電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

アンチェル/チェコ・フィルでドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を聴く

2019年09月15日 06時05分08秒 | -オーケストラ
ステレオ録音の初期である1960年前後の録音は、学生時代に主に各社の廉価盤LPでお世話になりました。しかしながら1968年にソ連によって制圧された「チェコ事件」の記憶も冷めやらぬ1970年代初頭、カレル・アンチェル(*1)とチェコ・フィルの録音は廉価盤シリーズに入ることもなく、さりとて学生の身分ではレギュラープライス盤を購入する財布の余裕もなく、モントゥーとロンドン響などと同様に、有名だけれど馴染みの薄いものでありました。その後1980年代に至り、たまたま入手したスメタナの「我が祖国」全曲録音をきっかけにして、これまで馴染みは薄かったけれど味わい深い演奏をする指揮者として印象深く記憶に残りました。

そして近年は、著作隣接権の保護期間が過ぎ、パブリック・ドメインの仲間入りをしたため、例えばモーツァルトの歌劇「魔笛」序曲(*2)の素晴らしさに目を開かされたように、アンチェルとチェコフィルの録音が気になります。では、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」ではどうだろう? 例によって、「クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label〜」からダウンロードして、意識的に、正面から聴きました。

YouTube にもありました。
Dvořák: Symphony No. 9, Ančerl & CzechPO (1961) ドヴォルザーク 交響曲第9番 アンチェル


うーむ、テンポといいきりっとした表現といい、ばっちり好みの範囲です。俗に「手垢にまみれた」通俗名曲扱いされることもある「新世界」ですが、緊張感と集中力に満ちた立派な演奏。聴いた後に、やっぱり名曲だなあとしみじみ痛感させられる、そういう演奏です。

(*1):カレル・アンチェル〜Wikipediaの解説
(*2):アンチェル/チェコフィルでモーツァルトの歌劇「魔笛」序曲を聴く〜「電網郊外散歩道」2018年12月
(*3):もっぱら親しんできた演奏は:ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年4月

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gooブログの「50の質問」に答えてみる

2019年09月14日 06時05分07秒 | ブログ運営
gooブログで、「50の質問」というキャンペーンを実施しているようです。gooブログができるだけ長く続くように、運営に協力しようと思い、私も答えてみます。

1. お名前は?     narkejp です。
2. 名前の由来は?   ある生物の学名です。
3. 出身地は?     山形県
4. 心の故郷は?    山形県
5. 住みたい場所は?  今、住んでいるところ
6. 今まで行った中で一番好きな場所は?  神戸かな。
7. 一番好きな食べ物は?  米(ご飯)
8. 得意料理は?    カレー、パスタ、乾焼茄子
9. 苦手な食べ物は?  特になし
10. 趣味は?     音楽、読書、散歩、パソコン
11. 特技は?     忘れ物
12. ブログを始めた理由は?  流行し始めたそうなので試してみようかと思ったのがきっかけです。
13. どんなブログにしたい?  自分の記録になるブログ。他の人の役に立てばなお幸い。
14. 誰に読んでもらいたい?  内容に興味のある人。
15. どんな人と仲良くなりたい?  穏やかな人。
16. このブログはいくつめ?  一つ目です。
17. もう一つブログを作るとしたら何をテーマにする?  ほとんどのテーマをこのブログでできているので、思い当たりません。
18. その理由は?   余力がない。
19. ブログを書くコツはある?  備忘録ノート、メモを日常的に持ち歩き、気づいたことを書き留めておく。
20. インターネットを始めたのは何年前? 20年以上前になります。
21. ブログはPCとスマートフォンどちらで書いてる?両方?  パソコンです。
22. ブログにコメントをすることがある?   あります。
23. 「いいね」や「応援」のリアクションがくると嬉しい?  はい。
24. ブログを読んでいる人に一言   読んでいただいて、ありがとうございます。
25. 記憶に残っている自分の記事はどれ?  『モンテ・クリスト伯』の連載「愛妻に捧げる夜想曲」「高校文化祭における銀鏡反応の爆発事故について」、など。寿命が長いのがブログ記事の特徴かと思います。
26. よく使うWEBサービスはなに?  Google、YouTube
27. 好きなブログは?    「くるねこ大和」
28. 暇なときは何をする?  果樹園の管理
29. 好きな天気は?     晴れ時々くもり、微風あり
30. その理由は?      農作業に適している
31. 暑いのと寒いの、どっちが好き?  寒い
32. 好きな季節は?     春
33. その理由は?      雪が融け、一斉に花が咲き、希望が持てる季節。
34. 秋といえば?      収穫の秋、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋
35. この秋に食べたいものは?  肉詰めアケビの味噌焼き
36. 一番好きな映画は?   チャップリン「街の灯」
37. トラウマになった映画は?  ありません。
38. 好きな本は?      デュマ『モンテ・クリスト伯』、藤沢周平『蟬しぐれ』
39. 好きなマンガは?    手塚治虫「火の鳥」
40. 好きな音楽は?     クラシック音楽全般、シューマンなどロマン派が好きですが、最近はハイドンの音楽に魅了されてます。
41. あなた自身が思うあなたの性格を一言で!  人畜無害、かな。
42. ストレスの発散方法は?   寝るに限ります。
43. 一番幸せを感じるのはどんな時?   畑でとれたものを送って喜ばれたとき。
44. 好きな言葉は?     勇気を持って生きなさい
45. 今までで一番ハマったものは?  パソコン、でしょうか。
46. 子どものころの性格は?  好奇心旺盛
47. 一番尊敬している人は?  マイケル・ファラデー
48. 座右の銘はある?     自然体
49. 100億円もらったら何がしたい?  1億円だけ余生のために使わせてもらい、99億円は公共のために寄付します。
50. お疲れさまでした!最後に一言お願いします。  ブログ「電網郊外散歩道」15年目、毎朝更新継続中です。どうぞよろしく。
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地元紙の連載「やまがた再発見」で3週連続「藤沢周平」を特集(3)

2019年09月13日 06時02分51秒 | -藤沢周平
地元紙「山形新聞」の連載「やまがた再発見」に、三週連続して特集が組まれた藤沢周平シリーズ、その第3回です。筆者は鶴岡藤沢周平文学愛好会代表の万年慶一氏。



■9月8日(日)付、「教え子たちが記念碑建立」、「先生を都内でたびたび訪問する際、第一声は決まって古里の農民たちが交わすあいさつ言葉そのものだった」

結核の治療・療養のため上京し、教員生活はわずか二年で終わったけれど、業界新聞に勤めるかたわら小説の執筆を続けます。その結果、1971(昭和46)年にオール讀物新人賞、1973(昭和48)年に直木賞を受賞します。同年10月、湯田川中学校で開かれた講演会で、教え子たちは突然姿を消した恩師と約20年ぶりの再会を果たします。このあたりは、随筆にも描かれているとおり。翌1974(昭和49)年には作家活動に専念することとなりますが、すでに30代も後半、もうすぐ40歳に手が届く年代の教え子たちが申し出た記念碑の建立の考えを、小菅留治先生は固辞します。たしかに、わずか二年の教員生活で教え子たちに記念碑を立ててもらうわけにはいかない、元の同僚たちに申し訳なくまた恥ずかしい、などといった気持ちもあったことでしょう。しかし、教え子たちもすでに大人であり、分別ざかりの年齢になって、それでもと希望するものを断り続けるわけにもいかなかったのでしょうか、萬年慶一氏は先生から「お前に任せる」との言葉をもらい、碑が建立されることになりました。

その後、碑の完成を見ることなく先生の急逝に接し、教え子代表として弔辞を読むこととなるあたりも、同級生や遺族からの氏への信頼感を表すものでしょう。さらに、後年、湯田川中学校の統廃合等にともない、校舎を解体し様々な碑を再編配置することになりますが、萬年氏は自治会長としてその仕事にあたることとなります。かつての教え子として、様々な思いが去来したことでしょうが、とりわけ結びの一文;

先生の記念碑も例外ではなく、朝日の昇る金峯山に向かって据えられた。文学碑にはこう刻まれている。「赴任してはじめて私はいつも日が暮れる丘のむこうにある村をみたのである」(「半生の記」の一節)。その隣の俳句「花合歓や畦を溢るる雨後の水」は、若き日に子どもたちと野山を駆け回った頃を思い浮かべて詠まれた。記念碑が正面に見据える方向には、古里の高坂集落がある。

には、客観的に事実を記しながら、恩師であり心のつながりの中心であった作家が寄せたであろう古里の追慕への共感が感じられるようです。

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地元紙の連載「やまがた再発見」で3週連続「藤沢周平」を特集(2)

2019年09月12日 06時03分23秒 | -藤沢周平
地元紙「山形新聞」の連載「やまがた再発見」に、三週連続して藤沢周平が特集されました。筆者は、鶴岡藤沢周平文学愛好会代表の万年慶一氏。その第2回です。



■9月1日(日)付け、「途切れなかった師弟の縁」、「句、詩がだれのものか知りたい、と。教え子の成長を推し測るのが楽しみだったのだろう。」

1951(昭和26)年の春、三年生の担任になるはずだった学校に、小菅留治先生の姿はありませんでした。昔も今も、中学三年生で担任がいなくなるのはよほどのことでしょう。学校の集団検診で肺結核が発覚、鶴岡市内の病院に入院します。20人の教え子が自転車で病院まで見舞いに行ったそうです。よほど慕われていたのだろうと推測されますが、それだけではありません。同年の初冬、三年生の補習授業が開始される前に、学芸会が開かれます。おそらくはクラスを解体して別々の補習授業クラスを編成する関係で、最後のクラス行事となったはずです。この出し物が、前年の放送劇「しらさぎ」の舞台化に決まります。この放送劇は、担任だった小菅留治先生が脚本を書き、生徒が演じて放送したもので、これをアレンジして舞台劇にすることとなったらしいです。その相談のために、何度も先生の元へ伺ったとのこと。たぶん、「用がないなら行くな」と言われていた生徒たちと大人たちの間に、「劇の相談があるから行く」というようなやりとりがあったことでしょう。中学校卒業は、1952(昭和27年)の3月になります。

1953(昭和28)年、小菅留治先生の病状は一進一退で、復職の見込みは立ちません。医師のすすめで上京し、都内の療養所に入ります。ここで、句誌「海坂」へ投句し、入選を重ねます。このあたりは、師範学校時代の同人誌に詩人的才能の片鱗を見せていた作家の姿が見えるような気がします。一方、卒業生は就職と進学に分かれ別々の道に進み始めるのですが、高校卒業を前にして、おそらくは1954年から55年にかけて、文集「岩清水」を計画・発行し、恩師の元へも送ります。これに対し小菅先生は、「師弟の縁はなかなかに消えないものだ」「句、詩がだれのものか知りたい」と書き、返信します。この「岩清水」は単年度では終わらず、第3集まで発行されたとのことです。

こうしたつながりの深いクラスは、決して「よくあるケース」ではないでしょう。生徒に慕われ信頼された先生と、やはり信頼を集めるまとめ役の生徒と、両方があってのことではなかろうか。こうした経緯から、「先生が有名作家だからまとまった」のでは決してないことがわかります。

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地元紙の連載「やまがた再発見」で3週連続「藤沢周平」を特集(1)

2019年09月11日 06時04分03秒 | -藤沢周平
地元紙「山形新聞」では、日曜日に「やまがた再発見」というシリーズを連載しています。いずれも山形県にゆかりの人を取り上げて、興味深いものですが、8月25日、9月1日、9月8日の三回は、藤沢周平の特集でした。執筆者は、鶴岡藤沢周平文学愛好会代表の萬年慶一氏。むしろ、教師・小菅留治の教え子の一人で、学級委員長のような立場だった人、という方がわかりやすいでしょうか。先の藤沢周平没後二十年特集「藤沢周平と教え子たち」でも取り上げられていましたが、むしろ紙幅を充分に与えられたときに、どんな思い出話が聞けるかに興味がわきます。


■令和元(2019)年8月25日付け、「充実した青年教師の日々」、「気配り、気遣いの人だった。教え子たち、古里をいつも思っていた。」
 記事は、小菅留治先生の生い立ち等に触れた後、山形師範学校を卒業後に湯田川中学校に赴任し、途中転任した担任の後釜として50人位の一年生の担任になった経緯を記します。1949(昭和24)年、由良の海浜学校で自信を付け、熱心に生徒の指導にあたります。英語の時間限定で一人ひとりに英語の名前をつけ、出席をとるあたりは、E.G.ヴァイニング『皇太子の窓』でも共通の、当時のやり方なのでしょう。週1〜2回のホームルームの時間、これも戦後教育の特徴でしょうが、この時間には読書に力を入れ、ヴィクトル・ユーゴーの『ああ無情』を読んでくれたことや、ヴェルレーヌの「落葉」、詩経より「凱風」など詩の朗読などが記憶に残るとのこと。また、戦後まもない時期、農繁期には就学前の弟や妹を学校に連れてくる生徒もおり、先生はよく面倒を見てくれたこと、学級図書を取り入れ、春はジャガイモをゆで、秋は芋煮会を開くなど、気配り、気遣いの人だった、とのこと。多感な中学生の、1951(昭和26)年までのわずか二年間の担任でした。

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プルーンの季節なので、「鶏もも肉のプルーン煮」を作ってみる

2019年09月10日 06時03分30秒 | 料理住居衣服
桃の収穫と出荷が終わり、一昨日からプルーンの作業になっています。30年ほど前に妻が植えたシュガープルーンが、今はすっかり一人前の成木になり、一本の樹からたくさんの収穫があります。今年は、低めの脚立で届くところだけでもと早めに摘果を実施していますので、シュガープルーンにしてはけっこう大粒の(40g超)ものもあります。



生で食べるにもちょうど良い時期になりましたので、出荷できない規格外のプルーンを使って、何か料理ができないかと探してみたら、ありました! 「鶏もも肉のプルーン煮」です。オリジナルは鶉の卵が入ったり、けっこう手が込んでいるのですが、当方の材料に合わせてアレンジして作ってみました。

    【材料と準備】 2人分
  • 鶏もも肉  1枚 (300g) 一口大に切り塩コショウしておく
  • 生プルーン 6個    水洗いしてから縦に割って種を取り、四つ割にしておく
  • タマネギ  中1個   薄くスライス

  • 絹さや   6〜7枚  すじを取っておく
  • ニンニク  適量    みじん切り
  • オリーブ油 大さじ1
  • 混合調味料 酒50mL、水150mL、醤油:大さじ1、砂糖:小さじ1、鶏ガラ顆粒:小さじ1/2
  • 塩コショウ 少々

調理器具としては、フライパンを使いました。

  1. フライパンにオリーブ油をひき、軽く加熱してニンニクを加え、低温で香りを立たせておく。

  2. 鶏肉を皮を下にして並べ、皮がカリカリになるまで焼き、ひっくり返して軽く焼いて、タマネギを加えてしんなりするまでいためる。


  3. プルーンと混合調味料を加え、沸騰したらフタをずらし、弱めの中火で10分程度煮る。


  4. 絹さやを加え緑色をひきたてるように軽く加熱して味を調え、出来上がり。


うん、プルーンの酸味と甘さが絶妙に美味しい。これはヒットかもしれない。ドライプルーンを使うときは、水を200mLにすればよいでしょう。


次回は、ワインで煮てもいいかもしれません。



アホ猫(母)いわく、「うーん、少しはアタシにも食べさせてよね〜!」

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桃は食べ飽きない

2019年09月09日 06時03分00秒 | 季節と行事
生産農家でいくらでも食べられることをいいことに、この季節は毎日のように桃を食べています。不思議なことに、いくら食べても食べ飽きるということがありません。ナイフで皮をむいて食べるとき、収穫直後のまだかたい桃は固いなりに歯ごたえがあり、熟してやわらかくなった桃はやわらかいなりに、それはそれはジューシーで美味しいものです。桃の季節の終わりに傷みはじめた頃は、まだ傷んでいないところだけ切って、ヨーグルトにジャムや蜂蜜をかけて食べます。これが美味しいのですよ! 初めて食べた孫をもとりこにした「桃のヨーグルト」は、ジイちゃんの記憶とともにいつまでも残りそうで、内心、ヤッタネ(^o^)/

蓼食う虫も好き好きで、好みは人それぞれとは思いますが、孫悟空がひそかに盗み食いしたという桃、伊邪那岐命が冥界から追ってくる鬼女に投げつけ帰還することができた桃は、現代のワタクシも食べ飽きることがありません。それが不思議です(^o^)/

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香月美夜『本好きの下剋上』第四部「貴族院の自称図書委員」第7巻を読む

2019年09月08日 06時03分47秒 | -香月美夜
TOブックスから刊行された単行本で、香月美夜著『本好きの下剋上』第四部「貴族院の自称図書委員」第VII巻を読みました。2019年7月に入手し、すぐに読了していましたが、そろそろ次巻が出る予定ですので、再読後に記事とした次第。



プロローグはWEB版本編(*)にはない、ローゼマインが倒れた後の「本好きのお茶会」を、ダンケルフェルガー側から見たサイドストーリーです。

自領エーレンフェストに帰還後、なぜ学生が魔獣ターニスベファレンを倒せたのかを究明する尋問会にむけた予想対策会が開かれますが、頼りになるのはやっぱりフェルディナンドです。でも、神殿に戻り、聖典を確認しようとしたら、なにやら不穏な文字と魔法陣が浮かび上がりました。

汝、王となるを望む者?

他の人には見えないのに、ローゼマインとフェルディナンドには見えるのです。なぜ?
いやいや、フェルディナンドの言うように、死にたくなければ必殺知らんぷりの術、見ざる・言わざる・聞かざるを決め込むのがよろしかろう。

城ではローゼマインの新しい武器「水鉄砲」も好評でしたが、貴族院に戻ってから開かれた尋問会は簡単には終わらず、ローゼマインは中央神殿の神官長イマヌエルがキモチワルイ。問題になっている祝詞の有無を調べるため、フェルディナンドも呼び出されることとなり、ローゼマインとエーレンフェストへの疑いも晴れるのですが、中央騎士団長ラオブルートはフェルディナンドに含むところがありそうです。

本巻のもう一つの見せ場は、ダンケルフェルガーの歴史書の現代語訳を出版する権利を賭けたディッター勝負です。フェルディナンドvsハイスフィッツェの因縁の対決は、「水鉄砲」を活かしたフェルディナンドの勝利に終わり、エーレンフェストの印刷物にはダンケルフェルガーの歴史書というタイトルが加わることに。もちろん、名を捧げ側近となったローデリヒによる創作物語も、この後で多大なる人気を博すのですが。

政変で家族を失った元王女エグランティーヌは、第二王子アナスタージウスと婚約、アナスタージウスは王位を望まず、第一王子ジギスヴァルトが王位継承者となり、ドレヴァンヒェルのアドルフィーネが嫁ぐことになりました。ローゼマインは、王族との関わりがすでにとっぷりと深まっています。待て!次巻!



マチガイなくライトノベルとして登場しているのですが、単にライトノベルとは見なせない面白さです。兵士の娘として生まれ変わってから、神殿へ、領主の養女へとしだいに広がる世界。今は主にエーレンフェストと貴族院が舞台です。本が好きというだけで突進するローゼマインが可愛いというか、実際に身近にいたら鬱陶しいというか、微妙なところもありつつ、けっこう作者の術中にはまっております。面白いです! 次巻は9月10日発売、予約済みです。

(*):WEB版本編はすでに完結。〜「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜」

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去りゆく夏に

2019年09月07日 06時05分14秒 | 季節と行事
このところ、朝晩がずいぶん涼しくなりました。夏場は二階の窓を開けて、タオルケット一枚で寝ていたくらいですが、ここ数日の涼しさは、窓を閉め、タオルケットに毛布を重ねてちょうどよいくらいです。



空を見上げると、雲が違います。夏空の入道雲の勢いはなく、なんとも空が高く感じます。こういう気候になると、プルーンも熟してきて収穫適期でしょう。桃が終わればこんどはプルーン。ほんの数日ですが、去りゆく夏を惜しみながら、プルーンの収穫と出荷に従事します。秋の気配は静かに到来しつつあるようです。



もう少しすると、いよいよ実りの秋に突入です。9月中下旬にはリンゴ「つがる」が、10月下旬にはリンゴ「紅将軍」、10月末から11月初旬には柿「ひらたねなし」が待っています。
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今年の桃の農作業まとめ〜収穫と出荷は過去最高だが反省点も

2019年09月06日 06時04分30秒 | 週末農業・定年農業
過日、桃の収穫と出荷を終えました。昨年までは、週末農業を基本にしながら平日にも勤務を終えた夕方にLEDヘッドランプを点灯して収穫し、翌日に妻が出荷するような形で、なんとかやりくりしていました。退職した今年は、時間はなんとでもなると甘い考えに(^o^)/




ところが、春の桃の開花からサクランボの収穫が始まる6月まで、実質的に1ヶ月もありません。頑張って摘花してみたものの、なかなか進みませんで、はたと気が付きました。むしろ大切なのは、増えすぎた枝を間引く「整枝」の作業だったのでした。重なりあう枝を適度な間隔に間引くことで、樹全体にまんべんなく光が当たるようにしれば、枝が減った分だけ摘花や摘果も楽になる理屈です。




それでも、サクランボ作業が終了した7月に、遅ればせながら摘果をしたおかげで、なんとか小玉ばかりではない収穫となりました。昨年までの出荷量は、平均すればほぼ150キロ程度にとどまっていましたが、今年は妻と二人で頑張ったおかげで、出荷量はおよそ三倍に増えました。




ただし、実の大きさは大玉や中玉の比率が減って小玉の比率が増えています。これは、明らかに摘花不足と摘果時期が遅い(6月下旬の硬核期前に終える必要がある)ことを意味します。出荷単価は大玉ほど高く小玉は値が安いので、単純に出荷額が三倍にはなりません。このあたり、経営的には収量を多少犠牲にしても(労力の軽減)、大玉と中玉の比率を高めるように、冬の早い時期に整枝を徹底することと、サクランボ作業との調整を工夫し、早めに摘花・摘果作業を進めることが大事になるようです。



考えてみれば、亡父の死去後しばらくは諦めていた桃の収穫でしたが、ふとしたことで(*1)やってみようと決意し、少しずつ形になってきた(*2)ことになります。収穫が終わってホッとした今が、来年の農作業への希望と期待がいちばんふくらむ時期かもしれません。来年は、「美晴白桃」をもう数本植えてみようか、冬〜早春の時期に整枝を行い、摘花(果)の労力を軽減しよう、収穫期が近づいたら、銀色の反射シートをしいてもう少し見た目を良くしようか、などという具合です(^o^)/

(*1):自家栽培の川中島白桃を食べる幸せ〜「電網郊外散歩道」2012年9月
(*2):週末農業で川中島白桃を収穫・出荷できるようになるまで〜「電網郊外散歩道」2015年8月
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伊東道風『万年筆バイブル』を読む

2019年09月05日 06時01分33秒 | -ノンフィクション
講談社選書メチエ中の1冊として2019年の4月に刊行された単行本で、伊東道風著『万年筆バイブル』を読みました。本書の構成は、次のとおりです。

第一章 「自分だけの1本」の選び方
 1.万年筆売り場へようこそ
 2.試し書きをしてみよう
 3.インクの吸入方式について
第二章 インクと万年筆の正しい関係
 1.インク選びのコツ
 2.インク粘度と表面張力の話
 3.色材について
 4.インクのトラブルとメインテナンス
第三章 万年筆の仕組みと科学
 1.万年筆の構成
 2.万年筆の頭脳「ペン先」
 3.万年筆の心臓「ペン芯」
 4.キャップの役割
 5.万年筆のボディ〜首軸・胴軸を中心に
 6.万年筆の個性
第四章 より広く、深く知るための万年筆「世界地図」
 1.国・地域別に見る万年筆の特徴
 2.各国万年筆メーカーの特徴を知る
ドキュメント パイロット工場見学ツアー 万年筆ができるまで
年譜 万年筆の200年史


著者は個人ではなく、専門店「伊東屋」で万年筆やインクのデザイン、販売、修理、仕入れに関わるメンバーを一人の人物に見立てた架空の人物のようです。万年筆に関わる基礎的な知識を知るには、良い内容だと感じました。高校入学以来50年、ずっと万年筆を愛用してきた私にとっても、初めて知る知識がありました。例えば;

  • ペン先の切り割りは同じ幅なのではなく、ハの形をしている
  • 櫛溝の幅はペン先側に行くほど広くなり、圧力差を調節するダムの役割を果たしている
  • 国産メーカー三社の特徴は、(1)パイロット:ストレスなくインクが潤沢に出てくる、(2)プラチナ:インク量を抑えめにして速書きにも適応、(3)手に荷重のかかりにくい、重心を前に寄せた設計

などは、インクの流れる原理や仕組みを理解するうえで参考になるものですし、なんとなく感じていたメーカーの特徴を的確に言い表したものと思います。

ただし、はてな?と首をかしげるところもチラホラ。例えばインクの補充方式についてカートリッジ式と吸入式を比較し、インクの費用対効果なんぞをセールストークにしているようですが(p.40〜41)、銀行やコンビニのATMで手数料を払うご時世、「なんとも昭和な」違和感を感じてしまいます。そこじゃないだろ〜みたいな(^o^)/

また、インク色素の退色の原因を、「紙に染みこんだ染料が乾燥して、粉となって空気中に消えていくから」と説明しています(p.61)が、これはマチガイ。例えば色素によっては酸化型と還元型では色が違い、光や空気で酸化されることによって色が薄くなり、あたかも消えたように見える(*1)だけなのではないかと思います。

さらに、古典インクの説明の中に、唐突に「酸化第二鉄というのは、簡単にいえば錆のことで、つまりは錆びることで黒へと変色し、水に溶けにくくなるのです」という説明をしています(p.64)が、これはおかしい。要するにFe2+がFe3+に酸化されることでタンニン酸第一鉄がタンニン酸第二鉄に変わり、不溶になることを言いたいのでしょうが、酸化第二鉄は古典インクとは無関係で、これを持ち出すのは適切ではないと思います。Fe3+からなる酸化第二鉄は赤錆で、むしろFe2+からなる酸化第一鉄のほうが黒錆でしょうから、色さえも逆です。

いずれにしろ、専門店のプロたちが、様々なお客さんたちに対応してきた経験をもとにまとめあげた内容で、『万年筆バイブル』という書名は伊達ではないようです。

(*1):紅茶に薄切りレモンを入れると色が薄くなるのは、レモン中に含まれるクエン酸等の影響でpHが小さく(酸性に)なり、紅茶中のポリフェノールの1種が無色になるためだそうです。色素が消えてなくなっているわけではない。





【蛇足】
備忘録ノートに書いたこのページ、途中で色の濃さが変わっていますが、実はどちらも同じプラチナ古典ブルーブラック・インクです。ただし、最初の方はプレッピー(M)で、色が薄い真ん中あたりはプロシオン(M)で、後半の濃い方はパイロットの白軸カクノ(M)です。インクフローの差とキャップの性能の違いによるもので、乾燥しやすいカクノのほうが濃縮&空気酸化されてしまい、色が濃くなってしまうのが原因のようです。

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映画「引っ越し大名」を観る

2019年09月04日 06時00分53秒 | 映画TVドラマ
先日の雨降りは天の配剤で、桃の収穫を休みにして何をしていたかといえば、妻と映画を観にでかけておりました。以前の「超高速!参勤交代」(*1)に味をしめて、映画「引っ越し大名」です。

江戸城において、藩主の松平直矩が柳沢吉保をはねつけたばかりに、姫路から豊後国日田へとお国替えになります。総勢10,000人、距離600km、予算はほぼないといってよい難事業で、引っこし奉行に抜擢されたのは御書物番の引き籠もり侍である片桐春之介。豪快な幼なじみで武術の達人でもある鷹村源右衛門や、前任の引越奉行の娘で今風に下世話に言えば「子持ちバツイチ」の於蘭などの助けを得て、このプロジェクトに挑みます。

いかにも体育会系の鷹村源右衛門が大暴れするチャンバラ場面も痛快でしたが、一方で今風に言えば本社の命を受けて事業所が縮小移転する話です。金策とコストカットだけではすまず、リストラにも大鉈を振るわなければなりません。このリストラ関連では、帰農を命じた方も命じられた方も、それぞれの思いと流れた時間の積み重ねがありました。思わずうるうるしてしまいました。



ところで「女抜きで引越ができるとお思いですか?!」のセリフは体験で痛感しております。二度の単身赴任を含め、これまで何度かの引越には、妻と娘の多大なる協力がありました。ここに深甚なる感謝を…えっ、何を今頃? ご尤もで(^o^;)>poripori
いや、久々に楽しくおもしろい映画を観ました(^o^)/

(*1):映画「超高速!参勤交代」を観る〜「電網郊外散歩道」2014年8月
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読んでいる本への感想・コメントは付箋に

2019年09月03日 06時24分09秒 | 手帳文具書斎
ノンフィクションの場合、自分の本ならば書き込みをする方ですが、図書館から借りた本の場合はそういうわけにはいきません。ノートにしっかり摘要をとるほどでもないけれど、でも気づいた点や感想、コメントなどをメモしておきたいことがあります。そんなときは、感想やコメント等を付箋に書き、該当のページに仮に貼り付けておきます。ブログ等であとで感想をまとめるときに、この付箋の箇所を材料にすると、まとめやすいようです。

実際に使っているのは、百均の名刺サイズのものですが、これなら惜しげもなく使っても大丈夫です。というわけで、手元には百均の付箋がごっそりと(^o^)/

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山形交響楽団第279回定期演奏会でモーツァルト、長生淳、チャイコフスキーを聴く

2019年09月02日 06時02分36秒 | -オーケストラ
スッキリ晴れた日曜日、午前中に桃の収穫と選果、出荷を済ませ、昼食後ひと休みして出かけました。山響こと山形交響楽団の第279回定期演奏会です。午後3時開演なのですが、新県民会館の新築工事で山形駅西口周辺の駐車場事情は厳しいことになっていますので、早めに出かけて正解でした。



なんとかロビー・コンサートにも間に合い、P.M.デュボワの「オーボエ、クラリネット、ファゴットのための三重奏曲」より、I:ユーモレスク、III:オーバードの二曲を、Ob:柴田祐太、Cl:本田有里恵、Fg:上野健の演奏で聴きました。最近、こういう、なかなか耳にする機会の少ない珍しい曲目を紹介する傾向があるみたい。素人音楽愛好家といたしましては、山響団員の皆様のとっておきを聴く機会でもあり、耳馴染みのある曲目と珍しい曲とを交互に聴けるのはありがたいところです。



さて、今回の定期の曲目は:

  1. モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」K.492 序曲
  2. 長生 淳/サクソフォン・クヮルテットとオーケストラのための協奏曲 《Prime-Climb-Drive(プライム・クライム・ドライブ)》
  3. チャイコフスキー/交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」作品74
     指揮:ヌーノ・コエーリョ、演奏:山形交響楽団、サクソフォン四重奏:トルヴェール・クヮルテット

というものです。ホールに入ると恒例のプレ・コンサート・トークがありました。ゲストの須川展也さんと西濱事務局長とのトークで、今回の曲目、長生淳(ながお・あつし)さんの曲について、西濱事務局長が関西フィルで働いていた頃に、二人で大阪の居酒屋でサクソフォン四重奏団とオーケストラの協奏曲みたいなのをやりたいんだと話をしていて、ではやってみましょうということで長生さんに委嘱してできた曲なのだそうです。どんな音楽か、楽しみです。もう一つは、今回の指揮者ヌーノ・コエーリョさんの招聘の経緯です。実は、山響が「カダケス国際指揮コンクール」に協賛していて、優勝者は山響を指揮する機会を提供する(*1)ことになっているのだそうです。ヌーノ・コレーリョさんは2017年12月のコンクールで優勝したポルトガルの新進気鋭の指揮者で、もちろん山形は初めて。どんな演奏会になるか、こちらも期待が持てます。

第1曲、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲の楽器編成は、弦楽が左から第1ヴァイオリン(8)、ヴィオラ(5)、チェロ(3)、第2ヴァイオリン(6)、その右にコントラバス(2)という対向配置になります。正面奥にフルート(2)、オーボエ(2)、その奥にクラリネット(2)、ファゴット(2)、最奥部にホルン(2)、トランペット(2)、その右にバロック・ティンパニという配置です。例によってホルン、トランペットがナチュラルタイプでの演奏。座席の位置も関係したのでしょうか、中低音よりも高音域がやや勝ったようなバランスですが、オープニングに相応しい、モーツァルトらしい軽やかな音楽でした。

二曲目は、長生淳「サクソフォン・クヮルテットとオーケストラのための協奏曲《Prime-Climb-Drive》」です。楽器編成と配置は、指揮者を中央にして左から須川展也(Sp.Sax)、神保佳祐(Ten.Sax)、田中靖人(Bar.Sax)、彦坂眞一郎(Alt.Sax)のトルヴェール・クヮルテットが並び、その周りにオーケストラが、弦楽セクションは 10-8-6-6-4 と編成を強化しての対向配置、正面奥にFl(2)-Ob(2)、その奥にHrn(4)-Cl(2)-Fg(2)、最奥部にTp(2)-Tb(3)、その左にTimp.、今回の席からは見えませんでしたが、弦楽の左に各種パーカッションが並ぶというものです。第1楽章:Prime、第2楽章:Climb、第3楽章:Driveと題された三楽章形式の協奏曲となっていますが、要するにサクソフォン四重奏とオーケストラの競演・協演です。弦楽四重奏をモデルに成立したというサクソフォン四重奏は、非常に等質なまろやかさを持つ響きが特徴で、ダイナミックな表現もできればしみじみとした叙情的な表現もできるというもの。音量的にも、オーケストラに埋没するどころか管弦楽に負けないパワフルさです。とりわけ第2楽章、VlaとVcとCbの低弦が静かに奏でられる中、Alto Saxのソロがしみじみといい音で響く中でBar.Saxに代わり、続いてTen.Saxへ、Vn等も加わって弦楽合奏の中にSop.Saxが柔らかく響くあたりが、実に良かった〜! 今回の定期演奏会が東北初演だというこの曲、たいへん気に入りました。

トルヴェール・クヮルテットのアンコールは「バークレー・スクエアのナイチンゲール」で、ここでもサクソフォン四重奏の魅力を堪能しました。



15分の休憩時にロビーでコーヒーを飲んでいるとき、久々に某ドクターにお会いしました。お医者さんの知識と技術と経験が地域医療の要ですが、それもご自身の健康あってのものでしょう。ますますお元気で活躍中の様子、何よりのことです。

さて、最後の曲目はチャイコフスキーの「悲愴」。10-8-6-6-4 と強化された弦楽部に加えて、Picc.-Fl(2)-Ob(2)-Cl(2)-Fg(2)-Hrn(4)-Tp(2)-Tb(3)-Tubaの管楽器とTimp.、パーカッション群は見えませんでしたがバスドラム、シンバル、タムタムという編成らしい。第1楽章冒頭の序奏、あのファゴットの背景に響くのはヴィオラとコントラバスだったのですね! 何度も聴いている曲ではありますが、とくに楽譜を見るわけでもありませんので、妙なところで感心しながら夢中で聴きました。クラリネットの川上さんの、弱く小さな音でもしっかりホールに届く緊張感が素晴らしかったし、直後の爆発はいつ聴いても興奮します。次の第2楽章、弦のpizz.の中に奏でられるチェロの優しい旋律がいいですね〜。第3楽章のイケイケドンドンふうな終わり方でも拍手は誘発されず、ホール全体の緊張感が保たれたままに終楽章。弦の流れるような音の中にFgの崩れ落ちるように降下する音が印象的です。うめき声のような、うなり声のようなperc効果。音楽が最弱音で終わっても、最後の響きが消えるまでヌーノ・コエーリョさんの指揮棒は下りず、聴衆もじっと静寂を味わいます。そしてその後にどっと拍手。良かった〜!




終演後の交流会では、トルヴェール・クヮルテットの名前の由来を知りました。結成直後は街頭で演奏することもあったそうで、吟遊詩人のことだそうです。街から街へ、吟遊詩人のようにサクソフォン四重奏を広げていく詩人たちの活躍と、当地山形での再演を希望しましょう。指揮者のヌーノ・コレーリョさん、ヴァイオリンでオーケストラや室内楽をやっていたそうですが、ヴァイオリンを始めたのが7歳位と意外に遅いスタートで、指揮を始めたのも7年前? まだ若い方ですが、これからどんどん活躍の場が広がるのではないでしょうか。楽しみに期待したいと思います。今回も、良い演奏会でした。

(*1):カダケス国際指揮コンクール公式ページ、及び協賛オーケストラ一覧

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書類を捨てる

2019年09月01日 06時04分02秒 | 手帳文具書斎
ワタシの場合、書棚のスペースを空けるのに有効な方法の一つが、ためこんだ書類を捨てること。とくに、「これは役に立つ」と思って複写して綴りこんだ参考資料の類が意外に多いものです。自分が書いた報告書の下書きなどは、まあ記念に取っておいても良いだろうけれど、参考資料はすでに役目を終えたのだから、捨ててしまってもかまわないはずです。

そう考えて実行すると、少しだけスペースが空きます。その分、少しだけ身軽になったように感じます。アホ猫からは「気のせい」などと言われますけれど(^o^;)>poripori


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