折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

「旅行 止めて吉」

2023年01月18日 | 

初スケッチ(ハガキ)




年が明けてのんびりした時間に、溜まったパンフレット類を整理しようと旅行社から送られた冊子をパラパラ見ているとここいいなぁ、こっちもいいし・・・行きたくなる場所は沢山あります。でも日程と予算が大幅に合わない。中でも魅力的なのが冬の北海道の旅。温泉やグルメ目的ではない風景や自然を楽しむ旅を探した挙句にやっと見つけたツアーはすでに満席で2組がキャンセル待ち。それなら自分で行けばいいと調べ始めると意外に費用は掛からずに5泊か6泊の旅が出来そうに思えます。千歳までは格安飛行機で、あとはJRで釧路から根室本線、釧網本線,石北本線と乗り継いでの鉄道旅。宿は泊れればよい。メモ用紙いっぱいに時刻表を書き散らしてすっかり北国を駆け巡る夢を描いて半日、そこでふと気が付きました。こんな旅を一緒にと言ってくれる人はいない。1人旅で誰もいない駅に降り立って凍り付いた道で転んだらどうするの・・・と。たとえ誰かに助けていただけても骨折でもしていたら、どうする。数年前の信州の高原の早朝にがりがりに凍った道をおっかなびっくり歩いたことを思い出しました。湖では氷上ドライブが行われるほどの寒さでしたが、北海道の内陸はもっと寒いはず。一人旅でもしも・・・・・平地を歩くのも膝を心配しなければならない80歳なんだとやっと現実に戻りました。それでもまだあきらめきれないで、取り合えずギリギリ条件の合うツアーのキャンセル待ちに申し込みました。

本当に行けるだろうか、行っても大丈夫だろうかと迷ったままでいたところ15日に熱田神宮で引いた初神籤に「旅行 止めて吉」とありました。これは神様のお告げかもとやっと私の気持ちも決まり、さっそくキャンセル待ちのツアーをキャンセルしました。お御籤には「善は急げ」ともあったのです。
おかげで旅先で滑って転んで骨折なんて悲しいことから逃れられたかもしれません。
以前、ブーツが埋まるほどの雪の中で眺めた雪景色、画用紙に置いた絵の具が凍るほどの寒さでしたがあの感動を忘れられずにいます。でも、あれはもう5年以上前の事。確実に身体の老化は進んでいるし、もう無茶は駄目なんだと自覚してもいます。でも、でも・・・なのです・・・。

他にも昨年申し込んでおいた1月出発の「伊根の舟屋・冬景色」撮影ツアーは催行人数15名が集まらず中止。これも「止めて吉」だったのかしら・・・。
そうは思っても今年一年旅行は無しっ! なんてことは悲しすぎます。少しは身体と財布に無理のない旅をまた探そうと思っています。


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