ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

「舞子はレディ」を見に行った。

2014-09-25 14:38:52 | 映画 ドラマ 観劇 展覧会 読書
昨日、三宮まで「舞子はレディ」を見に行ってきた。

鹿児島弁と津軽弁を喋る少女、春子が、京言葉や踊りを習って、立派に舞子になるシンデレラストーリーだ。

まず、「舞子はレディ」は、「マイフェアレディ
春子が京言葉を習うセンセは、ヒギンズ教授?
京言葉の練習フレーズ「京都の雨は、たいがい盆地に降るんやろか?」は、「スペインの雨は、おもに広野に降る。」

オードリー・ヘップバーンの「マイフェアレディ」のパロディと思われるシーンが、あちこちに散りばめてある。


確かねこ吉が小学校5,6年だったと思う。
マイフェアレディを見に、父親に梅田のスカラ座に連れて行ったもらった。
ピンクの表紙のパンフレットも買ってもらって、夢見心地で家に帰って来た。

多分、ねこ吉が初めて見たミュージカルだったと思う。



パンフレットも買ってしまった。

祇園のしきたり、舞子はんの事は、大和和紀の漫画「紅匂う」(原案「芸妓峰子の花いくさ)岩崎峰子著)
を読んでいたから、一層判りやすかった。
今回の映画に比べると、シリアスな漫画だったけど・・・。

バレエの草刈民代が、日本舞踊を踊るシーンは、興味深かった。
振り付けがパパイヤ鈴木だったから、着物を着たままかなりポップなダンスシーンも多々あって・・・。
ねこ吉は、踊りを見るのが好き。全然踊られへんけど。


遠い昔の思い出話を一つ。

ねこ吉がまだ幼稚園にも行かない頃。

当時家には、ねこ吉サイズの赤い着物の袖だけがあった。
多分、元は長襦袢ではなかったかと思う。鶴の地模様がついていた。

家にはラジオしかなかった。
ラジオから、邦楽が聞こえてくると、ねこ吉は着物の袖だけ何処からか出してきて、
腕に通して音楽に合わせて、機嫌よく一人で踊っていた。

きっと、「上手、上手。」と褒められて、思い切り木に登っていたんだろう。

母か祖母か、どちらが考えたか知らないが、お金もかからず、何とお手軽な玩具だったんだろう・・・。

持って生まれた僅かな才能を、きっとその時に使い果たしたんだろう。
以来、ねこ吉は全く踊れない。

いろんなことが、ねこ吉の頭の中を、回り灯籠の様にくるくる回ってた。
歌あり、踊りあり。楽しい映画だったわ。