人の肩に乗って騒ぎ、僕を起したココは、クーと一緒に朝ご飯。ご飯を食べ終えたココは、扉の隙間からクーの寝室の探検に出て行った。鬼が居なくなったクーは、何時もの本箱の上に、ゆっくりと飛び上がり、口を舐め、ご飯の余韻を楽しんでいた。そこに探検から戻ったココが「クーちゃん遊ぼうよ」と探す。クーは声も出さず知らん顔。ココは居間の端で立ち止まり、本箱の方を見上げると、その先にクーが。まるで「あっかんべー」をしているようだ。本箱の上の定員は1名。無謀に登っても、蹴落とされる事はココも経験済み。仕方なく、クーが動くのを、無念と言う表情で待っているのだった。