平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

どうする家康 第41回「逆襲の三成」~家康、三成、茶々、元忠、吉継……さまざまな思いがぶつかり合って関ヶ原が始まる

2023年10月30日 | 大河ドラマ・時代劇
「狸はつらいのう……」
 天下を鎮めるため表に出て権勢をふるうようになった家康(松本潤)。
 それは「天下簒奪の悪人」「逆賊」のそしりを受ける修羅の道である。
 しかし、それを引き受けるのは「力を持つ者」の務め。
 家康はそれを引き受けた。
 ここで引けば、中小の力を持つ者が互いに争い、ふたたび戦国の世に戻ってしまう。

 こんな家康の動きにもちろん反動が起きた。
「上杉景勝(津田寬治)に不穏な動きあり!」
 景勝は家康を認めなかった。
 上杉を屈服させることは、秀吉が北条を屈服させた時のように、天下統一を意味する。
「殿、宿願を果たす時が来ましたぞ。いくさなき世を成し遂げて下さいませ」
 最後の戦いに臨む徳川の諸将たち。

 一方、家康は上杉討伐に向かえば、自分に不満を持つ大名たちが立ち上がることを認識している。
 本多正信(松山ケンイチ)は不満分子をあぶり出す良い機会だと考えている。
 こんな状況下で家康は忠臣・鳥居元忠(音尾琢真)を伏見城に残す。
 それは有事の際に激戦が予想される、死を意味する場所だ。

 さて、家康が東国に下った時、誰が出て来るか?
「逆賊・徳川家康を成敗いたす!」
 石田三成(中村七之助)が立った。
 毛利輝元(吹越満)が立った。
 これらに応じて他の大名たちも。

 天下分け目の関ヶ原の合戦は近い。
 ……………………………………………………

 実に盛り上がる展開だ。
 やはり関ヶ原とそこに至る過程は日本史における最高のドラマである。

 さて、ここからがディティル。

 伏見を守り死を覚悟する鳥居元忠。
「どうする家康」は家康と家臣たちの物語でもあるが、今回も見事な別れの物語が描かれた。
 三成の挙兵がわかると、千代(古川琴音)が登場。
 いくさの準備を仕切り始めた。
 千代は今作の創作の人物だと思うが、やはりここで登場したか。

 佐和山の三成は大谷吉継(忍成修吾)にこう語った。
「今の暮らしが性に合っておる」
「内府殿が天下の静謐を取り戻すのは結構なことだ」
 三成の本心は如何に?
 自分が天下を動かす器でない事を知って穏やかに暮らす道を選んだのか?
 それとも野心は燃え尽きていなかったのか?
 こんな三成に火をつけたのが茶々(北川景子)だった。
 茶々は三成に黄金の軍資金を渡した。
 秀吉の遺志を守れと、損得ではなく信念で動く三成を焚きつけた。
 
 大谷吉継(忍成修吾)を家康に近い中立の立場として描かれた。
 吉継は「このいくさが終われば三成を政務に復帰させる」という家康のメッセージを三成に伝える。
 しかし、三成は信じない。
 自分に挙兵させないための嘘だと考えている。
 挙兵を止めるように説得するが、これも聞き入れない。
 結局、吉継は友の思いに殉じることに。

 そして茶々。
 三成を焚きつけると同時に家康にこんな手紙を送っていた。
「治部が勝手なことをして怖くてたまらないから何とかしてほしい」
 茶々は、家康と三成どちらが勝ってもいいように、予防線を張っている。
 なかなかしたたかだが、家康には見破られている様子。

 こうしたさまざまな思いがぶつかり合う関ヶ原は、最高のドラマになりそうだ。

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「リコリス・リコイル」のすごい動画を見つけた!~もしも「リコリコ」の昭和の東宝アクション映画ふうの予告編があったら

2023年10月28日 | コミック・アニメ・特撮
 世の中には面白いことを考える人がいるもので、たとえばこれ。

 

 アニメ『リコリス・リコイル』を昭和の東宝アクション映画の予告編ふうにしてみたら。

 タイトルが手書き!笑
 映倫マーク!笑
 音声がアナログ!笑
 テーマ曲が伊福部昭ふう?笑
 その他にも『空前のスケール!』『アクションとスピード』といったテロップ!笑
 キャストのテロップが縦書き!笑

 まさに『昭和』と『令和』の融合である。
 一周まわって、こういう昭和感、アナログ感が新鮮なんだよなあ。

 ネットではこうしたアイデアいっぱいの作品がいっぱい。
 これじゃあ、テレビ離れも加速するよなあ……。

『リコリコ』は近くアニメ第2シリーズが公開されるらしい。
 楽しみだ♪


※動画はこちら
 もしも『リコリス・リコイル』を昭和40年代のアクション映画風速報があったなら(YouTube)

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妻、小学生になる。~當真あみさん目当てで見ていたら、蒔田彩珠さんが昔のカノジョにそっくりだった!

2023年10月27日 | ホームドラマ
 妻を亡くしてゾンビのように無気力になった新島圭介(堤真一)と娘の麻衣(蒔田彩珠)。
 そんな彼らの前に小学生・白石万理華(毎田暖乃)が現われた。
 彼女は亡くなった妻・貴恵だという。
 実際、彼女は小学生・万理華の体を借りて現われた妻・貴恵(石田百合子)だった。
 圭介と麻衣は万理華が貴恵だとわかり、貴恵に叱咤され励まされて再生していく。
 …………………………………………………………

 面白かった!
 話自体はオーソドックスな「生まれ変わりもの」で、ラストの展開までが読めるのだが、
 登場人物たちが心を通わせ、少しずつ前進していく過程が見事に描かれている。

 まあ、見た動機は中学生作家・出雲凛音役の當真あみさん目当てだったんですけどね……。
 やっぱり當真あみさんはいい!

 でも、それだけではなかった!
 麻衣役の蒔田彩珠さん。
 蒔田さんの活躍は「おかえりモネ」「透明なゆりかご」「朝が来る」などの作品で知っていた。
 だが、ぐはっ! 
 なんと麻衣役の蒔田さんは、僕が20代の頃につきあっていたカノジョとそっくりではないか!
 もちろん蒔田さんの方が美人だと思うが、カノジョの生まれ変わりだと思った!
 いやいや、まだ死んでないけど……。

 その他にも今作には僕の好きな役者さんがいっぱい!

 堤真一さん~荒っぽいおっさんからこういうダメおっさんまで上手いですよね。
 石田ゆり子さん~安定のゆり子さん。好きです!
 吉田洋さん~どうしても怖いお母さん役でキャスティングされがち。笑
 森田望智さん~「全裸監督」では黒木香役。「3年D組」「モネ」にも出ていた。上手い方ですね。
 杉野遥亮さん~「俺の話は長い」「白杖ガール」「どうする家康」など、
         最近、いろいろな作品で顔を見るなぁ。
 飯塚悟志さん~東京03では角田さんが注目されがちだが、
        飯塚さんが登場すると作品の雰囲気がガラリと変わるんですよね。
 そして、
 神木隆之介さん~朝ドラ『らんまん』主役が、ダメな弟役で出ていた!

 まさにキャスティングの妙。
 これだけのキャストが出ていて面白くならないわけがない!

 そして!
 これだけの俳優陣を相手にして、見事に母親役を演じたのが、毎田暖乃(まいだ のの)さん。
 弱冠12歳!
 12歳なのに上記の俳優陣に負けていないどころか食っている。
 彼女に魅力がなければ、この作品は死んでしまうのだが、そんな懸念を完全に払拭。
 最近、どんな作品に出ているんだろう? とwikiで調べたら、
『シッコウ!!』の6話に出ているらしい。
『シッコウ!!』は第2話までしか見ていなかったが、ネトフリにあったから見てみよう。

 というわけで、またひとつ良い作品にめぐり会えました!

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たった4万円かよ! 岸田首相の減税案に批判殺到~「カンフル剤」でなく「抜本的な治療」をすべきなんだけどな……

2023年10月25日 | 事件・出来事
 臨時国会の所信表明演説で「経済、経済、経済」と連呼した岸田首相。
 注目は「減税」と「給付」だが、その具体案は次のようなものらしい。

『政府は、税収増の一部を国民に還元する具体策について、所得税などを定額で4万円減税し、
 非課税世帯には7万円程度を給付する案などを検討していることが分かりました』

 (テレ朝ニュース)

 所得税4万円減税。
 おおっ、岸田首相やるな、と思っていたら、何と年に4万円だった……!
 毎月4万円じゃないのかよー!
 これを365で割ったら日で110円程度……。
 しかも実施されるのは来年の8月らしい……。
 しかも実施されるのは来年1回きりらしい……。

 おまけによく考えたら僕はフリーランスだから、この恩恵にあずかれない……。

 この一方で、『増税メガネ』岸田首相がやろうとしているのは次のようなことだ。
・防衛費倍増のために再来年から所得税増税。法人税増税。
・防衛費倍増のために復興特別税継続。
・来年から森林環境税(1000円)。
・少子化対策のための増税(財源は明らかになっていない)。
・厚労省、国民年金、45年間納付を議論 保険料65歳まで延長を議論。

 岸田首相って結局は財務省の言いなりなんだよ。
「聞く力」と言っているが、財務省の声を聞いているだけ。
 これだけ鈍い人もめずらしいな……。

 以下はネットの言葉。
 ………………………………………………………………

・小銭でバカにしてて草

・自民「所得税減税」、立憲「3万円」、維新「消費税8%」、共産「消費税5%」、
 れいわ「消費税0%」

・対処療法
 賃金が上がらず物価上がり続ける日本で対処療法では焼け石に水
 アベノミクスが日本を完全にぶっこわした

・結局どっかで回収する気だろう?って覚悟してる日本国民

・不祥事を起こしたり問題発言して炎上し、支持率が落とした首相は山程いたが
 完全に政治家としての仕事の内容で支持率落としたやつも珍しい

・コレって来年に1回だけ4万円値引きするってハナシやんなぁ?
 手間ばっかりかかるワリに、大して意味無いと思うわw

・消費税無くせ。インボイス撤回しろ
 マジであんま舐めんな

・来週、利上げバズーカ発射だ
 金利5%にしたら、物価高は一発解決する

・バラマキは止めよう。金利を上げて円安を止めろよ。

・転げ落ちてる日本を4万減税と7万給付で復活のさせようと思ってるのはすごい

・それより!ガソリン!ガソリン
 元受けに補填していないで!もう!6兆円も使ってるとか!!
 トリガーを発動してみろよ。
 なら!増税メガネ!おまえを見直すわ!!

・トマトが異常な価格してるぞ俺が行ったスーパーは1個248円

・なんだかんだと言われたが、ペテン師安倍は偉大だったわ
 日本国民全員に給付金10万円支給!!
 総額!12兆円。財務省の抵抗もなく!!

・年金65歳まで支払い延長で計100万円の増税します
 やっぱり増税クソメガネじゃねえかよ

・生活費がいちばん困ってる層って年収300万ぐらいなのにそこには無いのかよ

・消費税の食品税率を0にするのが一番公平に近い

・消費税UPして
 そのかわり生活必需品は無税にしろ
        ↑
・贅沢品に税金がかかったら議員のマネロンに困るからだろな

・日本はプライマリーバランス赤字で財政破綻しそうなんだから全ての税率上げますと言えよw
 税は財源なんだろ?wあほくさ

 ……………………………………………………………

 上のコメントにもあるけれど、今回の政策って「カンフル剤」でしかないんだよな……。
 しかも、しょぼいから、ほとんど役に立たない。
 ていうか、同じことを毎回繰り返している。

 ここは思い切った対応をすべき。
 つまり、
・消費税減税~食品、生活必需品だけでいいからさ。
・円安の解消~これで物価高を抑えられる。

 まあ、これには副作用が懸念されるのだが、劇薬や大手術が必要な気がする。
 日本を安くしたアベノミクスの総括、アベノミクスからの脱却も必要。

 ちなみにIMFの予測では日本は来年GDPで世界4位に転落するらしい。
 3位に浮上するのは日本より人口が半分のドイツ。
 日本人ひとりあたりのGDPは確か世界34位。
 人口が1億いるから、かろうじてGDP3位をキープしているのが日本の現状だ。

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どうする家康 第40回「天下人家康」~石田三成「私は間違っておりません」「それでは道理が通りません」

2023年10月23日 | 大河ドラマ・時代劇
「私と家康殿は違う星を見ているようでございますゆえ」

 石田三成(中村七之助)と家康(松本潤)が完全に決裂した。
 家康としては『三成で世の中が治まるのならそれでいい、サポートしたい』と考えていたと
 思うのだが、三成は家康を拒絶してしまった。

 秀吉(ムロツヨシ)が予言したように、合議制は無理で、力のある者が治めるのが現実だった。
 何しろ家康は250万石の大大名。
 今川義元、信長、信玄、勝頼、秀吉とわたり合って来た人物で、もはや恐怖の存在になっている。
 前田利家(宅麻伸)も寧々(和久井映見)も家康の背中を押した。
 信長や信玄の言葉も後押しした。

 決裂が確定して家康は「これからは修羅の道をゆくことになろうぞ」
 これを受けて本多忠勝(山田裕貴)は「どこまでもつきあいまする」

 とはいえ、
 家康がどこまで「三成で世の中が治まるのならそれでいい」と考えていたのかは疑問だが。
・朝鮮出兵の後始末は触れば火傷するので三成任せ。
・他家との勝手な婚姻で三成を挑発。
 これで豊臣家中に火をつけ、政治力を使って、三成を隠居させ、実質「天下人家康」に。
 このあたりは、ずるくしたたかな狸の家康だ。

「佐和山城で星を見たい」と語った家康と「狸」の家康、どちらが本当の家康なのか?
 三成では世の中は治まらないと判断し、謀略を使い三成を追い落としたが、
 三成との友情は大事にしたいと考えたのだろうか?

 揺れ動く家康。
 いずれにしても政治はきれい事ではおこなえない。
 ……………………………………………………………………

 三成はどこで間違えたのだろうか?

「いくさのしくじりは問いませぬゆえ」
「ねぎらいの茶会を開きます」
 三成は頭でっかち。
 人の心というものを理解していない。
 ことごとく地雷を踏んでいる。

「やつらが私の話を理解したことはありません」
「それでは道理が通りません」
「私は間違っておりません」
 頑なで真っ直ぐ過ぎるのもなぁ……。
「道理だけで政治はできない」(利家)し、「世の中は歪んでいる」(寧々)のに……。

 ゼロか100か、というのも困りものだ。
 三成は信じる者は徹底的に信じるが、いったん疑うと徹底的に信じない。
 三成が信じているのは秀吉だ。
 家康も信じていたが、今は信じていない。
 茶々(北川景子)の言葉は信じているようだ。
 茶々に「あのお方は平気で嘘をつく」という言葉にコロリと騙された。

 ラストは象徴的。
 天下人・家康が大名たちに号令をかける中、大坂城では幼い秀頼が「よきにはからえ」。
 すでにふたつの政権が誕生している。

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「僕が見たかった青空」の冠番組が始まった!~見たいのは台本で加工された姿じゃなくて素のメンバーなんだけど……

2023年10月21日 | アイドル
 乃木坂46の公式ライバル「僕が見たかった青空」の冠番組が始まった!

 番組名は『坂道の向こうには青空が広がっていた』(フジテレビ火曜深夜24:25~24;55)。
 攻めた番組名だ。
 もしかして乃木坂だけでなく坂道ファンも敵にまわした?

 校訓は『乃木坂に追いつくことだけ考える』
 これもなあ、わかるんだけど、
 ここは『乃木坂』と呼び捨てにするんではなく『乃木坂さん』にすべき。
 オタはこういう所に引っかかってしまう。
 現に生駒里奈はAKB48と対面した時、
「わたしたちの目標はAKB48さんです」と言ったぞ。
 しかも泣きながら。

 番組コンセプトは『劇薬型スパルタ式アイドル育成番組』。
 これも古いな。
 今どき、こういうのは流行らない。
 で、実際に劇薬型スパルタ式かと思ってみたら、そんなことはない。
 MCのチョコレートプラネットの長田さんがキレて、
 相方の松尾さんが手本を見せてボケるという展開。
 主役がチョコプラさんになってしまっている。
 台本でやっている感が否めない。

 初回の内容は『自分が撮ってほしいスキャンダル写真』。
 スキャンダル写真をチャンスにして認知され、のし上がろうというコンセプトだ。
 いわく、
『スキャンダルは正義! 週刊誌は味方! めざせジャンポケ斉藤!」

 内容としては面白かったが、これもなあ、初回にやることではない。
 ファンが知りたいのは個々のメンバーの素の姿だ。
 台本によって加工された姿ではない。
 初回は単純に自己紹介でよかったのではないか?
 現に今回積極的に発言して居残り部屋に送られた木下藍さんは一番インパクトがあった。

 握手会で顔や手にお米をつけてるのもなぁ。
 食べ物を粗末にするなとクレイムが来そう。

 というわけで、初回は台本でやってる感がいっぱいだった。
 今は拙くてもいいから初々しさを全面に出した方がいいと思う。
 おそらくファンはそれを求めている。
 乃木坂の公式ライバルという点も強調し過ぎな気がする。
 敵対するのではなく、乃木坂ファンも僕青のファンになってもらうくらいの姿勢でないと。

 良かった点は、デビュー曲『僕の見たかった青空』を聞けたこと。
 あれ、ナマ歌?

 あとはナレーションが元櫻坂の原田葵アナウンサーであったこと。
 こういうこだわりが大事なのだ。

 次回はもっとメンバーの素の個性を見せてほしい。


※番組視聴はこちら
『坂道の向こうには青空が広がっていた』(TVer)

※追記
 そう言えば『ぽかぽか』の木曜日は原田葵アナがレギュラーで担当するらしい。
 ハライチ澤部さんとの絡みで櫻坂ファンは絶対見るよね。
『めざまし』ではドラマの番宣で来た平手友梨奈さんと共演したし、
『東京アイドルフェスティバル』では長濱ねるさんと共演した。
 原田アナ、入社6ヶ月で大活躍だ。

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岸田首相、すべての言動にツッコミが入る!~「肉や野菜が高くなっているのを実感しました」←今頃かよ!

2023年10月19日 | 事件・出来事
 やることなすことすべてにツッコミが入る岸田首相。

 支持率回復を狙って
「内閣改造します」←全然代わり映えしないな!
「統一教会解散請求します」←遅すぎるんだよ!
「野菜や肉の値段が高くなっているのを実感しました」←今頃気づいたのかよ!
「総理になる前は息子と男やもめ暮らしでよくスーパーに行っていました」←庶民感覚アピールかよ!
「世論調査の結果に一喜一憂しないでやるべきことをやります」←たまには世論に耳を傾けろよ!
「今日より明日がよくなる社会を目指します」←今日より明日がどんどん悪くなってるんだが……。
「ガザ紛争の邦人退避のためにチャーター機を派遣します。輸送するのはドバイまでです」
 ←ドバイまでかよ!
「搭乗には3万円いただきます」←3万円取るのかよ!
「チャーター機に乗ったのは8人で想定外です」(外務省)←だってドバイまでだから……。
「韓国軍が人道の見地から邦人51人を韓国軍輸送機で運びました」(ネットニュース)
 ←ありがとう、韓国!
「まずい。韓国と比べられてる」~「自衛隊輸送機をイスラエルに派遣します」
 ←最初からそうしろよ!

 といった感じで、岸田首相、すべての言動が批判されている。

 自民党を支持する右派も見限った。
 有本香氏と作家の百田尚樹氏が「日本保守党」を設立。
 自民党に失望した右派の受け皿をつくった。
 党員すでに4万5000人。

 統一教会票も「解散請求」で見込めなくなって、どうする自民党?
 ……………………………………………………

 慌てた岸田首相が起死回生で言った言葉がこれ。
「過去最高の税金増収分を国民に還元します!」

 これで「減税」が実現されるかと思ったが、
 自民党の税調が出した案は「低所得者への給付金」と「電気・ガス代の補助金」。
 今までとまったく変わらない。

 岸田首相は「法人税減税」と「所得税減税」の意向を示唆しているが、果たして?
「法人税減税」は給料を上げた企業の法人税を安くするというものらしい。
「所得税減税」を実現するには財務省の説得など、かなりの政治的エネルギーがいる。

 ていうか、「法人税減税」は結局、大企業に有利な政策。
「所得税減税」は仮に実現されても、減税の実感が湧かなくて経済効果は少なそう。

 僕が考えるに、
「食品や生活必需品の消費税を0%にします!」
 というのが一番効果的な経済対策だと思うんだけどなぁ。
 でも無理だろう。
 所得税減税でさえハードルが高いのだから。

 国会で多数を占め、圧倒的な政治力を持っているのに大胆な政策を打ち出せない岸田首相。
 結局は財務省、経団連、アメリカの言いなり。
 何か決断したかと思うと、方向ハズレのことばかり……。

 コロナ、戦争、物価高騰──他国はこれらで「減税」しているのになぁ。
 それに「過去最大の税収」なんだろう?
 どうして減税できない?

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どうする家康 第39回「太閤、くたばる」~天下などどうでもええ。秀頼が幸せで無事に暮らしていけるのなら、それでええ

2023年10月16日 | 大河ドラマ・時代劇
「秀頼が幸せで無事に暮らしていけるのなら、それでええ」
 欲望の怪物・秀吉(ムロツヨシ)が最後にたどり着いた望みはこれだった。
 天下も唐も要らない。
 望むのは秀頼の幸せ。
 ただそれだけ。
 人の人生とはこのようなものなのかもしれない。

 家康(松本潤)と秀吉の対決。
 秀吉は「豊臣秀吉」と「情けないただの老人」に間を行き来する。
 情けない老人と思っていると、時折、鋭い天下人・豊臣秀吉が顔を見せる。

 天下人・豊臣秀吉は未来を洞察している。
・石田三成(中村七之助)の5人の奉行による合議制が上手く行かないこと。
・天下安寧のためには強いリーダーが必要なこと。
・それが家康であること。
「すまぬのう。上手くやりなされや」
 秀吉はあとを家康に託した。

 あとは感情のぶつかり合い。
 ここには「殿下」と「内府」の関係はない。
 人と人とのぶつかり合いだ。
「情けない! これではただの老人ではないか!」
「豊臣の天下はわし一代で終わりじゃ!」
「こんなに滅茶苦茶にして放り出すのか!」
「あとはお前がどうにかせい」
 そしてお互いを認め合う。
「猿、わしはお前が大嫌いじゃ!」
「わしはお前が好きだったに」
「信長様は自分を引き継ぐのは家康だと思っていた」
「天下を引き継いだのはお前だ。まことに見事であった」

 途中、秀吉が死んだふりをする芝居があるが、これはアドリブだろう。
 松本潤さんもよく対応した。

 あとを託されて家康は覚悟する。
 天下人になることは「豊臣からの天下の簒奪」を意味する。
 つまり「悪者」になることだが、家康はそれを引き受ける。
 酒井忠次(大森南朋)の言葉も背中を押した。
「殿だからできるのです。いくさが嫌いな殿だからできるのです。天下を取りなさい」

 しかし、ここで思わぬ妄執の怪物が現われた。
「秀頼はわたしの子、天下はわたしのもの。あとは任せよ、猿」
 淀君(北川景子)だ。
 淀は秀吉が家康に天下を託したことを良しとしなかった。
 この淀の心の奥底にあるのは何なのだろう?
 何に囚われているのだろう?

 そして石田三成はなぜ関ヶ原で戦うのだろう?
 彼が主張する「五奉行合議制」を家康が否定し、天下簒奪しようとしていると考えたからなのか?

 ここには世代のギャップがある。
 戦国時代を生き抜いてきた家康、秀吉は「合議制」では上手くいかないことを知っている。
 家康は「合議制」を支えるつもりだったが、三成の人望のなさや淀の存在が起因して
 世の安寧のために自分が手を染める決断をするのだろう。

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ハマス・イスラエルの紛争~大きな戦争に発展しないことを切に願う

2023年10月14日 | 事件・出来事
 パレスチナ自治区ガザのハマスがイスラエルにテロ攻撃。
 イスラエルは「戦争を宣言」。
 大規模な空爆で報復。
 結果、ガザは悲惨な状態に。

 アメリカとEU諸国はイスラエルを支持。
 バイデン大統領は
「米国が存在する限り、われわれはいつもあなた方の味方だ」
「イスラエルは悪意ある攻撃に対抗する権利と責務がある」
 とイスラエルのガザ侵攻を容認。
 ウクライナ・ゼレンスキー大統領もイスラエル支持。

 ただ、ここで間違えてはいけないのは、
 アメリカやEUが問題にしているのは「ハマス」であり、「パレスチナ」ではないということだ。
 現在アメリカはイスラエル沖の東地中海に空母を展開しているが、
 これはイランやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによる軍事介入を防ぐため。

 同時にアメリカはイスラエルのガザ侵攻によって民間人が殺害され、
 中東アラブ諸国に火がついて大きな戦争に発展することを避けたいと考えている。

 だが、「ハマス」はアメリカ人を人質にしているため、
 アメリカが人質奪還の軍事行動をとる可能性がある。

 そして現在。
 戦争状態は続き、イスラエルは地上戦の総攻撃を前にガザの住民110万人に退避勧告。
 しかし110万人の移動は容易ではない。
 最新の報道では、イスラエルは退避期限を6時間延長(本日正午まで)したらしい。

 イスラエル、ここで矛を収めないか。
 これ以上のガザ侵攻はやめた方がいいと思う。
 大きな戦争に発展するぞ。
 ………………………………………………………

 さて日本政府。

 この状況に対し、日本政府はG7加盟国に拠る「イスラエル支援声明」に署名することを拒否した。

 正解だと思う。
 岸田首相と外務省、よくぞ突っぱねた。
 日本はアラブ諸国に石油を依存しているし、中東に対して「中立」でいい。
 ちなみにカナダもこの声明に署名しなかった。

 陰謀論の領域かもしれないが、何しろアメリカの背後にはユダヤ資本がある。
 無関係なユダヤと中東の対立につき合う必要はない。
 それにユダヤ側も一枚岩ではない。
 アメリカのユダヤ教の人々はイスラエルに対する抗議デモをおこなった。

 これも陰謀論の領域だが、
 イスラエルはハマスのテロを事前に察知していたという話もある。
 わざと攻撃させて正当性をアピールし、総攻撃の口実をつくるという戦略だ。
 その根拠は、優秀なイスラエルの諜報機関モサドがテロ情報を見逃すはずがないから。

 中国はこの件で「中立」の立場に立っている。
「暴力がエスカレートすることを憂慮する」
「即時停戦を。一般市民の保護を」
 まっとうな声明だと思う。

 インドはテロで自国民が殺害されたのでハマスに怒っている。
 ロシアは反イスラエルの姿勢。

 ハマス・イスラエルの紛争。
 ここで収まってくれることを切に願う。

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「木枯らし紋次郎」~あっしにはかかわりのないことでござんす。政治闘争が終わった虚無の時代を表す名台詞!

2023年10月12日 | 大河ドラマ・時代劇
 時代劇の名作『木枯らし紋次郎』 1972年の作品である。

「あっしにはかかわりのないことでござんす」

 この紋次郎の台詞は時代を反映している。
 安保闘争、ベトナム反戦運動──60年代の熱い政治の時代が終わり、
 人々は個人の生活や豊かさを追い求めるようになった。
 社会や世界の問題に背を向け、
「あっしにはかかわりのないことでござんす」
 とつぶやく虚無感は政治闘争を捨て、オトナになった人々の思いであっただろう。

 もっとも紋次郎は「あっしにはかかわりのないこと」と突っぱねるが、
 最終的には関わって敵と戦ってしまうのだが。笑
 これが紋次郎がヒーローたる由縁なのだ。

 作品中、紋次郎はともかく歩きまわる。
 故郷はなく、放浪する。
『紋次郎』より少し前のアメリカ映画に『イージーライダー』や『明日に向かって撃て』(1970年)があるが、アウトローの放浪は当時の創作者たちの重要なモチーフだったのだろう。
 これらの作品の主人公たちに共通するのは
「自由だけどどこか生きづらい」「自分はどこに向かって歩いているのか?」
 という思いだ。
 …………………………………………………………………

 さて映像。

 動画を探したが、「これは!」というものが見つからない。
 戦闘シーンがともかくメチャクチャだったと記憶している。

 紋次郎は走り、転び、泥まみれになって格闘する。
 もみ合い、もつれ会い、ノープラン。
 混沌としていて美しくない。
 時代劇に特有の殺陣がないのだ。
 でも実際の戦闘ってこういうものなんですよね。
 殺陣の形式美の破壊、徹底したリアリズム──これこそが『木枯らし紋次郎』の真骨頂だった。

 総監督は市川崑。
 僕は戦闘シーンのメチャクチャさで、監督は深作欣二だと思っていた。

 オープニングも凝っている。
 紋次郎はともかく歩きまわる。
 さまざまな旅のティールが描かれる。
 時折、フィルムがバッサリ切られ、紋次郎の動きがコマ送りになる。
 これがカッコイイ!

 オープニングの動画はこちら。
「だれかが風の中で」上條恒彦(YouTube)
※「痛みは生きているしるし」「故郷がないと言って泣く奴は誰だ?」「このうえ何が欲しい?」
 後半にいくにつれ、歌詞がどんどん盛り上がっていく。
 紋次郎は「居場所」や「安息の地」など求めていないのだ。

コメント
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