趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

JALで楽しい旅に出かけましょう。

JAL日本航空 先得 JAL 日本航空

台湾の名瀑(ローズマリー) CMT DISAPVL、2/18 JGG 2h-13'15"/20km

2017-02-19 00:01:00 | 登山&マラソン

 おはようございます。東京マラソンまで1週間となった昨日(2月18日)、20km走りました。17kmまでは順調でしたがそれ以降は脚が重くなってスローダウンを余儀なくされ、結果は2時間13分と期待値の2時間を13分も超えてしまいました。これは緊急事態です。半分でこのタイムだと活性酸素が溜まり走れなくなる後半を考えると5時間以内のゴールは困難で6時間も危うくなってきます。対策としてはもう少しスピードを抑えて走ろうと思います。新しい東京マラソンのコースは大きな吊り橋が無いので坂道が少ないと言う利点に期待しています。

東京マラソン新コース

 折り返し点は3か所、1回目は雷門から浅草駅周回、2回目は江東区富岡八幡宮前、3回目は品川区高輪交差点です。因みに緑線は当日マラソンコースを迂回する道路です。

 昨年10月NHK BS「体感!グレートネイチャー」で紹介された美麗島(台湾)の名瀑を見る沢登りツアーは良かった。NHKアーカイブで250円ほどで再視聴できるのですが、ログイン、料金支払いが面倒で二の足を踏んでいます。W この名瀑の名前、場所は忘れてしまい、「台湾の渓谷 名瀑」で検索しましたが、どれもNHKの照会文のコピーで何の役にも立ちませんでした。 


名瀑

 一日のうち2時間しか光が当たらないという谷底から見た名瀑です。上部の開口部は数十メートルしかありません。ここに来るまではいくつもの滝と岩壁を登ってきたようで、まさに秘滝というほかはありません。周りの岩は大理石だそうです。


 番組の中で「月世界」という地名の紹介があったのでリンクで紹介しておきます。 月世界はフィリピンプレートに押し出されて噴出した泥が固まってできたそうです。台湾の最高峰玉山(3972m、極東の最高峰で旧ニイタカヤマ)は現在でも隆起が続いているようです。日本とは深いつながりを感じる台湾には素晴らしい自然が残されています。


 
ローズマリー

  肥大化すると上のほうから垂れるように広がりを見せるシソ科の常緑小低木「ローズマリー」です。ツメクサの様な肉厚の葉を持ち、シソ科とは思えない姿です。花の色は青、桃、白などがあります。写真は半匍匐性ですが、クリスマスツリーに良さそうな80cm程の立性種もあります。露地植えは関東地方までです。学名は「Rosmarinus officinalis」はラテン語のRos(露)とMarinus(海)の合成語、地中海沿岸原産です。写真は挿し木で根が出て育っています。花期は冬から春にかけて咲くのが一般的です。


箱根三国山登山報告(オータムポエム) CMT APVL、12/23 JGG 28'26"/5km

2016-12-25 01:58:18 | 登山&マラソン

 お早うございます。12月22日に発生した糸魚川市の大火事は150棟にも及ぶ大規模火災になってしまいました。原因は火元のラーメン店が油を入れた鍋を放置した為と思われますが、強風下の火災では一にも二にも初期消火が命運を左右します。今回は不運にも通報遅れか消防の現場到着の遅れにより10cmにも及ぶ火の粉が風に乗って飛び火し、消防は何の役にも立たない「焼け石に水」状態に陥っていました。国民一人一人が初期消火の重要性を認識し、日ごろから火災報知機や消火器の取り扱いに習熟しておくべきだと思います。

 12月18日(日)、箱根外輪山の一つ「三国山」(1102m)に登ってきました。所要時間6時間40分、標高差370m、総行程12.0kmの山旅でした。今回の山行では神奈川県民にも関わらず知らなかった「芦ノ湖の水の行方」を知る事が出来ました。誠に恥ずかしい限りですが、芦ノ湖の水は箱根峠辺りから三島市方面に放流しているものと考えていました。詳細は後述します。

箱根外輪山マップ

 海賊船の発着場の有るバス停付近をスタートし、芦ノ湖西側の外輪山を北上して三国山に至る極一般的なースを選んでいます。(これしか無い。W)下山ルートは三国山から深良水門側に下り、湖畔の散策道をロープウエイ駅のある桃源台バス停まで歩きました。※START地点の元箱根は間違いです。元箱根の場所は恩賜公園のの上に有る湾になります。

函嶺洞門

 小田原駅前発のバスに乗り、箱根湯本を通過すると右岸に閉鎖された函嶺洞門が見えました。バスの後部座席から撮影しました。因みに箱根駅伝5区はコース変更により20m(時間にして約4秒)長くなりました。

箱根バス停

08:53 箱根港付近のバス停に到着、正面に黒い三国山と白い富士山が見えています。右に見える山の斜面は駒ケ岳です。

箱根港

08:59 山行開始、箱根駅伝のゴール地点(標高726m)です。この先の広場がゴールです。右に見える諸ろい建物は「箱根駅伝ミュージアム」です。入場料金、大人500円、小中学生300円

旧街道名盤

09:01 国道1号線と別れ、右折して旧街道に進みます。道路に40cmほどの表示石が埋め込まれています。

旧街道分岐

09:05 アスファルトに別れを告げ左のダートに足を踏み入れます。箱根峠への旧街道です。

旧街道入り口

09:05 分岐から見た旧街道入り口です。

ボックスガルバート

09:10 五分も登ると1号線のボックスカルバートを潜ります。低いので要注意です。

坂の標識

09:11 カルバートを出ると赤石坂、挟石坂などの名前が付けられた場所が続きます。

1号線に合流

09:24 再び国道一号線に出ます。正面に箱根峠道の駅が見えてきます。撮影者の後方に進むと箱根峠です。一号線はこの先が右ヘアピンになっていてカルバート方面に下っています。

道の駅前

09:27 道の駅(標高805m)を過ぎたあたりの歩道を渡り登山道に取り付きます。

登山道

09:34 暫らくは森の中をトラバースします。先ほど「外輪山周回歩道」と言う標識が有りました。この森を30分ほど進むと草原の登山道に変わります。

海の平

10:26 この坂の下の標識の有る窪みで小休憩をとりました。坂の上部には「海の平」(941.5m)と言う標識が有ります。草原の道と言いましたが両側は篠竹で覆われ、風除けになっています。道幅の広さは防火帯を兼ねているのかもしれません。

富士山

10:37 海の平を過ぎ、降り始めると今山旅一番の富士山が見えました。

レストハウス

11:27 なだらかな稜線を50分歩いた先にレストハウス(標高940m)が有りました。写真左には芦ノ湖スカイラインが通っています。パノラマ絶景付近で昼食にします。この無名の山の頂上(1035m)には展望所が有ります。

昼食

11:51 昼食ができました。濃厚タンタンメン、きな粉餅、リンゴにコーヒーです。今回もストーブは使用不能でした。前夜はOKだったのに。

再出発

12:30 展望所から稜線歩きを開始しようと考えて登ったら、行き止まりでした。坂を下ったところに三国山への登山道が有りました。笹のトンネルになっています。

山伏峠

12:45 山頂でもない、鞍部でもない中途半端な場所
(標高970mに山伏峠の標識が有りました。


三国山山頂

13:50 山伏峠を越えてからほぼ1時間で三国山山頂(1101.8m)に到着、雑木林に囲まれて眺望は望めません。

湖尻峠

15:07 芦ノ湖スカイラインの桃源台出口(右折)でもある湖尻峠(標高850m)です。道路を渡り登山道を登ると乙女峠、金時山に至ります。我々はこの先50mを右に折れて深良水門分岐に下ります。

深良水門

15:07 湖尻峠を下ると深良水門分岐(標高746m)があります。右折して80m歩くと「深良水門」です。深良用水とも呼ばれ、江戸時代(1660年~1670年)に10年の歳月を費やして完成しています。水は静岡県狩野川水系黄瀬川の支流である深良川に注いでいます。ところが廃藩置県で芦ノ湖の管理が神奈川県になったことから水の利権で争いが発生しました。今で言う発注者及び施工は小田原藩(神奈川県)、人夫は静岡県深良村を中心とした農民が請け負ったようです。深良地区など裾野市、御殿場市長泉町清水町などは富士山の火山灰地で、水が浸み込んで水不足という悩みを抱えた土地であったようです。以来上記自治体が主体となる芦湖水利組合が水利を得ている。
 水の利権争いでは明治29ねんに逆川事件(さかさがわじけん)が発生、仙石原住民が「甲羅伏せ」と呼ばれた水門を壊してしまいました。芦ノ湖から仙石原までの自然な堰き止め箇所は水が少ない時は芦ノ湖に流れるので仙石原中央部までの約2kmは逆川と呼ばれ、水門も逆川水門とも呼ばれています。水が欲しい時には静岡県に流され、増水したときは早川に流され早川下流(小田原付近)には洪水をもたらすので神奈川県としては一文の得にもならない迷惑な水門であったのです。W 

湖尻水門

15:28 湖尻新橋から撮影した湖尻水門です。この辺りが仙石原から流れる逆川になります。以前は深良水門と同じ「甲羅伏せ」の水門でした。 逆川事件では「甲羅伏せ」を壊した住民の代表が刑に服しています。

遊歩道

15:36 桃源台までの数キロの遊歩道です。右の芦ノ湖側にはキャンプ場が点在しています。

桃源台駅

15:43 運良く15:43分発のバスの乗れました。道路の混雑状況を見て強羅で降り、登山電車にするか、箱根湯本まで下るかを決定します。結果的には道路はスイスイで箱根湯本までバスを利用しました。

やじきたの湯

16:39 箱根湯本の裏通りにある「やじきたの湯」に到着、汗を流しました。平日は1000円だが、土日休日になると1200円、高ーーー! 下山後の入浴は時間が無いのでいつも1時間の滞在です。半額にして貰いたい。w

なお吉

19:30 登山仲間の納会です。場所は大船駅前の焼き鳥店「なお吉」、生ホッピー(430円だったかな?)が美味しいと評判の店です。今回の山旅では21600歩、歩きました。健康登山、来年も頑張ります。

オータムポエム

 近所の公園(花壇)で見かけたアブラナ科の一年草「オータムポエム」です。アスパラガスのような甘い味がするよ言う事で、アスパラ菜とも言われています。中国野菜の「紅菜苔」と「菜心」から「サカタの種」が開発したと思われます。似たような商品ですが「トーホク」と言う種苗会社が開発した「愛味菜(まなみな)」と言う品種もあります。春蒔きと秋蒔きが可能で冬場の貴重な葉物野菜になります。


棒の峰登山報告(ペチュニア) CMT DISAPVL、12/11 JGG 29'00"/5km

2016-12-15 11:30:37 | 登山&マラソン

 お早うございます。中東、アフリカからヨーロッパへの移民問題、ロシアと中国の拡大路線、アメリカの一国主義、いったい世界の政治経済はどうなっていくのでしょう。グローバル化とは逆の動きが台頭し始めたようですが日本は別の事情(高齢化による人手不足)で移民受け入れに動きそうです。それは一時しのぎにしかならず、将来的には国の纏まりがなくなり、日本が弱体化する結果を招くような気がします。今は年金減額、若者優先の政策を徹底し、人口増加策を打ち出すべきです。誠に言いにくい事ですが、高度医療を施し老人を増やして本当にいいのでしょうか。自分に当てはめて考えると複雑です。何らかの形で社会に貢献しつつ生きていければ幸いと考えたい。(冷汗)

 もうひとつ加えておきたい。北方領土問題です。基本的には武力で取られた国土は武力でしか戻りません。従って4党一括返還などはあり得ないと思います。「出る杭は打たれる」で米英にしてやられた太平洋戦争でしたが、現在は打つ力が無くなった米英を横目に”やりたい放題”の中国、朝鮮、ロシアが台頭し、難しい局面に立たされています。

 PCトラブルで投稿が遅れましたが、11月6日に登った埼玉県と東京都の県境にある「棒の峰」(969m)の登山報告をいたします。06:00 車で横浜を出発し、08:15 さわらびの湯駐車場到着、08:30に登山開始、所要時間:6時間40分、標高差720m、行程8.5kmの山行でした。
※「棒の峰」(ぼうのみね又はぼうのれい)、「棒の折れ山」(ぼうのおれやま)と呼ばれていますが由来は「鎌倉時代の武将、畠山重忠が鎌倉に参じる途中、この山で杖代わりの棒が折れた」という説が有望です。ゴンジリ沢側に棒(男根)が祭られているからと言う説もあるが定かでない。

棒の峰マップ

 さわらびの湯駐車場を出発し、白谷橋から東屋、岩茸石、ゴンジリ峠をたどり、棒の峰に登り下山は岩茸石から「滝の平尾根」を川又方面に下りました。山域は奥武蔵、埼玉県飯能市側から登ります。

駐車場

08:15 広いさわらびの湯第三駐車場に到着、予定より15分ほど遅れました。

登山開始

08:27 駐車場(
標高およそ250mを出て左折し、有間ダムを目指してアスファルト舗装の道を歩きます。

有間ダム天端道

08:38 10分ほどで有間ダム天端道(標高320m)に到着、ここを渡って右に見える入り江の奥、白谷沢に向かいます。

白谷橋

08:47 入り江の左岸を進むと白谷橋が見えてきます。この橋を渡ると登山口が有ります。

白谷沢登山口

08:50 道路の左側に登山口(標高330m)が有ります。

針葉樹林帯

09:03 しばらくは白谷沢左岸を登りますが途中何箇所か渡渉します。

藤懸滝

09:12 藤懸滝(ふじかけのたき)450m付近を通過、観賞している暇はない。W

白谷沢ゴルジュ

09:26 棒の峰登山の醍醐味とも言える”白谷沢ゴルジュ”(標高490m)です。低山でありながら見事なゴルジュ、女性に人気があるようです。

天狗の滝

09:28 2番目の滝となる「天狗の滝」(標高540m)です。この辺りはゴルジュが消えます。

ゴルジュ2

09:26 再度のゴルジュ(標高550m)通過です。岩に苔が付いていて慎重を要します。

白孔雀の滝

09:38 「白孔雀の滝」(標高570m)を上部から俯瞰しています。下からはよく見えませんでした。およそ15分でゴルジュ帯を通過しました。

もう直ぐ林道

10:00 ゴルジュを過ぎて暫らく登ると林道直下に差し掛かります。左下の注意書きは見落としました。(汗)

大名栗林道と東屋

10:02 白谷沢上部にある「大名栗林道」を横切ります。この辺りが「東屋」(標高670m)と言われる地点だと思います。5台ほどのオフロードバイクが右手に登って行きました。彼らは名栗湖に注ぐ有間川上流部に達した後、有間川に沿って下ってくるようです。

耳茸石分岐

10:20 岩茸石の分岐(標高720m)に到着、ベンチが有りますが休まず登山続行します。下山道は川又バス停方面になるので、ここから頂上まではピストンになります。左に向いた標識には「トウギリ林道」と書いてありますが、漢字ではこの先にある「湯基入」地区を示しています。

耳茸石

10:20 岩茸石は登山者で大賑わいでした。ゴルジュと棒の峰の眺望の人気のほどがうかがわれます。耳に似たキノコに岩茸とキクラゲ(木耳)が有りますが木耳は木に生えるので、これは岩茸の事だと推測します。この大岩に岩茸が生えていた事は想像に難くない。

ゴンジリ峠

10:48 ゴンジリ峠分岐(標高893m)です。「権次入」と書きます。黒山方面への分岐です。

山頂直下の尾根道

10:51 ゴンジリ峠から棒の嶺までの500mは傾斜の緩い尾根道を快適に登ります。

棒の峰山頂

11:05 標高969mの「棒の峰」(ぼうのれい)山頂に到着、「棒の折れ山」とも言われています。正面の北東側が開けています。伊豆ヶ岳から子の権現ルートは2015年2月15日に登っています。雪に悩まされました。

東方の眺望

12:06 東側は東京、埼玉方面が一望できます。

北方の眺望

棒の峰頂上から北方を望むと武甲山が見えました。石灰岩の採掘現場は反対側なので見えません。

昼食

11:30 未だストーブのパーツ調達ができない為、修理ができず、昼食は「コンビニおにぎり」です。チキンカツサンドは美味しいです。

12:10 下山開始

下山

12:29 ゴンジリ峠を少し下ったところに設置されているベンチあり、ここから岩茸石分岐までは木製階段を下ります。
  
下山時の耳茸石

12:33 岩茸石分岐で一休み、大岩の左を巻いて川又登山口に下ります。

展望台

12:53 朽ち果てたような展望台(標高735m)が有りますが、立ち入り禁止となっています。この下(尾根道の右側)に湯基(とうぎ)地区になります。反対側、撮影者の後方は登ってきた白谷沢です。ここから一気に高度を下げます。

最初の林道

12:57 曲がりくねった大名栗林道の1回目の横切り(標高
695m)です。林道を左に進むと白谷沢ルートの東屋に至ります。


大名栗林道

13:04 2回目の林道横切り(標高630m)です。グループ登山の方がたくさん見られました。

滝の平尾根

13:40 耳茸石から続く「滝の沢尾根」をひたすら下ります。階段もなく足の疲れはない。

川又登山口

13:59 ダートの車道(標高250m)に出ましたが、河又登山口と言ってよいと思います。因みに、右に折れて5分ほど歩き、入間川を渡ると河又です。※有間ダムから上は間川、ダムから下流は間川となっています。「有」と「入」は何の関係が有るのでしょう。W

さわらびの湯

14:11 下山後、車内からタオルと着替えを持って駐車場(標高250m)近くの「さわらびの湯」(一般の入浴料800円)に浸かり登山終了です。2016年の登山も残すところ1回、箱根外輪山の予定です。

ペチュニア 

 春から初冬まで長い期間にわたって楽しめるナス科の一年草「ペチュニア」です。別名「衝羽根朝顔」とも言います。南米原産で先住民の言葉 (グアラニ語)で、タバコ(ペチュン)の花に似ていることから命名されました。サントリーはペチュニアを元にしてサフィニアを開発しました。サーフ(波)とニアの合成語であることが知られています。そのためサフィニアの花弁には波のような柔らかい”うねり”を感じます。個人的にはきりっとしたペチュニアの花弁が好きです。


三国山登山報告(フジアザミ) CMT DISAPVL、10/18 JGG 29'27"/5km

2016-12-01 00:01:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。PCのトラブルにより、およそ1.5か月にわたりブログ活動を休止してしまいましたが、PCがDOWNする直前に投稿する予定だった登山記事をアップいたします。その前に隣国の話題を・・・大統領府の機密情報を知人に漏らした朴大統領が窮地に立たされていますが、「辞任はするが時期については国会にゆだねる」と言う大統領談話が市民の反発を買い、韓国史上初の大統領弾劾に発展しそうな雲行きです。日本人よりも熱しやすい韓国の人たちは徹底して朴さんをサウンドバックにしたいようです。それにしても政権末期には必ずと言っていいほど”大統領の不正”が明るみになる青瓦台って不思議なところです。朴さん、どの道を歩んでも逮捕は免れないような気がします。新興宗教の教祖様(チェ・スンシル容疑者の父親)一家に頼ったのが間違いだったような気がします。

※山行記事は10月18頃に書いていますが、PCの不具合で今日の投稿になってしまいました。

 さる10月11日(土)、近くの三国山(に登ってきました。登ったと言うよりは”歩いてきた”というべきかもしれません。旭日ヶ丘交差点付近の無料駐車場からバスで篭坂峠に移動後三国山への登山道を上り明神山経由で山中湖湖畔に下る左回りの周回コースを選びました。所要時間6.0時間、標高差390m、行程11.5kmのハイキングでした。下山後の入浴は「時之栖 須走温泉天恵」を利用しました。

三国山ハイキングコース

 今回のルートマップはパソコン修理中のため「山中湖観光情報」サイトのマップを利用させていただきました。ラップトップPCの使用感は今一です。

駐車場着

08:15 山中湖畔の無料駐車場に到着、御殿場方面から下ってきて右折した場所にあります。

水陸両用バス

08:20 出発直前にへんてこなバスが通り過ぎた。近くの桟橋方面に向かいましたが後部にスクリューを装備していたので「水陸両用バス」だと思われます。このあと2号も確認しました。

96式装輪装甲車

08:30 旭が丘交差点バス停でバスを待っていると御殿場方面から2台の装甲車が下ってきました。帰宅してから調べた結果、陸上自衛隊の96式装輪装甲車でした。フル装備の歩兵10名(+乗員2名)を時速100㎞で運ぶことができます。交差点を左折し、北富士演習場に向かったと思われます。

篭坂峠

08:40 約4分遅れのバスに乗り、6分後に篭坂峠に到着、篭坂という地名が神社では「加古坂」を使用している謂れは不明です。

山中湖村公園墓地

08:54 バス停からの坂を数分間登ると墓園がありました。

登山道入り口

08:56 墓園を過ぎたあたりに登山道があります。ゆるやかな坂を登ります。三国山ハイキングコースです。

アザミ平

09:34 アザミ平にある分岐、右に折れて300mには畑尾山(1267.1m)、さらに1Km進むと富士山が望める立山展望台(1194.2M)があり、須走側に至ります。アザミ平は「フジアザミ」の群生地として有名ですが、今回は時期が遅れたので見られませんでした。


アザミ平東

09:39 標識だけのアザミ平東を通過、この辺りから平たんな稜線を歩きます。


大洞山

10:11 大洞山(1383.5m)山頂、ハイキングコースの最高点です。

ヤマトリカブト

ヤマトリカブトの花が咲いていました。火山灰で栄養不足なのか小さな株が多かった。

楢木山

10:43 楢木山(ナラキヤマ)は平たん過ぎて頂上とは思えない。

沼田場

11:03 コース上にはイノシシの沼田場(ヌタバ)と思しき凹みが多数ありました。毛の跡が生々しく見てとれた。

ヅナ峠

11:09 富士スピードウエイへの分岐

三国山

11:24 今日の目的地、三国山山頂、樹木に覆われ眺望は望めない山頂です。ただ森林浴には十分です。「熊が出る」看板を見た後に熊を見たことがないが「怖いもの見たさ」は有る。W

三国峠

11:44 三国山を北東側に下り、県道730号線(山梨県)を横切って明神山登山道に入ります。730号線この先(静岡県)で147号線に変わりますが1.5kmほどは神奈川県で神奈川県と静岡県境には明神峠があります。

明神山

12:08 20分ほど登ると明神山に到着します。この山はカヤトになっていて西側が開け、晴れていれば最高の富士山が望める場所です。

眺望なし

12:11 全周霧が濃く視程は50m、富士さんは望むべくもなし。家からも見える富士山、執着の要無し。

昼食

12:21 コールマン・ストーブ不調につき「コンビニおにぎり」の昼食、あんパンは欠かせない。

山中諏訪神社奥宮

13:00 食後に山頂にある諏訪神社参拝、奥にハイカーが映っていますが下の駐車場から登ったと思われる。下山開始、視界はやや良くなってきた。

山中湖俯瞰

13:14 山中湖が見えてきた。視程4km、湖の向こうに忍野八海が見えるはず。

パノラマ台

13:24 パノラマ台駐車場通過、しばらく県道730号線を歩きます。軽ワゴン車で野外炊飯をする人もありました。

バス停へ

13:45 県道730号線にある標識に従って左に折れ、「山中湖交流プラザきらら」に向います。

R413号選上のバス停

13:47 国道413号線にあるバス停に到着するもバスを待つ時間が30分もあるので最後まで歩くことにしました。

無料駐車場

14:30 40分ほど歩いて漸く出発点の駐車場に到着、ささっとザックを片付けて温泉に向かいます。

天恵

14:55 旭が丘交差点から国道138号線を篭坂峠に登り、一気に須走りまで下って温泉施設「天恵」に到着、疲れた体を癒して帰途につきました。18:00前に帰宅できました。


フジアザミ

 明神山頂上で見たキク科の多年草「フジアザミ」です。日本産のアザミ類では最大であり、環境によっては50cmにもなり、色も白、紫などが見られます。富士山の火山灰が降り積もった砂礫地に多く見られます。今回の登山も珍しいフジアザミの群生地を見るという目的でしたが、目論見ははずれ枯れた花ばかりでした。


日光白根山登山報告(ヨメナ) CMT DISAPVL、9/21 JGG 30'53"/5KM

2016-09-22 00:01:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。筆者は昨年の12月に眼底に出血が認められジョギング(JGG)を控えてきましたが、東京マラソン2017に当選したため完治はしていませんが、走り始めました。2017年2月28日まで5か月余りの期間でフルマラソン42.195kmを走りきれるよう頑張りたいと思います。久しぶりのジョギングは30分53秒でしたがこのペースで持久力を付けたいと考えています。
JGG再開

 あまり他人の事、他国の事をとやかく言うまいと思っては居るのですが、テレビなどでも外国人から言いたい放題言われ、黙って耐えている日本人に腹が立ってきました。事なかれ主義なのか、個人主義なのか良く判りませんが、黙っていては誤解を招くばかりです。自分達の意思をしっかり伝えられる国民になりましょう。最近高齢者に自虐史観によるとみられる「国家意識の欠如」を感じます。オリンピックで応援する時だけは僅か乍ら国家意識が芽生えるようですが、日頃から自分達の国土と文化を護っていくために「高い国家意識」を持って過ごしたいものです。現状ではいつか北朝鮮や中国の核攻撃を受ける事になるかもしれません。核ミサイル攻撃をされた場合、その発射基地を叩くことができるようにしておかなければ日本は間違いなく滅びます。他国を侵略する事は絶対に有ってはなりませんが、ミサイル攻撃をした相手国の発射基地を叩く事さえも一切できないわが国の現状を憂いています。アメリカが護ってくれると言うのは幻想でしかありません。

 9月の登山(17日)は関東地方以北では最高峰となる日光白根山(2578m)でした。深田久弥の日本百名山に名を連ねる素晴らしい眺めでした。ロープウエイの駅が有る2000m地点から登山道に入り同地点に戻るまでの所要時間は7時間(起点は駐車場)、標高差;578m、歩行距離:5.5kmの山行でした。

日光白根山登山ルート

 いつものようにピンク色が登りのルート、ブルーが下りのルートです。大日如来分岐から直進し岩稜を登るバリエーション・ルートも有るようですが今回は南側に回り込んで南稜を登りました。森林限界を超えると砂と岩の山に変身します。

丸沼高原駐車場

08:15 丸沼高原スキー場の駐車場に到着、この辺り一帯は日本製紙株式会社の菅沼社有林内にありスキー場、白根山ロープウエー、ハイキングコース、キャンプ場などが一体化して運営されている様です。

丸沼高原スキー場

08:20 丸沼高原スキー場のセンターハウスですがロープウエイのチケット売り場を兼ねています。ブルーシートが置いてある施設は改装中の入浴施設です。

ロープウエイから

08:37 待つことなく8人乗りのゴンドラに乗って頂上駅に向かいます。全長2500m、標高差600mを15分で結びます。料金は片道1100円、往復2000円です。

山頂駅広場

08:51 ロープウエイ頂上駅前の広場(標高2000m)から望んだ日光白根山(活火山)の全景です。岩の裂け目が大きく、三ツ頭のようにも見えます。西側から望んでいるので裾(森林帯)を回り込んで右側の稜線(南稜)を登ります。

キレンゲショウマ

 登山道の脇に咲いていた葉の形がアカメガシワに似ているユキノシタ科の多年草「キレンゲショウマ」(黄蓮華升麻)です。日本原産で絶滅危惧種に指定されています。

登山口

09:04 登山開始、登山口を入って左側に二荒山神社が有り、正面を進むとゲートが有ります。

二荒山神社

09:05 二荒山神社にお参りしてから入山します。

平坦道

09:05 ゲートを潜ってしばらくは平坦な散策路を進みます。道が広く散策者が多さを感じます。

血の池地獄分岐

09:21 血の池地獄分岐、ここに至る前に不動岩が有ったのですが、撮影を忘れてしまいました。W

大日如来付近

09:27 この辺りに「大日如来」が有った筈ですが、見過ごしました。(汗)次の⑤ポイントは七色平分岐です。

七色平分岐

09:35 七色平分岐です。右の白根山方面に向かいます。左に入った所に避難小屋が有ります。

地獄ナギ

09:47 「地獄ナギ」、大岩がごろごろ転がっている沢筋で昔は落石などで危険な登山道だったと思われる。広辞苑によればナギ(薙)とは「山で、薙ぎ落とした様に崩れた地点」だそうです。

見晴らしの良い尾根

10:35 見晴らしの良い尾根で一服、この辺りから暫く南西斜面を急登し、その後南稜の急登に変わります。

直線的な急登

10:35 長い直線的なゴーロを登りきると森林限界に出ます。

森林限界

10:43 森林限界を超えると正面やや左に頂上付近の岩場が見えてきます。前方のコルを目指し、ザレ場を登ります。

噴火口?

11:20 稜線に出ると水が枯れた池の様な場所を右に見てピークを目指します。

最初のピーク

11:23 最初のピークから日光白根山の頂上を望んでいます。流石に百名山、頂上には登山者が多かったです。一旦、風の無い窪地に下ります。

食事

11:49 下った所が凹部になっていて、風がないので此処で食事を摂る事にしました。「マルタイ棒ラーメン」とコンビニで購入した群馬県特産「コンニャクの刺身」にケーキ及びコーンスープです。ラーメンにはコンビニ野菜がたっぷり入っています。

日光白根山頂上

12:24 昼食後、岩場を登り日光白根山頂上(2578m)に立ちます。

五色沼

12:27 北東方向のルンゼを下った所に五色沼が見えます。このルートは落石が多く、バリエーション・ルートで普通の登山者は登れません。

男体山

12:33 南東方向には男体山と中善寺湖が見えています。その向こうに華厳の滝、イロハ坂が有る筈です。

燧ヶ岳

12:37 手前が弥陀ヶ池、正面中央が丸沼、右下が弥陀ヶ池、遠くに見える富士山の様な双耳峰(紫安嵓と俎嵓)は燧ケ岳(2356m)です。

ルンゼ

12:49 弥陀ヶ池ルートのルンゼを沢山の登山者が下りてきます。登山歴の浅い女性などが居ると渋滞します。この日も我々の前にお年を召した山ガールがおられて大渋滞でした。

弥陀ヶ池分岐

13:18 この先の凹地が弥陀ヶ池です。渋滞で遅れていたのでパスして先を急ぎます。(左折)

七色平分岐

13:54 七色平分岐です。ここは右折して六地蔵方面に向かいます。

座禅山分岐135

13:59 地点番号⑦は座禅山分岐です。

血の池地獄分岐

14:16 自然散策コース入り口

散策コース案内図

14:23 地点番号⑩に有った案内図、この後11~14、2、1を経て山頂駅に戻ります。

六地蔵

14:25 六地蔵にお詣り後展望の良い場所に移動します。

六根清浄

六地蔵と六根清浄の関係が記されています。修験道の六根清浄は六地蔵とも縁が深そうです。

ゲレンデからの展望

14:34 スキー場最上部からセンターハウス方面を俯瞰しています。駐車場は左手の山の陰になって半分だけ見えています。

登り返し

14:37 せっかく降りてきたと思ったら、30mほど登り返す事になりました。

登山口ゲート

14:49 常時閉鎖されているゲート、左が日光白根山、右が山頂駅です。

山頂駅前広場

14:51 山頂駅前広場に戻りました。正面の建物が茶屋で右端の建物が山頂駅です。

降下

14:53 ロープウエイでセンターハウスに降下します。サイドにスキーを格納するポケットを装備しています。8名乗りです。

夏スキー?

15:11 若者が夏スキーを楽しんだようです。10名ほどのグループなので大学のスキー部かも。

ゲレンデ

15:11 ゲレンデを見ると、雪と変わらないスピードで滑っていました。それにしても写真がボケ過ぎです。

さようなら

15:16 駐車場に戻り、さっさと靴を履き替えて温泉に向かいます。右奥に展望が良かったゲレンデ最上部が見えています。ここを左折し、一般道を薬師乃湯まで下ります。

薬師乃湯

15:31 白根温泉薬師乃湯に到着、16:30まで温泉でつかれを癒します。土産が置いていなかったのが不思議です。800円也、丸沼高原スキー場の温泉がオープンしていればここに来ることも無かったと思います。あとは一目散に横浜に帰るのみです。東名大和トンネルが普段よりはスムーズで20:30頃の帰宅となりました。久しぶりに好天に恵まれた登山になりました。良かったー。来月は山梨県か長野県の山になりそうです。

ヨメナ

 丸沼高原スキー場の駐車場(標高1400m)付近に咲いていたキク科の多年草「ヨメナ」(嫁菜)です。関東の山間部に咲くものを「カントウヨメナ」、西日本に繁殖し葉に厚みと光沢のあるものを「ヨメナ」としている様です。春の野に咲くハルジオン、ヒメジョオンに似ていますが、こちらは紫色です。また、ミヤコワスレは紫が強く花弁も丸めです。原産地は日本


東京マラソン2017抽選結果(ハナセンナ) CMT DISAPVL、JGG SUSPENDED

2016-09-19 00:56:08 | 登山&マラソン

 お早うございます。先ごろブラウザをGoogole chromeからInternet explorerに変えましたが操作感がイマイチで先週末に登った日光白根山の写真整理が思うように進まない状況が続いています。また、ブラウザ変更の過程でPCの初期化(ドキュメントファイルは保持)したのですが、メールアドレスがクリアされたようで知人へのメール送信が不可能になっています。心当たりの方はメールを送信して頂けたら幸いです。

 先週末には”良い事”も有りました。8月初旬に応募した「東京マラソン2017」が「当選」したと言う連絡を受け取りました。従って来年2月28日に行われる「東京マラソン2017」ですが、12.2倍と言う倍率を乗り越え、新コース42.195走れることになりました。あと4ヶ月後になりますが、中断していた練習を再開しようと考えています。9年ぶり、まさかの当選で戸惑いもありますが、最後のマラソンを有終の美(5.0~5.5時間)で飾りたいものです。W

東京マラソン抽選結果 


ハナセンナ

  昨年、短く剪定したマメ科の半耐寒性落葉低木「ハナセンナ」です。この時期、サルスベリと共に庭を明るくしてくれています。カッシア属なので別名を「カッシア」とも言い、流通名「アンデスの乙女」で売られています。昼に花を開き夜間は花も葉も閉じるのが特徴です。晩秋にはサヤエンドウのような実を付けます。それを鉢に撒いておくと6月ごろには旺盛に芽を出してくれます。似た種類に「小葉のセンナ」がありますが、葉っぱが丸めです。原産地はブラジル、アルゼンチンです。


赤岳登山報告(トリカブト) CMT APVL、JGG SUSPENDED

2016-08-28 21:29:45 | 登山&マラソン

長いので暇なときにぼちぼち読んで頂ければ幸いです。


 お早うございます。昭和26年以来と言う台風10号の奇妙な動きに翻弄された1習慣でした。東北地方北部と北海道に洪水などの被害が発生、大変お気の毒です。「米、野菜、果物が高騰するのでは」との心配も有ります。台風10号の動きが65年前と似ているとされますが、自然を相手にした河川対策はダムと堤防建設しかないようです。築地市場移転に伴う利権が囁かれる中、「やっぱり土建屋が頼り?」と複雑です。

 8月26日(金)、南八ケ岳連峰の主峰「赤岳」(2899.2m)に登ってきました。赤岳は各地に存在し北海道大雪山系(2078m)、八雲町(531m)、上ノ国町(719m)、静岡県(1055m)、岐阜県飛騨山脈(2416m)、岡山県岡山市(331m)などにも有ります。

 一日目は八ケ岳山荘駐車場から南沢、行者小屋経由地蔵尾根を登り、赤岳展望荘まで所要時間:6時間、歩行距離:10.0km、標高差:1237mの登山でした。

 二日目は赤岳展望荘から赤岳、中岳、阿弥陀岳(ピストン)に登り、行者小屋経由で駐車場に戻りました。所要時間:7時間、歩行距離:11.5km、標高差:1397mの山行(下山)でした。

※関連登山:2014年8月24日の硫黄岳登山報告

寒川からの富士山

05:30 圏央道、寒川付近を北上中、相模川に架かる神川橋越しに富士山を望みます。右は大山山麗です。高尾ICから中央高速に乗り、小淵沢ICで降ります。

赤岳登山マップ

 八ケ岳山荘(駐車場)から美濃戸登山口までの林道歩き(1時間10分)は省いています。赤岳までのピンクが登山ルートでブルーが下山ルートです。阿弥陀岳はピストンでした。点線は過去に2回登り天候不良で撤退したルートです。

美濃戸山荘駐車場

08:15 美濃戸山荘駐車場到着(料金:500円)、体操をし登山計画書(登山届)を提出します。

出発

08:30 赤岳山荘前を出発、林道を歩いて美濃戸山荘に向かいます。林道は昔に比べると凸凹が少なく、二輪駆動車でも登れるように整備されています。

赤岳を望む

09:30 ゆっくり歩いて1時間半、美濃戸付近から見えた赤岳です。

南沢登山口

09:42 美濃戸山荘付近(1720m)の南沢登山口から登山道に入ります。左の林道は赤岳鉱泉への北沢ルートに接続しています。

南八ケ岳ガイドマップ

 南沢登山道入り口に設置してあった南八ケ岳周辺案内図です。

砂防ダム

09:44 登山道に入って直ぐに砂防ダムの左を超えて右折し、右岸を登ります。

最初の橋

09:50 木造の橋を左岸に渡ります。

二番目の橋

10:01 何度か渡渉(浅い川を渡る)した後、二番目の橋を左岸に渡ります。この先に若干の急登が有ります。

小さな滝

11:00 小さな滝を左に見て苔むす森の道に入ります。水が豊富な八ケ岳特有の登山道です。

モレーン?

11:26 山が崩れて土砂が堆積し、モレーン状になった台地を歩きます。両サイドが小さな谷になっています。

沢道

11:48 この辺りから行者小屋までは枯れた沢を登ります。ザレた小石が多いですが歩きやすい。

ヘリポート

12:12 河原を均(なら)して作った行者小屋のヘリポートです。荷物の搬入と救急用に使用されると思われます。しかし小屋には広いテント場が有ってヘリコプターによる荷物搬入は行えるはずです。風向きなどによって搬入場所を変えるのかもしれません。そろそろ昼飯時なのですが・・・

突き当りが行者小屋

12:16 ヘリポートを過ぎると寺社の参道を思わせる直線の道を歩きます。突き当りに行者小屋が見えてきます。

テント場

12:21 小高い丘に上がると右手にテント場が目に入ります。(テント場は一人1泊1,000円)ここを奥に進むと文三郎尾根から赤岳に通じています。

行者小屋

12:21 金曜日の昼時ですが登山者はごらんのとおり、流石に人気の登山道です。向うの山を越えたあたりに北沢ルートの赤岳鉱泉が有ります。南沢を登り、赤岳鉱泉が有る北沢ルートを下る登山者も多い。おにぎりとパンで昼食を済ませまた。右上に見えるピナクルは「大同心」と言います。標高は2350mです。

地蔵尾根登山口

13:03 行者小屋の右手から地蔵尾根登山道に入ります。岩稜地帯を登り始めると見晴らしの良い尾根で地蔵様が登山者を迎えてくれます。

長い階段

13:31 ハシゴと言うより階段に近い手摺りのある階段を登ります。

地蔵尾根

13:59 赤い岩肌が目立つ尾根を登ります。はしごとくさり場の連続です。石は鉄分を含んで赤くなり脆(もろ)いのでホールドとしては信頼度が低い。

下の地蔵

14:08 見晴らしの良いリッジ(2600m)に出ると座ったお地蔵さまが迎えてくれます。お詣りさせて頂きました。岩が脆く、崩れるのを防ぐ為に蛇籠に石を詰め鉄骨で止めています。

地蔵尾根分岐

14:27 稜線に出たところが「赤岩の頭分岐」です。右が赤岳展望荘方面、左が横岳、硫黄岳方面です。ここにも地蔵さんが見守ってくれています。

野辺山


14:33 赤岳展望荘から東側を見下ろすと野辺山方面がかろうじて見えました。右端が清里高原です。

赤岳展望小屋

14:36 地蔵の頭から小ピークを登ると平坦な稜線を200mほど南下した場所に有る「赤岳展望荘」2739m)です。この時点では赤岳は見えませんでした。

顔を見せた赤岳

16:10 一時的に霧が晴れて赤岳が顔を見せくれました。明日は赤岳から中岳、阿弥陀岳(見えない)に登ります。

夕食

17:15 赤岳展望荘の夕食です。バイキング形式ですが少々遠慮したかもしれません。W 宿泊者は50名ほどだったと思われますが交代で食べます。チェックイン時に受け取ったコップ(マジックで名前を記入)の色で呼ばれます。筆者のコップは青、他に緑、青、ピンク、黄色などが有ります。チェックアウトまでほうじ茶、コーヒーなどが自由に飲めます。ハッポウスチロールの食器ですが料理は〇でした。

五右衛門風呂

 山小屋では珍しい直径2mの五右衛門風呂です。大人6人が余裕で入れます。男女交代制です。
女性:14:00~15:20 及び 18:30~19:20
男性:15:30~16:50 及び 19:30~20:20 となっています。石鹸などは使用できませんが流し湯としてシャワーが使えます。感激の五右衛門風呂でした。

日の出

0516 食事前に東の空を観察、頂上は厚い雲に覆われ、この朝焼けの隙間もすぐになくなりました。残念!

朝食

05:15からの朝食もバイキング、ご飯はお代わりしました。

赤岳頂上へ

05:53 雨が心配されるので少々早めに山小屋を出発、頂上はおろか下界も全く見えません。トホホホ 県界尾根と言うのは長野県と山梨県との県境を指しています。この道は清里高原に下山できます。

ニホンカモシカ

05:58 登り始めて直ぐ、ニホンカモシカに遭遇、登山者の目など物ともせず、高山植物を食べまくっていました。体毛が濡れて毛羽立っています。

赤岳から北方を望む

06:07 小屋を出て15分、振り返ると北方の尾根がクリアに見えました。サイの角の様な「大同心」が見えていますが壁は垂直です。

赤岳頂上小屋

06:33(推定)赤岳頂上山荘に到着、左の尾根を下ると前出の県界尾根、小屋の右手に見える山頂に向かいます。実はこの辺りから30分ほど画像が残っていません。原因はデジカメを腰のケースに入れる際にモードスイッチがケースに当たり別のポジションになっていたと思われます。この問題は今までにも起きていたのですが放置していました。次回はモードスイッチをテープで動かないようにする対策をするつもりです。写真はGoogle earthのストリートビューからのコピーです。

頂上小屋から山頂を望む

06:37(推定)小屋の横を通り、赤岳山頂に向かいます。距離は100mほどだったと思います。実際は霧で何も見えませんでした。From:Google earthのストリートビュー

赤岳山頂

06:40(推定)赤岳山頂の模様です。岩だらけで狭く人通りも多いので食事は山荘側が良いと思います。Google earthのストリートビュー

はしご下

06:45(推定)山頂直下のハシゴを下りると長い岩場とザレ場のクサリ場がキレット・権現岳分岐まで続きます。Google earthのストリートビュー

キレット・権現岳分岐

07:02 頂上から15分は岩場の連続でハシゴ、くさり場が続きます。

文三郎尾根分岐からの中岳

07:09 キレット分岐を過ぎると正面に中岳が見えてきます。右下に見えるポールは「文三郎尾根分岐」です。

晴れていれば

Google earthのストリートビューによる画像です。

文三郎尾根分岐

07:13 文三郎尾根分岐(ほぼ中岳と同じ2700m)です。悪天候時は岩場が無い中岳を経由したほうが安全です。

中岳表記ミス?

07:42 標高2700mの中岳山頂です。国土地理院地図をはじめ各種地図上では「八つが岳」と表記されているのが不思議です。左上のウインドウ内、赤い↑の先に「八ケ岳」と表記されています。

中岳のコル

07:54 中岳と阿弥陀岳の鞍部が「中岳のコル」(2634m)です。ここにザックをデポして阿弥陀岳を往復します。右に折れると行者小屋に下れます。

阿弥陀岳山頂

08:23 30分足らずで阿弥陀岳山頂(2805m)到着、山頂からは「御小屋尾根」、「中央崚」、「南稜」ルートが有ります。御小屋とは有名な「御柱祭」に使用する木材を伐採する人達が利用する神聖な小屋が有った事から付けられたようです。

山ガール

08:43 阿弥陀岳下山後の中岳のコル(2634m)、赤岳山頂で写真撮影をお願いした山ガール、我々より5分遅れで降りてきました。阿弥陀岳はガレ場が多く安全重視登山を心掛けたのでしょう。それにしても写真がボケボケです。雨がポツポツ降り出しています。

雨

09:16 09:00頃から雨が本降りとなり、雨着を着用しての下山になりました。この先でハプニング、足元ばかり見て歩いていたところ、倒木にゴツンし、2、3歩後ずさりし、尻餅をついてしまいました。また、雨着着用時はフードを2、3cm畳むなど視界を確保する為の調整が必要です。

文三郎尾根分岐

09:26 文三郎尾根登山道との合流点、右の登山道が文三郎道です。赤岳へはこのルートが一番早く登れます。

テント場に戻る

09:35 小川と化した登山道を下るとテント場(標高2350m)が見えてきます。この雨でも行者小屋の軒下には30名近くの登山者が居ました。雨対策にポンチョを被った登山者も数名おりましたが、岩登りにポンチョは適さないように思います。それにしても雨のテント泊はテントが重くなって悲惨です。

雨中の登山者

10:13 登山道が川になるほどの雨でしたが、土曜日とあって、登山者が引きも切らず登ってきます。その数は50名以上、テントを背負った女性もいました。八ヶ岳人気恐るべし。

2番目の橋

11:32 登山時に二番目の橋と呼んだ橋を渡ります。ここまで来れば登山口のある美濃戸山荘までは15分です。

登山口

11:48 50名で驚いていてはいけません。まだまだ増えるようです。ここにもツアー客らしいIDカードを付けた30名ほどの登山者が居ました。(標高1720m)

パスタを茹でる

11:59 美濃戸山荘前の岩の上でクッキングです。大きい方のコッヘルでお湯を沸かし、1.4mmパスタとカルボナーラの素を茹でています。標高1720mでも沸騰は早く、火力調整弁不具合で泡消しに苦労しました。鍋を持って上下させると火力が調整できることは後で気付きました。W

カルボラーナ完成

12:07 カルボナーラの完成です。デザートの梨も美味しかった。庇(ひさし)になっている木の葉から滴る雨粒に味が付いていたかもです。W

登山終了

13:00 小雨の中を八ケ岳山荘駐車場に戻り、三度目のトライで漸く赤岳登山を達成した喜びを噛みしめました。 リーダーのTさんそして年長者のIさん、またよろしくお願いいたします。

役目が済んだ五右衛門風呂

13:13 登山時に駐車スペース横に有った大きな釜(φ1.5m)はこの山荘と同系列の赤岳展望荘で五右衛門風呂に使用されていたものと推測しています。大小二つあるので女性用、男性用だったのかも。

温泉入り口

13:42 登山客でにぎわう延命の湯(料金は820円)到着、入浴後付近の道の駅で「蜂の子漬け」を見つけましたが高さが7cmほどの瓶詰(内容量は3cm)が1720円で売られていました。羽が付いている者も有り、買えませんでした。(汗)

トリカブト

 八ケ岳山荘付近で見かけたキンポウゲ科の多年草「トリカブト」です。大きいもので丈が1mになりますがここのトリカブトは倒れてしまっています。花の形が舞楽で使用する鳳凰の頭を模した兜に似ているので「鳥兜」になったようです。根を乾燥させたものには毒性があります。反面昔から薬草としても使用されます。春先の二輪草などに良く似ています。全体的に毒性があり、山菜と間違って食べて事故になる事も多いので注意が必要です。クジラなど猟をするときの毒矢にも使用されてきました。原産地は中国です。写真では葉っぱの位置が左側になりますが茎が右側に倒れこんでいます。


東京マラソン-エントリー(ミソハギ) CMT DISAPVL、JGG SUSPENDED

2016-08-08 17:16:01 | 登山&マラソン

こんにちは。登山の後遺症もすっかり消え(3日後には回復)、通常どおり働いています。しかし、体力、気力の衰えは着実に進んでいる様です。先日は太陽の中に入った赤信号に気づかず突っ込んでしまいました。危なかったです。多分1、2秒にせよ筆者のCPU(Central Processing Unit)が一時的にFault stopしたものと思われ、真剣に受け止めています。次回の人間ドックは「脳ドック」も考えざるを得なくなりました。

 そんな折、8月1日には性懲りもなく「東京マラソン2017」にエントリーしました。応募締め切りは8月31日、毎年応募者多数の為抽選が行われますが、昨年の倍率は11.3倍でした。9月中旬に抽選の結果が発表になります。我もと思われる方は応募をご検討ください。

実 施 日 :2017.02.26(日)
応募人数:35,500人
参 加 料 :10,800円(国内)、12,800円(国外)
制限時間:6時間40分(一般)
スタート  :09:00 

 東京マラソン2017はコースが変更になります。ゴールが東京ビックサイトから東京駅と皇居を結ぶ「行幸通り」に変更されました。終了後に早く帰宅できるので助かります。

新コース

 スタートは例年の通り東京都庁舎前をスタート後日本橋、茅場町、浅草、富岡町を回り日本橋に戻り銀座4丁目に南下、更に有楽町から品川区高輪まで下って折り返し、皇居前の行幸通りにゴールするコースになっています。以前より大きな橋が少ないのでトップランナーのタイムは2時間6分台が期待できそうです。

ミソハギ

 絶滅危惧種に指定されている地域があるとは信じがたいほどに蔓延るミソハギ科の多年草「ミソハギ」です。別名「盆花」と言い、旧暦のお盆のときにミソハギの枝を水に浸して、仏前の供物に禊ぎ(みそぎ)をした事から「ミソギハギ」になり、「ミソハギ」に変化したようです。近縁に茎に毛が生えている「エゾミソハギ」が有りますが背丈が高く大型です。原産国は日本及び東アジアとなっています。また、繁殖は挿し木、株分けです。「ながれの岸のみそはぎは、誰も知らない花でした。ながれの水ははるばると、とおくの海へゆきました。大きな、大きな、大海で、小さな、小さな、一しずく、誰も、知らないみそはぎを、いつもおもって居りました。それは、さみしいみそはぎの、花からこぼれた露でした。」山口県長門市出身の詩人、金子みすずはミソハギをこのように感じていたようです。


水平歩道山行報告PART-2(オオウバユリ) CMT DISAPVL、JGG SUSPENDED

2016-08-02 11:56:13 | 登山&マラソン

 東京都知事選挙が吹っ飛んでしまうような障害者施設での事件でしたが、「何故障害者が被害者にならなければならなかったのか」との疑問が飛び交っています。一言でいえば「容疑者が弱虫だった」からだと思えてなりません。強い者の中では生きられず、弱い人達の中に飛び込んでしまった事が事件の引き金になったのかもしれません。家庭環境も含め、もう少し荒波にもまれた人生の方が彼にとって有益であったように思います。父親が小学校教諭と言う家庭に育った様ですが、人はぬるま湯に浸かっていては成長しないような気がします。

剣岳縦走計画

 今年の夏山登山は欅平から阿曽原温泉、池の平小屋、剣岳、剣沢、室堂(ピンクからグリーンを4日間)を経て長野県大町側に抜ける過激なコースを選びましたが装備の重さと体調不良により、27kmの工程のうち11km(ピンク色)で降参となってしまいました。計画を練り直して再挑戦したいと考えています。室堂から欅平は下り基調となりますが、反対の欅平からは登りがきついので間違いなく難儀しそうです。大きな楽しみは残しておくことにいたします。 同じ道を引き返しますが違った角度から見るので多少の変化が有ります。

※日本海に流れ込む黒部川を境にし、東が大善町、西側が黒部市です。

タカネマンネングサ

 阿曽原温泉小屋付近で見かけたベンケイソウ科の多年草「タカネマンネングサ」です。マンネングサは黄色い星形の小さな花とマツバギクの様な細葉が特徴ですがタカネマンネングサは光沢が有る厚めで楕円形の葉を持っています。

朝食

05:12 朝食は前日に食べられなかった「ウメおにぎり」をおかゆ状にし、スプーン2杯の
チアシード混ぜています。昨日の「トマト入り冷やしそうめん」同様、荒れた胃腸にすんなり受け入れられました。

Departure

06:11 阿曽原温泉小屋テント場を離れます。堺市から来られた隣の4人パーティは06:30に発つそうですが、追い越されるのは間違いありません。

ミヤマシャジン

 キキョウ科の多年草「ミヤマシャジン」です。基本種はヒメシャジンとされていますが明白な違いは判りません。

水場

07:16 ほぼ1時間歩くと大滝のある沢の手前の水場に到着、冷たい水をタオルにたっぷり含ませます。

タカネコンギク

 水平歩道の道端に咲いていたキク科の多年草「タカネコンギク」(高嶺紺菊)です。薄い紺色なのですが、光の関係で白く見えています。

ファースト・マムシ

 水場など湿地が大好きなマムシですが、昼は乾いた登山道、岩の上などで”日向ぼっこ”をしている事が多いです。とぐろを巻いていたのですが、📷を出すと逃げていきました。

ビバーク跡

09:22 折尾谷の砂防ダム・トンネルを超え、ビバーク跡を通過します。ここでビバークに至った経緯を振り返ってみます。阿曽原温泉小屋まで1.5時間ほどの所で谷下から遭難信号(サイレン?)の様な音が聞こえ始め、折尾谷まで1.5時間ほど戻ったわけですが、この朝、付近で登山道を補修している方と合い、不思議な音について確認したところ「ニホンシカの警戒声だよ」と言う事でした。you-tubeを見て、なるほどと思いました。狐に騙されたような思いです。

マムシ2

 本日2回目の遭遇、周囲をマムシに囲まれてビバークしていた事を考えるとゾッとします。暗闇の中、素足で草履履き、砂防ダムで食器洗い、洗濯までしていました。噛まれなくてよかったー。マムシの特徴は三角頭に「ずんぐりむっくり」の身体(胴長?)そして連続した銭型模様です。

岩棚

10:30 ここは岩を削っても岩がもろいので木製足場を組んでいます。大太鼓は間もなくです。右下に黒部川が流れていますが向う側の開けた方向が日本海になります。

ストック

10:33 思いザックに雑木の棒2本、これが結構役に立ちました。谷側にフラッと行かないように左手はワイヤー、右手に持った雑木のストックを谷側に添えるようにして歩きます。そこまでやるかって? 小心者かも。W

難所

10:35 標高差300m、こんなところによくも歩道を作ったものです。毎年の整備は大変だと思います。関係者のご苦労に感謝です。関西電力さん、有難う。ここを歩くのが一つの夢でした。W

仕合谷トンネル

10:50 右の谷が仕合谷です。スラブ状の岩場で通過が危険なので地下に250mほどのトンネルを掘っています。

仕合谷

10:51 仕合谷案内標識です。残り半分を切りました。ヘッドランプはスポットとワイドの照射方向切り替え式が良いと思います。

今来た道

11:00 対岸の今来た道を眺めます。食事は行動食とし、チョコレートとフルグラ、今朝テント場でポットに準備したコーヒーです。

ここにも

11:06 もう直ぐ短いトンネル、ここでもマムシを見かけました。一匹は
敬遠され撮影が間に合わなかったので合計では4匹のマムシに遭遇しています。普通1匹見るか見ないかなので今回は異常に多い。

ハクサンオミナエシ

 切り通しを超えると林の斜面にオミナエシ科の多年草「ハクサンオミナエシ」が咲いていました。「コキンレイカ」と言う別名が有ります。この付近で座り込んでいる時、4人パーティに追い越されています。随分頑張ったと思います。W

短いトンネル

11:29 岩尾根の先端部に掘られた短いトンネルです。長さは20mほどでライト無しでも通過できます。

トンネル

12:04 シジミ谷を過ぎると下山時最後の短いトンネルに差し掛かりました。仕合谷とシジミ谷の間はギザギザの小さな沢が続きます。

水場

12:59 小さな水場、カップで水を救いタオルを湿します。 この先も油断はできません。

水平歩道は続く

13:18 欅谷を超えると送電線が下に見えます。右の谷底に欅平駅があります。

欅平上部

13:24 欅平駅まで1.3km、次の尾根には鉄塔があり、そこから先は350mの急降下が待っています。

阿曽原温泉分岐

13:48 7月23日の初日はここで熱中症が始まり、太ももに痙攣が発生しています。

展望台

13:49 登り時にはパスしてしまった欅平上部のパノラマ展望台(858m)から東方向の眺望です。中央奥には唐松岳(2696m)が見えています。黒部峡谷は手前右の谷で正面の谷は二つの分かれていて右が爺谷、左が婆谷とよばれています。トロッコ電車では有料の「パノラマ展望ツアー」も計画されています。(写真はネットから拝借しました。)

登山口

14:28 漸く登山口に戻ってきました。疲れました。食料の大半を阿曽原温泉小屋に置いてきましたが、それでも夜露に濡れたテントの重さも有って30kgは有ったと思います。真剣に軽量化を考えないと遭難に繋がりそうです。

かぎ裂き


 今回は最後まで悪い事が続きました。岩場でピッケルのヘッドを低くし、戻すのを忘れた為トロッコ電車に乗った時、ピッケルの石突で真新しいシートに8cmほどの”かぎ裂き”を作ってしまいました。弁償となると2万円以上にはなりそうですが、駅員さんに報告すると「大丈夫です。」と言う返事でした。関西電力さん申し訳ありませんでした。ごめんなさい。そして有難うございました。原発再稼働には賛成です。W 
 この日(25日)は北陸新幹線(12,710円)を利用し、20:30ごろ帰宅、即ベットに潜り込みました。W


オオウバユリ

 阿曽原温泉の露天風呂広場の茂みに1本だけ咲いていたユリ科の多年草「オオウバユリ」です。2mほどに育っていました。ユリ根の片を外して搗いた後、水を注いで2日ほど放置すると皮などの繊維分が浮いてそこに澱粉が溜まるそうです。花は10~20個ほど付けます。北アメリカ原産の帰化植物ですが、日本では本州中部から北海道に分布しています。


水平歩道山行報告PART 1(タカネバラ) CMT APVL、JGG SUSPENDED

2016-07-26 06:54:08 | 登山&マラソン

 お早うございます。私にとって真夏の最大イヴェントとなる筈だった今回の黒部方面での山行は熱中症の為に敢え無く頓挫してしまいました。原因は荷物の重さでした。山行中に合う人達の荷物の重量を聴くとテント泊でも15kgほどだと言います。「余計なものを持たない」、「軽い素材を選ぶ」が鉄則の様です。私の場合は山中で一週間は暮らせそうな荷物(32kg)でした。元気な時は軽く思えるのですが疲れてくると背負うのにも苦労します。W 

 7月22日19:30に家を発ち、22:30新宿バスタ発の富山行夜行バスで新黒部駅に移動しました。富山地方鉄道とトロッコ電車を利用して欅平に到着したのが23日08:49、09:00頃に登山開始、目的地到着は??:??時と言いたいところですが、問題が発生し途中でビバーク(Bivouac)する羽目になりました。今投稿では阿曽原温泉小屋までの往路を紹介いたします。総行程11.6km+アルファ、標高差は最初に350m登り、あとは文字通りの水平歩道歩きでした。

水平歩道

 欅平から欅谷上部の鉄塔まで350mを一気に登れば蜆谷、仕合谷、折尾谷、阿曽原谷上部間は水平歩道です。阿曽原谷に上部から阿曽原温泉までは100mを一気に下ります。

新宿駅前

20:14 新宿駅前道路、山手線は下を通っています。右が池袋方面、左が渋谷方面になります。左の建物が「バスタ
新宿」です。 

バスタ新宿

20:21 バスタ新宿到着、発車10分前にバスが到着します。

高速バス内

22:28 バスは定刻通り22:30に出発しました。ザックはデッキの下に搭載しました。因みにサブの運転手はデッキ下のスペースに潜り込んで仮眠します。右中央にトイレも有ります。

新黒部駅前

05:18 04:43黒部ICにて下車、一般道を徒歩で新黒部駅に移動します。

黒部峡谷鉄道

06:31 富山地方鉄道で宇奈月温泉駅に到着、黒部峡谷鉄道に乗り換えます。

トロッコ電車

07:31 軌間762mmの特殊狭軌上のトロッコ電車で登山口の欅平に向かいます。

宇奈月ダム

07:38 宇奈月ダムを上流から望んでいます。赤い橋を左に1.5kmほど進むと「とちの湯」が有ります。

新柳河原発電所

07:39 湖上に浮かぶ砦の様な建物は関西電力「新柳河原発電所」です。何故こんなところに?と疑問に思うかもしれませんが上流に有る「出し平ダム」から落とす水力で発電しています。大きなダムだと落差が大きいので自力発電可能ですが、落差が小さいダムは下流に建設した発電所に水を送る役目の様です。

猿橋

07:43 右のラインはダム建設で沢を渡れなくなった「お猿さん」の為に作ったワイヤーの「猿橋」です。人は渡れません。左の橋状のものは黒雛温泉から宇奈月温泉への送湯パイプです。

黒雛温泉

宇奈月温泉から上流には黒雛温泉、美山温泉、鐘釣温泉、名剣温泉があり、トロッコ電車で手軽に行く事が出来ます。

これ何?

08:05 殆ど線路と並行して作られた不思議な壁には穴が開いています。

冬期歩道

08:07 先の写真、壁の内部は道路になっています。「冬期歩道」と言い、冬期は鉄道が運休するのでこのトンネル内を歩いて各地の発電所などに作業員が移動します。この辺りの岩山は関西電力が掘った作業用トンネルと送水トンネルが入り乱れており、トンネルだらけです。一本の川にこれだけの発電所を作った会社も珍しい。大したもんです。W

欅平駅

08:49 標高600mの欅平駅のホームです。何故か降りてから改札口までかなりの距離をバックします。作業用に作った鉄道にお金がなるのですから、先達者には先見の明が有ったと言うべきです。

ビジターセンター

09:03 駅前に有るビジターセンター横から登山開始です。登山計画の提出場所は有りません。登山道ではなく関西電力の社内道と言った認識間も知れません。標識なども関電関連のものばかりで登山標識(道標)などは有りません。

急登

09:25 いきなり250mの急登です。32kgのザックの重さと夜行バスでの寝不足が祟り、展望台まで1時間を要してしまいました。この辺りから熱中症ぎみでした。

阿曽原温泉分岐

10:00 1時間後に250mを登り切り、奥のくぼ地に座り込んで行動食を食べましたが、水もおにぎりも美味しさを感じません。やはり、熱中症です。展望台はガイドに引率された観光客でいっぱいだったのでパスします。んん・・登山道って書いてある。W

水平歩道

11:24 岩棚の水平歩道らしくなってきました。ザックの最上部を点検し、引っかからないように気を付けます。

水場

11:34 欅谷(たぶん)の小さな水場に癒されますが、水はたっぷり担いでいるのでスルーします。

鉄塔脇

11:44 登山道らしくない鉄塔の右隅を通過します。

少トンネル

12:00 15mほどの短いトンネルを潜ります。

徐々に険しく

12:35 右壁のガイドラインに掴まり、足元に気を付けて進みます。ここは天井が高いです。

高い庇(ひさし)

13:08 いくつかの沢を超えると庇状の天空の道になります。ラインから手が離せません。

2番目のトンネル

13:11 二つ目の短いトンネルを潜ります。ここは細く危険な岩尾根に掘られています。

板状の岩

13:19 痩せた岩尾根を切り通しにした場所

仕合谷トンネル

13:32 岩壁で危険な仕合谷の下に250mほどの
トンネルを掘って谷を超えます。トンネル内は真っ暗でヘッドランプが必須です。場所により天井が低く腰を低くすることを要求されます。トンネル内右半分は地下水が流れています。半ばを過ぎると登りになったり左右に曲がっています。

トンネル出口付近

13:40 出口付近は登りになっていて地下水は少なくなります。

緊張

13:54 大太鼓といわれる最大の難所で恐怖感も増します。

大太鼓展望台

13:55 ここを曲がると大太鼓展望台です。道は狭いところで40cmしかありません。対岸の岩壁は奥鐘山西岸壁で日本でもトップクラスの岩壁です。

大太鼓展望台

13:58 最大の危険箇所で最高の撮影ポイントの様ですが、先を急ぐ事ばかりを考え、ゆっくり展望を楽しむ余裕は無かったです。W

ヤマアジサイ

危険個所を過ぎるとヤマアジサイを見つけてホッとします。

折尾谷

15:07 オリオ谷の両サイドにトンネルの入り口が見えます。天井が低く、泥水の中を歩きます。完全防水の登山靴が必要です。

大滝
15:22
オリオ谷を越えて10分ほど進むと大きな滝が見えてきます。見応えのある滝です。

ここの水は飲料になりそうです。

頭と首筋を徹底して冷やしました。

対岸には数名の人が認められ、こちらに向かっている様です。

追い越されても良いからゆっくり進むことにしました。






引き返し

16:49 この辺りで7.5時間を経過しました。あと1時間ほどで阿曽原温泉小屋ですが、先ほどから後ろの折尾谷方向から「ピューピュー・・・ピューピュー」と号笛によるアラーム、サイレンの様な音が聞こえ始めました。

 
 ここで年齢のせいか余計な事を考えてしまいました。先ほどの人が追い越して来ないのは何故か、先の笛は遭難信号か? それともこちらが迷ってしまったのか? 確認の為1.5時間かけてオリオ谷に戻りました。結果は異状なし。ところが日も暮れ、疲れたので、ビバークを決意をする羽目になりました。

ビバーク

18:15 疲れも頂点に達したので登山道上にテントを張り、ビバークする事にしました。夕食はフルグラ+チアシード自然から元気さんお勧め)とコーヒーで済ませました。相変わらず食欲は有りません。砂防ダムで選択をしたのち20:00寝袋に潜り込みましたが、満足な睡眠はとれませんでした。翌朝04:30頃阿曽原温泉から下って来た登山者に起こされました。W

ヤブコギ

07:02 05:30ごろにオリオ谷を出発、昨日の場所(はしご場)を超えるとやぶこぎ状態でした。

見えた

08:48 身体がきつくて休みながら最上部から100mほど下ると阿曽原温泉小屋とテント場が見えてきました。

テント場

08:55 テント場に到着、小屋まで登りテント場使用料金1200円を支払います。右はトイレです。

仙人ダムへの分岐

 阿曽原温泉小屋前に立てられた「仙人ダム分岐」です。雲切新道を超えてきた登山者の情報と体調を考え、この先の山行を断念しました。今日一日養生します。

テント設営

06:30 テント設営完了、早速露天風呂へ・・・

露天風呂

09:41 阿曽原温泉です。客は私一人なのでゆったりした気分で利用できました。奥のブルーシートのトンネルが源泉で女性の更衣室も兼ねています。男女の時間帯は状況により山小屋主人が決定します。

そうめん

11:36 入浴後、しばらく木陰で昼寝をし、山小屋に頼んでおいた「冷やしそうめん」を頂きました。750円だったと思います。胃が荒れていたので美味しかった。

独り占め

15:59 午後の昼寝のあと本日2回目の入浴、露天風呂は独り占めです。全周緑の山肌と黒部川の音に癒されます。

食材

16:47 夕食は棒ラーメン(二人分)と豚ロース生姜焼きです。安物のチーズ入りソーセージは美味しくなかった。

夕食

17:02 シジミスープを入れた棒ラーメンと豚ロース生姜焼き、流石に生姜焼きはプロの味でした。温泉と昼寝で体調も60%ほどに回復、明日は下山できそうです。予定下行程のうち2/3を残しての撤退になり残念至極です。来年チャンスが有ればリベンジしたいと思います。秋に行く余裕は有りません。トホホホ


タカネバラ
 
 早朝の黒部IC付近に咲いていたバラ科の落葉低木「タカネバラ」です。 日本固有の品種(Rosa nipponensis)で尾瀬から中部地方及び四国の一部の高山、亜高山帯に生育し6月~7月ごろにピンクの5弁花を咲かせます。雄蕊が開いたばかりで、一番きれいな状況だと思います。