山野草を見るのが目的で宿泊までしたけれど、やはり梅雨明け直後が花の種類は多いようです。
夏の花が終わって、秋の花がそろそろという時期で、数は少なかったようです。
頂上の途中、キスゲやオオバギボウシもあるはずだけと、花はもう終わっているはず。それで登るのはやめました。
キンミズヒキ。
草原に秋風立つ。
オミナエシ。
マルバハギ。
だいぶ上がってきました。雨が降り続きます。
2000年7月、77歳の姑を連れて52歳の私たち夫婦、この山へ登りました。
姑はそれまで一度も山歩きしたことないのに、登山靴まで買って履いてもらい一緒に来たのです。
この付近で「しんどいからもう行かない」と言うのをなだめてすかして励まして、とうとう頂上まで。
頂上で他の登山客から「何歳ですか!!」と驚かれて、年寄り扱いすると憤慨していた姑。我慢強い人なので息子の言うこと聞いて登って来たんだと思う。
私、とりあえず77歳に登頂が目標。そうすれば姑みたいに98歳まで生きられる気がするけど、そんなに長く生きなくてもいいかな。寿命は誰にも分らないし。
下りてきました。道しるべ二つ。
麓を歩きます。
えーと、何という花でしたか。北米原産、寒冷地に適応した外来種です。
花はきれいですが、繁殖力が強く、在来種を駆逐していくのがいけませんね。
花には罪はなけど、何となく西洋のお花畑的。
南登山口付近で。アザミの仲間。
カワラナデシコはとっても和風。
さっきノアザミ?
ついでに旧道へ行きます。
コロナ禍真っただ中の2020年5月、人気のないこの道を北広島町まで歩き、新しい国道を引き返してきました。10キロくらい歩いたでしょうか。
深入山ふもとの旧国道を歩く - ブログ (goo.ne.jp)
あの時と違って木はうっそうと茂り、誰もいないのでちょっと行って引き返します。昭和40年頃まではこの道が島根県に通じるメインの道だったそうですが。
ウバユリ。終了。
ノリウツギはどこにでもある。昔は製紙のつなぎにしていたらしい。
花ではなくて根?
山はもう秋。
タムラソウ。
キセルアザミに似るけれど、葉に棘がないので見分けは容易。
ワレモコウ。
秋の七草。
これは帰りのバスに乗る前に写す。
全国にいこいの村があるそうですが、1970年頃、雇用保険の雇用者側の積立金で作られた施設だそうです。
大手企業は自前の保養施設があるけれど、それのない中小企業に働く労働者のための保養施設だそうで。
時代は移り、福利厚生を会社が面倒見なくなって保養施設は手放すし、各地のいこいの村も民間に払い下げられたそうです。
新しく建てるよりはうんと安かったので、先日のようにお客さん少なくてもやって行けるのでしょう。
建物も全体に昭和的おおらかさ、お洒落ではないけど、しっかりした造りです。
最近ではキッズルームなど作って家族向けのサービスも充実しているようです。
近くにスキー場があるので冬は賑わうのかもしれません。しかし、たった一人で泊まる宿も初体験。今年五月にはたった80円で奈良のホテルに泊まり、
奈良の素敵なホテル - 日記 (goo.ne.jp)
こんな安く泊まった人は初めてと驚かれましたが、今度はどんなミラクル体験が待っているのでしょうか。
楽しみのようでもあり、経験したくない気持ちもあり。
まだまだ写真たくさんあったのですが、マイクロソフトからストレージがいっぱいなので有料で容量増やせばどうかと言ってきたので、あとはゴミ箱に。
ちょっと残念。
懐かしの昭和のグラス。
20年以上前、兵庫県を旅行中に骨董店に寄り、併設の喫茶店で休む。
グラスが懐かしの昭和のソーダガラス。グラスとは言わずにガラスのコップ。
5客セットで進物にもしたコップ。今のグラスと違ってよく割れて、夏の終わりには3客くらいになっていた。昔はお客さんもよく来るので、不揃いのガラスのコップにカルピス入れて出したり。
エアコンはなくて、あっても窓に着ける重いのが一家に一台とかの時代。
ヤフオクで時々古いグラスを探すけれど、なかなかいいのに出会いません。
そんなこんなをしているうちに、哀れ今年の夏も去ぬめり。
地味な八月でした。来月に期待しましよう。