電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

干し柿にするため渋柿の皮むきをする

2023年11月11日 06時00分40秒 | 週末農業・定年農業
11月9日、晴天を利用して、干し柿作りのための作業をしました。前日に収穫した「平核無(ひらたねなし)」柿のうち、渋抜きをするものは焼酎をつけて樽内のポリ袋にぎっしりと並べ、封をして1週間〜10日ほど置きます。これに対しT字形の枝をつけて切り取り収穫したものは、皮を剥いてヒモでつるして寒風に当て、干し柿にします。



作業小屋の南側、日当たりの良い屋根の下で、収穫したコンテナと剥いた皮を入れるバケツと椅子代わりのコンテナ、それに皮むき専用の小包丁と軍手、剥き終わった柿を並べる平コンテナを準備します。軍手は、皮むきでヌルヌルするため、手の汚れを防ぐのと、滑って刃物で手を怪我をするのを防ぐために用意するもので、必須です。



一昨年までは、亡母と妻と二人でこの作業をしていましたが、昨年は母が入院したために妻が一人でやってくれました。今年は妻と私と二人で作業します。ポカポカ陽気の下、ラジオを聞きながら作業を進めました。



ヘタの緑のところをできるだけ残さないように切り取る要領を覚えれば、皮むき作業それ事態は単純なものです。ただし、スピードは妻のほうがだんぜん速いです。私が100個を剥くあいだに妻は150個を剥いているというくらいの違いがあります。このあたりは、長年の熟練のワザでしょうか。柿の実の大きさは、摘果をした東〜南側の実は大きく、摘果できなかった西〜北側の実はてきめんに小さいです。少しの手間がずいぶんな差になってくることを、あらためて感じます。

あとは、ビニルひも1本あたり10個をぶら下げるように、縄のよじりをゆるめてT字を差し込み、柿をセットします。ひもの本数を数えて10倍すれば、干し柿の総数がわかるという勘定です。ぶら下げる前に、柿を熱湯の中をくぐらせて消毒し、ヒモで固定して柿のれん状にぶら下げていきます。いつもの晩秋の風景です。今年も無事にここまで来ました。



昨日は雨模様で、急に寒くなりました。今日はなお寒くなるようです。北海道や北東北、山間部などでは雪の予報も出ているようです。そろそろコタツを出さなければと算段しているところです。

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