報道ステーションにチャンネルを変えたら、楽天・野村監督が出演されていた。
途中からだったが、自分は監督として江夏、江本、門田のクセのあるやつに鍛えられたという話をされていた。
江夏をストッパーにしようとした時はひと悶着あったらしい。
今までエースでやって来た自分を8回、9回だけのストッパーにするとは何事か!と江夏が怒ったのだ。
当時は先発・中継ぎ・抑えという投手の分業態勢がなかった時代。
先発投手として実績を作ってきた江夏としては怒るのが当然だ。
しかし野村監督は地道に説得を続ける。
これからの野球は先発・中継ぎ・抑えという分業態勢になること。
勝つために江夏がストッパーになることが必要なこと。
それでも江夏は納得しない。
ある時、野村監督は江夏が幕末、新選組のファンであることを知る。
そこで監督はこう江夏に話した。
「お前がプロ野球史上はじめてのストッパーになって、球界に<革命>を起こそうじゃないか」
この<革命>という言葉が江夏に火をつけた。
以後、江夏はストッパーとして大活躍する。
実に面白いエピソードだ。
江夏というプライドの高い暴れ馬を野村監督は手なずけ見事に乗りこなしたのだ。
野村監督はこういう体験こそ自分を成長させてくれたと言う。
江夏を説得した体験はどんな馬でも乗りこなせるという自信を監督に与えてくれたのだ。
だから楽天の山崎を手なずけることなどは赤子の手をひねるようだったらしい。
苦労は買ってでもしろというのはこういうことなんですね。
人間関係でわれわれは<クセのある人間>を敬遠しがちですが、そういう人間こそが自分を成長させてくれる。
いい教訓話でした。
<枯れて自分を突き放して達観して見ているようでいて、一方で野球への情熱、欲望でギラギラしている>と野村監督のことを評した古舘伊知郎さんのコメントもなかなか的確。
途中からの5分くらいの視聴でしたが、わずかな時間でもいろいろなことが学べるんですね。
途中からだったが、自分は監督として江夏、江本、門田のクセのあるやつに鍛えられたという話をされていた。
江夏をストッパーにしようとした時はひと悶着あったらしい。
今までエースでやって来た自分を8回、9回だけのストッパーにするとは何事か!と江夏が怒ったのだ。
当時は先発・中継ぎ・抑えという投手の分業態勢がなかった時代。
先発投手として実績を作ってきた江夏としては怒るのが当然だ。
しかし野村監督は地道に説得を続ける。
これからの野球は先発・中継ぎ・抑えという分業態勢になること。
勝つために江夏がストッパーになることが必要なこと。
それでも江夏は納得しない。
ある時、野村監督は江夏が幕末、新選組のファンであることを知る。
そこで監督はこう江夏に話した。
「お前がプロ野球史上はじめてのストッパーになって、球界に<革命>を起こそうじゃないか」
この<革命>という言葉が江夏に火をつけた。
以後、江夏はストッパーとして大活躍する。
実に面白いエピソードだ。
江夏というプライドの高い暴れ馬を野村監督は手なずけ見事に乗りこなしたのだ。
野村監督はこういう体験こそ自分を成長させてくれたと言う。
江夏を説得した体験はどんな馬でも乗りこなせるという自信を監督に与えてくれたのだ。
だから楽天の山崎を手なずけることなどは赤子の手をひねるようだったらしい。
苦労は買ってでもしろというのはこういうことなんですね。
人間関係でわれわれは<クセのある人間>を敬遠しがちですが、そういう人間こそが自分を成長させてくれる。
いい教訓話でした。
<枯れて自分を突き放して達観して見ているようでいて、一方で野球への情熱、欲望でギラギラしている>と野村監督のことを評した古舘伊知郎さんのコメントもなかなか的確。
途中からの5分くらいの視聴でしたが、わずかな時間でもいろいろなことが学べるんですね。