クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

ネコの声

2009-07-21 05:48:58 | Weblog
クーが我家に来る前、発情期になると、近所で暮らしている野良さんは、真夜中の太い声で異性を求め、時には喧嘩をし、眠りを妨げられる事がちょくちょくあった。その声をきくと「またかよ」と舌打ちをしたものである。この何とも哀れな太い声を出すのは、雄だと思っていた。
クーが来て2ヵ月を過ぎた頃、彼女は発情した。そして、野良さんのように野太い声を出し、3~4日間異性を求め続けた。この時初めて、発情期に太い声を出すのが雌だと知った。僕も家内もやり切れない気持ちになり、不妊手術を受けさせる事にした。
普段のクーは、少し高めの透き通る、ソプラノの声を出す。その声が先週の金曜日の朝から突然消え、太い声になってしまった。原因は全く分からない。それが、昨日から元通りの、ソプラノの声に戻り、可愛い声で甘えるようになり、やれやれである。ココは幼い頃から、男の子らしい太い声で喋る。普段はあまり喋らぬが、ご飯が欲しい時や、遊んで欲しい時には、喋り続け煩わしい程である。
クーはその要求によって声の高さや、声の調子を変えるので、直ぐに何が欲しいか分かるが、ココは何時も一本調子で話すので、彼の要求が分からず、戸惑う事がある。
ワンちゃんに比べ、ネコさんの声は小さいので、夜中にクーとココがバトルをしていても、ご近所に迷惑を掛けぬのが良い所である。

遊んでよ

2009-07-20 05:56:07 | Weblog
昨日の午前中ココはお昼寝をしようとせず、居間のテーブルに乗っては、僕の方に顔を向け「マォー」と言いつづけた。台所に行けば、カリカリは茶碗に半分位残してあり、抱いて茶碗の前に連れて行っても食べようとはしない。僕が居間に戻ると、一緒に付いて来てテーブルの上から「マォー」。ココの言っている意味がさっぱり分からず、僕は考え込んでしまった。暫らく考え思い当たったのが「ぼくと遊んでよ」と言う事だ。先ず手近にあった、竹で出来た“猫の手”で彼の頭を軽く撫ぜる。直ぐに反応し、それを手で押さえ、先っぽの割れている部分ををガブリ。1回だけでは納まらず、何回も繰り返す。体は小さいが、押さえる力は意外に強く、終いには手を離し、ココ一人で遊ばせた。
それが飽きると、また側に来て「マォー」と言う。今度はおもちゃバケツから、ネズミを取り出して振り回す。ネズミを取ろうと、走り回ったり、飛び上がったりと、元気に遊んだ。このおもちゃを床に置くと、一人でじゃれて遊んでくれたのだ。このネズミを僕も振り回し過ぎたようで、今朝は右肩が痛くなってしまった。
ココは今日も「ぼくと遊んでよ」と言い出すのかニャー。

安眠妨害よ

2009-07-19 05:31:16 | Weblog
今朝も蒸し暑くなって来ました。年を取るとこの蒸し暑さは体に応えます。
昨日の午前、何時もより早めに帰宅した家内は、家の中の掃除を始めた。掃除機の大きな音に全く動じないココは、少し早めの昼ご飯を食べると、さっさと居間のカーテンの中に消え、手足を目一杯伸ばしてお昼寝の態勢に。この音を気にせず寝ようとする神経に感服。
一方、クーの様子を見に廊下に出ると、箪笥の上のベッドで、篭の渕を枕にして寝ていたが、開いている目は吊り上り、完全に怒りの表情だ。彼女は語らぬがその顔から読み取れるのは「お母さん煩いのよ。私が寝ているの知っていて、掃除機を掛けるんだから、安眠妨害よ。早く静かにならないかしら」。こんな時「クーたん良い子だね。少し我慢してネ」等と言いながら頭を撫ぜようものなら「シャー」と本当に怒り出す。ココより数倍も神経が繊細で、気難しいニャンコさんなのだから。掃除機の音が聞こえなくなると、またこの場所でお昼寝を始めたようだった。
僕も昼食後は、ソファーに横になり眠ってしまったので、クーが何時起きたのかは分からなかった。

通行妨害

2009-07-18 06:19:25 | Weblog
今朝も蒸し暑く、現在の室温は27℃湿度65%。椅子に座ってブログを打っているだけでも、額には汗が滲む。それ故除湿スイッチON。この室温が快適で、冷風が流れ始めると、床でマッタリしていたココは退散し、お遊びモードスイッチが入ったようで、駆け回ったり、パソコンテーブルに乗って、立ち上がってクーラーを覗いたりしている。
さて本題に入ろう。今日の写真は、ココが居間のソファーと本箱の間の、1m弱の通路で腹見せで転がっている時のものだ。身長55㎝であっても、手足を伸ばせば人が通れなくなる。嬉しい時のココは、所構わず、人の迷惑等無関係に転がる。うっかりすると、蹴飛ばしたり、足を踏む事もしばしば起こる。そんな事になっても怒らないのがココの良さ。「退けよ」と言って腹を撫ぜれば嬉しくなり、手を掴んで舐めたり、ケリケリを始めるのだ。
家内が座る下でマッタリしている事も多い。立ち上がろうとすれば、ココが邪魔になる。そんな時は、おもちゃになりそうな物を遠くに投げるのが、一番手っ取り早い。反応の早いココは、それを目掛けて駆け出すからだ。
ココには自分のしている事が、どんなに邪魔なのか全く分かっていない。でも、ココの腹見せ返りは可愛いし、如何しても、お腹に手が伸び、撫ぜてしまうのである。

油断なく

2009-07-17 05:57:16 | Weblog
本題に入る前に。我家の周りは、先程午前4時半頃から15分位叩き付けるような強い雨が降った。クーが外を見ていた、車庫側の窓が開いているのを思い出し、見ていたココを床に下ろして閉めた。今日は不安定な天気の1日になりそうである。
ここ数日熱帯夜で、朝からじんわりと汗が滲むので、クーラーを付けている。朝ご飯を食べたココは、直ぐにお遊びモードに突入し、クーにチョッカイを出し、朝一番のバトルが始まる。昨日も書いたように、クーラーの冷風が嫌いなクーは、茶の間から廊下に逃げ、本棚の上に、ホップ・ステップ・ジャンプと、ネコの3段飛びで乗る。足の速さはココよりほんの少し劣るが、ココには追いつかれず、ヤレヤレと言った感じで、伏せの姿勢を取る。クーに逃げられたココは、体内モーターが全力で回転しているので、一人で家中を駆け回っている。この時クーは決して油断せずに、ココの動きを追っている。この場所だと、居間の奥も見渡せ、ココの動きが良く分かるのである。ココの体内バッテリーが消耗し、パソコンの奥に入ると、クーは何時もの箪笥の上のベッドに入り、呼吸も穏やかに、朝寝を始めるのだ。箪笥の上のベッドは暑い空気が澱むので、クーは1段下がった小物入れの上で、手足をビューンと伸ばして寝ている姿を、ちょくちょく見掛けるようになった。

クーラー

2009-07-16 05:52:40 | Weblog
お宅のニャンコさんはクーラー好きですか。我家は比較的クーラーの冷風に強いのがココで、嫌いなのがクーである。
梅雨明けし、部屋の温度計も朝から29度を表示するようになった。クーラー無しでは人間は熱中症になってしまう。ココはクーラーの風が直接当たる場所でも、平気で駆け回ったり、おもちゃで遊び、昨日の午前中はソファーの上で、写真のように朝寝をしていた。昼前になると体が冷えたのか、窓辺のカーテンの中に潜り込んで寝ていたが。このブログを書いている今も、直接風は当たらぬが、百科事典の上で寝る準備を始めた。
一方クーは滅法暑さに強いようで、昨日も朝から夕方4時過ぎ迄、廊下の箪笥の上のベッドで寝ていた。昼前に様子を見に廊下に出たが、居間に比べて3度位高く、汗が噴出して来た。夕食後もココに追い掛けられると、さっさと廊下に出て行き、本棚の上で寛いでいた。クーに暑くないのかと聞けば「私は平気よ。お父さん達暑さに弱いんだから」と言われるだろう。昼寝の後は西日の入る出窓で休んでいる事も多いが、あまり暑い日にはクーを抱いて、居間に連れて来なければならないだろう。日本の蒸し暑さでは、動物だって熱中症の危険はあるのだ。
先程5時20分頃、椅子が突き上げられるような地震を感じた。神奈川西部と山梨富士五湖方面は、震度3との事だ。その付近からこのブログをご覧の方にお見舞い申し上げます。

お鼻ピクピク

2009-07-15 05:59:40 | Weblog
我家には『クーたんの』と冠した場所や物が幾つかある。その一つが調理台の端に置かれた、クーたんのお椅子である。台所でご飯を待つ時や、家内が夕食の準備をしている時に、行儀良く座っている事が多い。特にロースターで魚を焼き始めると、この椅子から動く事は無い。魚が焼ける匂いを全身で受け止めるように、鼻は大きく開いたり閉じたりを繰り返す。その顔は「お魚早く焼けないかニャー。クーちゃんも食べたよ」と言っている。魚が焼き上がり、家内がテーブルに並べると、クーも付いて行き、テーブルの隅で匂いを嗅ぐのだ。
我家に来て2日目、家族の夕食に秋刀魚が並んだ。オチビのクーは、食卓に手を掛けて大騒ぎ。大声で「クーちゃんにも頂戴よ」と。この時クーの好みが分かったのである。それからココが来る迄の間、塩を振らずに焼いた魚は、クーもお相伴をした。それも真ん中の一番良い部分を。
梅雨も明け、北海道では今年も、秋刀魚漁が解禁になったと言う。クーのお鼻ピクピクが間もなく見られそうである。

怒らないココ

2009-07-14 05:49:39 | Weblog
ネコが恐怖を感じたり、心底怒っている時は、「シッァー」を連発し、耳を後ろに寝かせてしまう。こんな事は、ネコを愛するみなさんなら良くご存知だろう。我家では、クーがココにバトルを仕掛けられ、窮地に立たされた時に、この声とこの表情をする。この頃は毎日の事ゆえ、見ている僕も驚かなくなってしまった。クーに向って行くココは、普通の表情で、声も出さない。
ココと暮らして2年半になるが、ココが「シッァー」を連発し、耳を寝かせて後づ去りした事が1度だけある。それは孫が「ココちゃーん」と呼びながら、駆け足で近付こうとした時だ。いくら隣に住んでいても、ココにとっては未知の人間。大人と違い何をされるか分からないので、恐怖を感じたのだろう。
普段のココは、クーにパンチをされても、僕達が尻尾を引っ張っても、ソファーの背で爪研ぎをしている時に、手で払い床に落としても、平気な顔をしている。温厚な性格と言えば聞こえが良いが、明るくノー天気な性格のニャンコである。先程も、床に仰向けに引っ繰り返っていたが、歩くのに邪魔になり、「ココ退いて。退かないとこれだぞ」と言いながら、足をお腹に乗せると嬉しくなり「ぼくはこれをするよ」と乗せた足に絡み付き、甘噛み攻撃をして来たのだった。

我家の朝

2009-07-13 06:04:14 | Weblog
我家の朝は、普通のサラリーマンのご家庭より早起きである。僕は子供の頃から早寝早起きで、ゆっくり寝ていたい両親を悩ませていた。今もそれは変わらず、4時過ぎには布団を出る。僕が起き出せば、ココも付いて来る。起きた後のココは非常に煩い。ご飯頂戴の連呼である。最近は、家内も早起きになり、5時過ぎには洗濯を始める。当然、クーも家内と前後して起き出し、朝ご飯を2ニャン揃って食べる事が多い。ココは一気に食べてしまうが、クーは数口食べては中断し、流しに上がったり、調理台脇のネコ椅子に座って、ココの様子を眺めたりしている。この時僕や家内が油断すると、ココがクーの残したご飯を食べる事になる。この時見ているクーが、ココを威嚇しないのが不思議である。
写真は、食事を終えたクーが、居間のテーブルでごく休みをし、ココがクーに悪戯をしようと考えている時である。これを撮った後、ココは静かにテーブルに近付き、クーの尻尾にチョチョイをした。怒ったクーは飛び降り、ココにパンチを出したが当たらず、逆にココに攻められて、バトルが開始されたのである。
朝ご飯後のバトルは何時も短時間で終わり、夫々気に入った場所で朝寝を始めるのだ。彼らがバトルをしている頃、息子が咳払いをしながら玄関を出て、仕事先に向う音が聞こえてくる。
今朝は、朝から日が照り、今日も暑くなりそうだ。みなさん熱中症にご注意を。

怒りのブログ

2009-07-12 06:05:32 | Weblog
昨夜から僕は一人で怒りまくり、気持ちの整理が出来ない。何故なら、昨夜、ココは夜食を食べた後、僕の傍で珍しく、ネコらしい箱座りをしていた。何気なくココの顔を見ると、目の左右の開き具合が違う事に気が付いた。もう一度良く見ると、左目の開き方が小さいし、瞳の開きも、左が大きくなっていた。明らかに、左右の視力が違う事が分かった。それをココは全く気にしていないが。
06年年末に、ココを我家に連れて来た時、ココはネコ風邪が治らず、クシュン・クシュンをしていたし、風邪の後遺症で、目も結膜炎を患っていた。ココは箱に入れて捨てられているのを、見付けられ、保護されたのである。当時生後2週間程の仔猫。温かな家で生まれ、母ネコに守られていたのが、瞬時に六甲下しの北風の吹く外に放置されれば、その命は危険にさらされる。冷たい風は、体温を奪い、風邪を引かせ、目にも炎症を起させる。ココの結膜炎は我家に来ても一向に良くならず、最終的に、インターフェロンの点眼薬を使い、完治したのは生後10ヶ月の頃の秋になっていた。それでもこうして、視力のアンバランスが、後遺症として残ってしまった。
一人で生きる術の無い、仔猫や仔犬を捨てる事は、虐待である。勿論、法律にも触れ、処罰の対象行為である。こうしてブログを書いている今も、可愛い・可愛い仔猫や仔犬が、公園や河原に捨てられている。何回も書くが、ココのように、保護され、温かな家庭の一員として、生涯を全う出来るのは、極少数の幸運を得た子だけである。
僕はココやクーの捨てた輩に出会ったならば、胸倉を掴み「お前は自分の子供を、素っ裸にし、寒空に放置出来るか」と言うだろう。
今日は都議会議員選挙の投票日。僕は人々が幸福で愛のある生活が出来るように、力を尽くす候補を選びたいと思っている。