和の祈り

今日教会ではアトベント・クランツの４本目のロウソクに火が点される。礼拝後教会では、御子の御降誕を祝う、祝会が催される。今日のメニューは何だろうか。今から楽しみである。そして４日後、イエス様の誕生を祝う祈りと祭りが、世界中の街々で行われる。
しかし、その祭りに酔いしれるのは、一握りの人だけだろう。今なお命の危険にさらされている民衆。突然起こった大不況で、職場を追われ、住む場所も無くなった人々。連日の寒さの中、ブルーシート１枚に包まって、寒さをしのぐ、世界中の無名の人。年金生活になったが、家も日々の食事が出来るだけでも、神様に感謝したい。
人と一緒で無ければ生きて行けぬワン・ニャンも、人の身勝手で寒空に放り出され、命の危険にさらされている可哀想な子が多く居る。その中で、暖かな家庭に入れるのは、数百分の一である。捉えられ収容所に入れられ、アウスビッツのように、命を絶たれる子が絶対多数である。これが現実である。
今日も礼拝の中で、主の平和と唱えるが、和は輪であり、世界中の人々が目に見えぬ輪を作り手を握り合い、穏やかに、健康に過ごせる祈りであろう。クリスマスを前に、今日は神様に真の平和をと祈る。
我家のクーもココも温かい家の中で遊び、ねだれば食べ物が出て来る。幸せな子供達だ。その顔優しく、僕の心に癒しをくれる。彼らと過せる事にも感謝したい。

ポートレートココ

今日の写真のように、真面目な顔をしているココも大変可愛いものです。今もモニターの横に正座し、邪魔する事無く、僕の手の動きを見ております。と書いていたら、クーが居間に入って来て、二人の朝食タイム。ご飯を食べたらどうなりますか？

最高よ

おはよう御座います。クーちゃんです。今朝も寒いですね。さっき朝ご飯を食べた後、お外の様子が見たくて、お父さんに「車庫のお窓開けてよ」って言ったら「クー、寒いから嫌だよ」ですって。ネコの私が平気なのにネェー。でも開けてもらって外を見たんです。やっぱり寒かったわ。私が本箱に上がると、今度はココが外をみて「クーちゃん、お家の周り異常なし」ですって。
ところで、昨日はお日様もご機嫌で暖かでしたよね。お昼を食べると、やんちゃ君はエンジン全開。静かにお昼寝が出来そうでないので、私はココ君の隙を狙って、出窓に戻りました。午後は出窓にお日様一杯入るので、お昼ねをするのに最高よ。私が寝ていると、お父さんが来て「クーの背中温かだね」と言いながら撫ぜてくれたんです。私もココも撫ぜられるの大好きよ。嬉しくて自然に喉がゴロゴロ言うんです。そして、思わずあくびが出たら。パチリと写されました。今日のお写真、怖そうな顔ですけれど、気持ち良くてホワーとなった顔ニャのよ。
御免あそばせ。

缶詰頂戴よ

昨晩家内が、サラダに入れるツナ缶を開けると、その音を聞き付けたクーは、本箱の上から飛び降り、駆け足で家内の足元に。クーの様子を見ていたココ後を追って台所に行った。クーはミャオー・ミャオー「缶詰クーちゃん達のよネ。お母さん早く頂戴よ」とせがむ。「これはクーちゃんのじゃないの」と冷たく言われても「ネー缶詰食べたいのよ。ココ君そうでしょう」と叫ぶ。ツナ缶の良い匂いにココも「ぼくも食べたいよ」。二人は調理台の前に座り、貰えなかったら実力行使の構えであった。ついに家内も「たまには缶詰食べる？」とサラダ作りを止め、ネコ缶を開け、夫々の茶碗に入れた。二人はモグモグと美味しそうに缶詰を食べ、余韻を楽しみながら、夫婦の夕食を見ていたのだ。

見上げる先には

人の肩に乗って騒ぎ、僕を起したココは、クーと一緒に朝ご飯。ご飯を食べ終えたココは、扉の隙間からクーの寝室の探検に出て行った。鬼が居なくなったクーは、何時もの本箱の上に、ゆっくりと飛び上がり、口を舐め、ご飯の余韻を楽しんでいた。そこに探検から戻ったココが「クーちゃん遊ぼうよ」と探す。クーは声も出さず知らん顔。ココは居間の端で立ち止まり、本箱の方を見上げると、その先にクーが。まるで「あっかんべー」をしているようだ。本箱の上の定員は１名。無謀に登っても、蹴落とされる事はココも経験済み。仕方なく、クーが動くのを、無念と言う表情で待っているのだった。

１枚上が

昨日の夕方の事だ。嫁が年末調整の用紙を持って、孫と共に我家に。孫は「ココちゃーん」とみかん片手に追い掛ける。ココはイカ耳になり、尻尾も垂らして逃げる。２歳過ぎの分からん小僧。掃除用のコロコロを持ち出し、台所に居たココの背中に。ココは「シッアー」と言い、冷蔵庫の上に逃げた。そして、孫の隙を見て、小引き出しの上に、大急ぎで避難する。その様子をクーは、本箱の上から高見の見物。「晃君ココより１枚上ね」と言う顔だ。毎日ココに追いかけられている身としては、「私の気持ち分かった？ココ」と言いたげだ。

特等席

今朝は一段と寒く、西多摩地方を走る、JR青梅線と八高線では、架線凍結で列車の運行に支障が出ているとの事だ。
我家もこの冬一番寒くなったようで、クーは朝からパソコンの椅子を占拠し、温風器の前で、休んでいる。
「ここは特等席ニャの、お父さんやココ君には渡さないわよ」と。

クリブ

今日はネコの話ではありません。
クリスマス迄後10日余、４週ある降臨節(アドベント)も、今日で第３主日になった。祭壇に置かれたアドベント・クランツにも、３本目のピンクのロウソクに火が点される。
教会では、イエス様がお生まれになった馬小屋のシーンの人形が、聖堂の入口や聖堂内に置かれる。この人形をクリブと呼んでいる。聖愛教会のクリブは、Ｔ前東京教区が神学校長で管理牧師の頃、クリブの無いのに気付かれ、ご自身が持っておられた物を、持って来て下さり、そのまま頂戴する事になったのである。このクリブは、木彫りの人形で、フィリピンで手作りで素朴なもの。イブ礼拝とクリスマスミサの時には、左右にロウソクを立てるのである。

次はぼくだよ

朝食を食べ終わり、１遊びしたクーは、流しに飛び乗り、洗い桶に顔を入れ、喉を潤い始めた。それを食卓の上から見ていたココも流しに飛び上がり「クーちゃん、早くしてよ。次はぼくが飲むんだから」と催促した。ココに急かされても、クーは悠然として飲み続けた。飲み終わるとクーは「あんた少し静かにしていなさい」と手でクーの頭をポカンして床に飛び降りた。クーの後ココは、ゆっくりと「このお水美味しいね」と水を飲んだのだ。

話は変わるが、ぼくと同じ市内に住む、将棋の加藤一二三氏が野良猫さんへの餌やりで、地域の人から損害賠償請求訴訟を起されたと言う。真に悲しむべき事だ。加藤氏は命を大切にしようと言う、カトリック教会の信徒。路頭に迷うネコさんを助けようとの気持ちは正しい。しかし、方法に問題があったと思う。テレビ画面を見ると、関西の文化住宅風の集合住宅で、庭がある。ネコを嫌う人の一番の理由は、糞尿問題。氏も食事を与えるだけでなく、庭にプランタン等でネコのトイレを作り、毎日砂を交換し、近隣に迷惑を掛けない事。発情期の鳴き声も迷惑であり、きちんと断種手術を受けさせる事が必要だったのであろう。悲しむべき事例である。
可哀想の一言で、野良ちゃんに食事を与えるのではなく、糞尿、発情の問題も考慮すべきだろう。

自然の恵み

お日様が一杯廊下に降り注ぐ日は、ココは籠ベッドに入って、日光浴を楽しみながらのお昼寝をする。自然の恵み。主に感謝。
こんなに平和に過ごせるのは家ネコだけか。