平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

桜を見る会~菅義偉と内閣府がボロボロで突破間近! 野党も本気でケンカする覚悟のようだ

2019年11月29日 | 事件・出来事
 桜を見る会。
 安倍晋三、追い詰められてるなw

 公開されたシュレッダーの予約表。
 空いている日時がいろいろあって「予約がいっぱいでシュレッダーをかけられなかった」という言い訳が怪しくなった。
 挙げ句の果てに内閣府は「予約表の記入ミスがあったかもしれない」と言い出したw

 官房長官の菅義偉は記者に「削除された出席者名簿の復元はできないのか?」と問われて
「復元できないと聞いている」w
 ハードディスクを壊したのならともかく、今どき復元できないデータなんてあるのかよw
 復元ソフトを開発してる会社は「90~95%復元できる」って言ってるぞ。

 ともかく現政権は、都合の悪い文書がすぐになくなる政権ですw
 どこの発展途上国だよw
 世界中の先進国から笑われている。
 安倍の異名は『シュレッダー安倍』に決まりました!

 反社会勢力の参加についても、菅義偉は苦しい言い訳。
「反社会勢力の定義は定まっていない」w
 だったら宮迫博之さんやロンブー亮さんも許してあげなよ。
 彼らはボランティアやってるそうじゃないか。

 内閣府の役人も可哀想だね。
 招待番号「60」は誰の招待区分か、と問われて答えられない。
 2019年以外の文書では『首相・長官招待枠』と書かれているのに。
 それに
「招待状の番号記入・割り振りを誰がやっているのか?」
 と問われても、内閣府は、
「誰がやったかわかりません」w
 どんだけいい加減な組織だよ!
 隠しているのが見え見えなのに、しどろもどろでウソをついてる。
 みっともないオトナだ。
 情けないオトナだ。
 あんたらに役人の矜恃はないのか?
 誰のために仕事をしているのか?
 部下の役人にこんなことをさせている安倍や菅はサイテーだね。
 良心が痛まないのか?
 …………

 野党は本気でケンカしようとしているようだ。

 シュレッダーの裁断の撮影は、諸刃の剣。
「何くだらないことをやってるんだ?」と安倍応援団からツッコまれる可能性が大いにある。
 僕もまずいな、と思った。
 でも、映像にしたことでテレビには取り上げられた。

 そして昨日は審議拒否を発表。
 これも「野党は国会をさぼっている」「国会に1日いくらかかってるんだ?」という批判を浴びることになり、マイナスが多い。
 それでも敢行したというのはそれなりの覚悟があってのことだろう。
 野党の皆さん、ここは日和らないで下さいね。
 正攻法だけでなく、官僚を懐柔するなど裏技も使って下さい。

 朝日、毎日も徹底追及に舵を切った感じ。
 菅義偉に結構厳しい質問を浴びせている。
 権力批判のジャーナリストの矜恃を見せて。

 石破茂は昨日の憲法審査会でハブられて激怒。
 石破さん、そろそろ立つ時じゃありませんか?
 この国を本当に思い、今の政治をおかしいと思うのなら党を割って出るべき。
 国民民主党となら組めるでしょう?
 小沢一郎さん、そろそろ実力を見せて。

 官僚の皆さんもそろそろ手のひら返しする時じゃないの?
 安倍政権は永遠ではないよ。

 安倍はあせってるな。
 マスコミの幹部と相次いで夕食会。
 昨日は公明党・山口那津男と昼食。
 稲田朋美や百田尚樹らお仲間とも食事。
 おそらく慰めてもらってるんだろうなw
「ボク、悪くないよね? がんばってるよね?」
「そうです! 安倍さんはすごいです。この国を救えるのは安倍さんしかいません」

 さあ、あと少しだ。
 野党の皆さん、腹を据えてケンカして。
 安倍が辞めることは安倍のためでもある。
 なぜなら、このまま政権が続けば、
 安倍は『稀代のウソつき』『国家の私物化の宰相』として歴史に名を刻むことになるのだから。
 2年前くらいなら『アベノミクスの宰相』として、それなりに評価されて終わったのにねw

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相棒18 「ご縁」~各課を越えて一丸となって捜査にあたってもらいたい。どんな手を使っても構わん! で、潜入捜査と囮捜査を実行!

2019年11月28日 | 推理・サスペンスドラマ
「各課を越えて一丸となって捜査にあたってもらいたい。どんな手を使っても構わん!」

 まさにそういう捜査でした!
 婚活パーティへの『潜入捜査』
 中園参事官(小野了)を使っての『囮捜査』
 日本でこういう捜査OKなんでしたっけ?
 捜査一課と組対の尾行もあったし、警察ドラマしてましたね。

 右京さん(水谷豊)、婚活パーティで青木(浅利陽介)をディスってました!
「大義より利益で動くタイプ」(笑)
「チェスばかりして家に引きこもっている」(笑)
 結婚相手としては、ちょっと嫌ですよね。
 お金とチェスが大好きな女性ならいいと思いますが。

 事件は、アポ電強盗。
 現在は『情報』が重要な犯罪ツールなんですね。
 その家の家族構成、資産、抱えている問題。
 これらを把握して、詐欺やアポ電強盗をする。
 だから、学校や団体やイベント参加の名簿が高額で売り買いされる。
 ネットも重要なツールで『高額バイト』を謳い、詐欺の末端実行者を確保する。
 注意して生活しましょう。
 僕の参加している町内会では警察の方がたびたび出席して、
「家庭の電話は留守電にして出ないこと」
「怪しいと思ったら遠慮せず警察や交番に連絡すること」
 を指導しています。

 ドラマは、詐欺の片棒を担いだ人物の再生でした。
 その人物には、妻と娘と生活した幸せな時間と記憶がある。
 そうした人物には犯罪に手を染めていても、心の奥に良心が眠っている。
『愛の貯金』というやつですね。
 この人物の場合は、『愛』が『憎悪』(=自分は家族を失って理不尽な生活を送っているのに、どうして、あいつらは幸せなんだ?)に変って犯罪に手を染めてしまったわけですけど。
 ラストもいいですね。
「出所したら、小さくても妻と娘の墓をつくりたい」
 憎悪から愛に変った瞬間だ。
 こういう目標をもった人物は強い。
 そして更生できる。

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まだ結婚できない男 第8話~桑野さん、英治の結婚式で感動のスピーチ! ウソやゴマかしのない心からの言葉でした!

2019年11月27日 | その他ドラマ
「結婚を良いと思っていないのに、きれい事が言えますか?
 うわべだけのスピーチをして何になるんですか?」

 桑野さん(阿部寛)って自分に正直な人なんですよね。
 自分の腑に落ちた、納得した言葉しかしゃべらない。
 まわりの空気を読んでウソやごまかしを言わない。
 これが今回の結婚式のスピーチだった。

 とはいえ自分に正直すぎることで周囲との摩擦が起きるのが桑野さん。
 でも、この桑野さんの姿勢って最終的には信頼に繋がるんじゃないのかな?
 大工の棟梁も前回言っていた。
「巧言令色、少なき仁」

 こだわりもハンパでない。
 結婚式のスピーチのこだわりは──
「手垢のついた、月並みな言葉じゃなくて新鮮なもの」←確かに!
「新鮮で、軽さもありつつ、時折笑いも取りながら最後に感動するもの」←ハードル高けえ!(笑)

 こういう要求に応えなければならなかったまどか先生(吉田羊)は大変!
 そう、桑野さんとつき合うのはハードなのです!
 でも、濃密な時間を過ごせるかも?
 今までのまどか先生なら、ネットの例文を適当に自分流にアレンジしてスピーチをつくってたんじゃないかな?
 ………………

 さて、今週のまいまい(深川麻衣)。

 
 ラーメン屋さんのまいまい。
 もぐもぐまいまい。
 まいまいとラーメン屋さんに行くと、こんな顔を見られるのか!

 今週の爆笑シーンは、メイド喫茶に行った桑野さん。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
「……ただいま」←ていねい!(笑)
「ご主人様、お名前は?」
「……信介」
 こんなガチガチな桑野さんだったが、最終的には「楽しかった」らしい!(笑)

 これで今シーズンの桑野さんのひとり行動は──
『ひとりしゃぶしゃぶ』
『ひとり流しそうめん』
『ひとりハロウィン』
『ひとり鎌倉』
『ひとりタピオカ』
『ひとりメイド喫茶』

 今週の金田は桑野さんのメールの中に。
『ご無沙汰しています。金田です』

 金田の痕跡は至る所に。
 まどか先生は桑野さんのSNSを見て、
「あっ、桑野さん更新してる」(笑)
 桑野さんのSNSには、
『ちょっと結婚式に行ってきました』(笑)

 金田ーーーっ、いつかは登場してくれるよね?

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いだてん 第44回 「ぼくたちの失敗」~政治家の考えてることは俺にはわからん。 だが、選手や観客の気持ちだけはわかる

2019年11月25日 | 大河ドラマ・時代劇
「出ますよ、選手のために。
 アジア民族の祭典を心待ちにしてるインドネシア人のために出ますよ。
 政治家の考えてることは俺にはわからん。だが、選手や観客の気持ちだけはわかる」

 田畑(阿部サダヲ)は『選手』と『観客』のためにアジア大会の参加を決めたんですね。
 そして『政治』の視点を捨てた。
『政治』の視点に立てば、導き出される結論は『不参加』になる。

 しかし……。
 オリンピックはすでに『政治』と切り離せないものになってしまった。
『政治』を抜きにオリンピックを論じることは出来なくなっていた。
 ここに田畑の悲劇がある。

 その後の対応もまずかった。
『大会の名称を変える』という政治的対応をしてしまったため、
 うまく仕切れていない、田畑にオリンピックを任せていいのか? という批判を生むことになってしまった。
 田畑が主張すべきだったのは、
「スポーツと政治は関係ない」
「選手とアジア民族の祭典を心待ちにしてるインドネシア人のために出ました」
 だったのに。

 田畑は自問する。
「俺はどこで間違えてしまったんだ?」
「どこで間違えたんだ? 俺のオリンピック」
 その答えは、
・高橋是清(萩原健一)=政治家をオリンピックに絡ませてしまったこと
・オリンピックを国家事業にしてしまったこと
 だった。

 スポーツの独立
 学問の独立
 表現の自由・独立
 信仰の自由・独立

 これらに政治は介入しようとしてくる。
 経済界はこれらで金儲けをしようとしてくる。
 まあ、『政治や経済からの完全な独立』などあり得ないとは思いますが……。

 以前も書きましたが、田畑は良い意味で『子供』なんですよね。
 オリンピックは世界中の人々が集まる大運動会!
 楽しくて帰りたくない運動会!
 だが、その運動会を政治利用したり、スポーツイベントにして金儲けにするのがオトナの世界。
 田畑はオトナに負けたのだ。
 ………………

 後半は、田畑と志ん生(ビートたけし)がシンクロした。
 ふたりに共通しているのは『哀しみ』だ。
 田畑は失敗と挫折を嘆き、志ん生は老いた自分を嘆いた。
 だが、共通しているのは『哀しみ』だけではない。
 ふたりには『妻』がいて、支え励ましてくれる『仲間』がいる。
 彼らにとって『妻』と『仲間』の存在は救いであっただろう。

 さて、いよいよ最終回まで残りわずか。
 ジャカルタで田畑が下した判断に対してマリー(薬師丸ひろ子)のタロット占いは『悪魔』や『死神』で最悪だったのだが、今回だけ当ったのか?
 それとも、いつものように外れて、田畑に救いと幸せが訪れるのか?


※追記
 ところで、津島(井上順)はどうして田畑を道連れにしたのかな?
 よくわからない。

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『ルパン三世』3DCGで映画化!~クラッチでシフトチェンジしてアクセルを踏み込むMT車のディティルも忠実に再現!

2019年11月24日 | コミック・アニメ・特撮
『ルパン三世』が3DCGで劇場映画化!
 なるほど~。
 3DCGだとグリグリ動かせるから『ルパン』に合っている。
 監督は『三丁目の夕日』などの山崎貴さんだから間違いはない。
 つーか、このビジュアルを提供できた時点で期待できる。

 
 ※5人5様の決めポーズ! 次元カッケー!

 YouTubeにアップされたオープニング映像を見たんだけど、
 ルパンの登場シーンはアニメの『ファーストルパン』のオープニングと同じ。
 セル画でやっていたシーンを3DCGでやっている。
 そして、21世紀の現在になってもまったく色あせていない。
 アニメのルパンのコメディタッチの走り方も忠実に再現。
 ていうか、1971年によくあんな走り方を思いついたな。
 ルパンのキャラクターにも合ってるし。
 つまり昔のアニメーターがすごいんですね。
 21世紀のクリエイターがリスペクトしている。

 車はやっぱりマニュアル車だよね。
 クラッチ踏んでシフトチェンジしてアクセルを踏み込む。
 おおっ!
 アクション映画にはマニュアル車がよく似合う。
 そして、こういうディティルを省略せずに忠実に描くのが『ルパン三世』なんですね。
 拳銃や車も実際にあるもの。
 銃の撃ち方も忠実に再現。
 今回の3DCG版でも、そのこだわりは継承されているようで、さすが山崎貴監督。
 
『ルパン三世』のキャラクターデザインもすごい。
 異常に細くて長い足。何等身なんだ?
 足首のくるぶしもしっかり出ている。
 まあ、これは原作のモンキーパンチ先生がすごいんだけど、昔の漫画家さん、アニメーターさんには唯一無二のオリジナリティがあるよねえ。

 こうして見てみると、『ルパン三世』ってたいしたコンテンツですよね。
 ウィキに拠ると原作は1960年代後半のものらしいんだけど、21世紀になっても生き続けている。
 グリグリ動かす21世紀の3DCGに適した作品でもある。

 今回の映画化で一番心配なのは『ルパン』の長尺モノってストーリーがイマイチなことだが、山崎貴版はどうなのだろう?


※動画はこちら
 映画『ルパン三世 THE FIRST』本編オープニング【12月6日(金)公開】(YouTube)
 
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桜を見る会~安倍の発言がすべて覆る面白さ! ウソつき安倍はそろそろ年貢の納め時か?

2019年11月22日 | 事件・出来事
 桜を見る会。
 安倍晋三や菅義偉の言葉がことごとく覆ってて面白い。

 この問題が共産党の田村智子議員に指摘された時、安倍はこう答弁した。
「私は主催者としてあいさつや接遇は行うが、招待者の取りまとめには関与していない」
 ところが蓋を開けてみると──
 首相枠が約1000人
 安倍事務所の声がけでツアーまで組んでいる。
 安倍としては、『取りまとめ』は事務所がやったことで、自分は関与していないと言いたいんだろうけど、本当かね?
 そして、さらに問い詰められると──
「私自身も事務所から相談を受ければ、推薦者について意見を言うこともあった」
 と苦しい答弁w

 前夜祭のパーティ5000円についても安倍はこんな説明をした。
「一人5000円という会費については、まさに大多数が当該ホテルの宿泊者である事情を踏まえ、ホテル側が設定した価格であるとの報告を受けています」
 しかし、今年の前夜祭ではないが、野党やネット民が調べて見ると──
 2015年の前夜祭の参加者が宿泊したのは『ANAインターコンチネンタルホテル東京』と『ホテルオークラ』。
 にもかかわらず、前夜祭がおこなわれたのは、今年と同じ『ホテルニューオータニ』で会費も5000円。
 2015年は宿泊していないのに5000円でパーティができたわけで、安倍の説明はまたまた苦境にw
 安倍さん、宿泊していないのになぜ5000円でパーティができたのか、説明してみて。

 官房長官・菅義偉の言葉も覆った。
 内閣委員会で野党から「安倍昭恵夫人の招待枠はあるのか?」と問われて、菅は「ありません」
 しかし、安倍夫人に招待された人たちが以下のような形でSNSで雄弁にしゃべっていて、内閣府も認めざるを得ないことにw

 

 この件、面白いな。
 安倍や菅がウソをついてゴマかしても、SNSや案内状などから覆す証拠が次々と出て来る。
 森友・加計では証拠は霞ヶ関の省庁にあって隠蔽することができたが、今回は巷に溢れているw

 今、安倍としては、世論を「花見なんかよりもっと審議すべき重要なことがあるだろう」という方向に持っていきたいんだろうけど、国会では各委員会で他のこともやってるんだよね。
 この件を追及しているのは、内閣委員会だけ。
 予算委員会を与党が拒否しているから、補正予算の審議もできないとか。
 テレビマスコミもこのことを知っているくせに、こういう言説を飛び交わせて、よく平気でいられるな。

 ちなみに週刊文春に拠れば、ホテル・ニューオータニの総支配人はこういう人物らしい。
「総理といえば天皇の次くらいの人ですから、使ってもらえるのはありがたい」
 なるほど、安倍のシンパなのね。
 ちなみに首相夫妻主催の天皇即位を祝う晩餐会はニューオータニでおこなわれて、総予算は1億7200万円だったらしい。
 会場も同じ『鶴の間』。出席者は各国要人で602人。
 まあ、1回のパーティで1億7200万のカネが入るのなら、確かに安倍は『天皇の次くらいの人』になるよなw
 前夜祭が会費5000円で赤字になっても大丈夫だよなw
 
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相棒18 「右京の目」~トントン・ツーという足音や呼吸で犯人を推理してしまう右京さん! やはりただ者ではない!

2019年11月21日 | 推理・サスペンスドラマ
 トントン、ツー、トントン、ツー。
 この足音だけで、犯行現場から飛び降りて足をケガしたことを推理した右京さん(水谷豊)。
 さすがですねえ。

 足音で推理するのは、チェスタートンの『ブラウン神父』シリーズの「奇妙な足音」というエピソードにありました。
 ミステリーというと、しばしば『シャーロック・ホームズ』シリーズがあがるが、『ブラウン神父』のトリックは現在のミステリーにその応用が結構使われていて、『ブラウン神父』はもっと評価されていい気がする。

 匂いや相手の呼吸が荒くなったことで推理するというのもさすが。
 右京さんはやはりただ者ではない。

 目が見えなくなったことで、右京さんは完全に『安楽椅子探偵』になりましたね。
 椅子に座り、冠城(反町隆史)と携帯のAIに指示を出して推理する!
 でも、それは前半と中盤だけ。
 後半は電気の消えた真っ暗な倉庫で犯人と対峙。
 病院で少女からもらったパンダのビーズ細工のビーズを蒔き、杖の音を頼りに犯人の位置を確認する。
 やはり右京さんはただ者ではない。
 先程の匂いや呼吸もそうだが、目が見えないことをプラスにして推理している。
 劇中の右京さんのせりふにもありましたけど、確かに現代人は『視覚』に頼りすぎ。
『聴覚』『嗅覚』『触覚』でも世界を捉えることができるのに。
 …………

 というわけで今回は名探偵・杉下右京が光ったエピソードだった。
 しかし犯人はイマイチ。
 どうして鑑識が調べればすぐわかる、足のつきやすいクスリを使ったのか?
 犯行場所も、どうして別の場所にしなかったのか?

 3人目の犯人も意外性はなかった。
 表情にあらわれていたし、右京さんが「あなたに病院に連れて行ってほしい」と不自然な行動をとったので、視聴者は何かあるな、と思ってしまう。

『相棒』もさすがにマンネリだなあ。
 テレビの推理ドラマ自体が過度期に来ているのかもしれない。

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まだ結婚できない男 第7話~ドンサック・カレー味、空前絶後の大ヒットで品切れになる! 有希江さんは桑野さんに恋愛感情!?

2019年11月20日 | その他ドラマ
 自分が有希江さん(稲森いずみ)の店を救ったのに、それを言わない桑野さん(阿部寛)
 美学ですなあ。
 桑野さんが全作見ている映画『男はつらいよ』の寅さんは、女性の幸せを願って身を引くのがパターンだが、これに通じるものがある。
 都合の悪いことはゴマかして、実績ばかりをあげつらう、どこぞの首相とは大違い。
 今回、『いい映画をたくさん見て心の豊かさを養え』みたいなことを桑野さんが言ってたけど、教養を養うことで自分の美学みたいなものが生まれるんですね。
 うん、自分の美学に従って生きていきたい。

 桑野さん以外の物語が見えない所で、ゆっくりと進行しているのもこの作品の魅力。

・村上英治(塚本高史)と桜子(咲妃みゆ)は結婚。
・有希江さんのカフェで働く太田留美(美音)には彼氏がいてデート。
・早紀(深川麻衣)は、男を取り合う芝居で奮闘中。
・コンビニの中年男と外国人店員は怪しい雰囲気?
・バグ犬のタツオは相思相愛の恋愛中。
・ドンサック・カレー味は店のPOPに拠れば『空前絶後の大ヒット!』←ドンサックにもドラマがある!(笑)

 日常の中でジワジワと起きている変化。
 この小さな変化を見落とすと、この作品の面白さは半減する。

 一方、桑野さんと言えば……
 あまり変ってない……。
 コンビニの豆乳の買い方を変えるくらい。
 今回は、マカ入り豆乳と普通の豆乳と紅茶味豆乳をひとつずつだった!(笑)

 一方、有希江さんには大きな変化が起きた模様。
 さて、どうなる?
 ……………

 さて、今週のまいまい。

 

 クリーニング屋さんに行くまいまい!
 こんなふうに赤を着こなせる人ってなかなかいないよなあ。

 今回の爆笑シーンは、桑野さんのひとりタピオカ(笑)
 タピオカを飲んでるだけなのに、なぜか面白い。
 あとは、マドラスカレーの個室(笑)
 カウンター席にカーテンで仕切られてるだけ!
 カウンター式のカレー屋に個室は必要なのか?
 ツッコミ所満載なのに、桑野さんは内装の着想を得たようだ(笑)

 金田は、桑野さんの携帯の着信履歴の中にいました!(笑)
 金田、桑野さんに電話をかけても無視されてるのかね?
 金田と桑野さんの間にもドラマがある!

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いだてん 第43回 「ヘルプ!」~政治に翻弄される田畑。進むも地獄、退くも地獄。どのように現実の壁を突破していくのか?

2019年11月18日 | 大河ドラマ・時代劇
・理想と現実
・スポーツと政治
 その間で葛藤する田畑政治(阿部サダヲ)。

 とは言え、この問題、いろいろ入り組んでいて単純な二元論では語れない。

 アジア競技会に参加した場合は、「競技をしたい」というアスリートの思いや「スタジアムと選手村は聖域」という田畑の理想は実現される。
 だが反面、大統領スカルノの台湾・イスラエルの排除を認めることになる。
 IOCから東京オリンピックを剥奪されるかもしれない。

 一方、不参加を選んだ場合は、アスリートの思いは踏みにじられ、1940年の東京オリンピック返上の時のように、スポーツが政治状況に左右され屈したことになる。

 いずれにしてもオリンピックやスポーツの政治からの独立など、あり得ないのだ。
 政治はオリンピックやスポーツに介入して、政治の道具にする。
 大会への参加・不参加が、政治的なメッセージになってしまう。

 第3の道はスカルノに
「スポーツと政治は関係ない。台湾とイスラエルの参加を認めろ」
 と直談判することだが、状況的に難しいんだろうな。
 IOCもオリンピックなら意見することができるだろうが、今回はアジア競技会だ。

 川島正次郎(浅野忠信)の意図は何だろう?
・上手く仕切れないことを利用しての田畑と津島(井上順)下ろし?
・スカルノとの関係強化?

 さて、田畑はどう動く?
 理想と現実の間で、どう折り合いをつける?
 現実の壁をどう突破する?
 ………………

 田畑のオリンピックは、さまざまな人が入り乱れて自由だった。
 落語家が宣伝部長で、
 タクシー運転手が聖火リレーを仕切り、
 国旗オタクの早稲田の学生が国旗担当。
 平沢和重(星野源)はNHKの解説員だし、
 岩田幸彰(松坂桃李)は元商社マン。

 ところが2020年のオリンピックは、森喜朗や小池百合子の顔は見えるが、その他の人の顔が見えない。
 政治家が仕切り、役人が仕切り、広告代理店が仕切るオリンピック。
 脚本執筆の時は意図していなかっただろうが、
「田畑がオリンピックを私物化している」
「オリンピックは暑さを避けた10月10日に決まりました」
 なんて、せりふが皮肉っぽく突き刺さってくる。

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戦争映画 「フューリー」~ティーガーの圧倒的な火力と装甲に歯が立たないシャーマン! ラストはSS大隊300人との死闘! 

2019年11月16日 | 洋画
 アメリカの戦車シャーマンVSドイツの戦車ティーガー!

 

 ブラッド・ピット主演の戦争映画『フューリー』の見所のひとつだ。

 ティーガーの主砲は88ミリ砲。
 1発で装甲を撃ち破り、シャーマンを破壊することができる。
 一方、シャーマンの主砲ではティーガーの分厚い装甲をぶち破ることができす、はね返される。
 4台あったシャーマンは次々と撃破され、残るは主人公たちの戦車のみ。
 主人公たちは装甲の薄いティーガーの背後にまわり込み、ティーガーを破壊しようとする。

 このシーンが凄いのは、シャーマンの乗り手の視点で描かれていること。
・迫り来るティーガー!
・次々と撃破される味方小隊の戦車!
・徹甲弾をもはね返すティーガーの分厚い装甲!
 これにより観客はティーガーの怖さを体感できる。
 ティーガーは化け物!
 おっかねえ!
 ………………

 見所は他にもある。

 クライマックスは、主人公たちの戦車とドイツSS大隊300人の戦いなのだ!
 1台 VS 300人!
 戦車が動きまわれば対抗できないことはないが、
 何と、主人公たちの戦車は地雷でキャタピラを破壊され、動くことができない!
 砲弾・銃弾の数も限られている。
 戦車は鋼鉄の要塞ではあるが、果たして300人の精鋭を相手に戦い抜くことができるのか?

 新しい切り口の戦争映画ですね。
 古い西部劇などでは、襲い来るインディアンと戦う駅馬車や砦の物語があるが、
 これを『ドイツ軍』と『戦車』にした感じ。

 基本は戦争アクション映画なのだが、
 主人公たちは酒や女に溺れたり、弱音を吐いたりする兵士で、決してジョン・ウェインのようなヒーローには描かれていない。

 僕が印象に残ったのは、電柱や建物から首つりで吊されているドイツ市民のシーンだ。
 彼らの首にはプラカードが掛けられていて、そこには
『国のために戦うことを拒否した卑怯者』
 という文字が書かれている。
 これが『国家主義』であり、『ファシズム』なんですね。
 個人の意思など関係なく、国に従うことを強要され、拒めば殺される。

 この作品では、このような戦争の不条理、悲惨、愚かさがいたる所で描かれていた。

『フューリー』、一見の価値のある戦争映画です。
 アクション映画として楽しませてくれながら、さまざまなテーマを盛り込んでいる。


※動画はこちら
 映画『フューリー』シャーマン戦車 vs タイガー戦車 バトル動画(YouTube)

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