夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

女、女、女。

2003年09月05日 | 映画(番外編:映画と邦題・字幕・台詞)
前述の『運命の女』以外にも
「なんとかの女」や「なになにの女」みたいなタイトルの多いこと!

トム・クルーズの元妻、ニコール・キッドマンが
悪女ぶりを発揮して話題になった『冷たい月を抱く女』(1993)。
大学に務める夫と美しい妻の幸せな家庭。
妻はある日激しい腹痛を訴えて病院へ運び込まれる。
夫の友人である外科医が執刀し、卵巣が摘出された。
その後、妻が妊娠していたことが判明、卵巣が正常であったこともわかり、
医療ミスとして夫は友人を訴える。

同じくキッドマンがやはりスゴイ悪女を演じて大きく株をあげた『誘う女』(1995)。
地方のテレビ局でお天気キャスターを務める女性が
ニュースキャスターになるために、
ありとあらゆる手を使って自分を売り込むブラックな作品。

レンタル店の「エロティック・サスペンス」の棚に配架されそうなのは
『噛む女』(1994)と『覗く女』(1995)。
前者は美しい女性の運転する車に当てられたオッサンが
ついつい同情してしまったことから破滅の道へ。
ジョン・トラヴォルタの妻、ケリー・プレストン主演。
後者は『危険な情事』(1987)の若いバージョン。
ほんの遊びのつもりの相手がストーカーに変身して……。
80年代に青春映画のトップ・アイドルだったモリー・リングウォルドが怖い。
2作品とも超B級と言わざるをえん。

『水曜日に抱かれる女』(1993)。
バツイチの売れっ子建築家は美女に出会う。
子どもにも恵まれ、幸せな日々を送っていた矢先、妻の隠された過去を知る。
さらには水曜日ごとに妻が浮気をしていると知った夫は妻を殴る。
ところがこのせいで、妻によって夫は精神異常者に仕立てられてしまう。

「なんたらな女」には
明るい話がひとつもないところがおもしろいですね。

ちなみに原題には「女」はまったく出てきません。
『誘う女』←“To Die For”
『冷たい月を抱く女』←“Malice”
『噛む女』←“Double Cross”
『覗く女』←“Malicious ”
『水曜日に抱かれる女』←“Dream Lover”となっています。

ついでに、『運命の女』の原題は“Unfaithful”でした。

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