折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

喫茶店で・・・

2018年12月09日 | 果物
  いただいた柚子


昨日の午後、年上の友人と待ち合わせて友人お勧め喫茶店でおしゃべりしました。
彼女の住まいの近くで、私にとっては通った小学校のすぐそば。昭和20年代の終わりころ学校が
移転してしまい電車で通学することになりました。その頃はまだ田んぼが残り学校の運動場の
向こうに広がる草むらには爆撃で出来た爆弾池がいたる所に残っていました。

あれから60年以上過ぎて、何棟ものマンションやスーパー、量販店、学校が立ち並んでそれこそ
すっかり変わっています。
おしゃべりした彼女は20年くらい前までここに暮らしていてまた戻ってきたとのこと。
彼女の思い出の民家の並ぶ街並は、マンションになるか小さく仕切られた三階建て住宅になっていて
「もうすっかり変わった」と言います。
二人で「この辺も変わったねぇ」と言いながら思い浮かべる時代が違っているのがおかしかった。

昼時をだいぶ過ぎた時間、話し込んでいるとお隣の席に若い女性が一人来てゆっくり食事とコーヒーを。
後で「若い時にひとりで喫茶店でゆっくりするなんてなかったね」「それにしてもあの人香水が強すぎ」
と同じ感想だったことに安心します。
昔はなんて言えばババちゃん二人で喫茶店でお茶するなんてこともなかった気がしますが、それは別の話。
コーヒー好きの友人が好きなお店だけあって美味しくいただいて2時間余りのおしゃべりをして
2時間も何話していたんだか、あまり愚痴を言わない人なので思い出話ばかりだったような気がします。

急に冷え込んできた夕方、お店で座っている時とは違ってちょっと前かがみになって歩いてゆく彼女は
80をいくつか超えたはず、まだまだお元気でずっとこれからもおしゃべりできそうです。

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