折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

個展会場で

2017年11月02日 | 個展



展覧会場は地下街なので通勤や買い物のついでにのぞいて下さる方も含めて
思いがけない程の方に来ていただけました。
ブロ友さんのくーばあちゃんご夫妻、mariaさんご夫妻、風の遊子さん、不思議なご縁だと思います。

5日間の内、中日は台風の大雨、お仲間のご主人で自他ともに認める晴れ男さんが来てくださったのも
雨の中、雨女の私のパワーが強かったようです。おかげでのんびり中休みの一日でした。

そんな日もギャラリーの前の通路はハロウィーンに集まる若い人が行き交っていました。
目や口から血を流す不気味な化粧の女の子たち、寒くないのか心配になるほどのミニドレスさん、
それをカメラで追っているオジサンも・・・ふ~ん・・・


台風が去って青空が戻るとお客様も増えて、受付で記帳をしておられる男性に受付の生徒さんが
「あ、先生!」と、何十年か前、彼女の高校時代の美術の先生だったそうです。
その方は私が高校1年の時に3年生で素晴らしいデッサンとカッコよさで「憧れの先輩だったのよ」等と
またまた話がはずんだり、会場で予期しない再会があったり、小さな会場に話の花が咲きました。

 姫リンゴ

お隣のギャラリーは植物画の会でした。
搬出の前にご挨拶に伺って、つい長話になりました。
先生は長野の蓼科に住んで山野草を育てて描き、名古屋の教室の時に車を運転して来られるのだそうです。
30年ほど前に私が植物画を習いたくて応募しても抽選に外れて入れなかった教室にその頃入って
今、先生をされているのだと聞き「もしかしたらご一緒に植物画を描いてたかも・・・」と。
ご縁があるような、なかったような。
今年80歳「元気で、またね」と握手した手が柔らかく大きくて暖かでした。

私は絵描きになりたいと思って入った高校で、力の無さを痛感して挫折したのですが、今になってみると
趣味として描いているのが自分に一番合っていたと思えます。
苦闘しながら描くより、楽しみながら描きたい。芸術ではなくても「おえかき」でいいと、
でも、たまには「友が皆われよりえらく見ゆる日よ花を買い来て妻としたしむ」なんてことも思うのです。

「次の個展は?」と聞かれると「今回が14年ぶりなので次回は15年後の卒寿記念かしら」とお答えします。
みなさん「もうちょっと早く 生きとるうちにやってね」と言っていただけて、またいつか出来たら
いいなと思います。

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