日記

日々のあれこれ
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「院展」と静かなカフェ

2023年01月31日 | お出かけ

昨日は院展の残り半分を見ました。

撮影自由が嬉しい。いろいろと教えられます。参考になります。

2、3日前の夢。私は洋画家で、今日中に油絵を仕上げて搬入を業者に頼まないといけない。ところが孫が来て、夢だからうんと小さくて、遊んでやらないといけない。24時過ぎて業者さんに電話したら眠そうな声で「明日朝ならまだ大丈夫。持ってきてください」と返事をもらう。

でも絵の具乾いてないし・・・と焦る私。

今回、東京へ搬入。私の下手な織りでも一応美術品扱い。輸送費は高いので、交通費使って自分で持ち込んだ方があるいは安いかもしれない。名古屋くらいまでなら行ってもいいけれど、東京はあまりに遠い。

どうしようかな・・・


院展です。

青いバラ。額も含めての一つの作品。

クラクフはポーランドの古都。オシフェンチム(アウシュビッツ)に近い。

私が行ったのは2017年、華やかな街でした。琥珀のネックレスを買った。とても安かった。

日本画のエッジの立った表現が好きです。線が絵の中でうまく溶け合って、端正な表現。

那智の滝だそうです。

一見墨絵のようだけど、霧などを色で表現。それがとてもよく効いている。

写真にするとまるで写真みたいですが、絵の具で描いています。

画面の多くを占める田植え前の水田。

これを見て心落ち着く人が日本人の半分はいると思います。かく申す私もそうです。

記憶、忘れていた感性、今はもう会えなくなった人。自分の中に積み重なった時間を思い出します。

バルセロナのガウディ建築がモチーフかなと思います。

サグラダファミリア以外にも市内にはガウディの建築がいくつか。

2016年6月、連日40度超えの苛酷な旅でした。こちらの建物もおそらく車窓観光したうちの一つかな。

色の重なりが素敵ですね。たくさんの色があります。

広島の作家。

工場のクレーンの幾何学的な線に光が当たっているのかな。

音や光、気温まで感じる作品。

人を描くといっそう温かみを感じますね。

横たわる少女。柔らかな着衣、花、光。すべてこの世のよきもの。


と感動しまくって、前夜は通帳と給料明細など合わすうちに27時過ぎてしまったので疲れてしまって一休み。

同じフロアー、映画館の奥のカフェコーナーに初めて行きました。

映画関係の本がたくさんあります。

写真の本は日仏合作映画「24時間の情事」の主演、エマニュエル・リヴァが広島で撮った写真の写真集。

15年くらい前に広島を再訪し、舞台挨拶もしました。

1958年の広島、私はその頃いないけれど、復興の途上の町で、人々の明るい表情が印象的です。

お客さん少なめ。いても女性のおひとりさまばかり。

真っ白な椅子カバーとテーブルかけ。

今度また来ましょう。買い物のあと、休むのにいい場所。

帰ります。

以前は東洋座とか言っていた。山田洋次監督「東京家族」の中にもその映画館の話が出る。

学生の頃、今同居している人と行ったこともあったかな。。。。

明日からは機織り再開です。無理しない程度に頑張ります。

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やれやれ終わった

2023年01月30日 | 日記

やれやれ終わりました。

資料をまとめて午前中に税理士事務所へ持参します。

今回の反省

ペーパーレス通帳にしても結局は紙に打ち出すので、余計に手間がかかる。夫が通帳紛失したと銀行に届けて、ネット上の通帳に誘導されたのが一昨年。

通帳はすぐに出てきたので、慌てて紛失届など出さなければよかったのに。私に一言言ってくれれば探し出したのに。普段は「よきにはからえ」の人ですが、たまたま姑の相続で持ち出してあれこれするうちに見当たらなくなったもの。

大切なものもそうでないものも、必ず元の場所へ戻す。置き場所は変えない。

謎の振込いろいろ

複数のカードの引き落とし、月半ばの唐突の振込。どれも明細を探索するのに手間がかかる。本人に聞いても面倒くさそうな対応。

カードの数を絞る。振り込みは必ずその都度メモしておく。

その他にもいろいろあるけど、あとは本人に直接お願い(注意)することにして、やれやれ終わりました。この解放感。明日までは遊んで、月が替わるとまた機織りだあ~

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冬の里山歩きと温泉(未遂)の日

2023年01月29日 | 山歩き

家にばかりいると認知症へ一直線、たまの日曜日、我が家から近い里山と温泉へ行ってみます。

JR坂駅前に車を停め、線路沿いに広島方面へ。山にぶつかり行き止まりになると左折、線路と広島呉道路をくぐり、海の手前で右側の登山道にとりつきます。

右をよく見ていないと見逃します。海まで出ると行き過ぎ。

墓地の中を高度を稼ぐとすぐに展望が。

入り江になっています。自転車が似合いそうな海岸の道。

倒れるスイセン。

墓地が尽きると山道。

やや緩やかに。

別方向からの道と合流。

あちら山頂。

早くおいで~

着きました。駅から40分くらい。

広島市と広島湾の見晴らし良し。詳しくはこちらで。

広島県安芸郡坂町森山| YAMAP / ヤマップ

広島市方面。

正面は金輪島、後ろに元宇品とプリンスホテル。

江田島方面。

反対側へ降ります。

ヤブツバキ。

道しるべ。

降りていきます。

たまに急勾配。

降りてきました。

海田湾にかかる海田大橋。

海にせり出した東屋。

駅へ引き返します。あちら、さっき登った山の頂上。標高はわずかに153メートル。しかし高度感はなかなかのものでした。

このあと駅前の温泉施設の前まで行きましたが、夫が一人1,150円に恐れをなして、食事した後、帰ることにしました。

「家で風呂に入る」そうです。

広島大橋を渡ると広島市。

車を運搬する大型船がよく停まっています。

宇品大橋は一瞬で通り過ぎる。下はマツダなので目隠しあり。

金輪島かなわじま、似島にのしま、元宇品など。サミットする予定のホテルも見える。

当日は家の内外掃除して、マスク外して、不要の外出しない・・・とかのお達しがある?


とりあえず温泉代を節約できました。家を出たのが10時、山を歩いて食事して帰宅は12時50分、あまりに近い里山歩きでした。

デザートがわりにホットケーキ作りました。

ジャムの代わりのヨーグルト。

ついでに郷土料理、てっぱい。これは数日前。

大根としめ鯖で作りました。昔はため池で獲れるフナで作ったようです。

冬場はフナが泥臭くなくておいしく食べられたそうですが、今はフナを釣る人もいなくなったようで、他の魚で代用します。

てっぱい 香川県 | うちの郷土料理:農林水産省 (maff.go.jp)

もうすぐ立春で冬は折り返し。でもしばらくは寒さに負けずに頑張りたいものです。

きょうは風がなくていい山歩きになりました。

 

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我が耐寒の暮らし(貧)

2023年01月28日 | 日記

先日ほどではないけど、毎日寒い。この寒さによみがえる記憶もいろいろと。

1969年1月半ば、同じ高校出身で、こちらの学校へ進学した一年先輩♂から野呂山にドライブ行かないかと誘われる。

車は、先輩の友達ですでに社会人になっている人の所有、三人で呉市の先にある野呂山へ行った。とても寒かった。野呂山は瀬戸内沿岸では六甲山に次いで高く、標高は約900m。気温は100mで0.6度下がるので頂上では下界より5度前後低いことになる。その時はそんなことも知らずについて行ったけど、山頂で夜になり、頂上付近の池は一面氷が張っていた。風もあった。

「さぶーーーい」と言ってすぐに車に戻り、又下宿近くまで送ってもらう。

その先輩ですか?

帰省した時、一度映画に誘われたけど、東映のやくざ映画で、3分くらい観て脱走。それ以後は誘われず。はい、私、感じの悪い女です。


下宿の部屋は下が大家さん、私の部屋の暖房はコタツのみ。とても寒い日には時々、アラジンの石油ストーブを貸してくれた。窓の外の電線につららが下がっていた。雪が積もっていた。あの冬もとても寒かった記憶がある。

そして今では信じられないけれど、女の子はスカートを、それも太ももが出るミニスカートにストッキング一枚の姿。流行とは恐ろしいもの。よくあんな格好で寒さを我慢していたなと今になれば呆れるばかり。

今ですか?着ぶくれてます。


昨日のニュースで、東北地方の床暖房しているお宅で、電気代が一月10ー万円かかった例を見た。大変です。

そんなにお金出せないので、我が家ではあるもので工夫して寒さ除け。

家の内外、どこででも頭はつねにキャップをかぶる。

左、登山用。最近はこれでも寒いので、裏がフリースのニット帽(右)の顎紐を結んで、特攻隊スタイルで。これは宮島のイベントで300円で買った。ウール100%のネパール製。かぶるとヒマラヤの風の音・・・はしないけど。

風呂と食事時以外は常用。寝るときも帽子が必需品。

ついでにマスクも。

不織布のマスクが推奨なので、これは自宅用。フリースの端切れで手縫いした。

正方形の布を対角が向き合うように縫うと、よく伸びて顔に馴染む。寒さ除け。

服は基本、登山服。冬山へ行く格好で。

いつか年末に帰省した息子が、「お母さん、何で山へ行く格好しているん?」と聞いてきた。登山服は軽くて暖かく、デザインはシンプル、値段もそう高くなく、流行もあまりないので愛用しています。

すみません、自慢話になっていたらごめんなさい。


手放す本。洗濯を干しに二階へ。降りるとき、テキトーに抜き出す。

左、再読予定。右、年末に読んだ。主婦のホームスティの本。ヨーロッパの男性はよく家事をするそうで、逆になぜ日本男性はしないのかと考えた。

個々人の性格というよりは社会背景が大きく違うと思う。

そして、家事留学になぜ欧米だけなのか?アジア、アフリカへも行ってレポートしてほしい。案外、仕事も家事も男女で分かち合っている気がする。意識高い系ではなく単なる必要から。想像ですが。


家事ってまとめてすると時間がかかるし、嫌になるので、私は他のことのついでに少しずつすることが多い。朝のゴミ出しのついでに買い物。夜、台所を片付けたらついでに床を拭き、トイレの掃除も済ませる。雑巾は使い捨て。

後の掃除は気が向いたときに。なるだけ全速力で。そうすると一瞬、寒さを忘れている。忘れているだけで寒いのに変わりはないのですが。

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冬の江波山散歩

2023年01月27日 | お出かけ

江波山は広島デルタの最南端にある小さな山です。

元は島ですが、長い間の埋め立てで本土とつながっています。

以前は広島地方気象台がありましたが、今は移転して、建物は江波山気象館として公開されています。

麓のスーパーに車を停めて買い物。そのあと徒歩で江波山公園へ。

蝋梅はそろそろ終わり。

落ち葉の道を歩きます。

江波の町と広島湾。正面は宮島。

穏やかな冬の日が射します。

タブ?

春の準備。

江波山気象館。昭和のモダン建築。

レストラン「山来」奥の広場から本川と東方面。

元宇品の島影の向こうに、5月にサミットをするプリンスホテルが見える。

広島の街はそろそろ準備が始まったようです。宮島と平和公園にも各国首脳が行くとかで、警備も大変でしょう。無事終わりますように。

 

真言宗のお寺あり。

さらに行くと江波神社へ。

境内の山茶花。

目もくらむような急勾配の石段。

あの下はすぐ海だったのでは。江波は漁師町で、今も水産加工業が多い。

広島市天然記念物のヒロシマエバヤマザクラはもう一本の幹が数年前の強風で倒壊。

今は寂しい姿です。樹齢は170年くらいでしょうか。

突然変異で出来た八重のヤマザクラ。実ができないので、挿し木で増やした木が気象間の敷地内、東千田町の東千田公園(広島大学跡地)などで大きくなっています。

日差しは少しずつ春ですが、本当の春が待たれます。

 

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機織り、終わる

2023年01月27日 | 機織り

午前中1時間くらいの作業で、目途が立ってきました。

最後に少し遊んでみました。

こんな感じで。

今日中に終わりそうなので、終わる前から解放感、どこかへ出かけたい~と昼前に家を出る。

車で江波山まで。少し買い物もして帰宅。午後と夜にも少し作業して21時前、完成。

やれやれ。

構想と試し織りに3か月、本番は15日から始めて足掛け13日間。

試し織は初めは本番のつもり、でも行き詰って織り機から切り離す。

完成できずに消えてしまった作品に、心の中でごめんと謝る。糸も無駄になった。私が未熟なばかりに。

280㎝掛けて織れたのは210㎝くらい。70㎝は前後の余裕分。

すぐに外さず、糸を緩めて、落ち着くのを待つ。

最後の方でちょっと遊んで、デザインっぽくしたけど、いやいやまだまだ。

月末まではたまった用事を片付けて、来月から今度は左側を。最後に真ん中を織る。

なんでこんな迂遠なことするかと言うと、ひとえに経糸の本数が多いから。

息をするように自然なリズムで織り続けて行けば幸い。

古人いにしえびとの、手仕事の末端のそのまた端に連なって行けたら幸い。

ブログ (goo.ne.jp)

またこちらへ帰ろうかな。中断した理由がクリアされて、支障なく書けるようになったから。

でもこちらでもたくさん見ていただいたし、思案中。

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読んだ本とこれから読む本

2023年01月26日 | 読書

本って、一度手に入れたら、あとは自分の眼で読むだけ。電子書籍のアプリも不要、これからも残っていく媒体かなと思う。

Kindleはダウンロードして、著作権の切れた無料の本を読み始めたけど、手ごたえがなくてすぐ止めた。

紙の質、表紙の絵、本の持つたたずまい。それは別の世界への扉。若いときは、自分を励ましてくれる一行に出会いたくてページをめくっていた。

今はそんな切迫感はないけれど、寄る辺なく流されていく毎日の中で、立ち止まって遠くを見て、また自分の身の回りを見直してみる。

この一生の、よかったと思える最後に向けて、いろいろな見聞をストックして、あまり迷わずにこれからは行きたいもの。。。。んーーー何言ってるんだあ。

ちょっとした時間に自分のペースで読めるのが本の有難さ。

読んだ本。「世界」は夫が定期購読中。読んだらヤフオクに出すらしい。

ちょっと拝借して読んだ。

ベッドの手前に敷物置いて、狭いところで読むのが落ち着く。

これから読む本。最近は忙しくていちいち感想書けないので、写真だけ。


昼休み、一時間ほど夫を散歩に誘う。以前は「自分の方が歩くの速いと自慢するから」と一緒に行きたがらなかったけど、本日は素直についてきた。歩くの大切。

先日、「お正月の漢字テスト、自分がいちばんできたと自慢した」と機嫌が悪かったけど、「世の中には勉強のよくできる子とそうでない子がいる。大人もそう。それはもう自然現象、仕方ない」と慰めつつ、高飛車な私。

どうも私に敗けたくないようです。男だからって肩ひじ張らなくてもいいのに。

3月には50周年でまたみんなで集まり、クイズなどする予定ですが、孫には負けても私に敗けるのは悔しいようです。


機織り、一枚目はもう少しで終わりそうです。なかなか思うようにはできていませんが、これも納得できるものを織るための一里塚。一里塚ばかりができて、なかなか先が見えません。

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寒い一日

2023年01月25日 | 日記

朝の積雪は3センチ。今冬は二度目。近年は積もらない年が多かったので、今年は特別?

屋根に積雪。

雪に埋もれる家。

椅子とデッキ。

近所の駐車場。

近所の金柑。

織りをする部屋の天窓にビニールを貼る。

今冬から、夕方、雨戸を閉めることにした。寒いのが少しは防げるといいんですが。


最近こんなことが時々ある。

どこかでこのブログが語られている?

見ていただくのは嬉しいけど、ちょっと気にかかる。

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積雪

2023年01月25日 | 日記


本日は家でおとなしく。
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寒い、寒い、寒い

2023年01月24日 | 日記

パソコン画面右下に出てくる温度計によると、23時で-3度だそうで、冷え込んでいます。

きょうはゴミ出しもなく、買い物に一度外出しただけでずっと家にいた。

ずっと家にいたので機織りを頑張る。

寒いところからカメラを持ってきたら、レンズが曇った。

90㎝まで織ったのであと半分。機織りは織り始めるまでの準備がめんどくさい。織り始めたら後は早い。今月中に仕上げたいものです。

一応柄を考えたけど、基本は行き当たりばったり。

今年は入選しないと思うけど、何度かチャレンジしていつか展示してもらえるといいなあ。。。。。

その前に我が寿命の尽きる恐れあり。

それはそれで仕方ないけど、することがあるのが幸せと思うことにしましょう。


昨日の高田馬場の下宿の話ですが、トイレは一階にしかなくて、いちいち降りるのが面倒だった。しかも昔ながらの方式。四国の我が実家でも水洗だったのに、東京の真ん中でレトロな手洗いに遭遇してちょっと驚いた。

大家さんの奥様は「夢千代日記」の置屋の女将みたいな雰囲気の人。夏川静枝という女優さんでしたか。穏やかで凛として、あの雰囲気。親切にしていただきました。

当時は携帯電話もなく、大家さんのお宅に電話して呼び出してもらうので、よほどのことがないと私から電話かけることもなかった。弟は、東京都新宿区高田馬場・・・の住所の最後に〇〇方と書くべきところを、冗談で〇〇マンションと書いて友達にはがき書いたりしていたらしい。

友達からの呼び出し電話は「○○マンションですか?」とかかって来るので、奥様は「○○ですけど、マンションじゃないんですよ」と答えていたとか。弟よ、悪乗りもほどほどに。

まだまだマンションの出始め、豪華な住まいの代名詞。それで詐称したと思われますが、マンションに呼び出し電話はありえん。

この方は20歳くらいで関東大震災を体験したと、又聞きですが、聞きました。海軍の軍艦に収容されて横浜へ移動、そこから山陰の生まれ故郷へ帰ったそうですが、連絡手段もない当時、故郷では亡くなったと思われていたとか。

古い話のようですが、50年前には関東大震災を体験した人も生きていたんですね。1932年だから、当時はまだ40年も経ってない。1923年で約40年経っている。


きょうは古い住所録を探していて、電話帳と一緒に捨てたのか見当たらなかった。けど、別のところに保管していたこれまた古い会報誌にあったので一安心。今は住所録は作らないので、出てきてよかった。

手紙はがきもたくさん出てきた。捨てないといけないけど、捨てきれないでまた片付けた。

そしていつか、何もかも全部捨てる日が来るはずですが、自分の手で処分したいものです。

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あの日、高田馬場で

2023年01月23日 | 随想

母が私の受験に同道して上京、学校近くの不動産屋にあたりを付けていたのが、翌年、弟の住まい探しに役に立った。

当時の東京はとても遠い。部屋探しに行くことなく、お任せで決めたらしい。

当然、私の受けた学校の近くで、住むのもそこの学生さん、弟は地下鉄で違うところへ通学、しかし、下宿は楽しかった模様。

四畳半のその部屋には二回行った。1969年の1月末、ちょうど今頃ですね、と、1970年の5月。

部屋は四畳半、どっち向きだったかな・・・

2階の5部屋ほどが下宿の部屋で、階下は大家さんの住まい。四畳半で部屋代は6千円くらい、高田馬場駅から早稲田通り?を歩いて右に折れ、さらに左へ。

写真は今の時代。当時はエアコンなし。

大雪の日、弟に東京駅まで迎えに来てもらって、訪ねた部屋はとても寒かった。木枠の窓がきちんと閉まらず、風が吹き込んで来る。薄いレースのカーテンが掛かっているだけ。大家さんが毛布一枚貸してくださったけど、コタツ以外に暖房器具がなくていっぺんで風邪ひいた。

当時は多くの学校で授業がなくて、それで東京へ行く気になった。この上京はしなくてもよかったし、失敗でしたね。いろいろあって、男友達とはこれ以後、うまくいかなくなった。まあ、いずれはそうなるのが少し早くなっただけとも言えるけど、突然行って相手もものすごく迷惑だったと思う。でも、いろんなところへ案内してもらった。ありがとうございました。ホント、迷惑な女ですね。私。

3日くらい滞在して帰ったけど、その話を聞いた母が二人で使うようにと1万円余分にお金を送ったらしい。「急にお金おくってきたけん、何かなあと思って全部使った」と弟は言っていた。私は全然もらってません。まあもう、全然いいですけど。


2回目は最後の学年の5月。研修旅行で北陸、中部などを廻り、最後は東大の史料編纂室へお邪魔して東京で旅団は解散。

このあと弟の部屋へ行くと、高校で同じ部活動していたR君が来ていた。二人は私を差し置いて仲良くなり、その日は大阪から就職試験のために上京していたのです。

私、どこで寝るのかなあと思っていたら、同じ下宿の早稲田に通うイトウ君が、自分の部屋を貸してくれて、弟、R君、イトウ君の三人が弟の四畳半の部屋に寝ることになった。

「秩序は壊すべきだけど革命的秩序は大切だから」とイトウ君。時代ですねぇ。

それが夜の10時半ころ。それまで私は新宿駅から高田馬場駅まで話しながら延々歩き、駅で別れてその足で弟の部屋へ。

「何しょった?遅かったやん」と弟に言われたので、「ごめん、別れ話がこじれていた」と言うと男三人にいたく受けた。黙ってフェイドアウトすればいいものを何でまたと、今なら思う。それが迷惑だったのだと今ならわかるけれど、未熟だった私。

翌朝はイトウ君の部屋で男の子たちが起きてくるのを待っていた。窓の下が小学生の通学路になっていて、楽しそうな話声が聞こえる。

東京にいるのは私には非日常でも、ここで毎日を暮らしている人がいる。それが分かってホッとするのでした。

こんなガスコンロのある共同の台所で、簡単な朝ごはんを私が作って、イトウ君以外の三人で食べた。しみじみとママごとらしいのが楽しかった。

その時のR君もイトウ君も、早々とあちらに旅立ってしまった。なにもそんなに急ぐことなかったのに・・・

亡くなった人は年を取らない。というか、それ以後は一、二度会っただけなので、思い出すときいつも20過ぎの若い男の子。

そして古くて散らかった昭和の下宿の部屋。

毎日忙しいはずなのに、受験つながりでずるずるといろんなこと思い出した。あの時の四人、弟と私だけ生きている。生きていることにまずは感謝。

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機織り四苦八苦

2023年01月22日 | 機織り

金曜日 綜絖通し半分

土曜日 残りの綜絖を通し、筬を通す。少し織る。

日曜日 ほぼ一日中織る。午前中は間違うこと度々、解くか、緯糸を切る。

例えばこれですが、正面から見ると分かりませんが・・・

横から見ると踏み間違いが分かる。

一筋だけ目立つ。ここまで逆の順番に踏んで解いたけど、緯糸を何か所かで切り、糸を引き出す方が早い。

日付が変わる前にここまで。端の展示用に棒を通すところを含めて58㎝織った。

二か所ほど間違えているけど、裏の色が出るほどではないので、見なかったことにする。

180㎝の予定なのであとは3日くらいの作業量。でも他の用事が押しているので、今週末を目標に。

今回は昼夜織りですが、組織の本にあるのと違う通し方をしたので、踏み方も違う。

二色を交互に順通し。〇△〇△とこんな感じで。踏み方は左(平織りで踏むところ)1左2、または右(平織りで踏むもう一つの踏み木)3右4と踏む。踏み方で裏表の色が交替に出てくる。

たぶんこのやり方は違うのですが、その証拠に緯糸の色が出てあまりきれいでないのですが、壮大な間違いとしてこのまま進める予定です。

756の経糸も通して織り始めたら後は速い(はず)。1m幅なら2400本・・・手織りでは重くなって難しいかな。

わけわからんこと書いて申し訳ありません。自分自身の備忘の為。

今回分かったこと。自作の粗筬はしっかり糸が張れないので、手前で幅を広げる補助として使った。枠の外れる粗筬、買おうかな…一万円弱、いくら何でももったいないので、次回も卓上機の筬を流用予定。


本日、夫はイレギュラーで仕事が入り、大変そうだった。昼ご飯食べる時間もなかったので、気の毒にになり、夕食のおかずの肉を少し分けてあげた。

機織り、次回も頑張ります。

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機織り頑張る

2023年01月22日 | 機織り


織り始めたのはいつでしたっけ?
 
通し間違い、織り間違い、いろいろ、ほどきつつ進みつつ、早や夕方
やっと20センチ
終わったら遊びまくるぞう~~
ばあちゃん絶叫。
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院展

2023年01月20日 | 日記
昨日は院展に。デパート二か所で分散展示。
私はこのデパート催し場での展覧会が苦手なのですが、その分料金が安いので贅沢は言えません。
 
写真も撮り放題。知らなかったのでスマホで写してイマイチですが、さすがの院展、迫力あって格調高く、そしてときに前衛で、感動しました。
 
会期は月末まで。残りも早めに見に行きましょう。

 
画面の三分割。私の機織りも狭いのを三つ繋ぐ予定だけど、メインはあくまで真ん中の筈。そのことに気が付いた。もう機に糸を掛けたので、いつかの参考に。

 
ベートーベンなどの音楽家を思わせる絵ですが、なぜか顔がない。
なぜ顔がないのか・・・・
抑えた色ですが、色数が多くてタッチも変化に富んで華やか。
 
日本画というのは日本絵の具を膠で溶くという理解でいいのでしょうか。
表現方法は多彩。
 



東北のブナ林の雪解け頃だそうです。
 
白と黒のコントラストの中に、一点、木の根元に赤い色が見えます。
赤がとても効いています。
 
 
写真悪くて残念ですが、雪解け頃の雷鳥と這松をメインに、シャクナゲなど花が咲いています。
伝統的な日本画に近い表現です。屏風に仕立てても違和感ないようですが、雪解け頃にシャクナゲが咲くのかしら、雷鳥の羽の色はもう少し白くないかなと気にかかるのでした。
 
高い山だと春も夏も一度に来る???

ついでに全国スウィーツ展という催し会場へ寄り、シュークリーム買ってくる。

先日の鹿児島旅行で買って来たかるかんの最後の一個、あると思ってたのに私が食べていたと夫が文句言うので覗いたのですが、洋菓子メインで土産物関係はありませんでした。

お菓子関係、どれも高価で、ウッと躊躇し他は買わず。

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冬ごもり、機織りな日々

2023年01月19日 | 機織り

また寒くなりそうで、今日は朝から曇り空。

ゴミ出しついでに、歩いて数分、近くの安売りスーパーへ。8時台なら人は少なめ。

鳥取県境港水揚げのズワイガニだそうで。カニはオスメスで値段違うんだったかな。これはどっち?

先手必勝、一番でかいのを買ってきた。

我が家では石油ストーブも現役。暖房と調理を兼ねておでんを煮る。

あと、ジャガイモも入れましょう。タコはとても高かったので、カニを買ったのです。おいしければいいけれど。。。。


とにかく機織り。いつでも機織り。前にしていたのが、どうもうまくいかないので、やる気起きなかったけど、やり直すと決めたら元気が出た。

先は長い。長いけど少しずつやればやがてできる。

肩が凝るので、1時間半続けるのがが限度。

こちらの大型機は今回使わない。

障子紙を止めて、夫がビニールを貼った。明るくて暖かい。

 

道具がいろいろあるのが・・・

工房らしくてちょっと嬉しかったりして。

長いものはなんでも突っ込んでおく。

管巻機の空き箱は取っておく。やがて手放す日のために。

ラジオを聞きながら作業する。

時間がゆっくり流れていく。大きな心配事がない。それが何よりと思える今日この頃。

午後からは友達と水彩画のアトリエへ。丸一日家にいるというのもなかなか難しいものです。

と言うか、一日一度、用事を作って出かけるのも足腰の健康考えたら大切ですね。

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団塊の世代

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手織り

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