ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

藤の季節です。

2013-04-30 20:30:14 | 植物
思わぬところに藤棚があった。



藤棚のすぐ下には、看板が・・・。パスタ屋さんです。
「faber(ファーベル)」です。
十二間道路の交差点の角にあります。

藤の咲いている時期限定かもしれないけど、藤棚の下にテーブルと椅子が置いてある。
ここで食事やお茶が出来るのかな・・・。

ここのパスタ屋さんには一度食べに来たことがある。
親子三人ランチ難民になって、雨の中やっとたどり着いた店だった。
何時の間に藤棚なんて作っていたんだろう・・・。

平等院に藤を見に行ったのは随分前のこと・・・。
花房が長くて、見事な藤だった。


藤の花房といえば、思い出話を一つ・・・。

確か中3のときだった。我が尊敬するM先生に正岡子規の短歌を習った。

「瓶にさす 藤の花ぶさ みじかければ たたみの上に とどかざりけり」

多分教科書には、この短歌が載っていたんではないかと思う。

M先生は、教科書以外のことも一杯教えてくださった。
正岡子規が作った他の藤の歌も、何首か黒板に書いてくださった。

「瓶にさす 藤の花房 花垂れて 病の牀に 春暮れんとす」

他に書いてもらった歌は全く覚えていない。

ねこ吉は、「藤の花房 花垂れて・・・。」のところを「藤の花房 鼻垂れて・・・。」と
勝手に漢字変換してしまい、「鼻垂れるだって・・・・。汚いなぁ。」と思い、
ニタニタ笑う始末で、文学鑑賞も何もあったもんじゃない。

ねこ吉がこんなことを授業中考えていたなんて判ったら、M先生もさぞ嘆かれるだろう・・・。

思い出をもう一つ。

藤の花といえば、藤棚。
藤棚といえば、安達明の「女学生」
ねこ吉は「女学生の友」という雑誌を買っていたなぁ・・・。

You Tubeで検索。
「われら劣等生」という映画の映像を見ながら「女学生」を聞いている。

何と、あの田村正和が高校生役で出ている。若っ!

そして、ねこ吉は十二間道路の交差点を、「薄紫の~藤棚の~下で歌ったアベマリア~」と口ずさみながら渡っていく。