日記

日々のあれこれ
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九州の山

2023年04月30日 | 山歩き


えびの高原から韓国岳を望む。12時頃。
噴煙の上がるのは硫黄山。
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4/19 日本現代工芸美術展つづき

2023年04月29日 | 美術展

会期は一週間しかなくて、もう終わっています。残念。場所は東京都美術館。上野公園内にありました。

私は高齢者なので、無料、ありがたや。

伝統的な織物とは違う、実験的作品の数々。何をしてもいいんだ、枠にとらわれることないんだと大いに元気をいただきました。

初めは技法を習得、好きな作品の模倣。それに至るまででも大変ですが、実はその先、自分の独創性を出して、自分だけの表現ができるようになる道のりの方がすっと長くて大変。

出展の皆様は多分私よりも若く、若くても長く修練を積んできた方ばかりと思う。

とりあえずはよく見て、ばあちゃんは勉強です。

一部継いである?

作り方が私にはよく分かりません。

何枚か重ねて掛ける。色のハーモニー。

ミロ風。デザインがあか抜けている。

えーとこれは織りの立体作品だったかな?

これも織り。あえて抑えた色調にしているのは作者の意図かと。

綴れ織り。私はとっても苦手。

絨毯みたいなボリューム感。どうやって織るのかしら?

これも織り。立体作品。

下は組織織、上がつづれ織り。簡単そうだけど、難しい。経糸は紺を使うのでしょうか。

綴れ織りは経糸の色は殆どでないので。柄を織り出すのはまあ簡単。でも違う織り方を一枚の作品に納めるのはち密な計算が必要。

こちらも立体作品。天使が脱いだ羽根のようで、存在感あり。

カンディンスキーの抽象画を連想させる。

パワフル。継いでますね。これならできるかな。いえいえ、出来ないけど。

デザイン、大切。それを織り出す技術も。

津軽地方の伝統的刺繍、こぎん刺しも緻密なデザインで他の作品に全然負けてない。

おお~やっとオーバーショットの作品が出てきました。

これは経糸と緯糸の色の組み合わせ、糸の通し方と踏み方で柄を作ります。

綴れ織りは絵の具の代わりに糸で絵を描く感覚。こちらは糸通すとあとは一段ずつ踏んでいくだけ。計画するまでが大変。後はまあ楽。

色のグラデーションがこの作品の深みになってます。

染色のようです。

これは太いリボンのようなもので織っています。

織るのはまあ楽ですが、アイデアが・・・アイデア秀逸。

会場。時間がなくて、陶芸はほとんどみていません。来年は前もって期間を調べて、じっくり拝見したいものです。

パッチワークですね。私、パッチワークは手芸と誤解していました。

立派な芸術作品です。

果物?力強い作品。


見終わるともう17時近くになっています。この後、JR上野駅から東京まで。続いて新幹線に乗って帰宅。のぞみと、こだまひかりは別のホーム。私はあちらはまた上りのホームとばかり思って、こだまひかりのホームで待っていました。

ふと気が付いて猛ダッシュで何とか乗れました。焦るうーーーハアハア。

東京発の上り列車ってどこへ行く?と自分で突っ込んでおきます。

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ああ、みんな歩けなくなる・・・

2023年04月28日 | 断想

来月、元の同級生と友達旅行することにしている。

彼女はまあ歩ける方。だから一緒に旅行できる。私は野山に植物園が好き、彼女は商店街で雑貨見るのが好きと好みが違うけど、たまには違う趣味の人とも付き合うのも楽しいと今からワクワク。

今回の幹事は私。彼女はコロコロを引いて来るので、その時は乗り物利用の予定。

もう一人の友達は杖を突いている。歩くのもゆっくり。これは病気の影響なのですが。先日は二時間くらい付き合って、気の長くない私は分かれた後、電停まで思い切り走ってみた。それで早く歩きたい気持ちを解消して、気持ちが吹っ切れたのですが、次の日には膝が痛くなって、深く反省。無理してはいけないと言うことですね。

正座は短時間ならできるようになったけど、走るのはやめておきましょう。

さらにもう一人の友達は、15年くらい前から歩くのが遅くなり、なんやかんやとあって、今は全く歩けず、自宅で介護を受けている。

我が母も70過ぎて膝を悪くして、80過ぎて両膝に人工関節を入れた。私もその素質を引き継いでいるので気を付けたいところです。

膝に悪いのは過度な運動に過体重でしょうか。三月、四月は合同展に友達を呼び、ほぼ毎日、誰かと一緒にご飯食べた。普段はあまり食べないのにそれが引き金になって、4月はちょっと体重増えたかな。

私もいずれは歩けなくなるのかなあと、今から心配しても仕方ないけど、体を動かし、食事も考えないと。


昨日、義妹から電話あり。親戚の同世代の人の訃報を聞く。一年も前に亡くなっていたのに、遠い親戚には知らせず小さな葬式で見送ったとのこと。今はそれがトレンドかもしれないけど、後で知るのは結構寂しいものがある。葬式は生きている者の心の区切り。せめてもう少し早く知りたかったけれど、それも残されたものの都合。私があれこれ言うことでもないけれど。

見慣れた森の木が少しずつ減っていくような心もとなさ。同世代の訃報を聞くとそう思う。

だからこそ、したいこと今のうちにしておくと心が急かされる。50代はまだ時間は無限にあると思えたけど。その時には時間の有難さに気が付かない。時間はお金と同じ。大切に有意義に、自分が幸せになるために使う。


すべての基本は歩くことですね。歩かないと何も始まらない。何もできない。

せいぜい体を動かし、いい老後を過ごしたいものです。

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4/19 ルーブル美術館展→日本現代工芸美術展

2023年04月27日 | 美術展

4/19  11時から記念講演会 12時から昨年出展を誘ってくれた方と昼食。

いろいろ教えてもらい、話しもして13時前解散。

ルーブル展、見なくてもよかったのですがせっかく東京まで行き、気が付けばチケット売り場のすぐ近くに立っているし、12時からの枠がまだ残ってますと係りの方が言っているし、つい鑑賞することにした。

事前に予約した13時からの人が長蛇の列、その前を申し訳ないなと思いつつ、入室する。

展示室はとても暗かった。絵の保護と思います。

ルーブルと言えば大歴史画、モナリザにミロのヴィーナスと言ったあたりがイメージかと思いますが、18世紀、19世紀の愛をテーマにした小品の展示でした。

宗教画も時代が下ると自由な表現が現れますが、特にどの絵も肌の色がきれいで、人物が生き生きと描かれていました。最後だけ撮影自由。ルーブルの絵です。有難く撮影させてもらいました。

 

 

 

 

本家のルーブルも写真は撮り放題。2014年、感動しまくって写真撮りました。

パリ二日目はルーブルへ - ブログ (goo.ne.jp)

特にミロのヴィーナスは周りをぐるりと回れるようになっている。一生の思い出に、見られてよかった。

14時には、このブログにコメントも下さる東京のフロワーの方と待ち合わせて、お茶飲みながらお話をする。

普段からお互いのブログを訪ね合っているので、初対面とも思えず、私よりだいぶ若い方だけど、昔からの知り合いのようにお話させていただいた。

共通点はお互いの配偶者が同業だと言うこと。同業でもジャンルは全く違い、その大変さは私には想像するしかないけれど、若いときは家にまったくいない夫と言うところは共通。共感しあう。

我が家の場合、子供が病気でも診てもらったことはほぼない。近所の薬局で飲み薬買って呑ませる。ついでに自分も風邪を引く。実家は遠いし、夫実家は隣だけど・・・・頼んだことはない。

熱で朦朧とした頭で、買い物してご飯作って食べさせて、帰って来るのは夜中だし、給料は安くて、年末、たまった本の代金払って残りはこれだけと聞いた時は唖然。

その話を母にすると8万円めぐんでくれた。そのお金、とうとう返さずに両親ともあちらへ行ってしまった。

その時々で人に助けられながら生きてきたんだと、今になって分かる。

その日はとてもおいしいお菓子をいただいて、写真半分しか撮れなくて残念だったので東京のそのお店にお菓子をネット注文した。届くのが楽しみ。

T様、先日は大変にお世話になりました。お忙しそうですが、何卒お体気を付けててお過ごしください。


また話し足りなかったのですが、その日から始まる工芸の美術展に行くので美術館で別れる。

続いて上野公園内の「日本現代工芸美術展」へ行く。

こちらは工芸のレベルも高く、一つ一つの作品に教えられることがあって見ごたえたっぷり。

染色。紺を入れると和風を感じるのは藍染からの伝統?

布を染めて折り目を付けて、ジャンルを細かく決めるよりは布を使った造形と言えばいいのでしようか。

織り。

下絵が素晴らしい。それを織りあげる技術も素晴らしい。

フェルトのようなもので形を作る。

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まだまだたくさんあるのですが本日はここまで。また次の機会に。

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4/19国立新美術館へ行く

2023年04月27日 | 美術展

4/19、ホテルを出て日比谷線八丁堀から六本木へ行きます。

電車下りて人について地上に上がったらとんでもない場所に出ていました。行く先によって近い出口があるのですが、つい変な場所へ。

六本木交差点まで行ってみました。道案内があります。これで安心。

しばらく行くと路地へ入ります。

着きました。10時開場まで間があります。

岐阜から来たという女性と話しながら待ちます。

メインはこちらで。

他にも二つ。公募展です。

公募展はよく似た名前があるので憶えきれません。光風会のほかに、東光会とか、日展、院展、二科展、二紀展、新制作・・・それぞれ特徴があるようです。

光風会は黒田清輝などが結成した白馬会が解散後、有志で別の会を立ち上げたのが今に至り、一世紀以上の歴史があるとか。戦後、工芸部門ができたと、ネット情報。

今まで何も知らない私でした。

10時に人に会い、その後、人とあいさつしたり話をして、講演会、昼食とあっという間に時間が過ぎていきます。

絵は多くてとても見る時間がないので、染色と織りだけ写真撮りました。

織ったご本人とも話しました。またどこかでゆっくりお話ししたいものです。

長いのはいくら長くてもいいそうです。

確かに美術館の天井は高く、展示室は広い。

棒の端にフックを差し込んで吊るす。

染色。水面に月の映るイメージ。

綴れ織り。私の最も苦手な織り方。

こちら染色。

色はご自分で染めると伺いました。

元気のいい若い人の作品。

工芸の展示室。

幅の狭いのを三枚重ねる。

潮の流れ?

こちらもつづれ織り。盛り上がった部分はカーペットのように糸をその都度切る?

手間がかかっています。

元の絵と染色がしっかりしています。

色のグラデーションが素晴らしい。

染色。ろうけつ染め?

モダンでどこか懐かしい。

正統派。雪原と椿。海は日本海に違いない。

雪原に続く足跡はなぜか一列。足跡でないのかも。

綴れ織り。立体的に仕上げている。

華やか。

絵画は明るい色調の具象画が多い。とても全部は見られません。

バラは洋画の大切なモチーフ。バラが描けるとたいていのものは大丈夫な気がする。

この後、ルーブル展も急いで見て、また人に会う。とても楽しくお話しできましたが、話しもそこそこにまた上野へ引き返して工芸展を一つ見て、あとは新幹線で帰宅。それはまた次の記事で。

2日間、忙しい東京でした。

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広島サミット、てんやわんや

2023年04月26日 | 事件、事故

昨日は広島駅の忘れ物一つで、新幹線が新大阪から博多まで運行停止、各線も止まり、駅から人を退去させる騒ぎがあった。

その忘れ物は警察に届けられてたそうですが、前もってそちらは当たらなかったのでしょうか。

事件性はないことで決着しましたが、これからサミットまで忘れ物、落とし物一つでこんな騒ぎになるなら、早く終わることを願うばかりです。

3月ころから警備の警察官をよく見かけます。警視庁からも応援に来ているようで、市内もさることながら、我が地元、期間中は移動もままならないかも。宮島も期間中は店を閉め、観光客はどうだったかな。締め出されるのかも。

3月、4月と人に会い、はたまた出かけてしっかり成長したので、昨日は久しぶりの散歩です。

ん?白い建物が。近寄って写真撮るのは遠慮して遠くから。

左端に見える木立が、サミット会場になるホテルのある島。

右側に大きな素通しの建物が。中に高所作業車など、作業用の重機がいろいろありました。

いつもはフリマもする広場は立ち入り禁止です。

フェンスが物々しい。土台はコンクリートを流し入れ、支柱を立てています。

アウシュビッツみたいで、ギョッとしました。まさか高圧電流は流れてないと思うけど。

2017年5月。アウシュビッツ(オシフェンチム)収容所跡の記念館。

島の周りにぐるりと柵を巡らし、海からの侵入を防ぐそうです。小さな島ですが、それでも海岸線は長いです。

友達の住むマンションが見えます。期間中は外出も面倒でしょう。

首脳方に万一の粗相あっても行けない。舗装も新しく。

雨の中、公園の草刈りしています。

こちらはどうする?

チガヤが伸びてきました。

5/19 サミット期間中がロビー展の搬入です。友達が警備をかいくぐって来ると言ってますが、大丈夫でしょうか。

一生に一度も遭遇することのない、G7首脳会議、何が起きるのかと興味半分、心配半分。

孫たちは学校が休みになるので、それも急に決まって、嫁ちゃんはヒェエーーーとラインで悲鳴を上げていました。

広島市民全員、寝たふりでもするしかないようです。


昨日から寒い。ストーブで、おかずを作る。

たけのことワカメの炊き合わせ。山と海で採って来たもの。

昨夕は次男が来て、ちらし寿司しか持たさなかった。タケノコとワラビの炊き合わせを渡しそびれた。

タケノコ、まだまだあります。

以前、実母にタケノコ送ったら、都会へ嫁にやった子が送ってくれたといたく喜んでもらえました。そんな何でもないことも、タケノコの季節には思い出す。

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「古都再見」葉室麟

2023年04月25日 | 読書

著者は直木賞作家。時代小説をたくさん書いている。

1950年、北九州市生まれ。仕事場を京都に構え、京都のいろいろな場所を訪ねて思索する体裁のエッセィ集。

元は週刊新潮に2015年から2016年にかけて連載されたもの。それぞれは短いけれど、内容は濃く、今の京都の奥に過去の人々の姿が見えてくるのはさすが作家の眼。歴史小説を書く人はこんなにも博覧強記、物知りなのかと驚く。

私も京都へはよく行くけれど、うわべだけ、通り一遍の街歩きだったと反省している。深く歴史を知って歩く京都の町は、重層的に重なった各時代の出来事が、いろいろな表情を見せてくる。その一つ一つが賑やかで、刺激に満ち、なるほど、よくものを知ることは深く感じることでもあり、よりよく生きる道しるべにもなるのだと思っているところ。

この本に取り上げられた京都の場所を訪ねるのも面白いかなと思う。

この本の中で特に印象に残ったのは、明治以後、時の政権は敵対してやぶったものの霊鎮めをしていないという指摘。非業の死を遂げたものの怨念を鎮めるために神社や寺院が建立されてきたけれど、靖国神社は政府側だけ、のちには日本人だけを鎮魂する施設。負けたものの魂は永遠に恨みを抱いたままさまよっているとの指摘。

東北大震災で、山口県の自衛隊部隊が福島へ災害復興の支援に行ったときも、官軍と会津軍の戦いの手打ち式をしていた記憶がある。これは一度やれば終わりではなく、その時代ごとに必ずやっているのではないだろうか。

こんな煩雑なことをするのは、東北諸藩の戦死者の慰霊の施設がないからのことと思う。霊は象徴。それが行き所なくさまよっている。結局は人の思い。それをどう納得させるかと言うことだと思う。

人の不幸の上に自分の幸福は成り立っている。そう反省することでやっと和解が成り立つ。著者はそう言っている。

もう一つは、若い時には、夢のような何かに駆り立てられて生き急ぐ。それが青春。しかし、老いの中にもそれがあるのでは?死を予感した心のざわめきが似ているとの指摘。

それは私もよく分かる。私も元気で活動できるのはあと5年かなと思っている。今になって機織りを頑張らないといけないなんて、難儀なことである。しかし、人生の集大成としなけけばと追い立てられるようで、ちょっとハイな気分になっている。それが若い時の気分に似ている。自分でも意外だった。

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4/18 国立西洋美術館へ行く

2023年04月25日 | 美術展

美術館は藝大から上野駅へ引き返す途中にありました。

うんと昔に一度一人で来た気もするけれど、記憶あいまい。何を見たんだったかしら?ものすごく混んでいたような。。。それも記憶あいまい。

美術の教科書でおなじみ。

こちらも。

これもおなじみ。

ブールデル、弓を引くヘラクレス。


今はこの企画展。予約制ですが、平日の午後3時頃、並ぶ人もなくすぐ見られました。

憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷|国立西洋美術館 (nmwa.go.jp)

フランス北西部、太平洋に面したブルターニュ地方の風景と素朴な人々に魅せられた画家の企画展です。

館内は一部作品を除いて撮影自由。

とは言え、人の肩越しに急いで撮るのでうまくは行きません。

それに貰ったはずのパンフも見当たらない。

エッチング、街角の様子らしい。

これもエッチング。地の果てブルターニュの壮大な自然。

繕い物?をする女性。

こちら、ポスター。

 

モネ。嵐のベリール。波が荒らそう。

ゴーギャンもブルゴーニュに滞在していた。

えっと、何の場面でしょうか。キリストにしては服が新しすぎるし。

続いてゴーギャン。

庭で遊ぶ人たち。屋外の光がよく描けている。

黒田清輝。やはりここまで来たのでしょうか。

壁にもたれてこちらを見る少女。

心を開くことなく警戒しているように見える。

そこまで描けているのが素晴らしい。

踊る女性に笛を吹く男性。屏風に仕立てている。

こちらは海沿いの景色。たくさんの色を使って海、岩、空を描く。


続いて常設展。松方コレクションを中心に多数展示していました。

松方コレクションと言えば、1967年、秋休みで帰省していたとき、高松市立美術館(当時は栗林公園内)で展示があり、たくさんの人が見に行ってました。当時は、地方都市で、西洋美術に触れる数少ない機会だったたことでしょう。

宗教画もいろいろあります。これは実際に教会に飾られていたものでしょうか。

おお、ブリューデル。

人気のある絵で、模写が100枚くらいもあるそうです。これは息子が模写したもの。

私、これと同じものを2019年にウィーンで見たんですよね。あれは本物?

雨のウィーン、美術館とモーツアルトハウス - ブログ (goo.ne.jp)

果物いろいろ。

 

イタリアを思わせる遺跡と水浴びをする人。

スポードのお皿を連想させる構図ですね。

 

縦長の構図。

静物。

 

モネ。

ルノワール。

モネ。

中庭。

フジタ。

館内のカフェで早い夕食を食べます。

5時過ぎですが、もう暗くなり始めました。日本列島をだいぶ東へ来たので、日の入りも早そうです。

帰ります。企画展に加えて、常設展も数が多く見応えがありました。

今回、懇親会は中止になったのですが、本来ならこちらで。

名だたる文豪たちが訪れた老舗。私は牛鍋か中華料理に店とばかり思っていましたが、フランス料理だそうです。来年はぜひとも参加したいものです。


日比谷線の八丁堀というところで降りて、歩いて5分くらいのホテルに泊まりました。

上野と六本木が乗り換えなしでアクセスできる中間地点、温泉付きの広い部屋、女性専用フロアありで探したらヒットしたのです。無事たどり着けるでしょうか。

途中に図書館あり。

やれやれ、やっと着きました。ツインですが、ベッドをくっつけて向こうの空間をひろく取っています。

ニットのカバーは夜中、肩に巻いて寒さ除けに便利でした。

畳敷き。

くつろぐかと思ったけど、もう椅子が楽なお年ごろ。立ったり座ったりが結構面倒で、座る時、ドレッサーの縁で背中打って痛かった。

周りオフィス街みたいで夜は全く人通りがなく、車の音も全然しない。ものすごく静かでした。

最上階の温泉の脱衣所で、外国人女性と遭遇したので、どこから来たかと聞いた。

ポーランドだそうで、私行ったことある、とても広い国と言うとサンキュウと言ってくれた。まあそれだけのことですが。

翌朝、屋上のラウンジで。

ビルだあ。ビルは珍しい訳ではありませんが、東京のビルなので有難味も増すというもの。

チェックアウトしていざ出発。

昨日と違う道を通る。

ポンプ場は下水の処理をしているようです。海が近い?

いいお天気です。5/19 これから国立新美術館へ。それはまた次回に。


昨秋、京都へ行った時、でかいカメラにリュックでとても疲れたので、今回は荷物はなるだけ少なく軽いショルダーバッグ一つで、脱いだ服に美術館のパンフはエコバッグに。

同じ重さでも、二つに分けると軽くなって持てる。

足元はスニーカーの一択。しかし紐靴ではウォーキングになるので、紐なしの脚の出し入れが楽なものを。

服は脱ぎきしやすい薄い物を重ねて着る。とは言え、二日目はいいお天気で薄いブラウスとジャケットだけ。あとは持ち歩いた。

地下鉄はエスカレーターがあるとはいえ、最後は階段で地上に出なければならないようで。階段上がれなくなったら東京での移動はどうしたらいいんでしょうか。

実母が東京の孫(弟の娘)の結婚式に参列できないと嘆いていたけど、当時82歳で膝の手術したばかり。「駅を出たらすぐにタクシーに乗れるのは田舎だけ。都会では、地下鉄に乗り換えて階段上がって自分の脚で行くしかないので無理」と引導を渡した私。

三男の名古屋は駅降りてタクシーで行けたので、参加してもらい、喜んだと思いますが。

あの時は、紋を入れた訪問着を着たがってたけど、アオミドロのような変な地色の訪問着。着てほしくないので、身内は黒留と言って諦めてもらった。

せっかく作ったのに着ていくところがないと嘆くので、デイサービスに着て行けばとからかう娘。多分着なかったと思うけど、晩年まで、着物がいろいろと欲しい母でした。

長話、深謝。今日は雨で寒い。つい書きすぎました。

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タケノコの後始末いろいろ

2023年04月24日 | クッキング、ランチなど

午前中から、タケノコの料理をいろいろ作りました。

昨夜はたけのこご飯。

午前中、鍋いっぱい、定番の煮物を作る。

柔らかな穂先ばかり集めて、甘酢漬けと、メンマ風に。

甘酢漬けはちらし寿司、酢豚に。

メンマ風はゴマ油、みりん入り出し醤油を入れて炒め、最後にコチジャンを少々。こちらは餃子、春巻き、八宝菜、ラーメンのトッピングなどに。

残りは水に浸けて冷蔵庫に保存。水は毎日替える。

また何か作ったたら紹介します。今年は豊作でしたが、やや出遅れました。

来年は20日前後をめどに。

 

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藝大コレクション展2023「買上展」続き

2023年04月23日 | 美術展

4/18、東京藝大の「買上展」続き。

岡本太郎のお父さん。

高村光太郎は詩人としても有名。

こちら現代の作品。染色。

一部。

卒業制作とは思えない完成度。

こちら金工。

細部。どうやって作る?

大きな和紙の作品。

木製。

藍染め。

文化財保存学専攻の作品

この他に、日本画、油絵、工芸、彫刻、デザイン、建築、先端芸術表現、美術教育、メディア映像の各専攻の作品が展示されています。いずれも作者の若い時の作品ですが、見ごたえがありました。

作曲の展示もあり。

きれいな楽譜。専用のソフトがあるのでしょうか。

作曲家の卒業作品も買上対象。1978年からの44年間、22点が選ばれたそうです。

美術館2階から大学の門付近を見下ろす。道路を挟んで、あちら音楽系、こちら芸術系のキャンパス。

東京の中で緑豊かな環境。この環境の中から素晴らしい作品が生まれるんですね。行きかう人もどこか賢そうに見える。

JR上野駅から歩いて10分くらい。

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タケノコ狩りに行く

2023年04月23日 | お出かけ

孫二人連れてタケノコ狩りです。

R2安芸バイパスは3/263/19、17時より供用開始。墓地近くのランプまで30分で行けるようになりました。海田でバイパスに上がると、信号が一つもなくて快走~

タケノコ堀り、大好き。

頑張れ。

力を合わせて。

タケノコ採りの翁。

残念、少し出遅れたようです。

今年は豊作。伸びたタケノコも頭をカット。

山に花咲く。ガマズミ。

帰りも快走路。渋滞したら60分以上かかる道の、時間が半減。11時には帰っていました。

玄関先で皮を剥いてからあく抜き。

山の花。コバノミツバツツジにガマズミ。

タケノコは早めに息子宅に届けて、夕方、孫を送って行く。

いつまで来ることやら。あっという間に大きくなるのが子供、そして孫。

その時々をしみじみと味わう。

午後からタケノコのあく抜き。宵の口は疲れて眠ってしまった。

姑の元気な間、私は行くのは遠慮していた。タケノコ狩りは義妹夫婦を呼んでの春の恒例行事。しかし、もはやそれも遠い光景。

山は変わらず、タケノコも毎年出る。変わるのはそれを採る人間のみ。

それがまあ歳月ということでしょうか。

タケノコはなくて残念、多いと持て余す。今年は持て余す年のようです。

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今日は孫が来るので

2023年04月22日 | 日記

最近読んだ本。これはアマゾンで自腹切って買った。

自腹、切る余地がまだだいぶあります。


孫二人が来るので、お茶をたくさん作って、ジュース、お菓子、果物をたくさん買って、寝床の準備して、朝から忙しい。

夕方は食料品の買い出し予定。

明日は二人をタケノコ狩りに連れて行く。

昨年が不作だったので今年に期待したいけど、この温暖化でもう遅いかもしれない。

夫が、趣味の会=スピーカーボックスの自作に忙しい上に、4月末まで変則で土曜午後も仕事入れているので、採りに行く時間がない。

10年くらい前まで、4/29がタケノコの日と決まっていたのに、いつの間にか前倒し。花も本当に早くなった。


さて、孫来襲までの、嵐の前の静けさ。

おじいちゃんの隔世遺伝なのか、二人とも体格がいい。孫自慢深謝。

二人ともよく食べる。飯炊きばあちゃん、頑張ります。

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東京でいろいろと

2023年04月21日 | 美術展

18日と19日、東京で見た美術展の最後はこちらの「61回日本工芸美術展」。

意欲的な作品の数々、大変に見応えがありました。

作品の持つパワー、はっきりとしたたたずまいに、ただただ圧倒されました。

私、全然、まだまだ。そして頑張らないと時間がない。

本日、実は地元の美術展二つ、行くつもりだったけど、東京で見た作品をもう一度復習、身に着けないと次の感動の入る余地がない。

それで、午前中、着物の染み抜きだけの依頼だけで外出。住宅街の中の染み抜き専門店。着物は・・・ですが、染み抜きはそれなりに_| ̄|○

でも放置していたら色が濃くなるとも聞くし、これからも着るので。

飲食を伴う外出には着物は危ない。でも着たかったんだもの。割り切るしかない。

ああ、楽しかった~東京。のぞみで東京まで4時間弱。

のぞみの始発、最終で日帰りも無理したら可能。今度やってみようかな。いえいえ、せっかく行くなら、ゆっくりしたい。前ほど東京が怖くないのは、案内掲示がしっかりしているから。スマホもあるし。

公募展の先輩の先生は広島からよく飛行機で行くそうです。企画切符で新幹線より1万円くらい安いとか。

こちらの美術館は羽田からアクセスいいそうで。今度機会があれば飛行機で行きましょう。

ルーブル展は予約制ですが、空きがあればすぐ見られます。予約券持つ人の列の前をスイスイと通って行くのがちょっと申し訳ないけど。

ルーブルは小品ばかりですが、肌の色がどれもきれいに描かれていました。何百年もたって劣化していないのはよほどいろいろな条件がいいからかなと思います。

美術館へ向かう途中で道を聞かれる。私も行くところなので一緒に行きましょうという間もなく見えてきた。

開館までベンチで話をする。フランスへ行ったけどルーブルは行ってないそうで。私は見たけど、ガイドさんの連れられての弾丸見学。じっくり見たいなら一週間以上掛かりますよねなどと話す。

ルーブル展とは言え、ナポレオンの戴冠も、カナの祝宴も、メデューズ号の筏も、民衆を率いる自由の女神もありません。あれは門外不出のことでしょう。

でも、ミロのヴィーナスとモナリザはずっと以前に日本に来たことあると言って、びっくりされる。年がばれる。

東京オリンピックが二度目と言って、若い人に驚愕されたのと同じ反応。私は妖怪かあ~


お金と時間かければ、歩けさえすればどこでも行けるのですが、東京で人に会うのが特別感がありました。

ネットで知り合った方が、わざわざ会いに来ていただき、とても初対面と思えず話が弾みました。もっと話したかったけど、次の予定があって残念でした。

何より驚いたのは、こちらのさる方とネットを通じて繋がりがあり、直接会ったこともあるとのお話。つくづく世間は狭いなあと思いました。

機織り友達の同級生で、我が夫の同窓生で同業者、私は直接の知り合いではないのですが、東京の人からも辿れるご縁の不思議さ。


人は人に元気づけられる。いろいろな人に出会い、人の面白さを我が糧として、これからも頑張りましょう。

美味しいクッキー頂きました。これ、公開していいでしようか?

って、もう公開してしまいましたが。

チョコレートとチーズのクッキーはいずれも濃厚で、とてもおいしかったです。ありがとうございました。

一気に食べずに少しずつ。お茶請けにもつまみにもなる都会のお味。

上の一口ケーキもおいしかった。

これです。箱、開けたので歪んでます。これは新幹線のホームで夫のお土産用に。

つい広島の感覚で、ひかり、こだまの停まっているホームにいると、なんとのぞみは向こうのホーム。

そうだった、東京では上りのホームってないんだった。お土産買った袋を掴んで、向こうのホーム、のぞみの自由席まで走る。

いゃあ、びっくりした。こんなことも楽しかった。

17時30分東京発、広島着は21時26分だったかな。車内では寝たので楽だった。そして一人旅はとても楽しかった。しっかり作品作ってまた上京したいもの。

そして足腰鍛えてないと、地下鉄で移動できない。そちらも頑張ります。

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「人生の教科書」 なかにし礼

2023年04月21日 | 読書

東京へ行く前に、近所の公民館で他の本と合わせて4冊、一気借り。

借りる本は、自分でお金を出すのはためらうけど、読んでみたいなと思う軽めの本。

しかしこの本は軽い体裁ながら、著者の人生の経験が詰まった読みやすくてかつ読み応えのある本でした。

なかにし礼氏は、2012年に食道がんを公表してから闘病を続け、2020年の年末に亡くなったそうです。

言わずと知れた、昭和歌謡黄金期の人気作詞家にして、直木賞受賞の作家。大変に才能のある人で、戦争体験、特殊な兄弟関係などの著作も残した人。

この本は細かく章を立てて、人生の多くの場面にどうふるまうべきかの簡潔なアドバイス。これが私のような年寄りにも大いに参考になるところたくさん。

例えば、待ち合わせの場所には必ず先に行く。相手を待たせてはいけないという気遣いもそうだけど、「遅れてすみません」の謝罪から入る会話ではすでに負けているとのこと。ビジネスの場合もそうだし、友達関係もそう。いつも遅れていては人としての信頼を得るのも難しいだろう。

若い人に勧めるのは、本を読み、音楽を聴き、ものを考えて言葉で表現できる人間になり、内容のないプライドは捨てて、全身で困難に立ち向かってそれを乗り越えたとき、人生の道は開けていくということに要約されるでしょうか。

年配の男性にありがちな、自分の狭い経験則から年下、目下のものに教訓を垂れると言うことがなくてさわやか。見栄や嫉妬や、いろいろな負の感情に惑わされず、自分の道を行けばいい。そう教えられた。

この本の執筆時に食道がんが分かり、心臓が悪いので手術はしなかったそうです。一時はテレビに復帰していましたが、再発し、亡くなられたようです。まともなコメントができる数少ない人でしたが、そういう人がどんどん少なくなって、残念です。

人間の三大欠点は怠慢、臆病、無知だそうですが、いろいろな事情でがん検診を怠り、病気が進んでいたとのこと。健康に気を付ける大切さも合わせて教えてもらった。

内海大橋(うつみおおはし) | 広島県 (hiroshima.lg.jp)

パソコンの待ち受けにしている写真の橋は広島県福山市にあります。橋がカーブして美しい曲線になっていますが、これは観光用ではなく、必要上からこうなったそうです。

この下をくぐるクルーズ船がありますが、コロナで運航休止、そのあと知床の事故などあり、未だ乗りそびれています。

毎日パソコンを立ち上げるときにまた行きたいなと思いつつ。。。。


昨日は水彩画の先生のお宅に伺ったけど、事情があってお稽古はなし。再開の時はまた知らせてくれるとのこと。しかし、諸般の事情にかんがみ、もうそれもなさそう。

何語も初めと終わりがある。初めは楽しいけれど、終わりは寂しい。そしてあっけない。後始末をするだけの余力を残して終わるのが理想だけど、続けている間は続けられそうで、結論が一日伸ばしになる。そんな話を夫とした。

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「着物の国のはてな?」 片野ゆか

2023年04月20日 | 着物

着物を一切着ないと決めたら、日本女性としての人生はシンプルである。今時、着物必須の場面は皆無。

もしあるとしたら、それなりの規模の娘息子の結婚式くらい?それも貸衣装で済ませても誰も困らない。

著者はフリーのライター。愛犬家で、犬に関する著書もたくさんある。50代になってから、母親や義母の遺した着物を着始めて、装いの幅が広がる高揚感にとりつかれ、本格的に着物の世界に足を踏み入れる。

踏み入れてみたら、そこには意味の分からないルールや、不可解な商習慣などがあり、それを一つ一つ解決していくのがこの本。

和装の昔からの決まり事となっていることが、実は新しかったり、業界の販促のためのルールだったりと、専門家を訪ねて、玉葱の皮をむくように一つ一つの謎を解き明かしていく過程がスリリングだった。

特に無料着物着付け教室のからくり。世の中に、タダほど高いものはないと言われるけれど、全体として儲けが出るようにできている。そのテレビCMも近年は見かけなくなって、私としてはよかったと思っている。気弱な人が高価な着物をつかまされませんように。

着物を着るためには、要するに着てみること。よほど変なことをしない限り、細かなルールもあまり気にしない。ファッションとして楽しむことと、話はいたってシンプル。

見ず知らずの他人に着物のことで文句つける「着物警察」は無視すればいいけれど、そうもいかない場合もある。放っておいてと一言いえばいいのですが、若いお嬢ちゃんだと、年配の人に言われたら言い返せないこともありそう。

他人の着ているものに文句つけるなんて、洋服ではありえないこと。言う人は、着物着ている人に敗けたくないのかもしれない。自分が着れば済むことなのに、そういう人に限って着ないし、着れないのでは?

まあ私の年なら、コンプレックスの裏返しと笑って流す。言われてもクヨクヨすることはない。何のために年取って来たのかという話。胆力をつけるため。自意識をうまくコントロールするため。


意外に思ったのは、今は着物のよく売れた昭和40年代よりも着ている人が多いとのこと。統計があるわけではないと思うけど、自分なりに楽しむ人が増えたのでしょうか。

洋服は、流行が終われば再び手に取ることは難しいけど、着物は組み合わせや小物の工夫でまた生き返る。あとは自分のセンス次第。それが無限にありそうで、この私もこれからも着物着てたいなと、この本読んで思いました。

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団塊の世代

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