平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

トランプ大統領の入国規制にコメントできない安倍首相~彼は人権という意識が薄いのだろう

2017年01月31日 | 事件・出来事
 トランプ大統領がおこなった、中東、アフリカ7カ国の方々の入国規制。
 世界中から批判があがる中、G7の首脳も声明を出し始めた。
 ドイツ・メルケル首相
 英 国・メイ首相
 フランス・オランド大統領
 カナダ・トルドー首相

 では、われらが安倍首相は……。
「私はコメントする立場にない」

 情けないなぁ。
 アメリカ様に何も言えないのか?
 まあ、沖縄でオスプレイが墜落した時も強い抗議をせず、三日後くらいに飛行を許した首相だから当たり前か。

 おそらく安倍晋三氏は、〝人権〟とか〝自由〟とかいう概念が薄いのだろう。
 口ではこれらを雄弁に語るが、血肉となった思想でないから、こういう時に何も言えない。
 考え方としては、トランプ氏に近いのかもしれない。
 あるいは、「云々」を〝でんでん〟と読んでしまう人だから、〝人権〟なんてことを理解できていないのかもしれない。

 危ないなぁ、こういう人物がつくる法律は……。
 現在、国会では、『テロ等準備罪』の法律について議論されている。
 これは小泉純一郎元首相が「わたしは平成の治安維持法をつくった首相になりたくない」と言って法律を取り下げた〝共謀罪〟の形を変えたもの。

 この法律が成立すれば、
<政府に批判的な人物や組織は簡単に逮捕できる>。
 テロを拡大解釈して、「あなたはテロをおこなおうとしましたね」と言えばいい。
 安倍首相は「そんなことはない」と言うかもしれないが、権力とは暴走するもの。
 時代がヤバくなり、独裁的、国家主義的な人物が首相になれば、必ず行使してくる。
 これが権力の誘惑というもの。
 あるいは、政府批判を萎縮させる効果は十分。
 かくして国や権力者の力はどんどん強くなっていく。
 最終的に行き着く先は、北朝鮮? 太平洋戦争中の日本?
 安倍ちゃんの知性では、こういう想像力は働かないんだろうな。

 さて、われらが安倍首相は2月10日にトランプ大統領と首脳会談をおこなうらしい。
 麻生財務大臣らを引き連れて。←ひとりで行けないのか?
 でも、以前も書いたけど、行かない方がいいと思うよ。
 無理難題を押しつけられるから。
 そして、安倍ちゃんは、「私はコメントする立場にない」と語ったように、アメリカに対して、NO! と言うことができない。
 結局、日本の利益を損なう約束をしてくるに違いない。

 アベノミクスの成果もイマイチだし、そろそろ安倍さんにはご退場いただきたい。
 
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おんな城主直虎 第4回~われは亀の竜宮小僧になる!  それには何をしたらいい?

2017年01月30日 | 大河ドラマ・時代劇
「われは僧として亀を助ける!
 亀の竜宮小僧になる!
 それには何をしたらいい?」

 おとわ(新井美羽)がアイデンティティを見出した瞬間だ。
 人はアイデンティティを見出した時、強くなり、やるべきことが見えてくるんですね。
 たとえば、女性が〝母親〟になった時の強さと言ったらハンパない。
 おとわもそうだった。
 もともと行動力のある子だから、〝亀の竜宮小僧〟になると決めたら突っ走ることができる。
 僧としての修行も苦にならない。
 ……………

 千賀(財前直見)は〝井伊家の御台所〟であり、〝おとわの母〟だった。
 だから、寺での修行がつらくて戻ってきたおとわに「戻ってこられては困るのじゃ」と、井伊家存続のために突き放す。
 しかし、母親だから、突き放した自分がつらくて、「男たちが不甲斐ないからこうなるのです」と当ってしまう。
 千賀は〝御台所〟と〝母親〟というふたつのアイデンティティの間で揺れている。
 そして、強い。

 一方、直盛(杉本哲太)。
 直盛は周囲の状況に流され、自分を見失っている。
 今川にこのまま忍従していていいのか?
 謀略に目をつむり、小野和泉守(吹越満)を暗殺させるべきか?
 直盛は迷う。
 完全なアイデンティティの喪失状態だ。
 そんな直盛が最後に見出した結論は……
・小野和泉守を救うこと。
・同時に、小野に「直満(宇梶剛志)の所領を受け取るのは半分にしろ」と言い、小野が不服を言うと、「あの男(直満)がわしの心であったことがわからぬか!」と叱ることだった。

 直盛が見出したアイデンティティは、〝やさしさ〟なんですね。
 新野左馬助(苅谷俊介)が「殿の花はお優しうございますね」と語ったように、直盛は〝やさしさ〟という自分を見出した。
 だから小野和泉を救った。
 これにはアイデンティティに裏打ちされた強さがあるから、暗殺者に「武勇の誉れ高き井伊も地に落ちたものじゃ」と蔑まれても揺るがない。
 小野和泉を救ったことは、〝憎しみ〟や〝今川を怖れた弱腰〟からではない。
 あくまで〝やさしさ〟なのだ。
 一方で言うべきことは言う。
「あの男(直満)がわしの心であったことがわからぬか!」
 亡き直満への思いも直盛のアイデンティティなのだ。

 今回のことで直盛は変わりましたね。
 自分をしっかり取り戻した感じ。
 ……………

 最後は南溪和尚(小林薫)。
「あの子は蝶よ、花よと育てるものではない。そう思えたのじゃ」
 敢えて、おとわに厳しい試練を与える南溪和尚。
 和尚は、おとわが強く、試練を与えれば何らかの結論や結果を出してくることを知っている。
 前回の今川の駿府城でもそうだった。

 試練は人を強くする。
 もちろん、人には違いがあって、過酷な試練を与えると潰れてしまう人もいるので一概には言えないが、おとわの場合は大丈夫なようだ。
 南溪和尚の試練が、おとわに戦国時代を生き抜く強さを与えたのだろう。
 
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「スーパーサラリーマン佐江内氏」に浜辺美波さんが出てたっ! この子、絶対ブレイクするよな

2017年01月29日 | 監督・俳優・歌手・芸人
『スーパーサラリーマン佐江内氏』に浜辺美波さんが出てたっ!
 アイドルグループ<ルージュパンク>のセンターの真中ありさ役!

 土曜9時の日テレ枠はこれがあるから見逃せない。
 ネクストブレイクする若手女優を的確に起用してくる。
 深夜の美少女麻雀ドラマ『咲-Saki-』を見て、この子、絶対に来るよな、と思ってた。

 元AKBの島崎遥香さんと並んでも、この貫禄、透明感!
 
 真ん中のおっさんふたりは要らない。
 …………………

 内容も『勇者ヨシヒコ』の福田雄一作品だけあって、楽屋落ちで見ると一層面白い。
 島崎遥香にアイドルとしての姿勢を説教。
「そんな中途半端な気持ちではアイドルは務まらない」
「アイドルは、アイドルであることが心から好きな人がなるもの」

 おまけに、はね子(島崎遥香)はアイドルのオーディションに落ちてしまう!
 落ちた時に、はね子が言った捨てせりふは……、
「今どきのアイドルは、口説けば落ちそうな、ちょっと可愛い子がなるもの。
 あたしは美人過ぎるから落ちたのよ」
 えっと……。
 これと同じような内容をどこかで聞いたことがあるような……。
 同じ福田雄一作品『ニーチェ先生』で地下アイドルの立崎萌(内田理央)がやさぐれて言ってたのと同じ。
 福田さん、内容の使いまわしーーーっ!(笑)
 こうしてみると、私、福田雄一作品を結構、見てるな。
『ヨシヒコ』では、「ニッテレンを倒す!」って言ってたけど、『佐江内』は日テレ枠。
 完全に取り込まれてるじゃないかーーーっ!(笑)


※最後は、浜辺美波出演記念で、清澄高校麻雀部の歌(2017年2月1日発売)をお聴き下さい。

『咲-Saki-』清澄高校麻雀部「きみにワルツ」MV(YouTube)

 
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『報道ステーション』の視聴率が急降下~まあ、そうなるよね。薄くて、当たり障りがない内容だから

2017年01月28日 | バラエティ・報道
『報道ステーション』の視聴率が急降下しているらしい。
 今月4日は過去最低クラスの6.7%。
 第2週の平均は9.4%とひとケタ台。

 まあ、そうなるよね。
 古舘さんの頃より、格段につまらないから。
 毒にも薬にもならない〝フツーのニュース番組〟を見ている感じ。

 以前も書いたけど、月~木のコメンテイター後藤謙次氏は、政府寄りコメンテイター。
 取材先は、いつも政府の関係者。
 政府に都合の悪いことは当たり障りのないことを言い、転じて「野党もだらしない」と野党批判をおこなう。
 それで結局、問題がうやむやになり、富川悠太アナが笑顔を浮かべて終わり。
 そう言えば、後藤氏は小林麻耶さんがやってたTBSの夕方のニュース番組もコメンテイターをやっていた。
 だが、すぐに打ち切り。
 こういう人をよく使うよな~。
 おまけに日曜日の『報道ステーションサンデー』にも起用している。
 テレビ朝日、大丈夫か?
 まあ、『ひるおび』の田崎史郎よりはマシだけど。

 はっきり言って、現在の『報ステ』は政治問題が扱われる10時10分~20分の間だけ見ればいい。
 あとは、時々やってる原発などの特集報道。
 その他は、ネット、夕方のニュース、ワイドショーでやってることで別に見る必要はない。

 まあ、後藤謙次氏を起用しているあたり、テレビ朝日は完全に安倍ちゃんに屈してるよな。
 あとは、ワイドショーでやっているようなニュースをやって完全に視聴率狙い。
 その結果が現在の視聴率。
 視聴者は、ワイドショー的な報道番組なんか見たくないんだよ。

 権力批判のない、当たり障りのない報道番組はいずれ衰退する。
『報道ステーション』よ、ジャーナリスト精神を取り戻せ。
 まずは、退屈な後藤謙次氏を外して、以前のような月~金の日替わりコメンテイターにしたらどうか?

※参照記事
 視聴率急降下で暗雲漂う『報道ステーション』

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東京タラレバ娘 第2話~気づけば、世界は手に入らないもので溢れてた……

2017年01月27日 | 恋愛ドラマ
「仕事はがんばれば、結果が出るって信じてた。
 でも気づけば、世界は手に入らないもので溢れてた」

 若い子に〝好きな人〟も〝仕事〟も奪われた倫子(吉高由里子)の言葉だ。
 これって、生きることの真実だよな~。
 二十代後半、三十代になってわかること。
 元AKBの高橋みなみさんは〝努力をすれば報われる〟って言ってたけど、どうなんだろう?
〝努力をすれば報われることもあるし、報われないこともある〟っていうのが現実じゃないかな~。
 このことを知ることが<大人になる>ってことだと思う。

 しかし、〝何かを失えば何かを得る〟っていうのも真実。
 落ち込んだ倫子に手をさしのべる者もいた。
 KEY(坂口健太郎)だ。
 彼は倫子に亡くなった、かつての恋人(?)を見出しているらしい。
「わかるよ、あんたによく似た女、知ってるから」
 亡くなった女性と倫子は違うのだが、見ていて放っておけない。
 だから、思わず言ってしまう。
「ちゃんとしろよ、たられば女」

 さて、このふたり、どうなるか?
 ………………

 この作品の男たちは、肉食系だな~。
 KEYもミュージシャンの鮫島涼(平岡祐太)も倫子と香(榮倉奈々)を誘惑してエッチしてしまった!
『逃げ恥』の平匡さんとは大違い。

 一方、倫子は平匡さんだ。
「やってもうた……」
「どうすりゃいいの!?」
「次の一手がわからない」
 こじらせていると恋愛のやり方がわからなくなってしまうのだ!(笑)

 何か、このドラマ、面白くなってきた。
 倫子、可愛い!
 TVドラマは第2話までを見て、見るか見ないかを決めた方がいいのかも。

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安倍首相、〝でんでん〟と漢字を読み間違える(笑) 総統閣下のパロディ動画も登場!

2017年01月26日 | 事件・出来事
 安倍ちゃん、やっちまったなぁ(笑)

 国会での代表質問で、民主党から発言の訂正を求められて、
「訂正でんでんというご指摘は、まったくあたりません」

〝訂正でんでん〟……?
〝でんでん〟……………?
 正確には、
〝訂正云々(ていせいうんぬん)〟
〝云々〟という漢字を読み間違えたのだ!(笑)

 だから安倍ちゃんの答弁書にはフリガナを振っとけって言ったじゃん(笑)
 以前もそうしてたんだからさぁ。

 
 ※フリガナだけでなく、(拍手)(水を飲む)っていうのも笑える!
 ………………

 この件で面白いのは、テレビなどのマスコミがまったく報道しないことだ。
〝未曾有〟を〝みぞうゆう〟と読んた麻生さんの時は、大騒ぎしたのにね。
 この件を報道したのは、僕が知るかぎり、タブロイド紙の『日刊ゲンダイ』のみ。
 テレビなどの大手マスコミが、いかにきれいごとしか報じず、現政権に気を遣い、忖度(そんたく)しているかがよくわかる。
 批判能力がないのならジャーナリズムの看板を下ろせ。
 スポーツ新聞の反応も鈍いな。
 ………………

 一方、ネットでは、早速パロディ動画が登場した。
 ヒトラー総統のいつものやつだ。

 総統閣下は、この〝でんでん問題〟のもみ消しに走る。
「この件を<新しい判断>だと言え!」(笑)
「<御用学者>を集めて〝でんでん〟という読み方もあると言わせろ!」(笑)
「<有識者会議>を開いて今回かぎりの特例ということにしろ!」(笑)
「<東京五輪>を安全におこなうために〝でんでん〟という読み方が必要だと言え!」(笑)
「<憲法改正>して〝でんでん〟という読み方があることにしろ!」(笑)

 パロディ・風刺ってこれだよな~。
 これを真っ先にやるべき日本の芸人たちは何をしているのだろう?
 首相の〝桜を見る会〟に参加して大喜び?

 権力者をからかう風潮がなければ、社会は息苦しくなる。
 権力者への万歳(まんせー)や盲信は気持ち悪い。
 中国や北朝鮮のような国にしたいのなら、それでいいんだけど。


※パロディ動画はこちら
 総統閣下は「訂正でんでん」を正当化するつもりです (YouTube)

※〝でんでん〟としゃべった証拠動画はこちら
 【字幕あり】安倍首相、云々を"でんでん"と読み間違え (YouTube)


※追記
 この件は、本日、朝日新聞が報じたようだ。

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カルテッド 第2話~人生は後悔と苦さの連続。結婚する彼女に贈る、SPEED『White Love』

2017年01月25日 | その他ドラマ
 少しずつお互いを理解し、距離を縮めていく4人。

 今回は別府司(松田龍平)の恋愛話だった。
 別府は大学時代から巻真紀(松たか子)のことを思い続けていた。
 きっかけは大学の学園祭で、バイオリンを演奏する真紀を見たこと。
 その後、偶然に立ち食いそば屋で肉そばを食べている真紀、電気店でマッサージ椅子に座って気持ちよさそうにしている真紀を見かける。
 この三回の出会いは〝偶然〟なのか?
 別府はこれに〝運命〟を感じる。
 そして、三度の〝偶然〟を放置した結果、真紀が別の男と結婚してしまったことを後悔していた。

 だから後悔したくない別府は、真紀に告白した。
 だが、真紀は、夫がいなくなって弱っている自分につけ込んでいるのか! と激怒。
 拒絶された別府は、会社の同僚で気軽に話せて、ほのかな好意を寄せていや九條結衣(菊池亜希子)に走る。
 結衣が結婚することを知り、結衣のことが惜しくなったことも後押しして、結婚しようと迫った。
 しかし、結衣は別府の真意を見抜いていた。
 遠くの敷居の高いカフェではなく、近くの気軽なチェーン店を選んだのね、と語り、朝、冬のベランダでいっしょにサッポロ一番を食べたことを思い出にしようと、その関係に終わりを告げた。
 ……………

 人生は後悔の連続なんですね。
 あの時、ああしておけばよかった、こうしておけばよかった、の繰り返し。
 少しの勇気をもって踏み出していれば、今頃は別の世界があったかもしれない。
 別府が結衣に結婚しようと言ったのも、真紀の時と同じ後悔をしたくなかったから。

 しかし、大人の恋は、若い頃ほど単純ではない。
 現実があり、背負っているものがあり、それまでに重ねてきた失敗がある。
 後先考えず、情熱のままに突っ走ることなどできない。
 この点は女性の方が現実的だ。
 情熱のままに突っ走ってしまった別府はまだまだ青く、ロマンチスト。

 ほろ苦いですね。
 結衣の教会での結婚式では、映画『卒業』のように花嫁を奪うことはせず、ふたりの思い出の曲のSPEED 『White Love』を奏でることが、別府のせめてもの意思表示であり、遠くへ行ってしまう結衣への餞(はなむけ)だった。
 人生は、ほろ苦さの連続でもある。

 だが、そんな別府のほろ苦さを、真紀、世吹すずめ(満島ひかり)、家森諭高(高橋一生)は理解してくれた。
 バラバラだった4人が思いを共有して、ひとつになった瞬間でもある。
 4人のセットリストに、SPEED 『White Love』が加わった。
 こうして4人は演奏する楽曲を増やしてくのだろう。


 SPEED『White Love』(YouTube)
 天使がくれた出会いは永遠に輝き続けるのです。

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トランプ新大統領にすり寄る安倍外交、イヤな予感しかしない。バカに権力を持たせてはいけない

2017年01月24日 | 事件・出来事
 トランプ新大統領が誕生。
 そして、本日、TPP離脱に署名。

 安倍さん、トランプ氏に最初に会えた首脳とか言って喜んでたけど、会っていったい何を話したの?
 会見後の記者会見では、「トランプ氏は信頼できる人物」とか持ち上げてたけど、どこを見て、そう思ったのか、聞きたいものだ。

 相変わらず、言葉が軽い安倍さん。
 外交なんて、国益のぶつかり合いなんだから、首脳間に〝信頼〟なんてあるわけがない。
 それはロシアのプーチン大統領との関係でも明白。
 北方領土問題は先送りで、結局、経済協力という美味しいところだけを持っていかれてしまった。
 プーチン氏とは過去16回も会っているのにねえ。
 北朝鮮との外交でも制裁を緩和したのに、拉致問題は解決せず、核ミサイル実験は止まらない。
 結局、これもしてやられた。
 甘い〝お坊ちゃん外交〟の安倍さん。

 それと、
 安倍さんは〝信頼関係〟という言葉をよく使うけど、トランプ氏就任前にはオバマ大統領と仲良くし、選挙中はヒラリー・クリントンに秋波を送っていたんだから、そんな人間をトランプが信頼するはずないじゃん。
 そもそも正反対の価値観を持つオバマ氏とトランプ氏の両方にすり寄る安倍さんって、どうなのよ?
 彼の政治的、思想的スタンスはどこにあるのか?
 もしかして、安倍さんの中にあるのは〝日米同盟〟だけ?

 安倍さんは、トランプ新大統領との日米首脳会談を一刻も早くやりたがっているらしい。
 でも、もう少し様子を見てからの方がいいよ。
 何しろトランプ新大統領は〝アメリカ・ファースト〟、アメリカの利益第一主義なんだから。
 会えば、どんな無理難題を押しつけられるか、わかったもんじゃない。
 アメリカに優位な日米自由貿易協定を求められ、在日米軍のさらなる負担を押しつけられ、米国債をもっと買えと言われ、中東での戦争に参加させられる。
 南シナ海や台湾での紛争にも巻き込まれるかもしれないな。
 そして、安倍さんは、こうした〝戦争ごっこ〟が大好き。

 さあ、世界はいよいよヤバくなってきた。
 トランプ、プーチン、習近平、そして格は落ちるが、安倍晋三。
 フィリピンのドゥテルテや北朝鮮の金正恩。
 強いことが大好きなバカたちが強大な権力を持ってゲームを始めようとしている。

 そんな中、ひどいめに遭うのは、われわれなんだよなぁ。
 5年後、10年後はどうなっているのだろう?

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おんな城主直虎 第3回 「おとわ危機一髪」~子供や女性の大河ドラマはふわふわしてしまう

2017年01月23日 | 大河ドラマ・時代劇
 南溪和尚(小林薫)、いはく、
「こっちの道が行きどまりであれば、あっちの道を行けばいい」
「すべては諸行無常じゃ」
 すると、梅雀さんのナレーションがとぼけた声で、
「南溪和尚の策はことごとく失敗したのであった」(笑)

 今回はこれかなぁ。
 囚われのない、自由自在な南溪和尚。
「すべては諸行無常じゃ」というのも便利な言葉で、これであらゆる悩みが解決してしまう。
 つまり、
〝明日は何が起こるかわからないのだから、くよくよ考えてみても仕方がない〟
 仏教してますなぁ。

 もちろん南溪和尚の策は〝井伊を三河攻めの主力にしたい〟という今川の思惑や利害、人間関係を読んでのもの。
 物事にはすべて裏があり、裏では、さまざまな交渉や駆け引きがおこなわれている。
 しかし、これだけでは不十分で、おとわ(新井美羽)の奮闘=蹴鞠対決が必要だった。
 今回は、南溪和尚の裏の鼓動とおとわの表の行動で、事が動いたと言えよう。
 これに説得力があるかどうかは別の問題として。
 直平(前田吟)が鶴丸をさらう理由もよくわからなかった。

 子供が主人公の大河ドラマ。
 女性が主人公の大河ドラマ。
 子供や女性の大河ドラマだと、どうしても、ふわふわしてしまうんだよなぁ。
 子供が今川義元に対峙するなんてことも、あり得ないだろう。
 ………………

 今川義元(春風亭昇太)はしゃべらないんですね。
 最後にすこししゃべったが、すべて側近が通訳。
 噺家の昇太師匠としては、真逆の役まわり(笑)
 これまで今川義元といえば、貴族趣味で、武人とは程遠いイメージで描かれてきたが、今回は違う様子。
 これらのことがうまくドラマに昇華してくれればいいのだが、果たしてどう繋がるのか?

 セットはお金をかけてますね。
 駿府城だけでなく、駿府の街や佐名(花總まり)の屋敷まで造ってしまった。
 さすが予算が潤沢なNHK。
 見ていて楽しいけど、こだわりポイントが少し違う気がする。
 リアリズムはドラマで追究してほしい。
 これらのセットは今後も登場するのだろうか? などと、どうでもいい心配をしてしまった。

 
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東京タラレバ娘~ヒロインたちはガツガツ系。個人的には、『逃げ恥』のみくりさんがいいなぁ

2017年01月20日 | 恋愛ドラマ
「告白を受けてたら
 つき合っていたら
 きれいになれれば
 好きになれれば
 本気を出したら、って、
 そうやって一生、女どうしで〝たられば〟をツマミに酒飲んでろよ」

 KEY(坂口健太郎)が倫子(吉高由里子)たちに言い放った言葉だ。
 確かに〝たられば〟な生活は、停滞なんだよな~。
 良くて現状維持。
 ていうか、倫子たちが歳を取るように、世の中は動いてるから、停滞はすなわち後退。
 バッターボックスに立って、空振りしても前に進もうとしなければ現状は変わらない。
 そんな物語だった。
 ……………………

 ふ~む。
 こういうテーマの作品が、コミックス累計売り上げ180万部なのか。
 つまり、バッターボックスに立とうというメッセージに共感する人がそれだけいるということ。
 現在の若い人は、恋愛は面倒くさくて、自分の生活を優先する人が多いって聞いていたから、この共感は意外だった。
 『逃げ恥』の平匡さんもプロの独身で、ひとりの生活を大事にする人だったし。

 客観的に見れば、倫子、香(榮倉奈々)、小雪(大島優子)は基本ガツガツ系。
 見ていて、ちょっとウザいし、見苦しい。
 居酒屋でオヤジのようにクダをまくっていうのもなぁ。
 どうしても比べてしまうが、『逃げ恥』のみくりさんくらいの距離感を保ってくれるヒロインがいい。
 倫子たちがどれくらい視聴者の共感を呼ぶのか、興味がある。
 空振りしてもバッターボックスに立ち続ける姿はカッコいいのだけれど。

 あとは、この水曜10時枠の鉄板のファッションショー。
 前にやってた『地味にスゴイ』の石原さとみさんもそうだったが、倫子たちもさまざまなファッションに身を包む。

 それと東京オリンピック。
 倫子たちは、3年後の東京オリンピックの時にひとりでいることに不安を感じているようだが、現在は、すべて東京オリンピックを目標に進んでいる。
 東京オリンピックがあるから○○しなければならない。
 東京オリンピックがあるから××しなければならない。
 安倍ちゃんなんかも、東京オリンピックのテロ対策で必要だから、〝共謀罪〟という権力者にとって都合のいい法律が必要だ、と言い始めている。
 こういう風潮ってどうなんだろう?

コメント (2)
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