本日、前半の会場当番。
先日応募した会派の、広島の役員の方が見に来てくれた。
絵のことはさておき、応募の心得、作品制作の工夫など、いろいろ教えてもらう。
先日の作品、長さが足りないと指摘を受ける。
エッ、180㎝も織ったんだけどと思ったけど、「美術館は広くて天井が高い。3m、いや6mでも構わない」と言われて、やっと気が付く。
家では長さ180㎝でも立派に見えたけど、広い会場では貧相なことでしょう。いやはや。
私は6点出す。地元の人が見て、私の名前が知れるとまずいので絵を加工。けど、この配置で分かる?
それとは別に、昔、一緒に絵を描いていた人が来てくれた。初めは気が付かなかった。
だって、黒々としたカツラつけているんですもの。
「わし、N村」と言いながら帽子を脱ぐようにカツラを取ると、下から見慣れた白髪の、かなり薄くなった頭が現れた。
おかしくて思いっきり笑った。もう、すっかり男前になって~と言うと、元から男前だそうで。
いいお年で稀有な人材です。女性を笑わすのに命かけるくらいの。絵は普通ですが、人はそこまで捨て身になれるものなのか、捨て身になって人を笑わせられるものなのか。
捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、何事も。それが芸能の始まりかもしれません。
会場の花。
昼過ぎ、アトリエの新入生=夫が見に来る。
次の人が来たので引き継いで、縮景園まで歩いて行く。
枝垂れ桜
源平花桃。一本の木に赤と白の花が咲く。
こちらはピンクで。同じ木。
源平花桃。不思議。
利休梅。
桜と同じ頃に咲く。
清楚な花。
姑の残した鉢にもあった。
姑らしいすっきりとして上品な花。
シャガも咲き始めた。
今年は花もいよいよ早い。気持ちが急かされるように、花が次々と目の前を過ぎていく。
庭にもあるけど、我が家はまだ咲かない。
合同展の期間中、当番か友達と会うため、毎日出掛けている。
寒くて閉じこもる冬の後には、暖かくて人と会い続ける楽しい春が待っていた。
来月は四国、もしかしたら東京、九州。
5月は奈良と京都。寿命と競争するようにしたかったこと、し残したこと、一つ一つ片付けていく。