折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

今年のさくら

2019年04月08日 | 名古屋城
  名古屋城二之丸大手二之門



今年の桜は開花した後の冷え込み続きでとても長く咲いています。
名古屋は先週末からどこも満開。気の早い花が少し散り始めてこれも風情があって好き。
7日朝に県議、市議選挙の投票に行きそのまま名古屋城周辺の桜を見てまわりました。
青空に枝いっぱいの花を掲げて美しく心に残る桜になりました。

「春死なむその如月の望月のころ」西行法師の歌のように桜が満開になった先週一番上の姉が
旅立ちました。満93歳、ひと月あまりの入院でしたが痛みも辛さもない様子で取り立てた治療も
しないことにして火が消えるようになくなりました。
晩年は足が不自由で、記憶も定かではなかったけれど娘夫婦と孫やひ孫に囲まれてとても穏やかな
表情で過ごしていました。
葬儀の日は3歳から6歳の4人のひ孫達の賑やかな声と暖かな日差しと満開の桜。
娘時代を戦争の中で過ごし嫁いでからは難しい姑さんとの苦労も色々あったようですが
「終わり良ければすべて良し」姉の人生は幸せだったのだと思えました。

姉とは17歳違い。私が4歳の時に嫁いだので一緒に暮らした記憶はありません。
ただ、20数年前からもう一人の姉と一緒にランチを食べに度々出かけたこと、旅行の付き添いで
何度か一緒に旅したこと等が今となっては大切で懐かしい想い出になりました。
これからも桜が咲くと姉の決まり文句「皆さん元気かね」「ありがとうね」が聞こえてきそうな
気がします。


  名古屋城 4月7日

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