第8話(14:00)
今回は前回登場したトニーと前回ブレイクしたエドガーをさらに描く。
トニーの家のコンピュータを使ってオードリーの目撃した人物の照合を行うジャック。
しかし、トニーは捜査官として牙の抜かれた状態だった。
すべてに対して無気力。
ジャックから電話が来るまでガールフレンドとセックスをしていた様だ。
トニーの復活はなるか、という所で視聴者を引っ張る。
こういう人物の見せ方もいい。
そしてオペレーターのエドガー。
6機以外の原発の制御に成功した彼だが、さらに彼は活躍する。
マリアンは自分がスパイだと疑われないため、サラをスパイだと陥れるのだ。
ジャックからCTUにスパイがいると告げられたヘラーはドリスコルに相談せず、その捜査にシークレットサービスを使う。
そのシークレットサービスが仕込んだ罠をマリアンは逆手にとって、サラに罪をなすりつけたのだ。拷問にかけられるサラ。ほくそ笑むマリアン。
だが、エドガーがそれを不審に思った。
まずサラがスパイだと疑われた事実(サラのパソコンからジャックの居場所についての情報が送られた)は簡単に偽装できること。
マリアンの動きがCTUに来た時からおかしいこと。
マリアンを疑ったエドガーは、マリアンに対してある罠を仕掛けた。
「極秘回線へのアクセスラインを作っておいたから」とマリアンに告げるエドガーはマリアンが極秘回線にアクセスするのを利用して彼女のパソコンを覗く。
そしてテロリストに連絡したのが彼女であることを見つけ出す。
このスパイ発見に至るエドガーのエピソードは巧みだ。
まずサラがスパイと間違われることで、視聴者はハラハラする。
おまけにサラは自白のため拷問にかけられるし。
無実の者が捕らえられるほど、視聴者を感情移入させるものはない。
そしてエドガー。
当初、エドガーのサラ無罪の主張は、ドリスコルらに受け入れてもらえない。
人の持っているイメージというのは重要だ。
ある人間なら耳を傾けてもらえるのに、あるマイナスのイメージを持つ人間の意見は聞き入れてもらえない。
そしてエドガーは独自でマリアンを罠にはめるという行動に出るのだ。
このエピソードは優れた組織論でもある。
硬直化した組織ではマリアンをスパイだと見抜けなかった。
見抜けたのは個人の力(エドガーの力)。
それはジャックの行動にも言える。
組織のルールに従っていては、巧妙なテロリストには立ち向かえないのだ。
さて、これらのエピソードと共に描かれるのが、アラス家のエピソード。
撃たれてベルースの母親はしぶしぶ病院に行くが、銃創であることから(母親は庭仕事で倒れたと主張)警察に通報される。警察に捕まった方が父親の手から逃れられるとベルースは主張するが、母親は「一生刑務所で暮らしたいの」と国外に逃亡することを主張し、逃げる。
一方、ベルースの父は逃したことでボスに責任追及される。
アラス家のエピソードはどんどん発展していく。
そしてラスト。
照合の結果、オードリーの目撃した人物はヘンリー・パウエルであることが判明。ヘリで高跳びしようとしていることを突きとめると、ジャックとトニーは現場に向かう。(ここでトニーはジャックに「同行したい」と言う。トニーの心に捜査官としての火がついたのか?)
ジャックとトニーは間一髪でパウエルを確保するが、パウエルはテロリストに狙撃されて、命を落とす。
一方、正体がばれたマリアンも逃げる。
マリアンは自分の車に乗り込もうとして取り押さえられるが、車にはドアを開けると爆発する爆弾が仕掛けられていた。
爆破に巻き込まれるマリアン。
パウエルとマリアンが捕まって事件解決が大きく進展したかに思われたが、また一歩後退。
「24」では、3歩進んで2歩下がるというエピソードの作り方が多く見られる。
今回は前回登場したトニーと前回ブレイクしたエドガーをさらに描く。
トニーの家のコンピュータを使ってオードリーの目撃した人物の照合を行うジャック。
しかし、トニーは捜査官として牙の抜かれた状態だった。
すべてに対して無気力。
ジャックから電話が来るまでガールフレンドとセックスをしていた様だ。
トニーの復活はなるか、という所で視聴者を引っ張る。
こういう人物の見せ方もいい。
そしてオペレーターのエドガー。
6機以外の原発の制御に成功した彼だが、さらに彼は活躍する。
マリアンは自分がスパイだと疑われないため、サラをスパイだと陥れるのだ。
ジャックからCTUにスパイがいると告げられたヘラーはドリスコルに相談せず、その捜査にシークレットサービスを使う。
そのシークレットサービスが仕込んだ罠をマリアンは逆手にとって、サラに罪をなすりつけたのだ。拷問にかけられるサラ。ほくそ笑むマリアン。
だが、エドガーがそれを不審に思った。
まずサラがスパイだと疑われた事実(サラのパソコンからジャックの居場所についての情報が送られた)は簡単に偽装できること。
マリアンの動きがCTUに来た時からおかしいこと。
マリアンを疑ったエドガーは、マリアンに対してある罠を仕掛けた。
「極秘回線へのアクセスラインを作っておいたから」とマリアンに告げるエドガーはマリアンが極秘回線にアクセスするのを利用して彼女のパソコンを覗く。
そしてテロリストに連絡したのが彼女であることを見つけ出す。
このスパイ発見に至るエドガーのエピソードは巧みだ。
まずサラがスパイと間違われることで、視聴者はハラハラする。
おまけにサラは自白のため拷問にかけられるし。
無実の者が捕らえられるほど、視聴者を感情移入させるものはない。
そしてエドガー。
当初、エドガーのサラ無罪の主張は、ドリスコルらに受け入れてもらえない。
人の持っているイメージというのは重要だ。
ある人間なら耳を傾けてもらえるのに、あるマイナスのイメージを持つ人間の意見は聞き入れてもらえない。
そしてエドガーは独自でマリアンを罠にはめるという行動に出るのだ。
このエピソードは優れた組織論でもある。
硬直化した組織ではマリアンをスパイだと見抜けなかった。
見抜けたのは個人の力(エドガーの力)。
それはジャックの行動にも言える。
組織のルールに従っていては、巧妙なテロリストには立ち向かえないのだ。
さて、これらのエピソードと共に描かれるのが、アラス家のエピソード。
撃たれてベルースの母親はしぶしぶ病院に行くが、銃創であることから(母親は庭仕事で倒れたと主張)警察に通報される。警察に捕まった方が父親の手から逃れられるとベルースは主張するが、母親は「一生刑務所で暮らしたいの」と国外に逃亡することを主張し、逃げる。
一方、ベルースの父は逃したことでボスに責任追及される。
アラス家のエピソードはどんどん発展していく。
そしてラスト。
照合の結果、オードリーの目撃した人物はヘンリー・パウエルであることが判明。ヘリで高跳びしようとしていることを突きとめると、ジャックとトニーは現場に向かう。(ここでトニーはジャックに「同行したい」と言う。トニーの心に捜査官としての火がついたのか?)
ジャックとトニーは間一髪でパウエルを確保するが、パウエルはテロリストに狙撃されて、命を落とす。
一方、正体がばれたマリアンも逃げる。
マリアンは自分の車に乗り込もうとして取り押さえられるが、車にはドアを開けると爆発する爆弾が仕掛けられていた。
爆破に巻き込まれるマリアン。
パウエルとマリアンが捕まって事件解決が大きく進展したかに思われたが、また一歩後退。
「24」では、3歩進んで2歩下がるというエピソードの作り方が多く見られる。