京都の平熱 哲学者の都市案内
京都の市バス206系統沿い、京都市街地のほぼ東半分を網羅した、哲学的京都案内。
著者は京都生まれの京都育ち、京都大学を出て発行当時は大阪大学副学長の肩書きを持つ人。
観光案内ではなく、よそ者がなかなか行けない場所を哲学者の深い視点から考え、案内する。とっとても深い京都。異界への入り口がぽっかりと口をあけているのが、都会だそうで、いろんな価値観のごちゃ混ぜ、混沌状態から、人がどのように生きるべきか、生きてもいいかを教えられた。
卒業式に浴衣で出席する高校生に教師が、頭ごなしに禁止を言うのではなく、「湯上りに着るもの。場をわきまえよ」と説得する。伝統文化が生きていて、共通の規範として成り立つ土地柄ならばこそ。
60年代、70年代の京都の奇人列伝にもぶったまげた。河原町のジュリー、お会いしたかったですね。どんなんだったんだろ。ちょっと怖いけど。
舞妓と僧侶の両極端の極みの間で、何でもありのワンダーランド。ううむ、深い。
京都の市バス206系統沿い、京都市街地のほぼ東半分を網羅した、哲学的京都案内。
著者は京都生まれの京都育ち、京都大学を出て発行当時は大阪大学副学長の肩書きを持つ人。
観光案内ではなく、よそ者がなかなか行けない場所を哲学者の深い視点から考え、案内する。とっとても深い京都。異界への入り口がぽっかりと口をあけているのが、都会だそうで、いろんな価値観のごちゃ混ぜ、混沌状態から、人がどのように生きるべきか、生きてもいいかを教えられた。
卒業式に浴衣で出席する高校生に教師が、頭ごなしに禁止を言うのではなく、「湯上りに着るもの。場をわきまえよ」と説得する。伝統文化が生きていて、共通の規範として成り立つ土地柄ならばこそ。
60年代、70年代の京都の奇人列伝にもぶったまげた。河原町のジュリー、お会いしたかったですね。どんなんだったんだろ。ちょっと怖いけど。
舞妓と僧侶の両極端の極みの間で、何でもありのワンダーランド。ううむ、深い。