ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

初春大歌舞伎を見に・・・。

2013-01-13 09:47:51 | 映画 ドラマ 観劇 展覧会 読書
昨日は大阪松竹座に「初春大歌舞伎 襲名披露公演」を、娘と一緒に見に行ってきた。

娘の誕生日のプレゼントという名目で「母と娘の歌舞伎鑑賞ツアー」と題して見に行ったのは4年前。

今回も誕生日のプレゼントということにして・・・。

前回の公演では市川亀次郎だったけど、今回は市川猿之助を襲名、市川猿之助は市川猿翁となった。
そして、俳優の香川照之は市川中車を襲名。

3人の襲名披露の口上もある夜の部を鑑賞。席は桟敷席というか左端。
歌舞伎鑑賞、お正月ということもあって、和服姿の人が多かった。



これは福山雅治が3人に贈った緞帳。
館内は撮影厳禁だけど、この緞帳が出て、お芝居が始まるまでの僅かな時間は写真を撮ってもかまわないらしい。
暗黙の了解というものか・・・。

市川猿翁は、体調不良のため休演。
1月6日NHKのドキュメンタリー「父と子 市川猿翁 香川照之」を見た。

ねこ吉には、俳優として不動の地位にある香川照之が、何故苦労して歌舞伎役者になるのかが理解できなかった。
幼い頃、父親は自分を捨てて家を出て行ったのに・・・。
大人になって父親を訪ねていったら、邪険に追い返されたのに・・・。

脳梗塞を患って、思うように体が動かない猿翁が、不自由な体を推して香川照之に稽古をつけていた。
どんなにもどかしいことだろう・・・。
しかし、せめてもの罪滅ぼしだろうか・・・。

ドキュメンタリーでは「絆を取り戻していく300日」と言っていたけど、
ねこ吉には、自分を捨てていった父親に巧妙に仕返しをしているのではないかと思った。

こんな風に考えるねこ吉は、ひねくれ者だろうか・・・。




最後の演目は「義経千本桜」
市川猿之助が演じる忠信狐は神出鬼没、あちらこちらに現れ、跳び、最後は宙乗り。
綺麗で可愛い狐だった。

宙乗りと共に、館内を舞った紙吹雪。綺麗だネェ・・・。

ねこ吉は記念に紙吹雪を拾ってきた。
紙吹雪とは、四角い小さな紙だと思っていたけど、ちゃんと桜の花びらなんだね。感激!