそれと似ているが、
 統一教会が自民党の政策にどれくらい影響を及ぼしたかは不明。

 出来るかぎり主観を交えずに書いたつもりですが、
 皆さんはこれをどう考えます?

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本当にいいの? 安倍晋三氏の国葬~ノーベル平和賞の佐藤栄作は「国民葬」なんだが。上皇陛下も「準国葬」なんだが……

2022年07月22日 | 事件・出来事
 本日閣議決定されそうな安倍晋三氏の「国葬」。

 1947年に「国葬令」が失効していて、実は「国葬」には法的根拠がない。
 だが岸田内閣はこれを無理矢理作り出した。
「内閣府設置法」の第四条・三十三 国の儀式並びに内閣の行う儀式及び行事に関する事務に関すること(を所掌する)という条文だ。

 一方、日本国憲法では内閣の仕事はこう定められている。

 〔内閣の職務権限〕
 第七十三条 内閣は、他の一般行政事務の外、左の事務を行ふ。
 一 法律を誠実に執行し、国務を総理すること。
 二 外交関係を処理すること。
 三 条約を締結すること。
 四 法律の定める基準に従ひ、官吏に関する事務を掌理すること。
 五 予算を作成して国会に提出すること。
 六 この憲法及び法律の規定を実施するために、政令を制定すること。
 七 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を決定すること。


 憲法にはどこにも「国葬」をおこなえると書かれていない。
 敢えて言えば、「法律を誠実に執行し、国務を総理すること」だが、
 これと内閣設置法で法的根拠になるのか?

 日本は法治国家である。
 無理矢理ひねり出した法的根拠で、物事が決められていいのか?
 ……………………………………………

 では「国葬」はどのような形でおこなわれるのか?
 昭和42年10月28日(土)の官報には,「故吉田茂国葬儀当日における弔意表明について」として以下の記事が載っている。 

 故吉田茂国葬儀当日(10月31日)哀悼の意を表するため,次のとおり措置するものとする。
 1. 各省庁においては,
 (1) 弔旗を掲揚すること。
 (2) 葬儀中の一定時刻に黙とうすること。
 (3) 各省庁の長は当日午後は公務に支障のない範囲内において職員が勤務しないことを認めることができること。
 (4) 公の行事,儀式その他歌舞音曲を伴う行事はさしひかえること。
 2.以上の各項については,各公署,学校,会社その他一般においても同様の方法により哀悼の意を表するよう協力方を要望すること。


 うええっ、安倍晋三氏のために黙祷するのはイヤだな。
 学校や会社でもほぼ強要されるのか?
 と思っていたら、
 岸田文雄は「黙祷を強要しないし、学校・官庁・会社にも要望しない」という方針を打ち出した。
 これは一定の評価ができる。
 ただテレビなどでは大々的に報道して、安倍氏の神格化が進むんだろうな。
  ……………………………………………

 では安倍晋三氏は「国葬」に値する仕事をしたのだろうか?
 これを佐藤栄作総理と比べてみよう。

・佐藤栄作氏
 非核三原則提唱、ノーベル平和賞受賞、沖縄返還。在任期間2798日
 国葬ではなく、国民葬。

・安倍晋三氏
 拉致問題未解決、北方領土・実質譲渡、お金(税金)を60兆を海外にバラまいて感謝される。
 在任期間は3188日(うち第2次政権2822日)
 国葬。


 あれ、佐藤栄作の方がすごくない?
 安倍氏が勝っているのは在任期間だが、2798日と3188日はそんなに違わない気がする。
 なのに佐藤栄作は1ランク下の「国民葬」。
 ちなみに、明治をつくった大隈重信も「国民葬」。

 皇室とも比べてみよう。

・天皇陛下 在位中なら国葬
・上皇陛下 準国葬の皇室葬である大喪儀
・上皇后陛下 準国葬の皇室葬である大喪儀
・皇后陛下 準国葬の皇室葬である大喪儀
・皇太子殿下 準国葬の皇室葬である大喪儀


 これは「皇室典範」で決められていて法的根拠はある。
 ちなみに上皇様(平成天皇)は国葬だと国民に迷惑がかかるからという理由で譲位された。

 天皇と同等の「国葬」が安倍氏に対しておこなわれることに右翼はもっと怒っていいんじゃないの?

 今回の国葬はいろいろな意味で日本史の黒歴史になると思う。

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統一教会問題でテツガクする~宗教は「信じる」ことから始まり、科学は「疑う」ことから始まる

2022年07月20日 | 事件・出来事
 宗教は「信じる」ことから始まる。
 科学は「疑う」ことから始まる。

 そして統一教会の教義は「宗教と科学の統一」であるらしい。
「信じる」と「疑う」──
 この水と油のようなものを統一するって可能なのだろうか?

 まあ、ヨーロッパの中世はそうだった。
 キリスト教の世界観が支配して、科学もそれをもとに構成されていた。
 一番わかりやすいのは「天動説」である。

 ところがルネサンスの近世を経て近代になると「宗教」と「科学」は分離された。
 その延長で僕たちの現代の価値観は作られている。
 だから「宗教」と「科学」の統一を目指す統一教会の教義は非常に中世的であると言える。
 人類史の逆戻りをしている。
 そう言えば統一教会では「宗教」と「芸術」も統一されなくてはならないと考えている様だが、
 確かに中世ヨーロッパの絵画はキリスト教絵画ばかりだったなあ。
 ……………………………………………

 統一教会では、信仰を「疑う」と「サタンが入り込んだ」と教えられるそうである。
 またもや「疑う」ことの否定である。

 ここで視点を変えて話すと、人間にとっては「信じる」ことの方が楽なんですね。
「これは正しいのか?」
「われわれはどういう世界に生きているのか?」
「自分の生き方は正しいのか?」
「この人と結婚していいのか?」
 と疑ってばかりいたら消耗してしまう。
 ところが宗教はこれらを明解に説明し、どう生きたらいいかを教えてくれる。
 統一教会などは「この人と結婚しなさい」と示してくれる。

 逆に「疑う」ことや「否定する」ことは不安を呼び起こす。
 だからニーチェは「神は死んだ」と言った。
 神が死んで拠り所を失った人間は不安とよくわからない世界で生きることになった。

 では、そんな中、僕たちはどう生きていったらいいか?

 ひとつは宗教。
 ただ近代人の僕たちは素直に宗教の教義を信じられずにいる。
「キリストの復活? そんなもの、ウソだろう」と思っている。
 教義すべてを盲目的に信じていたら、統一教会の信者みたいになってしまう。
 そんな中、仏教はなかなか聡明で、「一切は無である」なんて教義は哲学的だし、
「ひたすら念仏を唱えよ」なんていう方法論は人間は疑うものであるということを理解している。

 もうひとつは「民主主義」「共産主義」といったイデオロギー・価値観。
 ただ「共産主義」はただの空理理論になってしまったし、
「民主主義」は単なるシステムでいくらでも抜け道があるのは現代の日本の状況を見れば明白だろう。

 というわけで、疑うことを知ってしまった僕たちは「不安でよくわからない世界」に生きている。
 一部の人が統一教会のようなカルトに走るのもそんな不安ゆえであろう。
「陰謀論」が魅力的なのも、新しい世界の解釈を示してくれるからだろう。

 人類はどこへ向かうのか? 

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鎌倉殿の13人 第27回「鎌倉殿と13人」~もうひとりくらい行っとく? 13人は派閥の論理で決められた!

2022年07月18日 | 大河ドラマ・時代劇
「もうひとりくらい行っとく?」笑
 鎌倉殿の13人は能力や実績ではなく、北条、比企の派閥の論理で選ばれたのか!
 ある者はそんな能力がないと言いつつおだてられると引き受け、ある者は俺も入れろと強引にねじ込み、ある者は声をかけられなかったことを嘆き……。
 みんな実に人間っぽい。
 根底にあるのは、愚かな人間に対する愛情なんですね。
 これが三谷幸喜さんの『人間喜劇』。

 本編終了後の紀行に拠れば、『吾妻鏡』では13人の補佐役がいたことが書かれているようだが、13人がどのような理由で選ばれたかは書かれていない。
 作家はまさに行間を読むわけだが、三谷幸喜流解釈はこれだった。
 ………………………………………

 頼家(金子大地)の人柄は第三者の口からさまざまに語られた。
「経験が少ないから何をどうすればいいかわかっていない」
「助けてくれ、と言えない人」
「いつも頼朝様と比べられて苦しんでいる」
「面倒なことから逃げる人」

 都の公家志向でもあり、蹴鞠を推奨。
 これで頼家が板東武者ではないことを表現している。

 そして後半。
 義時(小栗旬)の言葉を完全にひっくり返した。
 前日、義時は頼家にこう諭した。
「御家人をお信じ下さい」
「人数が多くて逆によかったかもしれません。
 少ない者たちに力が集まれば、よからぬことが起こりますから」

 しかし翌日、補佐役が13人になってしまったことが面白くない頼家は別の5人の補佐役を用意して──
「わしは御家人を信じない。信じられるのはこの者たちだけだ!」
「これからは切磋琢磨して新しい鎌倉を作ろうではないか!」

 13人対して宣戦布告!

 頼家、これは完全に悪手だ。
 武力や所領など、鎌倉で実際に力を持っているのは13人。
 5人はその下の若者に過ぎない。
 5人に対する頼家の人物評価も「蹴鞠が上手いから」とか、そんな理由。

・高すぎるプライド
・他者への不信
・自分の能力に対する過信とその裏返しの劣等感

 頼家、マイナス要素が多過ぎる。
 頼朝(大泉洋)は、プライドは高かったが味方をつくるためにへりくだることを知っていた。
 御家人を信用していなかったが、義時や政子(小池栄子)がいた。
 そして頼朝は大局を見て判断する政治能力はとてつもなく高かった。

 まあ、頼家の人間不信は「権力者の孤独」に起因するんだろうな。
 梶原景時(中村獅童)や義時など、まわりの人間はさまざまな助言をしてくるが、すべての言葉が自分を騙しているようで誰も信じることが出来ない。

 義時の苦労は今後も続きそうである。

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安倍晋三が国葬!?~自民党、やりたい放題だな! これからも彼らの暴走は続くだろう

2022年07月15日 | 事件・出来事
 安倍晋三氏が国葬っ!
 はあ?
 この人にどんな功績があるんだよ!

・アベノミクス~株価を上げただけ。円安で国民の生活は苦しくなるばかり。
        日銀が国債を発行し続けなければならない悪夢のループに。
・GDPはほとんど成長しておらず他国にどんどん抜かれている。
        今後、日本人は海外に稼ぎに行くことになります。
        若い人は海外で活躍できるスキルを身につけましょう!
・拉致問題未解決
・北方領土~もはや戻って来ることはなくなりました!
・少子化加速
・格差拡大
・モリカケサクラ、そして統一教会
・新安保法制~台湾有事・朝鮮有事の際は戦争に参加することになります。

 海外から弔電がたくさん来てるっていうけど、そんなこと、当たり前。
 だってお金をバラ撒いているんだから。
 そのお金というのは、もちろん税金!

 総理大臣在籍期間・憲政史上最長って言うけど、長ければいいってもんじゃない。
 大切なのは何をやったかだ。
 
「国葬」もずいぶん軽くなったものだ。
 だったら日本の高度経済成長をもたらした池田勇人
 日中の国交を回復した田中角栄
 ノーベル平和賞をとった佐藤栄作も「国葬」にしたらどうだ?
 …………………………………

「国葬」って閣議決定で実行できるらしい。
 国会の承認とかは要らないのか?
 いや、国の予算を使うのだから要るだろう?

 それと、国葬をおこなう法的根拠は?
「国葬」を定めた「国葬令」は1947年12月31日に失効している。
 吉田茂の国葬は例外だったらしい。
 岸田文雄もそれが気になったらしく内閣法制局に確認したらしいが、
 法制局はどんな根拠を示したのか? 安倍晋三も例外扱いなのか?
 内閣法制局、仕事しろ!
 せめて「国葬をするには法律の制定が必要です」くらいのことを言え!

 この件で僕が怖いのは
 自民党やりたい放題だな ってことです。
 もはや自民党、権力を行使することに何のためらいもない。
 岸田文雄が「国葬」に踏み切ったのも、自民党の右派議員に突き上げられたからだろう。
「客観的な実績評価」や「法的根拠」もなく、一部の人間の安倍氏へ思いで、「国葬」が決められる。
 昔の自民党は権力の行使に抑制的で、知性や理性もあったぞ。

 自民党はこれからも暴走していくだろう。
 安倍晋三もどんどん神格化されていく。
 それって怖くないですか?

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統一教会と安倍晋三の癒着~どこまでが「陰謀論」で、どこまでが「真実」か?

2022年07月13日 | 事件・出来事
 安倍晋三氏と統一教会の関係の件で、話題になっている「陰謀論」

 陰謀論で有名なのはこれ。
「1ドル紙幣の裏に印刷された目はフリーメイソンの印で金の力で世界征服を目指している」

 これを現在の日本に当てはめるとこれかな?

 

 自民党のマークと家庭連合(統一教会)のマークが酷似している。
 さあ、これをどう考えるかは、あなた次第。
 もしかして自民党は統一教会に乗っ取られているんじゃないか?
 政界に統一教会の信者が入り込んでいるんじゃないか?

 まあ、統一教会とずっと闘っている弁護士さんたちに拠ると
・20年前は統一教会の信者が100人くらい政治家の秘書として送り込まれていたらしい。
 そして統一教会内部の文書に拠ると、
・秘書として送り込まれた信者には『議員の弱みを握れ』『将来的には議員になれ』という指示が出されていたらしい。
 となると、政治家と統一教会の関係はかなり深いし、ヤバい?

 統一教会には『生活共産主義』という概念があり、これを否定しているらしい。
『生活共産主義』とは何かというと、同性愛容認・夫婦別姓容認。
 これを否定するということは「同性愛否定」「夫婦別姓否定」
 これは自民党の保守系の価値観と合致する。
 だとすると、自民党の政治家と統一教会はズブズブ?

 安倍晋三氏の祖父・岸信介氏が統一教会を日本に引き入れたというのは事実らしい。
 岸信介は統一教会(勝共連合)の本部を自分の家の敷地近くに置いた。
 当時は「共産主義の拡大阻止」の時代だったら、おそらくここで共鳴したのかもしれない。
 統一教会のバックにはアメリカのCIAがいて、CIA絡みで両者が繋がったという説もあるが、ここまで来ると「陰謀論」か?

 こんな客観的な事実もある。
・第一次安倍政権の時に、統一教会は公安警察の監視対象から外された。
・第二次安倍政権の時に、統一教会は名称変更を許され、現在の「世界平和統一家庭連合」になった。
 公安の監視対象から外され、名称変更も許されれば、このカルト宗教、かなり活動がしやすくなったに違いない。
 これがおこなわれたのが安倍政権の時だから、安倍晋三氏の力が働いた?

 というわけで、統一教会と政界の関係、統一教会と安倍氏らの関係はかなり疑わしいのだが、一市民の僕が書けるのはここまでだ。
 あとはジャーナリストや司法関係者にがんばってもらうしかない。

 いずれにしても政治家が統一教会と密接になったらダメだ。
 何しろ今も多くの人が苦しめられている人がいるのだから。
 山上容疑者も上記のようなことから殺意を増幅させていったに違いない。
 つまり、彼は「統一教会に警察が介入しないのは政治的な圧力のせい」と考えた。

 これを機に政界からのカルト宗教の浄化がなされるべきだが、どうなるか?
 もし浄化の動きがないようなら、政治家とカルト統一教会との癒着は事実だろう。
 日本の中枢はカルト宗教に乗っ取られている?

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