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先週、母にせがまれ、行って来ました。「レジャーのことは大西に任せろ」の頭文字を取って大西何とかと言われる方が20年くらい前に?開園、それから経営者が替わり、今は大江戸温泉物語になってます。
庶民は何が嬉しいのか、よくリサーチし、安くて楽しい温泉アミューズメントとなっています。以前は閑散としていたレストランの巨大空間に人、人、人、なかなかの眺めでした。
私はいまだかつて、寛いだ人がこんなにたくさん居る場面に遭遇したことがありません。自尊心だとか、規範意識だとかは温泉の湯に流し去り、「あとはご飯食べて酒飲んで寝るだけ」の人たち。
食事は朝夕バイキング。夜はカニ食べ放題。食事開始の五時半に行ったら、もう隅の方しか席がありません。次行くときは五時くらいから並んでおくべきですね。
ズワイガニの食べ放題とは言え、そうたくさんお皿に盛れるわけでもなく、だいいち食べるのがめんどくさくて、途中で嫌になる。というか、バイキングは列に並んで取るのがとっても面倒。貝(名前不祥、蛤より大きい)、エビを焼いてくれるのがおいしかった。
朝は前よりずっと良くなっていた。おかずたくさん。讃岐うどんもあります。
部屋はこんな感じ。
セミダブルが三つ。二食付シングルユースで9,800円と安いのか、高いのか。多分高くはないと思う。
さらに驚くべきは、広島、福山、倉敷、岡山、姫路、三宮、大阪などから香川県まで平日無料の送迎バスがあること。これにはいくらなんでもびっくりした。
クリックで拡大。部屋からの眺め。讃岐富士などが見えます。足元レジャー施設。
お客さんは関西方面からが多いみたい。みなさんとっても喜んでいるように見えた。帰りのバスは15時台発なので、それまでホテルが主催する各種ツアーがあります。
私たちは徳島県の歴史散歩2,300円というコースに参加しました。県境の峠付近は積雪しています。いいお天気だけど冬です。
まず美馬町へ行きます。
馬の産地だったそうです。
お寺がたくさんあります。
ガイドボランティアの方が数人、寒い中、親切に案内していただきます。
お寺の前から遠くに雪化粧の剣山も見えます。気持ちいい冬晴れです。母もニコニコと元気に歩きます。
続いて脇町へ。吉野川沿いに水運、藍の取引で栄えた街です。
うだつの町と言われますが、古い家はうだつがないそうです。
二階は元は装飾、次第に高くなり、部屋を作ったそうです。
うだつは西風の強い土地で防火目的に作られたもの。一階屋根と二階軒下をしっかりつないでいるほど時代が古いそうで。
次第に装飾としてつくられるようになったとか。
商店の動態保存。土日祝だけ、軽食、みやげものの店になります。この家は威張ってないので、親しみやすいです。
琺瑯看板健在。
古い街並みは裏通りにも残っています。こちらは暮らし方がよく分かります。
格子戸が立派です。
電柱はなくて、電線は家に直接つないでいるようです。懐かしき昭和の眺め。
温泉旅館のサービスツアー、そう期待してなかったけど、とっても楽しめました。従業員の研修も行き届いている印象で、みなさん親切でした。
帰りに最寄電車駅まで送ってくれた運転手さん、「お客さんも賢くなって、広島から無料バスでホテルへ来て、翌日は無料でバスで大阪へ行く人もいる」そうで。
うーーーむ、そんな裏ワザがあろうとは。