平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

戦っている女性~伊藤詩織さん、英国BBCに出演して、山口敬之レイプ事件を語る。一方、森友の検事・山本真千子は不起訴のご褒美でご栄転!

2018年06月29日 | 事件・出来事
 森友事件で元財務相の佐川らを不起訴にした大阪地検の検事・山本真千子。
 山本は函館地検の検事正にご昇進だそうだ。
 これって佐川を不起訴にし、森友事件の追及をしなかったことへのご褒美かね?

 山本検事、おめでとう!
 これであなたも安倍一味の仲間入りだ。
 この国の腐敗を加速させ、法の正義を亡きものにし、警察・検察の信頼を失墜させた張本人だ。
 これでいいのかね?
 山本検事の良心に問いたい。

 ……………

 一方、戦っている女性もいる。
 安倍官邸に近いジャーナリスト山口敬之に強姦され、官邸が圧力を使って不起訴にしたと言われている疑惑について告発している伊藤詩織さんだ。
 詩織さんはこの件で顔出しで記者会見をおこない、検察審査会で不起訴妥当になったので民事で争い、海外でも告発活動をされている。

 昨日は英国BBCが伊藤詩織さんを取材した「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」を放送。
 ノルウェー・スウェーデンでは「Skavlan」という番組に出演。
 それらに拠ると、詩織さんは日本の警察に〝等身大の人形を相手に、レイプ現場の再現〟をさせられたり、当初は「良くある事。捜査も起訴も出来ない」と言われたりしたらしい。
 おやおや、これが日本の警察かよ。

 自民党の女性議員・杉田水脈はBBCの取材を受けて詩織さんを非難。
「男性の前でそれだけ(お酒を)飲んで、記憶をなくして、女としての落ち度があった」
「社会に出てきて女性として働いているのであれば、嫌な人からも声をかけられるし、それをきっちり断るのもスキルの一つ」
「男性は悪くないと司法判断が下っているのにそれを疑うのは、日本の司法への侮辱だ」
 だってさ。

 この水田発言に対して、アイルランドの女性はツイッターで、
「#JapansSecretShameを見ている。ショックだし、ものすごく心が痛い。
 何がいやだって、女性が女性を攻撃してること。
 被害者を支えるんじゃなくて、女性が彼女を責めてる…。
 犯罪を犯した男を責めなさいよ!」

 まあ、杉田水脈はネトウヨ議員だからな。
 人権より国権、人権より安倍が大事。
 こういうやつらが偉そうに国会議員をやっている。

 それに詩織さんは酒で前後不覚になったわけじゃないぞ、山口にクスリを飲まされたと主張している。
 仮に酒のせいだったとしても、前後不覚になった詩織さんをホテルの自分の部屋に連れて行き、性交渉におよんだ山口がおかしい。
 普通は病院に連れて行ったり、自宅に送ったりするだろう。

 というわけで、山本真千子と伊藤詩織さん、どちらが立派かは明白であろう。
 ていうか、佐川の件といい伊藤詩織さんの件といい、日本の警察は腐りまくってるな。

 安倍の6年間で、この国は腐敗だらけの国になった。
 これを許している国民も国民だ。

 マスコミもいつまで日大をやってるんだ?
 今回のBBCみたいな番組をつくれないのか?



※関連記事
 「日本の秘められた恥」  伊藤詩織氏のドキュメンタリーをBBCが放送(BBC NEWSJAPAN)

 ノルウェー・スウェーデンの番組「Skavlan」に出演した時の伊藤詩織氏(ツイッター映像)

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AKB総選挙~おぎゆかのスピーチに絶賛の声! 「すげえな、こいつ」「気が狂ってる」「くせになる」「これは売れる」「超最強キャラ」

2018年06月27日 | アイドル
 今年のAKB総選挙で第4位になった荻野由佳ちゃん。
 そのスピーチは衝撃的(笑撃的?)なものだったけど、そのニコ生実況映像を見つけたよ。

 スピーチ開始時の評価は
「は虫類」「トカゲ」「宇宙人」「でもよく見ると可愛い」「慣れると可愛い」「顔ちさ」「足ほそ」etc

 まあ、おぎゆかの顔立ちはハマる人にはハマるし(=僕はハマる方)、ハマらない人にはハマらないものだから「は虫類」とかの悪口は仕方ないんだけれど、スピーチが進むにつれて、その評価が変わっていった。

「マシンガントーク」「よ~、しゃべるな」「過呼吸」「息継ぎしろ」「頭の回転速いのか」
「フレッシュレモン後継者」(←中国では〝大檸檬〟と呼ばれているらしい)
「スピーチいいね」「一番面白いんだが」「いい子」
「ザリガニwww」「あああwww」「おおおwww」「wwwww」

 そして

 

「なんだ、こいつw」「すげえな、こいつ」
「こいつのメンタルw」「やべえ、面白い」
「気が狂ってる」「くせになるな、こいつ」
「これは売れる」「全米が泣いた」
「超最強キャラ」

 もちろん、これらの他にもおぎゆかをからかうようなコメントがあるんだけど、これがタレント性なんだよなあ。
「なんだ、こいつ」
「すげえな、こいつ」
「気が狂ってる」
「くせになるな、こいつ」
 は、タレントにとって最高の褒め言葉。
 副音声の古市憲寿さんも、こんなに自分をさらけ出せるのはすごい、と言っていた。
 仮にディスられても無反応・無関心よりはずっといい。
 そして、ジワジワと伝わってくる人間性。
 マイナスのイメージで、おぎゆかを見ていた人もだんだん好きになってくる。

 マネージメントをしているワタナベプロホリプロさん、おぎゆかを放っておくのはもったいないと思いますよ。


 ※スピーチ動画はこちら
  2018/06/16 ニコ生実況 荻野由佳「あああああゔぁぁぁぁぁぁ」(YouTube)

コメント (2)
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西郷どん 第24回 「地の果てにて」~慶喜、久光に痛烈な言葉! 「大和言葉でしゃべってくれ。兄とは似ても似つかぬイモじゃねえか」

2018年06月25日 | 大河ドラマ・時代劇
 久光(青木崇高)は散々である。
 朝廷を動かし、慶喜(松田翔太)を将軍後見職にし、松平春嶽(津田寛治)を政事総裁職にして幕政改革を成し遂げたと思い、意気揚々と江戸城に入るが、将軍後見職様からは──

「おぬしにこの日本の何がわかるのか?」
「で、おぬしは何者だ? ただの隠居だろう? おぬしのことなど江戸じゃ誰も知らねえよ」
「大和言葉でしゃべってくれ」
「兄とは似ても似つかぬイモじゃねえか」

 ドSの慶喜である(笑)
「誰も知らねえよ」は江戸言葉だし(笑)
 こういう啖呵を切るとき、江戸言葉はハマるなあ。

 まあ、慶喜にしてみれば、見ず知らずのヤツに、なりたくもない将軍後見職にさせられていい迷惑という感じだろうか?
 あるいは慶喜は〝粋な男〟だから人の心にドカドカと踏み込んでくる〝無粋な男〟は嫌いなんだろうな。

 まあ基本、江戸人は薩摩・長州が嫌いですよね。
 すこし後のことになるけど、薩長が官軍として江戸に入ってきた時、江戸の人たちは幕府を応援。
 江戸の〝粋〟は無粋を許さない。

 そう言えば、土曜日(23日)のスタジオパークに福島出身の西田敏行さんが出ていて、「福島にはいまだに薩長憎しの人がいる」って語っていた。
 『翔ぶがごとく』で西郷役のオファが来た時は西田さん、福島の友人に引き受けていいか相談したらしい。
 すると、福島の友人の返事は「西郷ならいい」。

 江戸城無血開城もそうですが、西郷は無益な戊申戦争をやめさせようとした人ですから福島で人気が高いのもうなずける。
 そうした西郷人気は今回の慶喜も同じで、久光にこんなことを言う。
「俺と腹を割って話したければ西郷を連れて参れ」

 これはきつい最後の一撃。
 プライドをつぶされた久光は慶喜に怒りをぶつけるわけにはいかないから西郷にぶつけたのかな?
 結果、西郷は徳之島から沖永良部島へ。
 ……………

 徳之島ではふたりの子供を連れてきた愛加那(二階堂ふみ)と再会。
 この時の吉之助は幸せそうですね。
 薩摩や京にいた時より穏やかな顔をしている。
 おそらく今作の西郷は権力闘争より普通の生活を願う人なのだろう。
 ……………

 沖永良部島の牢のシーンでは鈴木亮平さん絶食してましたよね。
 げっそりと痩せていた。

 このシーンの結末は、友・一蔵(瑛太)を愚直に信じる吉之助に島役人の土持政照(斎藤嘉樹)や流人の川口雪篷(石橋蓮司)が心を動かされたという感じでしょうか。
 雪篷が口移しに吉之助に水を飲ませるシーンは、ネットでは『おっさんずラブ』と盛り上がったらしい(笑)

 久光といい、雪篷といい、今の時代は〝濃いおっさん〟がトレンド?
 いや、今回一番カッコ良かったのは慶喜だよな。
 前回の有馬新七(増田修一朗)もそうだが、今作は脇役の男たちがさまざまに光っている。
 
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半分、青い。~「上等! わたしはマンガを描く機械でいい!」 〝現実の幸せ〟を求めた裕子と〝想像の世界〟を求めた鈴愛。

2018年06月24日 | その他ドラマ
 6/18~6/23の「半分、青い。」
 巷では〝神週〟と呼ばれているようだが、確かに内容が濃かった。

 そんな中、鈴愛(永野芽郁)と裕子(清野菜名)のやりとりは興味深かった。
 漫画家をやめて海外の家具を輸入する会社を営む男性と結婚する裕子は言う。

「もう疲れた。
 マンガってさゼロからつくるじゃない? お話。
 何を輸入するか決める方が楽なんだ」
「こんな仕事、もうやってらんない。
 服買っても私たちが外に出られるのは月に一度か二度。あとは描くだけ。
 買った服を着ないうちに季節が終わる」
「私たちは架空のラブストーリーをつくるために、いくつの自分の恋を犠牲にしたんだ?
 スケジュール帳は真っ白。何の予定も立たない」

 裕子は〝現実〟の幸せを求めているんですよね。
 これに対して鈴愛。
 スケジュール帳が真っ白なことに関して、

「私は真っ白な日が好きだ! 白い日はうれしい!
 何もない日はただ描けばいい日」

 すると裕子。

「それはオタクといっしょだ! 引きこもりだ!
 結婚もできないし、子供も産めない。想像の世界の人になってしまう。
 マンガを描く機械だ!」

 これに対して鈴愛。

「それでいい! 上等! マンガを描く機械でいい!」
「機械じゃない! 機械は同じものしかできない!
 マンガはその人、それぞれ違う。
 私はおしゃれしなくていい。流行の場所知らなくていい。
 だってさ、マンガ描いて、物語で人を感動させるって人生を越える!
 世界は私のものだって、きっと言える!」

 おそらく創作者になるって、こういうことなのだろう。
 すなわち
・現実での幸せを求めないこと。それらを捨てられる覚悟を持てること。
 あるいは鈴愛のように
・現実での幸せより創作の方がずっと価値のある、と何の迷いもなく思えること。

 こんな思いを抱ける人こそ、真の創作者になれる。
 以前、鈴愛は秋風先生(豊川悦司)のことを「鬼だ」「ヘンタイだ」と罵ったが、〝鬼〟や〝ヘンタイ〟でなければ出来ない仕事が創作者なのだ。
 このことは裕子もわかっていたらしく、鈴愛の言葉を聞いてこう話す。

「今、逆にはっきりわかった気がした。
 私は、私のいる場所はここじゃない。
 私はここにいてはいけない」

 ………………

 はあ、見事なやりとりでしたな~。
〝創作者〟と〝一般人〟の違いを的確に表している。

 一方、脚本の北川悦吏子さんは、〝創作者が一般人より偉い〟とは微塵も考えていない。
 マンガを捨てて現実での幸せを求めた裕子が「わたしはダメな人間です」と言ったことに対して、秋風先生は「そんなことはない」と否定するのだ。
 そして秋風先生は、裕子の人生の目的が〝自分の居場所を探すことだ〟ということも見抜いていた。

〝マンガを描くこと〟も〝結婚〟も裕子にとっては同じ、自分の居場所を探す行為。
 深い人間洞察ですね。
 秋風先生が鈴愛や裕子をあたたかく見守っているように、北川悦吏子さんも登場人物すべてに愛情を注いでいる。

 北川さんのツイッターに拠ると、昨日(23日)と明日(25日)の話は、書いていてとんでもないものが降りてきたお薦めの〝神回〟になるらしい。
 明日の放送が楽しみだ。

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安倍内閣、消費税10%引き上げを閣議決定~マジかよ、日本経済死ぬぞ! 外国人活用と残業代ゼロ法で労働者は使い捨てに!

2018年06月21日 | 事件・出来事
 政府が15日に閣議決定した「骨太方針」。
 その内容は
① 2019年10月に消費税率を10%に引き上げ。←マジかよ、安倍。日本経済死ぬぞ。
② 増税による景気の腰折れを防ぐため、今年末に経済対策を取りまとめ、19年度予算に盛り込む。
 ←いい加減、学べよ。一時的なカンフル剤にしかならないことは8%にした時の経験でわかっているだろうに。
③ 自動車や住宅の減税策も一体的に行い、家計負担を和らげる。←庶民には自動車や家を買う余裕なんてないよ。
④ 少子高齢化などの影響で不足する労働力を補うため外国人を積極的に活用する。←ネトウヨ、怒らないのか?
 ………………

 というわけで、相変わらず安倍はバカである。
 経団連もバカである。

 庶民は賃金が上がらず、年金なども減らされ、今でさえ切り詰めてやっているのに10%にしたら、さらに切り詰める。
 結果、内需は冷え込み、日本経済は完全に死ぬ。

 だって1万円の買い物をしたら1000円取られるんだよ。
 絶対、財布のひもは堅くなり、ムダな物を買わなくなる。
 百貨店はますます廃れ、レストランとかでの外食もしなくなるだろうな。

 まあ、政府や経団連は庶民などどうでもいいと考えているんだろうね。
 その象徴が〝外国人労働者の積極的活用〟と現在審議されている〝残業代ゼロ法案〟。
 つまり、
〝賃金が低くて済む外国人を活用するから、賃金の高い日本人労働者は要らない。
 もし外国人に職を奪われたくないのなら、低賃金で残業代なしで働け〟
 これが安倍と経団連の魂胆だ。
 もはや終身雇用など幻想。
 正社員を含めた労働力は〝使い捨ての時代〟に。

 さっきも書いたけど、消費増税のダメージを補うための財政出動だって、一時的なカンフル剤にしかならない。
 どうしてそんな意味のないバラマキをするかというと、支持率対策とバラまくカネを得るために企業や団体が与党議員に群がり、キックバックされるという仕組みのため。

 自動車や家に補助金をつけるというのも要は金持ち優遇だろう。
 庶民には車や家を買う余裕などない。
 一方、金持ちはこれで高級車を買い、いろいろな所に不動産を持つ。
 タックスイーターの上級国民。
 愚かなる庶民は上級国民のために税金を払い続ける。

 今の日本はお金がまわっていないんだよね。
 大企業も金持ちも貯め込み、庶民も財布のひもを堅くする。
 デフレ脱却など夢のまた夢。
 その結果がこれですわ。

 
 ※かつて150gあったものが108g

 安倍の政策をこのまま続けていったら、日本経済は沈滞化し、格差は拡がり、治安は悪くなるだろうね。
 底辺の連中のストレスは溜まり、イライラし、いろいろな所で爆発する。
 今もその兆候が出ている。
 これを取り締まるべき警察も検察もモリカケが示すとおり、上の人間にはやさしいから不満は募り、モラルはますます低下する。
 少子化も加速するだろうね。
 だって年収300万じゃ子供を育てられないから。

 おそらく東京オリンピック後の日本はほんと悲惨。
 何しろ建設需要の10年分を先食いしてるから、オリンピック以降の建設は見込めない。
 現在はオリンピック前景気で盛り上がっていなくちゃいけないのに、それがない。
 もし安倍が2020年に総理大臣をやってたら、国民はやっと気づくんだろうな。
 安倍なんかに任せたのが間違いだったって。
 それともすっかり洗脳されて〝偉大なる安倍将軍様〟になっているかな?

 まあ、これも国民が政治に無関心で何も考えて来なかった結果なんだけど。


 というわけで、毎度のことですが、ドラマ『女王の教室』のマヤ先生の言葉を貼っておきます。

「いい加減目覚めなさい。
 日本という国は、そういう特権階級の人たちが、楽しく、幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が、安い給料で働き、高い税金を払うことで、成り立っているんです。
 そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでいるか知ってる?
 今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。
 世の中のしくみや、不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら、上司の言うことを大人しく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険な所に行って戦ってくればいいの」

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西郷どん 第23回 「寺田屋騒動」~軸がない久光。京にのぼった当初の目的を忘れて討幕派の粛正をおこなう

2018年06月18日 | 大河ドラマ・時代劇
 寺田屋騒動。

「懐かしきかな」
「今日はよか日じゃったのう」
 昔に戻れば、いつでもわかり合える郷中の仲間。
 このウナギ捕りのシーンがあったから後半の惨劇が悲痛なものになる。
 政治やイデオロギーは人を分断するのだ。

「兄さがおったら、こんなことをしたらいかんと言う。もうたくさんじゃ! 戦いたくなか!」
 信吾(錦戸亮)も成長しましたね。
 しかし、これも「軟弱者!」のひと言で一蹴されてしまう。
 暴力の前に言葉は無力?
 吉之助(鈴木亮平)は長州の久坂玄瑞らに「まずは一献やり申そうぞ」と言ったが、百の言葉より共に飯を食うことの方が有効なのかもしれない。
 今回、腹の音が何度も強調されたが、人間、誰でも腹が減る。
 空腹はどんなイデオロギーも吹き飛ばしてしまう。
 ………………

 久光(青木崇高)には〝軸〟がないな。

 帝から「都の不逞の輩を取り締まれ」と言われれば、「ははあ!」とかしこまってしまう。
 そこに自分の意思はない。
 すべては天子様の言うとおり。
 久光が兵とともに都にやって来た目的は、帝の詔を得て幕府の政治をただすことだったのに、いつの間にかどこかにいってしまっている。
 しかも、取り締まりの方法は〝説得〟や〝懐柔〟ではなく〝暴力〟だ。

 まあ、久光は穏健な〝公武合体〟で、有馬新七(増田修一朗)らは血気にはやった〝倒幕〟だから、基本的に折り合えないんですけどね。
 しかし、これで薩摩は会津とともに京で討幕派を取り締まる存在になり、倒幕の盟主ではなくなった。
 薩摩と長州は憎み合う関係になる。

 とは言え、この時点では久光の判断は正しいんでしょうけどね。
 幕府の力は依然として強く、討幕など思いも寄らぬこと。
 倒幕派はただの過激分子でしかない。

 だから、倒幕の機運が高まってきた時、吉之助のこの言葉が活きてくるのかもしれない。

「政治の潮目は刻々と変わりもす。
 日本が変わるためには、まずは国父様が変わらねばなりません」

 倒幕の機運が高まってきた時、久光は変われるのか?
 西郷吉之助という〝棒〟を使いこなすことができるのか?

 吉之助はいったん納得して腹が据われば、とんでもない能力を発揮する人なんですよね。
 しかし、そうでない時は「この方が西郷吉之助殿か?」と言われてしまう平凡人。
 勝海舟の〝鐘〟の人物評しかり、斉彬の〝棒〟のたとえしかり。

 吉之助は〝政治の潮目〟がまだ来ていないと考えている。
 
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第10回AKB総選挙~おぎゆか、〝無呼吸マシンガントーク〟でしゃべりまくり、失神寸前! たいしたタレントだ!

2018年06月17日 | アイドル
 昨日のAKB総選挙。
 おぎゆかは第4位でした!

 3位を行けるかと思ったが、3位の宮脇咲良さんとの差は6万票。
 これは完敗だな。
 まだまだ越えられる壁ではなかった。

 でも、スピーチは凄かった。

 無呼吸マシンガントーク!!(笑)

 5分30秒のスピーチの間、しゃべりまくり、後半に行くにつれて、その速度は速くなり、最後は呼吸ができずフラつく!(笑)
 スピーチが終わると司会の徳光さんに抱えられて自分の席に行き、失神寸前!
 しかし、すぐに立ち直って、この顔!

 

 

 

 何だーーーっ、こいつはーーーーっ!?

 僕は今回おぎゆかがどんなスピーチをするのか心配してたんですよ。
〝努力〟と〝涙〟と〝感謝〟路線では昨年の二番煎じでイマイチ。

 では何を言ったか?

 まずは、自分の実力と昨年5位という評価のギャップと苦悩。
 それを埋めるためにさらに汗をかくこと。
 48グループを盛り立てるためにがんばりたいこと。
 卒業した北原里英さんのような、NGTで必要不可欠な人間になること。
 言ってる内容はマトモなんだけど、実際はこんな感じ。

「AKB48グループが最高だなと思ってもらえるグループにしたいと思いましたああぁ~~」(笑)
「必要不可欠な人間になります。んん~、もお~、ああ~」(笑)

 自虐ネタでは、可愛くない、歌もダンスもイマイチに加えて、
「足が臭いか、お父さんに嗅いでもらっている」(笑)
「ザリガニ釣りばかりしている」(笑)

 ちなみにザリガニ釣りをしている画像はこちら。

 

 そして、自分のセンター曲『世界はどこまで青空なのか?』のサビ部分を歌って、しっかり宣伝!!

 何というか凄いな。
 これらを無呼吸マシンガントークでしゃべりまくるんだよ!
 内容は大マジメなのに、会場は大爆笑になるんだよ!
 ゆいはんの失神芸も引き継いだし。

 おぎゆかには完全に予想を裏切られる。
 たいしたタレントだ。

 朝ドラ「半分、青い。」で主人公の鈴愛(永野芽郁)が、
「友だちの幸せを喜ぶと人生が2倍になる」
 と言っていたけど、おぎゆかの場合もそうだなあ。

 おぎゆかと泣き笑いしていると、豊かな気持ちになる。
 荻野由佳のパワーは人を問答無用に元気にする。


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今年のAKB総選挙をおぎゆか視点で考えてみる!~荻野由佳VS宮脇咲良、須田亜香里! 中井りかは「荻野はいけすかない」(笑)

2018年06月16日 | アイドル
 さあ、今年もやってまいりましたAKB選抜総選挙!

 まあ、順当にいけば、女王は松井珠理奈だよね。
 名古屋開催だし。
 とはいえ珠理奈ではあまりドラマにはならないよな。
 他にドラマをつくるメンバーが現れるか?
 ……………

 さて、僕はおぎゆか推しなので、おぎゆか視点で今年の総選挙を考えてみる。

 課題はHKT48の宮脇咲良を越えるか。
 おぎゆか本人も宮脇咲良を「意識しているメンバー」「越えるべき大きな壁」と宣言している。
 咲良たんも「越えさせません」ときっぱり。

 速報では、
 おぎゆかが1位で、59,531票。
 宮脇咲良が3位で、32,614票。
 2万票以上の差をつけているけど、どうなるか?

 SKE48の須田亜香里は逆におぎゆかをターゲットにしているらしい。
 理由は、昨年5位を狙っていて、おぎゆかが5位に入ったため阻止され、6位に甘んじたから。
 だーすーは昨年5位に入ったら卒業すると考えていたらしく、おぎゆかの5位がそれを先送りにした因縁も。
 テレビのバラエティ番組でも活躍しているし、須田亜香里は3位とかに入るかもしれない。

 AKB勢はどうだろう?
 岡田奈々、小栗有以がピックアップされているけど、珠理奈、咲良と比べると弱いよな。
 ふたりは48グループを引っ張る次世代エースになれるのか?
 本店の意地を示せるのか?

 ポイントは昨年の渡辺麻友票がこのふたりに流れるのか?
 速報を見る限りでは、麻友票は動いていない感じ。
 これは宮脇咲良の指原票にも言えるんだけど、麻友、指原がいないから代わりに同じグループのメンバーに投票するという動きは今のファンにはないのかな?

 中井りかはマイペース。
 昨日、SHOWROOM総選挙では見事1位になったが、本日の総選挙ではイマイチ。
 本日1位をとれるかと質問されて、
「石油王に出会わない限り無理」(笑)
 同じNGTの荻野由佳が速報で1位になったことに関しては、
「荻野が上位にいるのはよく思っていない」(笑)
「荻野はいけすかない」(笑)

 同じNGTなのに毒舌だなあ。
 りか姫に対して精神的なフォローをしているおぎゆかなのに。
 とはいえ、ツイッターではこんなことを書いてたけど。
「おぎのと久しぶりに会ったけどあいつやっぱいい奴やん」(笑)

 さて、今年の選抜総選挙はどうなるか?
 珠理奈がセンターで、その両脇がおぎゆか、須田亜香里だったら、いろいろ波紋を呼びそう……。


 おぎゆかは、とりあえず3位を目指そう!

 
 ※昨年のおぎゆか「何があってもへこたれない!」

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森友疑惑~大阪地検が狙っていたのは〝りそなルート〟らしいんだけど、なかなか闇が深そう

2018年06月15日 | 事件・出来事
 森友事件なんだが、国会ではいろいろ面白い展開になっているのにテレビなどでは報道しないね。
 まあ、現状ではあくまで疑惑で確証がないから仕方ないのだけれど。

 面白い展開とは、おおまかに言うとこうだ。

① 評価額9億円の国有地を森友学園が8億円の値引きで購入。

 ここまではみんなが知っている事実だが、ここからがすごい。

② この1億で購入した土地を国交省が13億と評価することを認める! ←なぜ1億が13億に?
③ この13億の評価の土地を担保に、りそな銀行が森友学園に10億を融資 ←何という錬金術!

 そして、ここからが憶測だが、

④ この10億の何割かが政治家に渡ったのではないかという疑惑。
⑤ りそな銀行と言えば、公明党の元幹事長・冬柴鉄三のいた銀行であり、安倍政権での歴代国交大臣は公明党の政治家。
⑥ 森友事件の鍵となると言われている 2015年 9月3日・4日・5日。
 安倍晋三は国会中にも関わらず大阪に出張し、冬柴鉄三の息子の店で会食。
⑦ りそな銀行の森友融資の担当者は自殺。

 どういうわけか、すべてがりそな銀行で繋がっている。
 とは言え、実際には森友の小学校の計画が頓挫して10億の融資もなくなったようだが、もし森友問題が明るみに出なければ10億の何割かを政治家で分け合っていたかもしれない。
 ネットでは、これを〝りそなルート〟と呼んでいて、大阪地検はこの件で立件しようとしていたらしいんだけど、圧力に負けたのかね?

 この学校建設による錬金術は加計学園にも当てはまるとも言われている。
 すなわち、
・土地を無償で得て、水増しした補助金で校舎をつくり、浮いたカネを裏金にして政治家に環流。
・私学助成金の一部を政治家に環流。
・土地を担保にカネを借りて、これまた政治家に環流。

 1億の土地を13億で評価したことに対して、石井国交大臣はとぼけているようだけど、何か怪しいな。
 10億の融資がおこなわれて政治家に流れていたら一大疑獄事件になったんだけど、大阪地検はあきらめたのか?

 一方、今治市の加計学園はすでに開校。
 加計を掘ればいろいろヤバいものが出て来そうなんだけど。

 検察よ、ジャーナリストよ、これを徹底的に調べる気概のある者はいないのか?


※追記
 国会の最新情報によると、りそな銀行は土地を担保に10億を融資したわけではないらしい。
 森友とりそな銀行は、国が契約を解除した場合に発生する代金返還請求権1億3000万を担保に10億円を借り入れる契約を結んでいた。

 代金返還請求権?
 具体的にイメージできないが、よくもまあ、りそな銀行はこんなもので10億も貸そうとしたな。
 唯一言えることは、これが法律と行政の網の目をくぐった学校建設による錬金術。
 籠池のおっさんにはほとんど金がなかったのに10億の融資を受けられた。
 籠池氏がどこまで主体的に関わっていたかはわからないけど、その周辺の連中は怪しいんだよな。

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「万引き家族」の是枝監督の 「公権力とは距離を保つ」という発言に、伊勢崎市議が噛みつき、炎上!

2018年06月14日 | 事件・出来事
「万引き家族」で第71回カンヌ国際映画祭最高賞「パルムドール」を受賞した是枝裕和監督。
 林芳正文部科学大臣(=国会サボってセクシーヨガ)が文科省に招いて祝意を伝える考えを示したところ、是枝監督は自身のホームページで辞退を表明した。
 HPに書かれている文章がこれ。

「映画がかつて『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、公権力とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないか」

 創作者の見事なスタンスですなあ。
 安倍晋三と喜んで飯を食う大手マスコミの幹部やタレント、評論家に聞かせてやりたい。

 ……………

 しかし、世の中にはバカがいて、こんな反応をするやつがいる。

 伊藤純子・伊勢崎市議
「作品の寸評はさておき、是枝監督の「公権力から潔く距離を保つ」発言には呆れた。
 映画製作のために、文科省から補助金を受けておきながら、それはないだろう。
 まるで、原発反対の意向を示しながら、国から迷惑施設との名目で補助金を受けている自治体と同じ響きがして、ダサい。」

 タレントのラサール石井さんはこれに対して、

「何言ってんのこの人。その補助金は元々国民の税金だろうが。政府のポケットマネーじゃないんだよ。」

 ラサールさんの言うとおり。

 補助金は〝国民の税金〟であり、政治家や官僚はそれを〝適切に配分する権限〟を与えられているだけ。
 補助金の支給に思想信条は関係ない。
 伊藤市議の理屈では〝権力に批判的な人間は国に媚びるな〟〝批判的な人間や作品には補助金を与えるべきではない〟ということになる。

 ったく、どんだけお上意識が強いんだよ。
 政治家や官僚は〝公僕〟であり、主権者である国民に奉仕する者でしかない。
 補助金は誰もが申請でき、正しい手続きと中立公正な判断で支給されるべきもの。
 そこの所を勘違いされては困る。
 というか、政治家の何たるかをしっかり勉強しろ。

 仮に伊藤市議の言うとおりに補助金が支払われると、世の中には〝国策映画〟や社会問題をえぐらない〝当たり障りのない作品〟が溢れることになるよな。
 そんな社会が面白いのかね? 豊かなのかね?
 そこに文化は生まれるのかね?

 言っとくけど、単一の価値観の社会は衰退するよ。
 多様な価値観があって、ああでもないこうでもないと言い合っているから社会は活性化される。

 そう言えば、京都大学と北海道大学は「軍事に関わる研究」に携わることを拒否したらしいね。
 これまた見事なスタンスだ。
 一方、政府はこのふたつの大学に対して研究費や補助金を削減するのかな?
 加計学園とかの、お友達大学にその分の補助金を配分するのかな?
 もし、そんなことをするのなら、ほんとバカ。
 
 そんな中、本日はこんなニュースが入って来た。

「政府は12日、科学技術について日本の基盤的な力が急激に弱まってきているとする、2018年版の科学技術白書を閣議決定した。」(朝日新聞)

 何か安倍政権になってから国の力がどんどん落ちている気がするんだけど。
 トップがバカだと、国全体もバカになっていくんだろうな。


※関連記事
 林文科相、カンヌ最高賞で謝意を。是枝監督は辞退表明(毎日新聞)

 日本の科学技術「力が急激に弱まった」 白書を閣議決定(朝日新聞)

コメント (2)
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