HIROの のはらうた

2012/7/31からブログを始めました。

24/5/7 行きつ戻りつ死ぬまで思案中📕垣谷美雨

2024-05-07 | 本・映画・能楽・美術館など
エッセイ、70篇


後悔とは自惚れである。…
「あのとき、ああしていれば」と考えるのは、自分を過大評価しているからだという。

際限なく時間があると、「のんびりする」というのがどういうことだかわからなくなる。人は達成感がないと気分が落ち込んでしまう生き物ではないかと思うときもある。

未来のことはわからないから、楽しく安全な未来をイメージした方が現在の自分の心が和む。

「今」の連続が人生である…

自分で右か左か決めれないときは、じっとしているのが正解だ。つまり、自らの心がはっきり決まるまでは動かないのがいちばんだ。

自由な発想で六十歳から全く別のことにチャレンジしてもいいのではないかと思う。そのときは、無責任な他人のアドバイスは無視してください。

子どもを愛せない瞬間があるとすれば、親自身が心身を病みそうなほど、経済的または体力的または精神的な崖っぷちに立っているときだと思う。こうやってひとつひとつ思い出していくことで親を赦し、親に対する自分の心ない言葉や行動をも私は自分で赦すことにした。…親は誰しもその時々で「精いっぱい」だったのだ。

あとがき
「人生は走馬灯のように」…「そのあっという間」の中に、実は走馬灯に映し出される色とりどりの絵のごとく、たくさんの喜怒哀楽があり、今まで生きてきた年月が実際は長かったのだとエッセイは教えてくれた。…

24/5/6 忘却の整理学📕外山滋比古

2024-05-06 | 本・映画・能楽・美術館など
忘却コンプレックから脱出することができた。…(まえがき)


記憶と忘却の関係は呼吸とよく似ている…
忘却あっての記憶であり、記憶あっての忘却である。

"よく遊びよく学べ" つまり"よく忘れ、よく覚えよ"

高齢者のもの忘れを食いとめるには、どんどん新しいことを記憶し、どんどん忘れるという活動によってのみ可能であろう。

忘れてもまた覚えたらいい…と考えたら気持ちが楽になりました。

24/5/1 教養としての歴史小説📕今村翔吾

2024-05-01 | 本・映画・能楽・美術館など
興味深く読みました。

第7章 教養としての歴史小説ガイド
第1世代/大佛次郎 鞍馬天狗、赤穂浪士
第2世代/海音寺潮五郎 悪人列伝、天と地と、海と風と虹と
第3世代/池波正太郎 真田太平記、鬼平犯科帳、剣客商売、堀部安兵衛
第3世代/司馬遼太郎 燃えろ剣、風の武士、峠
第3世代/藤沢周平 たそがれ清兵衛、蝉しぐれ、義民が駆ける
第3世代/山田風太郎 甲賀忍法帖、斬奸状は馬車に乗って
第3世代/遠藤周作 沈黙、男の一生
第4世代/北方謙三 破軍の星、水滸伝、チンギス紀
第4世代/浅田次郎 壬生義士伝、蒼穹の昴、一路
第5世代/山本兼一 利休にたずねよ、火天の城
第6世代/朝井まかて くらら、類、ぬけまいる
第7世代/今村翔吾 塞王の楯、羽州ぼろ鳶組シリーズ、くらまし屋稼業シリーズ



24/4/11 手紙📕東野圭吾

2024-04-11 | 本・映画・能楽・美術館など
図書館で借りたこの本、手元にありましたが、読まずにプライムビデオで途切れ途切れに見ていました。
たまたまその日に悲しいことがあったからか、最後で大泣きしてしまいました。
この映画だけは、本も読みたいと思いました。


胸が締め付けられる重い小説ですが、今までで一番感動した小説になりました。

24/4/9 わが子に伝える「絶対語感」📕外山滋比古

2024-04-09 | 本・映画・能楽・美術館など
「絶対語感」「母乳語」「離乳語」「ベータ読み」「アルファ読み」…初めて知ることばです。


母乳語…こころが育つ
離乳語…知能を育んでいく
絶対語感…ことばの魂、ことばの基本、ことばの個性、こころの原点
耳のことば…知的世界の翼を大きく広げる
目のことば…知的世界の扉を大きく開く
ベータ読み…未知の世界を広げる
アルファ読み…絶対語感は育たない

ことばは人なり、人はことばなり
敬遠する…遠ざけることが敬うことになる
こころを育むことばは、’’身をもって,,習得するほかはない
絶対語感が進化して’’こころ,,になる

鏡は姿を映し 言葉は心を映す

24/4/3 50代から始める知的生活術📕外山滋比古

2024-04-03 | 本・映画・能楽・美術館など
「人生二毛作」の生き方
進歩し続ける人生を送るために


図書館の本ではなく、お借りした本。
いつまでも若々しく、いきいきと毎日を過ごす方法とは…
自らの力で、大地にしっかり足をつけて歩く。力強さを足裏に感じながら進む。それが、後半の人生です。…
歩くとは、清々しく、楽しい、この当たり前の悦びを実感できるのは、恵まれた人生というべきかもしれません。

一日一日の生活を大切にすること、つとめて外に出ること、…外に出ると、とくに身構えなくても、緊張します。それが生活のリズムをひきしめるのでしょう。

むしろ、下手なればこそ、強い緊張感につつまれて、全力投球したように思います。飽きたらそれまで。新しいことに、次から次に挑戦することは、決して悪いことではない、…

第二の人生は長いのです。六十歳を過ぎてからでも、七十歳を過ぎてからでも、新しい生き方を始めるのに遅くはありません。

六十代以降の第二の人生を実現させたいなら、置き去りにしてきた思考力を少しでも取り戻す必要があります。それには、自分が受けてきた知識教育の足かせをはずして、自らの頭を自由にすることです。

人を真似ず、常識にひきずられず、自分の考えによって歩いていく。そうすれば、いつまでも心身は活力を失うことはないと思います。

👣 11065歩(ヨガ、エアロビクス、卓球)

24/4/1 どちらかが彼女を殺した📕東野圭吾

2024-04-02 | 本・映画・能楽・美術館など
著者のことば
純粋に推理の過程だけを楽しむ小説を書いてみようと思った。そのために、余分な人物は極力除き、事件自体も地味なものにした。
どんでん返しを用意した小説の方が楽だなと初めて思った。


どちらも不誠実だから、どちらが犯人でもおかしくない…
どちらが犯人か、明かされずに終わってしまいました。
「読者への挑戦状」でしょうか。

24/3/28 希望の糸📕東野圭吾

2024-03-28 | 本・映画・能楽・美術館など
加賀恭一郎シリーズ(11)

もつれた糸は切りたくなりますが
解けてよかったです。

たとえ会えなくても、自分にとって大切な人間と見えない糸で繋がっていると思えたら、それだけで幸せだって。その糸がどんなに長くても希望を持てるって。だから死ぬまで、その糸は離さない

いえ、何でもありません。ただ感謝していただけです。
長い糸が切れていなかったことに

24/3/26 スキーレベルアップのコツ50📕佐々木常念

2024-03-26 | 本・映画・能楽・美術館など
今日と明日、スキーに行く予定でしたが、荒天予報のため木曽福島は休業、やぶはらは1日中雨予報のため、キャンセルしました。
代わりに借りていた本を読んで今年度のスキーはおしまい。

〈来年に向けてのメモ〉



はじめに ターンのキホン【バランス重視】①▶️②
PART3  自由なショートターンを身につける(コツ23)
スキーを動かし続けるとは、テールを動かし続けることになる。

⬜︎足の指がグーではなくパーになっている

足の指をパーにすることで、足首が折れて、スキーの後ろ側(テール側)を動かすことができるようになり、ターンの感覚が掴めるようになりました🎿

🎦他に読む本が手元にない(図書館休館日)ので、プライムビデオで「マスカレード・ホテル」を見ました。華やかなホテルが舞台のミステリ…おもしろかったです。