クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

不自由を楽しむ

2011-04-02 06:29:44 | Weblog
ここ数日春の光が眩しく、出窓でお昼寝をしているクーの背中を撫ぜると、温かくなっている。
我が家でも、日中は電灯を消し、お日様の光だけで過ごす時間が増え、暖房も朝と夜だけにしている。1ヶ月前には考えもしなかった事である。しかし、僕が中学生の頃迄は、暖房と言えば、火鉢と墨を入れた炬燵。寝る前になると母は炭に灰を被せ、火種を絶やさないようにしていた。
僕が社会に出た頃は、一部の大企業の事務所を除いて、クーラー等無く、伝票整理の時には扇風機も止め、垂れる汗を拭きながら仕事をしていた。エアコン等贅沢品。しかし今僕達は、この贅沢に慣れ切ってしまった。この夏は何処の家庭や事務所も大判のタオルが大活躍するだろう。東京電力は全ての事務所でエアコンを止め、率先垂範する事を願う。勿論社長・会長室も止める。
慣れすぎた贅沢に神様の罰が下ったのだから、この不自由を楽しむ心を持つ事も必要であろう。
猫達は「僕達にクーラーなんてイラニャイよ」と言うだろう。